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2024/04/15

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河野太郎という政治家が,内閣府「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」(以下「TF」といいます。)の活動に力を入れ,自然エネルギー財団事業局長の大林ミカなる人物を重用し,挙句の果ては彼が防衛大臣の時に自衛隊の施設は100%再エネを目指すという目標が設定されてしまったように,「再エネ最優先」に血道を上げる理由は何なのでしょうか。

 

それは確かに「再エネ最優先」が河野太郎という政治家のライフワークの1つなのかもしれません。でも,果たしてそれだけが動機なのか。日本端子株式会社は,神奈川県平塚市に本社が所在し,中国の3か所に子会社を置き,端子やコネクタを主力製品とした設計,製造,販売を営業目的としています。その代表者(代表取締役)は彼の弟である河野二郎,その大株主は彼の父親である河野洋平(例の悪名高い「河野談話」の主),そして河野太郎もかつてはこの会社に在籍し,現在もその株式を一部保有し,同社はかつては日本の太陽光パネルメーカー向けの端子・コネクタの製造をしていたことがあります。また同社の中国における子会社の営業範囲内に太陽光発電装置等の販売が含まれているとの情報もあります。

 

また,大林ミカなる人物は,このたび中国の国営企業である国家電網公司(世界最大)の透かしロゴを付けた資料をTFに提出した訳ですが,彼女が事業局長を務める自然エネルギー財団は,実はその設立者・会長はあのソフトバンクグループ代表の孫正義です。孫会長は,自然エネルギー財団の設立イベントで,「アジアスーパーグリッド構想」(「ASG構想」)を発表しています。

 

この「ASG構想」というのは,要するにアジア全域(もちろん中国を含みますし,むしろ中国が中心となるでしょう。)を送電線で結び,国家間で太陽光や風力,水力など再生可能エネルギーの相互活用を進めるというもので,この自然エネルギー財団は,資料にロゴが入った中国の国家電網公司と連携しながらASG構想を進めた時期もあったのです。

 

我が国が中国と送電線で結びつき合うなんてとんでもないことでございます(笑)。かの国は機嫌が悪くなったらいつでも送電ストップ措置をとるでしょう(笑)。いわゆるレアアース問題の時もそうでしたし,最近では処理水を「汚染水」などといちゃもんを付けて平気で日本産の水産物等の輸入禁止措置をするくらいですから。こういうのを傍若無人というのでしょうね。

 

それにしても,この4月から「再エネ賦課金」のせいで電気料金の支払額が増えますね。あの悪夢のような民主党政権時代,菅直人が首相をやっていた当時,孫正義が「(再エネ電力)固定価格買い取り制度」新設に向けて菅直人をおだてまくってニヤニヤし,これに負けず劣らず菅直人もニヤニヤしていた醜悪なシーンが思い出されました(笑)。

 

この醜悪なシーンを思い出し,そしてこのたびの「透かしロゴ問題」を考えた場合,レントシーキングという言葉を想起してしまいました。レントシーキングとは,「特殊利益追求論」とも呼ばれ,企業がレント(参入が規制されることによって生じる独占利益や,寡占による超過利益)を獲得・維持するために行うロビー活動等を指すそうです。ノーベル経済学賞を受賞した経済学者ジョセフ・スティグリッツは,米国において金融関係者や大企業CEOら富裕層の富は,民間企業が政府と結びつき公共サービスの仕組みを変え,市場のルールを変え,市場の公平な競争を上手く機能させないように講じられた結果によるもので,これを「レントシーキングによる富の収奪」と呼び,批判しています。

 

そういえば,我が国も「構造改革」などと称していろんな会議体(例えば,「規制改革なんとかなんとか審議会」など)を設置し,企業家など民間の委員が恣意的に選任され,それぞれのビジネスの展開,拡大に資するような活動,提言,働きかけを行っていますよね。例えば,竹中平蔵などは人材派遣大手のパソナの会長をやっておりましたが,次から次に人材派遣業界にとってビジネスチャンスとなるような規制緩和を政府に提言等していたでしょう。これもレントシーキングの一態様だと思っています。

 

今回の「透かしロゴ問題」の背景にある問題状況も,実はレントシーキングの影がちらついているように思えてならないのです。

2024/04/10

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先日,あるサイトで紹介されていたのですが,山口県岩国市にある広大なメガソーラー施設をドローンを使って撮影した映像を目にしました。緑豊かな山肌が無残にも削り取られ,約118ヘクタールの広さ(東京ドーム25個分)に太陽光パネル約30万枚が設置されている姿は醜悪としか言いようがありません。環境面での悪化は否定しがたく,実際に周辺の清流にも影響が出ています。

 

それにこれも自然豊かな阿蘇外輪山の広い草原(福岡ドーム17個分)に約20万枚の太陽光パネルが設置された画像を見ていて,やはり気分が悪くなりました。この辺りは,熊本県と7市町村が世界文化遺産の登録を目指しているエリアの周辺に位置しており,自然豊かな緑の草原をあざ笑うかのように設置された濃い灰色の太陽光パネルの異様な姿からは思わず目を背けたくなります。

 

現在世間で多用されている中国製太陽光パネルの約半分は新疆ウイグル自治区で生産されており(ウイグル人強制労働の疑いが濃厚),中国共産党のウイグル人弾圧を「ジェノサイド」と認定しているアメリカでは輸入禁止措置までされているのに,日本政府は全く我関せずです。それに,冒頭の岩国市のメガソーラー事業体については,結局は中国に本社を置く上海電力の100%子会社である上海電力日本が買収しております。また,産経新聞の記事によると,外国資本によるメガソーラーの買収は全国で広がっており,全体の約3割を外資が占有しているとの見方もあって,安全保障上の問題も指摘されています。

 

さて,それにしてもです,河野太郎氏(内閣府特命担当大臣【規制改革】)・・・。この大臣は自他ともに認めるであろう「再エネ最優先」という人物でしょう。河野氏の肝いりで設置された内閣府「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」(以下「TF」といいます。)の会合で,委員である自然エネルギー財団事業局長大林ミカなる人物(問題が指摘された3月27日に辞任)が提出した資料に,中国の国営企業である国家電網公司の透かしロゴが入っていたことが問題になっております。

 

実は,これは単なる事務処理上のミス(消し忘れ)などといった軽微な問題ではなく,日本のエネルギー政策が事実上,そして国民からは見えない形で中国の影響を受け,重要な政策決定過程が歪められてしまうリスクがあるのではないかという由々しき問題でしょう。

 

大林氏がTFの委員に選任された経緯についても事実上河野氏との人脈があったからだと指摘されていますし(河野氏が外務大臣だった当時に設置された「気候変動に関する有識者会合」においても大林氏(自然エネルギー財団)が「有識者」としてメンバーに選ばれています),また,「(大林氏は)非常に専門性が高いと思っている」(河野氏の答弁)といっても実際には大林氏の経歴すら明らかになってはおりません(エネルギーや工学関係ではなく,語学学校【専門学校】の卒業という説もあります)。

 

また,今日の産経新聞の「正論」には,この問題について杉山大志さん(キャノングローバル戦略研究所研究主幹)の論稿が掲載されておりましたが,河野氏は「再エネ最優先」を掲げ,2030年の発電に占める再エネの数値目標を36%から38%「以上」にするよう経済産業省の官僚を怒鳴り上げた音声がリークされたことに言及されております。私もあるサイトでその音源を実際に聞いたことがありますが,これは正にパワーハラスメントです。厚生労働省のパワハラの定義(要件)を十分に具備しているでしょう(笑)。

 

私が何よりも度し難いと思っているのは,「再エネ最優先」の河野氏が防衛大臣の時,何と,何と,日本国の安全保障の要である自衛隊の施設は100%再エネを目指すこととされ,現在では多くの防衛施設が再エネ電力を購入するシステムにされてしまったことです。防衛施設の稼働,そしてそのためのエネルギー供給が,不安定な天候や風力に左右されてよいはずはありません。それに再エネ電気事業者の中には中国系の企業がどのくらいもぐりこんでいるかも正確に把握されていない中で,電力消費量を中国が監視することで自衛隊の活動状況を把握できたり,場合によっては中国共産党の指示によって一時的にでも電力供給をストップされてしまう可能性だって否定できないでしょう。河野氏は,防衛大臣時代,新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の設置・配備計画(山口,秋田)について,合理的,説得的な理由もなく突如として中止してしまったのです。(続く)

2024/03/26

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ピアニストのマウリツィオ・ポリーニが亡くなりました。私はもちろん音楽を生業にしている者ではありませんが,クラシック音楽を愛好する者の一人として,学生時代からこの偉大なピアニストに憧れておりました。いつも心の中にあった。

 

このピアニストは「世界的なピアニスト」の一言で表現できるような存在ではなく,専門家の間でも恐らく20世紀で十指に入るピアニストだったのではないでしょうか。ポリーニの凄さについては,私もど素人ながらこのブログでも過去に取り上げておりますので,良かったらこのサイト内検索で「ポリーニ」と入れて検索してみてください。くどいようですがいつも心の中にあるピアニストでした。

 

私がポリーニの生演奏を初めて聴いたのは,1991年4月28日(日)午後2時からの東京文化会館でのリサイタルでした。その日の曲目は,ベートーベンのソナタ第13番(幻想風ソナタ)変ホ長調,第15番ニ長調「田園」,ディアベッリのワルツによる33の変奏曲ハ長調でした。

 

2回目は,1993年4月22日(木)午後7時からのやはり東京文化会館でのリサイタルでした。その日の曲目は,シューベルトのソナタト長調「幻想」,ノーノの「・・・苦悩に満ちながらも晴朗な波・・・」,ドビュッシーの6つの練習曲「練習曲集」第2集でした。

 

いずれも素晴らしい演奏でした。何が素晴らしいのかについては,ど素人の私などが表現すれば的外れになってしまいそうなので避けますが,とにかく感動したことだけは間違いありません。いずれにしてもポリーニが49歳,そして51歳の充実期に生の演奏に接することができたことは幸せでした(願わくばショパンが聴きたかったけど)。

 

実はその後3回目のチャンスが訪れたのですよ。忘れもしない2018年10月11日(木)午後7時からサントリーホールで予定されていたポリーニのリサイタルです。しかしながら,彼の「腕の疲労が回復しない」状態であったため,残念ながら延期になってしまったのです。東京に住む娘がチケットを手配してくれ,私は喜び勇んでその日名古屋から新幹線に乗ったのですが,その車中にあった午前11時40分ころ,娘からのその情報に接しました。予定されていた曲目は,ショパンの2つのノクターン(作品55),ショパンのピアノソナタ第3番ロ短調(作品58),ドビュッシーの前奏曲集第1巻です。誠に素晴らしいラインナップ!断腸の思いでした。でもその時ポリーニは既に76歳だったのですから致し方ありません。何とか次の機会をと思っていましたが,このたびの訃報です。本当に残念です。正に「巨星墜つ」です。

 

「ピアニストたちの世界」(芸術現代社:昭和58年4月発行)という古い本に掲載されていた専門家の発言を再び引用してみましょう。

 

「本質的にぼくはいま、絶対、最高のピアニストだと思う。つまり値段(ギャラ)でいえば、ふつうの並みいる世界的なピアニストの十倍ぐらいはもらってもいい人だろうと思うのですよ。つまり、だれもできないことができるんだから。」(作曲家諸井誠,同書99~100頁)

 

「確かにポリーニは、彼が到達している芸術的高所と過去の実績に照らしても疑いもなく今世紀の十指に数えられる名ピアニストであるだろう。」(音楽評論家藁科雅美,同書141頁)

 

昨夜は寝る前にCDを取り出し,ポリーニ演奏のベートーベンのピアノソナタ3曲(第13番,第14番「月光」,第15番「田園」)を聞きながら寝入りましたし,今朝はポリーニが2009年に録音したバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻を聴きながら出勤しました。

 

私はひそかにバッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻の録音も期待していたのですが,それも見果てぬ夢となってしまいました。合掌

2024/03/22

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「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃」

 

本当に佳い歌ですね。毎年この季節になりますと,歌と旅に生きた西行のこの歌を思い起こすのです。西行ほど桜の魅力に魅入られた歌人はいないのではないでしょうか。西行の歌で桜の花を詠んだものは,詠出歌全体の一割以上に及んでいるそうですから。

 

冒頭の歌のように,これほど桜を愛した西行は,実際に陰暦の2月16日,太陽暦では3月30日,73歳の生涯を閉じております。時期的にその願いどおり外には桜が咲いていたのかもしれません(ソメイヨシノはまだありませんから,山桜)。

 

私は以前から西行には興味があったのですが,このほど良い本に巡り会えました。「西行-歌と旅と人生」(寺澤行忠著,新潮選書)という本です。著者(慶應義塾大学名誉教授)としては,西行研究こそが学者としてのライフワークだったのでしょうね。西行という人間,そしてその作品(歌)を知るには,誠にうってつけの本だと思いますよ。

 

出家前の西行は藤原北家藤成流と呼ばれる家系の出で,北面の武士でした(俗名佐藤義清)。でも,歌人としての業績は素晴らしく,何と,あの「新古今和歌集」では,専門歌人ではない西行の歌が,藤原俊成,藤原定家らといった歌の専門家をはるかに上回る最多の94首が選入されております。

 

さきほどの本の「はじめに」という箇所で,西行やその作品(歌)について端的にまとめてある部分を引用してみましょう。

 

「西行が多くの人々を引きつけてきたのは、歌のみならずその生き方に人々を引きつけるものがあったためである。旅の魅力を発見し、桜の美しさを多くの人に伝えた。また人生無常の自覚を促し、それを乗り越える道があることを力強く示した。さらには仏教と神道が共存する上でも、大きな役割を果たした。・・・一人の歴史上の人物を見る場合、できるだけ客観的にみる必要があることは、諭を俟たない。ただ人物や生き方の評価は、見る側の人間の人間観、世界観、歴史観に大きく左右される。西行の場合、その生き方そのものが、人々の関心を引き付けてきただけに、歌自体の評価と共に、生き方が大きな問題となってくる。生き方とその作品が、密接不可分なのである。」(同書3~5頁)

 

西行の歌には素晴らしいものが多く,冒頭の歌以外で私が特に好きなのは,これも人口に膾炙した次の歌です。「もののあはれ」に対する感受性に共感がもてます。

 

「心なき身にもあはれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮」

 

さらにこれは西行の歌かどうかについては異説もありますが,西行が実際に伊勢神宮に赴き,さらに伊勢神宮に崇敬の念をいだいていたことは間違いありません。次の歌も好きなのです。

 

「何事のおはしますをばしらねども かたじけなさに涙こぼるゝ」

 

2024/03/12

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晩酌の時間帯は至福の時ですが,そういう私でも週に1,2度は休肝日を設けていますよ。だって,私の場合は決して深酒はしないけど,働きづめでは肝臓がかわいそうじゃないですか。亡くなった母が「しじみの味噌汁は肝臓にいいんだよ。」とよく言っておりました。私はしじみの味噌汁が実は大好きなのです。

 

しじみの味噌汁を夜に味わえるのであれば,週に3回の休肝日でもよいと思っております(笑)。以前はよく出張で島根県に行っていたのですが,宍道湖産のしじみの美味いこと。でも,しじみにはやはり季節はあるのでしょうか,近くのスーパーでは最近あまり見かけません。いっそのこと通販のお取り寄せで宍道湖産のしじみを手に入れて味噌汁の具にしようかとも思っております。コンビニでもカップでしじみの味噌汁が売られていますが,原産国の表示がなく不安です。私は日本産でなければだめなのです。そういえば,よく家族と一緒に東北旅行もしていたのですが,青森の十三湖産のしじみを使った「しじみラーメン」もお土産に持って帰りました。これも美味しかった。

 

ところで,しじみの味噌汁を食す時,みなさんはしじみの身まで食べていますか。貝の肉の部分です。確かに小さな身まで食べるのは面倒でもあり,全部とまではいきませんが,私はもったいないのでできるだけ食べるようにしています。たんぱく源にもなりますしね。でも,しじみの味噌汁といっても,しじみはあくまでも出汁を取るものであって,身は捨ててしまうという考えも強いようですね。

 

先日の産経新聞の「産経抄」では,太宰治の短編小説「水仙」に少し触れられていましたが,お金持ち,上流階級ではしじみの身まで食べる習慣はないのだそうな(笑)。その小説では,貧しい小説家が資産家,名家に招かれ,つい酒が進んで調子に乗り,高貴なご婦人にお酒を勧めてしまい,「いただきません。」と冷淡に断られてしまう。酔いがさめた小説家はごはんをいただくことになり,しじみの味噌汁も添えられた。小説家が一生懸命に小さなしじみの身まで食べていると,そのご婦人から「そんなもの食べて、なんともありません?」と言われる。この名家ではしじみは出汁をとったら捨てられるものと扱われており,そのご婦人も悪意なく驚いただけであった。でも,小説家はこの時,酷い恥辱を受けたと感じた。

 

もちろんこの「水仙」という小説は,短編ではあっても人間の内面をえぐるもっと深い内容の小説なのですが,どういうわけか「しじみ」の一件が頭に残ってしまいます(笑)。でも私は,何と言われようと,休肝日の夜のしじみの味噌汁は,できるだけ小さな身まで食べてしまおうと思っております。オルニチンだって含まれているようですしね(笑)。

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