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弁護士ブログ

2013/03/13

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 なんやかんや言いながらも,私は名古屋グランパスを陰ながら応援してきたのですが,今のグランパスは相当に重篤な状態に陥っているようです。決して大げさではなく,チームとして機能しておりません。

 

 インターネットからの情報と,そして私自身が実際にテレビでその試合を観戦した内容からすれば,グランパスファンとしては本当に情けない気持ちになるのではないでしょうか。第2節の浦和レッズ戦は実に悲惨なものでした。シュート数そのものが決定的な意味を持つわけではありませんが,浦和16本に名古屋6本,コーナーキックが浦和5本に名古屋2本,そして象徴的なのがボール支配率です。浦和64%に名古屋36%・・・。これでは勝負というものになりません。中盤ではほとんど浦和がボールを持っていました。わざわざ浦和まで足を運んだサポーターは,一体どんな気持ちで帰路についたのでしょうか。グランパスには全く得点の匂いがしないのです(笑)。

 

 あるサイトの戦評を抜粋すると,「結果は最小の得点差となったが、完成度の違いを大きく感じさせる内容となった。・・・後半9分に鋭い縦パスから失点を喫すると、流れは一変。(グランパスは)連係の乏しさが浮き彫りとなり、個人の力に頼った攻撃と、奪いどころが定まらない守備では反撃の糸口すら見いだせず、敗戦となってしまった。・・・」とあります。正にその通りなのです。

 

 今のグランパスの深刻な悩みは,やはり監督と選手達との温度差と認識の違いでしょう。ストイコビッチ監督は敗戦を選手のプレーやミスの問題とし,選手達は戦術確立の問題としていると思います。試合後のインタビューでストイコビッチ監督が選手のミスのせいにすることが多いのはそのためでしょう。こんな悲惨な内容の試合しかできないのであれば,本来ならば選手達同士で話し合い,時には監督に意見具申をするなどしてチーム全体として何とか改善点を見いだそうとするのでしょうが,今のグランパスは選手同士で話し合っているふしもないようです。契約内容によれば監督批判は許されないとされ,しかもストイコビッチ監督は特にプライドが高く短気そうなため,選手としてもそういう行動ができないでいるのでしょう。FWの玉田選手などは先発から外されて,後半18分から投入されたのですが,サポーターの怒りを買うほどふて腐れた態度でプレーしていたなどといった情報もありますし,DFの田中選手も運動量が少ない。MFのヤキモフスキーは一生懸命にボールを奪おうとし,積極的なプレーをしても連係や約束事が確立されていないため,パスがつながらず不満顔。どの選手もプロである限りはやる気を出さなければなりませんが,現状に対する相当な不満があると思われます。

 

 Jリーグ発足当時からの「同期入社」のガンバ大阪は,今はJ2で戦っております。現在の名古屋グランパスの状況ですと,降格争いも人ごとではないと思われます。やはりチーム戦術の確立が急務です。そして確立された戦術の下に,目的的にそういう練習をしなければなりません。でも今の状況は,練習と言ってもミニゲームを淡々とこなすだけといった情報もあります。ストイコビッチ監督には,チーム戦術の確立,そしてその戦術についての選手間の認識の共有,実践という発想があるのでしょうか。6年間もチームを託されているのに,いまだにどんなサッカーがしたいのか見えてこないし,戦術の確立などはありません。DFの闘莉王がケガで欠場だからといって,3バックから4バックに急にシステム変更したりしても,チグハグにはってしまうだけでしょう。監督としては,しかるべき時期に辞任されてはどうでしょうか。そして,今年の名古屋グランパスはシーズン中に政権交代が起こりそうな気がしないでもありません。

2013/03/04

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 さて,平成25年のJリーグも開幕いたしました。密かに応援している名古屋グランパスは,ジュビロ磐田を相手に,その開幕戦を豊田スタジアムで戦いました。仕事の関係でさすがにスタジアムまで足を運ぶことはできませんでしたが,その試合内容は録画で拝見しました。足を運ばなくて良かった(笑)。ああいう試合を見せられた観客には同情いたします。素人の私がこんなことを言うのは生意気だとは思いますが,グランパスを陰ながら応援する気持ちが強いからこんな論調になってしまうのです。

 

 一言で言えば,去年と同じようなストレスを感じてしまう内容でした。開幕戦前の監督インタビューで,6年目を迎えるストイコビッチ監督は,攻撃的で美しいサッカーをお見せすると言っておりましたが,ほど遠い内容だったのです。今年は3バックのシステムを採用し,布陣を見てみると3-6-1でした。アルビレックス新潟から獲得した元日本代表FW矢野貴章のワントップです。3-6-1というと,さぞ中盤で分厚いプレーが展開されるだろうと思いきや,ボール支配率は明らかに相手(ジュビロ)の方が上であり,グランパスの方は攻撃の組み立て自体ができません。ルーズボールもほとんど相手に奪われ,たまにボールを得てもうまくキープすることも展開することもできません。これほどパスがつながらないサッカーもないでしょう。パスのつながらなさ,という点ではJリーグ屈指でしょう(笑)。

 

 ここ数年のこのチームの課題が何一つ改善されていません。要するに,戦術の共通理解とその実行がなされておらず,相変わらず組織的なサッカーーとはほど遠い。6年目を迎えたストイコビッチ監督は,なぜこれほどの期間,チームを託されながらチームを「作る」ことができないのでしょうか。もはや「政権交代」が必要です(笑)。ジュビロ戦後のインタビューでも,いわゆる前田遼一ジンクス(ジュビロのFW前田にその年度の初ゴールを決められた相手チームは過去6年連続でJ2に降格しているという不吉なもの)の対象にならなくて良かった,などと脳天気で危機感のないコメントをしています。

 

 このジュビロ磐田戦にしても,今年は3バックで攻撃的にといいながら,攻撃は機能せず,後半21分には,昨年までのシステムとはいえ突如として4バックに戦術変更し,そのわずか5分後に失点しております。4バックシステムは春季キャンプでも練習していなかったそうですから,そりゃ選手も困惑するでしょう。

 

 もう仕事がありますからやめますが,グランパスはこのままでは今年も良くて中位どまりです。下手をすると,降格争いに顔を出してしまうかもしれません。あのガンバ大阪でもJ2に落ち,その開幕戦で苦戦しています。グランパスのフロントも,本当にプロにならなければ,J2行きの憂き目を見るのではないでしょうか。FW矢野を獲得したのは良いとしても,永井や金崎を手放し,未練がましく腰痛持ちのケネディと契約を更新し,全く「補強」にはなっておりません。

 

 そして何よりも,監督を補強しなければなりません。

2013/01/08

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 名古屋グランパスは今年度もストイコビッチ監督が続投するということです(苦笑)。はっきり申し上げて,やはりあまり期待はできません。もう5年間も監督の座にあるのに,未だにチームというものが作れていないような気がします。良い意味,積極的な意味で,「ああ,これがグランパスのサッカーだな。」とファンを喜ばせるようなスタイル,戦術などが確立されないまま推移してきたのです。

 

 私は1993年のJリーグ発足当初からの名古屋グランパスのファンなのですが,今のグランパスは本当に弱い。勝つ予感があまりしないサッカーです。たまに点が入ったとしても,ラッキーだったというようなものに過ぎません。それに,何よりも失点が多すぎます。昨年度は失点が47もあり,得点は46ですから,得失点差は-1という体たらく。

 

 昨シーズンの最終盤の数節のグランパスの試合は,実際にテレビ中継で見てみました。あたかも中盤というものが存在しないかのようでした。中盤は相手チームにほとんど支配され,セカンドボールもほとんど相手選手に拾われ,グランパスの選手はプレスを掛けようともしません。ジリジリと最終ラインも下がっていきます。まるで「勝ちたくない」かのような試合ぶりなのです。

 

 監督というものは,敗戦から学習し,修正・改善し,チーム戦術を確立し,戦術の共通理解を選手間に浸透させ,ファンをしてこれがこのチームの戦い方なのだと納得させるような仕事をしなければなりません。申し訳ないのだけれど,ストイコビッチの長期政権には反対です。イングランドプレミアリーグのアレックス・ファーガソン監督(マンチェスターユナイテッド)は26年間,またアーセン・ベンゲル監督(アーセナル)は16年間,ずっと同じチームを指揮しておりますが,彼らは何よりも監督の仕事をしているからです。

 

 あと,かなり気になったのは,私は名古屋グランパスの選手層はJリーグ屈指だと思っていたのですが,昨シーズン最終盤の数試合の内容を見るにつけ,本当にそうなのかと疑い始めました。玉田,金崎,永井,小川,藤本,ダニルソン,闘莉王・・・などなど,やはり名の通った選手は確かにいますが,実際にはあたかも「勝ちたくない」ような試合ぶりなのです。やる気をなくしているのでしょうか・・・。監督にあまり期待できないのであれば,選手同士で改善策を話し合って少しでも修正していく努力も必要でしょう。

 

 昔,アーセン・ベンゲル監督が名古屋グランパスの指揮をとっていた頃,最初のうちはあまりうまくいきませんでしたが,監督と選手が話し合いながら修正・改善し,その後は見事でスペクタクルなサッカーを展開しました。私も何度も瑞穂陸上競技場に足を運びました。最初の頃にあまりうまくいかなかったのは,ベンゲル監督は最終ラインを相当前に押し上げてコンパクトにし,早いパス回しで速攻するというサッカーを目指していたのですが,最終ライン(ディフェンスライン)をかなり前に押し上げ,コンパクトにすると,よく最終ラインの裏をつかれて失点するシーンがあったのです。そこで,元ブラジル代表でもあったトーレスという賢いディフェンダーの選手が監督に進言し,最終ラインを前に押し上げるのならば,ロングパスやスルーパスを好きに出させないように中盤で相手選手に厳しいチェック(プレスをかけること)をすることを条件(前提)とし,さらに綿密なライン調整をしてオフサイドトラップをかけていくことなどでチームが統一されたのです。あとは選手としてのストイコビッチ,そして巧みなサイドチェンジを得意とするデュリックス,ボランチの浅野,望月,そしてウィンガーの平野らの大活躍となり,スペクタクルなサッカーが展開されたのです。

 

 スペクタクルというのは,壮大な,見せ場のあるという意味です。何とか今年は名古屋グランパスのスペクタクルなサッカーが見たいのですが・・・。

2012/12/18

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 いやー,びっくりしました。こんなに素晴らしい,そして懐かしい企画ができるなんて・・・。手にして,読んで,眺めているうちに懐かし過ぎて目頭が熱くなってしまいました。「長嶋茂雄 ドリーム・トレジャーズ・ブック」(産経新聞出版)を手に入れたのです。記事と写真で構成される分厚い本体(書籍)だけでなく,CD,DVD,そして何よりも豪華お宝50点が付録になっているのです(笑)。嬉しすぎておしっこを漏らしそうです(笑)。豪華お宝50点の中には,天覧試合の時のスコアカード,V9時代の日本シリーズの入場券,不二家キャラメルのサイン付きブロマイド,直筆「快打洗心」のサイン色紙,雑誌「トップスター」創刊号の一部,巨人対サンケイ戦のポスター,バットを持つ長嶋のめんこ,ライオン歯磨き抽選券,カルビー野球カード,プロ野球ファン手帳・・・・・。本当に泣きそうになります。

 

 引退試合の翌日のサンケイスポーツに掲載された写真部長三浦保さんの記事を読んで,本当に泣けて来ました。長嶋茂雄という男の優しさに・・・。その記事の一部を引用して紹介しましょう。

 

「・・・私は三十六年九月、病床の少年と長島選手の心温まるシーンを忘れることはできない。この少年は、トンボ鉛筆製作所社長、小川八郎さんの長男喜達君で、当時十四歳だった。喜達君は、悪性肉腫で右足を切断、一時は快方に向かったが、七月はじめから右腕にも同じようなはれものができ、痛みがひどくなったため、再び病床についた。・・・いちばん好きなのは巨人軍の長島茂雄三塁手。『長島さん、かっ飛ばせ!』と病床から声援を送っていた。元気そうに見えた喜達君だったが,ある朝、急に容体が悪化、危篤状態におちいった。目の前がかすんで、10センチぐらい先しか見えないという。・・・その苦しい息の下から、うわごとのようにつぶやいた。『長島さんに会いたいなあ』-やっと聞き取れるほどの小さな声。なんとか、その願いをかなえてやりたいと思った両親は、無理を承知で頼んでみたところ、長島は二つ返事で引き受けた。病室へやってきた長島は、大きな手を差し出し、喜達君の頭をなでながら、やさしくいった。『坊や、早く元気になるんだよ。後楽園に来たら、いっしょにベンチで野球を見ようね』・・・『今夜は、坊やのために必ずホームランを打つよ』。そう約束する長島のホオには、幾筋もの涙が光っていた。約束通り、長島はその日の対国鉄戦の最終回、一塁に坂崎をおいて右中間に大ホームランを放った。試合後、長島は喜達君に電話をかけた。『テレビ見てた?おれは約束を果たしたよ。君も元気を出してね。』しかし、その少年は、二日後の九月九日、長島がプレゼントしたバットとボールを枕元に置いて、静かに息を引き取った。」

 

 長嶋さんはやはり優しい男だったのです。少年時代に私も長嶋選手のプレーに熱狂しました。親父に初めて買ってもらったユニホームも,当然背番号は「3」でした。先日の日曜日に入手した「長嶋茂雄 ドリーム・トレジャーズ・ブック」(産経新聞出版)の次のような宣伝文句は,正に私自身の実感なのです。

 

 「この男が輝いていたころ、日本も輝いていた 長嶋は日本を照らす太陽だ。」

2012/10/23

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 わが栄光の読売巨人軍,本当にハラハラさせてくれるぜ!まあ,日本シリーズ進出を決めてくれて本当によかった。これでようやく枕を高くして眠ることができます。

 

 2位に10.5ゲームもの大差をつけてせっかくセ・リーグの覇者に輝いたのに,あの巨人が日本シリーズに進めないなんて,悪夢以外の何物でもありません。中日に3連敗した時は,気が気でなく,仕事にも大きく影響したくらいです(笑)。

 

 それにしても,出だしのあたりは私も嫌な予感はしていたのです。昔から巨人は,「初物」には弱いと言われていて,中日は第1戦は大野という左腕,第2戦は伊藤という右腕を投入してきました。これまでの巨人との対戦実績からすれば完全に「初物」という訳ではないのでしょうが,いずれもあまり対戦したことのない投手でした。また,これはいつも思うのですが,1位のチームが実際にクライマックスシリーズに登場するのは,公式戦が終了してかなり経過してからですから,少しの間とはいえ試合から遠ざかり,「試合勘」が鈍ってしまうのではないかということも言われております。そういう訳で,不安が的中し,わが栄光の読売巨人軍はまずは2連敗してしまいました。第3戦目は必勝を期したのですが,これも投手陣が踏ん張れず,打線も湿ったままでした。この時点でもう後がなくなりました。スポーツ紙はどれも「崖っぷち」と表現しておりました。

 

 でも,私は心のどこかで最終的には巨人は日本シリーズに進んでくれるのではないかと期待しておりましたし,そうなるのではないかとも思っておりました、良かった,本当に良かった。

 

 当然のことながら昨夜は祝杯を上げました(もっとも試合終了前から結構飲んでおりましたが)。そして,その後は長嶋茂雄終身名誉監督の現役時代の懐かしいDVDを見ながら,健やかな眠りについたのです(笑)。

 

 ただ,日本シリーズではやはり日本一に輝いて欲しいので,素人ながら少し気になったことも述べておきます。結果論かもしれませんが,ホールトンの交代時期がなぜあんなに早いのかは疑問でした。初回などは不安な面もありましたが,割とよく抑えていたのに・・・。中1日の澤村を投入する場面だったでしょうか。結果的には1点を取られてしまいました。この試合に限らず,少し首をひねらざるを得ないような原監督の「采配」も散見されます。

 

 また,1番打者はリードオフマンと言われているようにチャンスのきっかけを作り出していく重要な打順です。長野選手は1番に定着し,今シーズンも173安打をたたき出し,坂本選手と並んで最多安打賞に輝いております。でも,前から気になっていたのですが,立ち位置がいかにもベースから離れすぎです。あれでは外角のスライダーをカットするのに精一杯で,当たったとしても右方向への内野ゴロで終わってしまうでしょう。今シーズンは,案の定,外角に落ちる球にひっかかって空振りしたり,凡退する場面をよく見ました。もう少しベースに近づいて,阿部みたいに堂々と構えたらいいのにと思います。

2012/09/24

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 「さらばミスタージャイアンツ 長嶋茂雄全記録 1958~2001」というDVDを通販で注文しましたら,何と,翌日届いてしまいました(笑)。まずは早速,自分の部屋で人知れずこっそりと観ました。懐かしさもあるでしょうが,理屈抜きに自然に泣けてきました。特に,昭和49年の後楽園球場での引退試合とセレモニーの場面は,人目を憚らず(一人ですから憚る必要はありませんね),泣いてしまいました。

 
 本当に,本当に,長嶋茂雄という野球選手は国民的英雄だなと思います。私の少年時代の憧れでしたよ。DVDの前半では長嶋選手の現役時代のシーンがありました。立教大学から鳴り物入りで巨人軍に入団した際の記者会見での詰め襟姿。プロとして初めての試合では,国鉄スワローズの金田投手の前に4打席連続三振という,これまた華々しいデビューでしたが,すぐに頭角を現します。何と,新人選手でありながらいきなり本塁打王と打点王の二冠に輝いたのです。

 

 そのプレースタイル,勝負強さ,明るさはやはり天性のものとしかいいようがなく,カリスマ性があります。昭和34年の天覧試合における2本のホームランのシーン(2本目はサヨナラホームラン)は鮮烈です。私の少年時代の強烈な記憶ですが,長嶋選手はとにかくチャンスに打って期待に応えてくれたのです。満塁が大好きで,チャンスであればあるほど燃えるという男でした。「3番 ファースト 王」,「4番 サード 長嶋」という場内アナウンスに何度興奮したか。そして,ONのアベックホームランは,106試合に及んだといいます。野球少年が熱狂しない訳がありません。このDVDでは,長嶋選手が試合後にインタビューに答えているシーンがあるのですが,全然偉ぶったところなどはなく,むしろマイクを向ける人が友達であるかのように人なつっこくしゃべってくれるのです。

 

 私のような一ファンと長嶋茂雄選手との接点はあろうはずはありません。あくまでも遠い昔の私の少年時代に,夢と希望と興奮を与えてくれた名選手として永遠に心の中に残っている存在です。ただ,今から13年前,私とカミさんと娘のあかねちゃんの3人で,伊豆方面に3,4泊の家族旅行に行ったことがありました。「大仁ホテル」だったと思いますが,連泊だった私達はホテルの離れに泊まらせてくれました。本当に雰囲気のある佳い部屋でした。何も知らない私達は,旅に疲れてくつろいでいたのですが,仲居さんから「この離れは昔,長嶋さんがお泊まりになった部屋ですよ。」と聞かされました。ビックリすると同時に,思いがけないその幸運に感謝したのです。確かに,すごく景色が綺麗で,庭も広く,バットの素振りには最適です(笑)。相当な時間を隔ててではありますが,あの長嶋茂雄と同じ空間で過ごすことができたというのが,唯一の接点といえば接点です。もう一度行ってみたいホテル,離れです。

 

 このDVDは,私が一人こっそりと観た後に,夕食の際に家族三人で観ました。みんな大喜びで,カミさんなどは,「このDVDを観ていると元気が出る。」と言っていました。たまにはいいことを言います(笑)。

 

 さて,わが栄光の読売巨人軍も,今年のセ・リーグのペナントを制しました。34度目のようです。嬉しい・・・。セ・リーグ優勝が決まった金曜日の晩は,ついお酒を飲み過ぎました。

2012/09/21

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 昨日は,名古屋近郊のある簡易裁判所に仕事で行ってきました。実はその町には私の実家があり,たらちねの母が暮らしているのです。仕事を終えてから,実家を訪ね,冷たい牛乳を2杯いただきながら,母と約30分ほど話し込んできました(笑)。母は昭和6年生まれの81歳です。昭和6年といえば,満州事変が起こった年です。まだ理解力も十分で,近々小さい自転車を買いたいと言い出す始末です。転倒が怖いですから,どうせ買うなら,子供用のような両方に輪っかが付いているやつがいいと思います。

 

 私が少年時代から憧れ,今でも尊敬している我が栄光の読売巨人軍の長嶋茂雄さんは昭和11年生まれですから,母と同時代人ですね。名古屋生まれの私が昔からずっと巨人ファンなのは,長嶋選手のせい,いやおかげです(笑)。そして,わが栄光の読売巨人軍の今年度のセ・リーグ制覇が目前に迫っております。いよいよか・・・。ひょっとしたら,今日でしょうかね。思い起こせば,本年度は3月30日に開幕し,開幕戦は今日の相手である東京ヤクルトスワローズでした。この試合は0-4で完敗し,巨人は黒星スタートだったのです。

 

 そして今も鮮明に覚えているのですが,一時期は6勝13敗の悲惨な状況になりました。それが今では,80勝38敗14分と貯金が42もあります(笑)。誠に素晴らしい。クライマックスシリーズでは,よもや取りこぼしなどはせず,是非とも日本一に輝いて欲しいものです。本日優勝が決定するかどうかはともかくとして,今晩はたっぷりと飲みたいと思います(笑)。

 

 そして,今日,私は通販で「さらばミスタージャイアンツ 長嶋茂雄全記録 1958~2001」というDVDを注文しました。「お急ぎ便」で注文したので,早ければ明日届くと思います(笑)。少年時代は長嶋選手の勇姿をずっと見てきました。このDVDを見たら泣けてくるかもしれません。

2012/09/11

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 サッカーU-20の女子ワールドカップが日本で開催され,わが「ヤングなでしこ」は,前回準優勝のナイジェリアを破って見事3位に輝きました。あっぱれです。それにしても,日本を3-0で破ったドイツ。そしてアメリカは,そのドイツを1-0で下して優勝したのですから,やはりアメリカとドイツは,「なでしこジャパン」の世代でも,「ヤングなでしこ」の世代でも抜きんでている感じがします。高さやフィジカルコンタクトの強さなどの身体的特徴はどうしようもないのでしょうが,「ヤングなでしこ」の試合ぶりを見ていると,随所に素晴らしいパスワークと個人技は見られても,あいかわらず不用意なパスミスが多く(パス速度の遅さが気になります),プレッシャーを受けるとボールをキープできないなどの難点があります。こういった点を改善しないと,アメリカやドイツに対抗していくことは難しくなるでしょう。

 

 ところで,スポーツ記事を配信するあるサイト(産経「スポーツ・ウォッチ」)で知ったのですが,この女子ワールドカップ開催中のスイス代表の振る舞いに感動を覚えました。ご記憶があるでしょうか,1次リーグでは,日本はメキシコ,ニュージーランド,スイスと同組でした。結果的にはスイスは勝ち点0でしたし,8月26日に日本と戦う時点では既に1次リーグ敗退が決定していました。でも,スイス代表はどの選手にも投げやりな様子は全くなく,一生懸命に練習をして円陣を組んで気勢をあげ,監督を中心として結束力を高め,今大会最後の試合になる対日本戦を迎えました。そして「消化試合」とはせずに全力で戦ったのです。

 

 対日本戦においても,結局スイスは0-4で負けてしまったのですが,各選手は決してラフプレーに走ったり,逆に闘争心を失ったりする場面は全然なく,スイス代表のシュベリー監督は試合後の記者会見では,交換した日本代表のユニフォームを着ていました。そして「できることはすべてやった。穏やかな夜だった。」ともコメントしました。

 

 実は対日本戦のあった8月26日より前の20日,スイス代表の女子選手達は,前日のニュージーランドとの緒戦に敗れ,精神的にも肉体的にも疲れが残る中,東日本大震災で町民90人以上の死亡が確認された宮城県七ケ浜町を訪問し,地元サッカークラブの小学5,6年生約30人と交流し,チョコレートやユニフォームをプレゼントしてくれました。こういった交流は,スイス代表監督やスタッフが「震災の被災者に対して、われわれが何かできることはないか。」と申し入れて実現したそうです。

 

 この交流後,スイス代表主将のゲルバーさんは「スイスには海がなく、津波を体験したこともないが、映像や写真を見て、とても心が痛んだ。不思議な縁で被災地の子供たちとつながりを持てたのは大きな体験で、忘れられない日になった。彼らにも頑張ってほしい。」と述べ,主力のゲンゼッター選手も「人々が過去を乗り越え、暗い顔だけでなく、笑顔で過ごしているのを見て、とても感動した」と述べたそうです。

 

 対日本戦の後,グランド内では日本人サポーターや観客が,スイス代表の健闘をたたえ,「Switzerland!」と国名を連呼しました。敗れたスイス代表選手たちは,その日本の観衆に挨拶するため,場内を1周しながら,手を伸ばして握手したり,プレゼント用のシャツを場内に投げ入れていたとのことです。

 

 再びシュベリー監督のコメントですが,次のようなものでした。

 

「私は5歳からサッカーを始め、37年間サッカーに携わってきたが、今回の日本での経験がもっとも感動的で素晴らしい瞬間だった。」

 

 私こそとても感動した記事でした。

2012/08/15

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 突然ですが,「オリンピック太り」ってありませんか?・・・ない?・・・そう・・・。でも私の場合は,この「オリンピック太り」という現象が確かにあるんです。誰が何と言おうと(笑)。このオリンピック期間中は,うまくは表現できませんが,各種目での日本人選手の活躍を心から期待して,何となくお祭り気分になり,お酒もすすむし,勢いにまかせて,おつまみとか食事とかも普段より多くとってしまうのです。それでやはり太ってしまうのです(笑)。

 

 さてそれにしても,女子サッカーの「なでしこジャパン」の銀メダルは見事でしたね。昨年のW杯と同様,決勝戦の相手は世界ランク1位のアメリカでしたが,試合内容は今回の決勝の方が良かったと思います。結果的に1-2で敗北しましたが,ボール支配率も,そして得点の予感を感じさせるシーンも多かった。

 

 この試合の後,佐々木監督は記者団のインタビューに答えたのですが,このインタビューの中で佐々木監督は2回,「リスペクト」という言葉を使いました。私としてはこれが非常に強く印象に残っています。この「リスペクト」という言葉が出た文脈からすれば,この佐々木監督の人間性がよく表れていて,とても感動しました。ちょっとその部分を引用してみましょう。

 

(外国人記者)「チームのレガシー(遺産)は?」
(佐々木監督)「チームワークだと思います。日本女子代表が結成されて31年目なんですが、非常に明るくて正義感があってフェアプレーです。常に相手をリスペクトする選手たちです。それが結集すると小さな選手でもすごいパワーを出します。日本の女性の素晴らしさがなでしこジャパンに植えつけられています。僕自身も誇りに思っています。」

 

(外国人記者)「ペナルティーエリア内でハンドがあったと思うが、それがPKだったら展開は違っていたか?」
(佐々木監督)「どうですかね。レフェリーがジャッジを決めることですから。瞬間、僕も「あれっ」って思いましたけど、素直にレフェリーをリスペクトすることがわれわれの使命だと思います。」

 

 どうですか。正に武士道じゃないですか。佐々木監督の人物像が窺えますね。「リスペクト」というのは,尊敬すること,敬意を表すことを意味します。レフェリーには敬意を表し,その判定には潔く従うこと,また,対戦相手にはその価値を認めて敬意を表し,それを乗り越えるためにおのずと自己鍛錬を怠らないということなのでしょう。4年前のオリンピックではメダルを獲得できずに4位に甘んじたのに,昨年はW杯優勝,今回もそれ以上のパフォーマンスを見せて銀メダルです。「リスペクト」して,自己鍛錬を怠らないという監督の考え方が着実に浸透していったのでしょうね。

 

 アメリカのFWのアビー・ワンバックという選手は,ナイスガイですね。あっ,いや女性ですね。失礼しました。今年の3月5日,アルガルベ杯の対アメリカ戦の当日の朝に,澤選手は良性発作性頭位めまい症を発症しました。選手生命の危機に立たされた訳です。そうしたところ,それから16日後の3月21日,INAC神戸のキャンプ地(鹿児島)に,ワンバック選手が電撃的に訪れ,澤選手に「絶対に克服できる。また五輪で戦おう。でも次はやられないよ。」と言って激励したそうです。澤選手は感激し,号泣し,勇気を得たそうです。

 

 そして今回の決勝戦で両者は再び相まみえ,素晴らしい試合をしました。ワンバック選手も,澤選手やなでしこジャパンを「リスペクト」していたのでしょうね。本当にいい奴です。

2012/08/02

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 オリンピックにおける柔道という競技では,私は日本人選手の金メダルラッシュを大いに期待していたのですが,現状ではこれは無理なようです。とても残念ですが・・・。

 

 ところで,一視聴者としての負け犬の遠吠えのように聞こえるかも知れませんが,現在のオリンピックにおける柔道には,私は最近ようやく違和感を覚えるようになってしまいました。柔道は「道」ですから,礼に始まり礼に終わるはずですが,特に外国人選手のおざなりな一礼の仕方が目に付きます。せめて体を静止させた上で一礼して欲しい。また,畳を去るときに一礼もしない選手がおります。柔道着が完全に帯から遊離し,ブラブラさせたままで見苦しく試合を続けています(一説によると組み手の段階で有利になるように,わざと帯をゆるく締めて柔道着をブラブラさせる「戦術」もあるそうです)。勝利が決まった瞬間,とても派手なガッツポーズを作ったりします。そこには敗者に対する敬意,また武士道でいう「惻隠の情」はありません。技を掛けられまいと,極端な腰引きの防禦姿勢を取りがちな選手もおります。それと,青い柔道着はとても好きにはなれません。柔道着はやはり双方白色で,あとは帯の色で区別すればよいではありませんか。

 

 また,前回の北京オリンピックなどでは中国人選手などが頻繁に見せたようなタックルめいた動作(いきなり相手の足を刈りに行く)は見ていて見苦しく,そんなのは柔道ではありません。さすがに今回のオリンピックではこれは反則とされましたが・・・。組み手を争いを見ていると,本当にボクシングか何かではないかと思えるような動作です。柔道というのは,当然私も素人ですから詳しくはありませんが,「組み手」をした後,「崩し」と「体捌き」を巧みに進め,最後に美しい一本に持っていくのが醍醐味ではないでしょうか。私が小中学生の時にテレビで見て感動した日本の柔道というものは,やはりそういうものでした。

 

 ところが,普段から私がいかがわしく思っているいわゆるグローバリズムというやつなのでしょうかね,日本の柔道がルール面で相当に「国際的」に変容され,オリンピックで見せられるものは,もはや「柔道」ではなく「JUDO」という特殊なスポーツの一つに成り下がってしまったのでしょう。そう思います。礼節も,美しさも,柔道本来がもつ醍醐味も失われつつあります。日本の柔道がオリンピック種目になっているというのは,誇らしくもありますが,それによって本来の「柔道」が失ったもの,変容を余儀なくされたものがあると思います。勝利した瞬間,人目を憚らず派手なガッツポーズをするような柔道家は昔の日本には一人もおりません。

 

 これまでは,オリンピックの柔道というのはこういうものなんだと何気なくテレビを見ながら過ごしてきましたが,今回のロンドンオリンピックでの柔道の試合を見ていて,ようやく最近になってはっきりとした違和感を覚えるようになってしまいました。これは「柔道」ではなく「JUDO」だと。

 

 ただいずれにしても,オリンピックの競技種目として「JUDO」があり続ける以上は,やはり我が日本人選手は絶えず金メダルを目指さなければなりません。これだけ体重による階級別があるのに,金メダル1個では・・。もちろん他のメダルに輝いた選手の活躍は大いに称賛されるべきですが,やはり優勝が欲しい。

 

 史上最強の柔道家,木村政彦先生,何とかしてください!

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