名古屋の無料法律相談ならあかね法律事務所


無料法律相談受付電話番号052-223-2101

受付時間(平日)
9:00〜18:00

無料電話
法律相談
無料面談
法律相談
アクセス

MENU

弁護士ブログ

2025/02/13

[カテゴリ]

 

インバウンド需要だか何だか知りませんが,いわゆるオーバーツーリズムの現状にはうんざりしています。

 

外国人観光客のうち少なからぬ者らによる看過できないマナー違反が後を絶ちません。道端にゴミをポイ捨てする。トイレの個室にゴミを置き去りにする。トイレ使用後に流さないなど不潔,不衛生な使い方をする。大人数で横に広がって歩き,通行を妨げる。踏切内に侵入する。飲食指定場所以外で立ち食いする。道端や駐車場に集団で座り込んで休憩したり,狭い路地に集まって車や人の通行を妨げる。撮影禁止の文化財等をフラッシュ撮影する。行列のできる店や遊園地のアトラクションでの列の割り込み。温泉の入浴マナーを守らない。宿泊施設の備品などを無断で持ち帰る。バイキング・ビュッフェ会場で傍若無人に振る舞い(順番を守らず,料理の前で大声で喋りまくる等),食い散らかすなどなど・・・もうたくさんだ。

 

つい先日も,中国人男性が札幌のホテルの朝食会場で「川が見える席がいい」と要望し,自分の思い通りにならなかったことに立腹して従業員を殴りつけるという事件がありましたし,同じく札幌の路線バス内で観光の韓国人女性がバスの運転手を殴りつけ,運賃を払わずに出るといった事件もありました。京都や札幌,小樽などの観光地でも,路線バスなどは超満員で,路線バス等を利用したい地元の人々が事実上これを利用できず相当に困っているということです。

 

動画で見ましたが,今の京都はもう私が知っている京都ではありません。とてもじゃないが,古代,中世など往時をしみじみと偲び,心の安らぎを得て,内省的になれるような雰囲気は全くなく,喧騒と猥雑さの世界に堕してしまっています。やはりとてもじゃないが「陰翳礼賛」の雰囲気などではない。

 

私も小樽は3,4回旅行しましたが,運河など風情のある街だなと思っていましたが,ある有名な映画のロケ地だったこともあって今は外国人観光客でごった返しています。私のカミさんの友人も先日山形県の銀山温泉を旅行したそうですが,本来は大正ロマンを感じさせる風情のある温泉街なのに,ジブリ映画か何かの影響もあって今では外国人旅行者が押しかけていたとのこと。

 

私も昨年6月でしたか,カミさんと一緒に(その後娘も東京から合流)河口湖温泉に行き,霊峰富士の雄姿と温泉を堪能しましたが,バス内や道路は外国人でいっぱいでした。すごいことになっていました。ホテルの露天風呂でマナーの悪い外国人と一緒になったら嫌だなと思い,時間をずらして露天風呂に行きました。その時間帯に入浴客はほとんどいませんでしたが,中国人か韓国人風の40歳代と思われる男性が,脱衣ロッカーの列に並行して設置されている革張りの長椅子に生まれたままの姿(下着も何も身に着けず)で腰掛けていました(笑)。日本人でそんなことする人は見たことはありません。

 

旅館やホテル,その他の施設,地元住民の方々は現在のような状況を歓迎しているのでしょうか。ホテルなどは儲かるし,地元自治体などは税収が増えるからいいのでしょうね。でも,本来暇を見つけては旅行したい私たちなどは現在のオーバーツーリズムの弊害状況に辟易として,とても旅行を楽しむ気分になれませんし,戦々恐々としています。軋轢やストレスを感じてしまうのではせっかくの旅行気分も台無しですからね。

 

それなのに,観光庁によるとインバウンドは令和6年11月の推計値で3337万9900人と過去最高を更新しました。そして政府は,外国人観光客を令和12年までに何と6000万人に引き上げる目標を掲げております(笑)。

 

本当にそれでいいのですかね。日本人が昔のように国内旅行を心から楽しめなくなっているし,旅行を控えている実情には一顧だにしないのですか。

 

もっと日本人旅行者を大切にしろ!

2025/02/03

[カテゴリ]

 

我が家の夕餉の時,カミさんと二人並んでテレビを見ながら(地上波などはくだらないバラエティー番組ばかりなので,YouTubeの保守層向けサイト),今の石破政権の体たらくぶりに対してブツブツ文句を言いながら食事しております。私の場合は晩酌しながら不満たらたらという感じ(笑)。

 

石破首相は先の通常国会の施政方針演説で,目指すべき国家像として「楽しい日本」と述べたとか・・・。38年間も代議士をやってきて結局それかい(笑)。首相をはじめ閣僚の面々の顔を見ても日本や日本国民が楽しくなる要素などこれっぽっちもないじゃないか。

 

顔のことは決して言うまいと思っていても,カミさんと私,夫婦そろってどうしてもこれに言及してしまうんです。井川意高さんなんかはXで「失敗した福笑い」などと正鵠を射た発言をされていますが(笑),私に言わせればアンパンマンを極度に劣化させたお顔と表現するしかありません。2月7日にはトランプ大統領と初めての日米首脳会談を実施するそうですね。何かしら不安ですし,やはり恥ずかしい気がします。

 

昨夜,ちょっと時間はかかりましたが,「西尾幹二全集第21巻A『現代日本の政治と政治家』」(図書刊行会)という本を読了しました。二段組の903ページという大著ですが,大変に読みごたえがありました。西尾幹二さんは昨年11月1日に惜しまれて亡くなりました(享年89歳)。保守の論客という表現では言葉足らずであり,保守の論客,知的巨人,そして何よりも愛国者でした。私も心から尊敬しておりました。

 

西尾幹二さんはもう遅くとも小泉純一郎内閣の時点で,自由民主党というのはもはや保守政党ではないことを見抜いておられましたね。保守の立場から自由民主党の議員の駄目さをもどかしく思い,筆致そして舌鋒鋭く叱咤しておられました。西尾幹二全集を一巻通して読了したのはこれが初めてですが,次はどの著作(巻)にしようかなと楽しみにしながら迷っております。西尾先生の謦咳に接することができた人は本当に貴重な体験をされましたね。羨ましい限りです。

 

話は変わりますが,私は小学校6年生のころからずっとショパンの曲が好きで(もちろんバッハは別格ですが),今でもバラード第4番や舟歌(バルカローレ)などを聴くと,本当に凄い作曲家だなと思います。2月22日は私たち夫婦の結婚記念日ですが,その日に決めたのは私で,ショパンの誕生日だったからです。ところが,前にもこのブログで書いたことですが,最近では3月1日だというのが通説的見解のようですね。でも,私たち夫婦の入籍日は新婚旅行から帰って来た3月1日ですから,どちらにしても私たち夫婦の結婚披露宴あるいは入籍日がショパンの誕生日であることは間違いありません(笑)。

 

ショパンは結局肺結核でわずか39年の生涯を閉じたのですが,亡くなる4か月前にはパリのシャイヨの丘の小さな二階建ての家で療養していたようです。ショパンは衰弱状態が続いていたにもかかわらず,馬車でブーローニュの森に出かけたりしていたようです。その頃のパリは今とは違って(現在は移民が多く,不潔で猥雑な場所になっているエリアも多い。),華やかさの中にも落ち着いた風情の街だったのでしょうね。

 

私も今から33年前にパリを訪れたことはありました。あちこち観光し,リュクサンブール公園にタクシーで出かけた記憶は確かにありますが(有名な大理石のショパン像を目指したのですが私の勘違いでそれはモンソー公園だったことに後で気づいた苦い記憶があります。),ブーローニュの森(パリ市の西の外れにある森林公園)には行ったことがなく,そのブーローニュの森,毎日新聞の記事によればこの森には日中から多くの女性たちが立ち,「路上売春」が行われているようで(森の中にテントを設置),森に入って100メートルほどを歩けば数人から声を掛けられるようです。もうそんな時代になってしまったのですね。

 

衰弱したショパンが馬車を駆ってまで癒しを求めて訪れたブーローニュの森。そこでこのようなことが行われているとは,泉下のショパンも予想だにしなかったことでしょう。

2025/01/20

[カテゴリ]

 

「他人の空似」という言葉がありますが,世の中には本当に良く似た顔の人がいますね。土曜日はボケ防止のために麻雀仲間(仲間と言ってもいつも誘ってくれるのは私より9歳年上と16歳年上のお姉さま(笑)です。)と一緒に卓を囲んだのですが,ゲストとして登場したAさん,この方とはこれまでにも4,5回ご一緒したことがありますが,このAさんがドイツの名指揮者ホルスト・シュタインにそっくりなのです(笑)。ご本人にはまだ申し上げていないのですが・・・。

 

そういえば,これはかなり大昔のおぼろげな記憶なのですが,私がまだ若いころ,ゴルフ練習場で胡錦涛にそっくりなおじさんに遭遇したことがありました(笑)。失礼ながら二度見をするくらい。

 

それに飲み仲間でありゴルフ仲間のTさん。この人はこれまでもこのブログで取り上げたこともありますが(気が合うので大好きなのですが),ちあきなおみの「喝采」という曲をもうこれ以上下手には歌えないだろうというパフォーマンスでみんなを喜ばせてくれる人です(抱腹絶倒)。このTさんが,何と新千円札の北里柴三郎博士にそっくりなのです。

 

いやあ,世の中にはよく似た人がいるものです。抱腹絶倒といえば,週刊文春でしたか「顔面相似形」というコーナーを設けていませんでしたっけ。今もこの企画はあるのかしら。私はこの企画が大好きで,「顔面相似形」に登場するいくつかは必ず抱腹絶倒するのです。ご本人は不愉快な面もあるかもしれませんが,面白過ぎて思わず腹を抱えて笑っちゃうのです。

 

ジャイアントロボと綾瀬はるかとか,菅義偉とネバークラッカー(映画モンスター・ハウスの登場人物)とか・・・(笑)。

 

そういえば,以前行きつけのスナックのママに,大村愛知県知事に似ていると言われたことがあり,当分の間立ち直れないほどの精神的な打撃(ショック)を受けたことがありました。ママには悪意はなかったとはいえ(その後相当に謝ってくれました),言っていいことと悪いことがあるのです(笑)。

 

でも,私の名前は茂というのですが,同じ名前でも石破茂に似ていると言われるよりはまだましか。彼はまた食事マナーを非難されていますね。官邸で福島県名物のあんぽ柿を食べる際,「迎え舌」をしてとても下品な食べ方をしたのです。この人,いつかはトランプ新大統領と会食するのですかね・・・。

2025/01/15

[カテゴリ]

 

皆様 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

正月ももう15日だというのに,新年のご挨拶がこのように遅い時期になりました。それに私はブログを初めてもう15年になるのに,ブログで年末のご挨拶を怠ったのも今回が初めてです。失礼いたしました。

 

年末には風邪で臥せっており,さらにはこの年末年始で4つの民事事件の書類を書き上げなければなりませんでした。精神的には最近にないほど辛い年末年始だったのです。事件4つ分,書き上げた書面はA4版で58枚です。せっかく娘も帰省していて,もう少し一緒に行動したかったのに・・・。

 

でも先日の3連休は久しぶりにまったりしました。ゴルフ,麻雀,読書,寝たきり老人として連休を堪能できたのです。脳が疲弊していたけど,相当にリフレッシュできましたね。

 

さて話は変わりますが,最近の私は太るのを避けるためにおやつはフィナンシェのような甘美な焼き菓子はやめて,せんべいやおかきなどの米菓にシフトしております(笑)。さっぱりしていて美味しいのです。うちのカミさんも私の最近の好み,傾向を忖度してくれ,お気に入りのせんべい,おかきを切らさないようにしてくれています(笑)。

 

それにしても新潟の亀田製菓は少し大変ですね。同社のインドルーツのCEOが,日本はより多くの移民を受け入れる必要があるなどと発言したり,同社の一部商品に中国産の米を使用したりしていることが判明し,同社の株価が短期間に相当に下がっているのです。

 

他方,同じ新潟のライバル会社である越後製菓の製品が売れに売れて,同社のホームページによれば生産が追い付かず,一部商品が臨時休売になっています(笑)。越後製菓の商品はお米は100%日本のコシヒカリを使用しているとのことですし,同社の社長の挨拶がまた素晴らしい。「私たちは、元来、日本人が持っている『DNA』を受け継ぎ、『お客様が本当に求めているもの』を常に追求し、『新しい価値を創造し、お客様に感動をお届けする』ために全力を尽くします。」ということです。

 

私は移民政策には反対です。今日はまだ脳の疲弊が少し残っておりますので(笑),多くは語りませんが,何度も読み返した「西洋の自死-移民・アイデンティティ・イスラム」(ダグラス・マレー著,中野剛志解説,町田敦夫訳,東洋経済)という本の一節だけ次に引用しておきます。この文章には私の言いたいことが見事に要約されていますし,見事な文章,そして見事な翻訳です。

 

「それとは別種の正義への訴えが、より保守的な考えを持つ人々から出されてもよかった。そうした人々は、たとえば18世紀の政治家エドマンド・バークと同様の見解を持っている可能性がある。保守主義者のバークは次のように洞察した。文化や社会というものは、たまたま今そこにいる人々の便のためにではなく、死者と生者とこれから生まれてくる者たちが結ぶ大切な契約のため働くものだと。そうした社会観においては、尽きることなく供給される安価な労働力や、多様な料理、特定の世代の良心を慰謝することなどを通じて人々がどれほど大きな恩恵を得たいと望んでも、その社会を根底から変えてしまう権利までは持ちえない。なぜなら自分たちが受け継いだ良いものは、次に引き渡すべきものでもあるからだ。仮に祖先の考え方やライフスタイルの一部は改善可能だという結論に達するとしても、だからといって次の世代に混沌とし、粉砕され、見分けもつかないようになった社会を引き渡すべきだということにはならない。」(同書450~451頁)

 

この本は必読です。512頁の大著ですが,何度読み返してみても素晴らしいの一語に尽きます。安易で無軌道な移民政策によって日本まで自死してはいけないのです。

2024/12/20

[カテゴリ]

 

「ジャジャジャジャーン!・・・ジャジャジャジャーン!」

 

このような有名な出だしの音楽はというと,ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調(作品67)ですね。人口に膾炙した名曲です。日本では「運命」という通称も付けられています。・・・でも何で「運命」という名が付けられたのでしょうか。

 

私も信じていたかつての通説的な見解は,ベートーヴェンの秘書であったアントン・シンドラーの供述,すなわち冒頭の4つの音についてベートーヴェン自身が「運命はかくのごとく扉を叩く」と言ったことに由来するという説が信じられておりました。しかしその後の調査で,シンドラーがベートーヴェンの「会話帳」の内容を改ざんしていたことが明らかになっており,その説の信憑性には問題があるようです。

 

一方,ベートーヴェンの弟子であったカール・チェルニー(ピアノ教則本「バイエル」を終えた後にやる「チェルニー30番」などの練習曲集で有名)は,この冒頭の4つの音について,「ベートーヴェンがプラーター公園を散歩中に聞いたキアオジという鳥の鳴き声から発想を得た」と述べています。

 

どうあれ,冒頭の4つの音,「ジャジャジャジャーン」あるいは「タタタター」というのは,確かに運命が容赦なく扉を叩いているかのような感じもしますよね。日本ではベートーヴェンの交響曲第5番には決まって「運命」という名が付けられています。

 

「運命は扉を叩く」といえば,いきなり尾籠な話で恐縮ですが,おかげさまで私はお通じの方は極めて順調で,間隔に多少の狂いがあっても全く心配していません。どうせ「運命は扉を叩く」なんて感じで普通に過ごしていれば,決まって自然のお通じがあるからです(笑)。

 

またこの「ジャジャジャジャーン!」という曲で思い出すのは,野球のアメリカメジャーリーグ,ドジャースタジアムでのオルガン演奏です。ドジャースの対戦相手チームの選手が三振で倒れますと,決まって「ジャジャジャジャーン!・・・ジャジャジャジャーン!」と流されるのです(爆笑)。私はいつもそのシーンで思わず笑ってしまうのですが,三振で凡退してダッグアウトに退く際にこの曲が流されれば,相手選手も内心決して愉快ではないでしょう(笑)。

 

泉下の人となったベートーヴェンも,後世まさか自分のこの曲が三振凡退の場面で使用されるとは思ってもみなかったでしょうね。

ブログ内検索

カレンダー

2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

カテゴリー


PAGE TOP