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弁護士ブログ

2012/07/23

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 ゴルフの世界4大メジャー大会は,マスターズ,全米オープン,全英オープン,全米プロゴルフ選手権ですが,この週末は全英オープンの中継をつまみ食いのように観ておりました。いつも思うのですが,全英オープンというのは観ていて独特のスリルがありますね。蛸壺のようなバンカーに入ってしまうと大変です。ボールが前の壁に近いと横に脱出するしかなく,完全に1打損します。ライによっては1打の損で済まないこともあります。フェアウェイを外してしまいますと,時にはアンプレヤブル宣言をせざるを得ないブッシュに入ったり,草むらに入ったりします。要するに,逆転の要素が大いにあって,やっている選手にとっては気が気でないでしょう。精神的にタフでなければなりません。この大会を5回も制しているトム・ワトソンという人は本当に精神的に強いのでしょうね。

 

 今年の全英オープンの最終日の18番ホールのアダム・スコット(オーストラリア)には心から同情してしまいました。この日のスタート前には2位以下に大差をつけていて,楽勝ではないかと思われていたのに,15番から17番まで連続でボギーをたたき,18番に臨む段階では,既に一度全英オープンを制しているアーニー・エルス(南アフリカ)に並ばれていました。スコットとしては,この18番を最低でもパーで凌がなければプレイオフに進むことができない状況でした。このアダム・スコットという選手は,さわやかで男前もよく,マナーもよかったので20歳そこそこの時から応援しておりました。もう32歳ですから,メジャーの一つも獲りたいところだったでしょうね。

 

 観ている方もドキドキの18番のティーショットを,彼は不運にも例の蛸壺バンカーに入れてしまいます。それもライが悪い。出すだけでした。彼としては第3打をピンの近くに寄せて何とかパーをキープしなければ負けが確定します。本当に可哀想にと思っていましたら,彼も素晴らしい。第3打を割とピンに近い所に寄せ,パーが狙える状況を作ります。精神的に強いなと思いました。感動しました。「入れろよ。」と心から応援していたのに,結局はその大事なパーパットを惜しくも外し,2位となってしまったのです。

 

 全英オープンというのは,こういうシーンが多いですね。このアダム・スコットの逆転による惜敗を観て思い出したのは,1999年の全英オープンのジャン・バンデベルデの悲劇です。彼は18番の段階で2位に3打差をつけていたにもかかわらず,深いラフやクリーク(小川)に入れてあろうことかトリプルボギーを叩いてしまい,これに引き続くプレイオフで敗れたのです。

 

 何かしら,全英オープンというのは人生模様を見せてくれているようです。マスターズとはまた違った感動があります。

2012/06/25

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 いかにも小市民である私が,この週末にこだわっていたことが二つあります。一つ目は,日本の女子プロゴルフのツアーにおける外国人連続優勝を絶対に阻止すべきこと,二つ目は,わが栄光の巨人軍が対ヤクルト3連戦で勝ち越すべきこと,この二つです。

 

 まず一つ目です。一体全体,どうなっちゃったんでしょうか。最近の国内の女子プロゴルフの世界における日本人選手の低迷は・・・。日本で行われているツアーであるにもかかわらず,ここ7戦は連続して外国人選手が優勝をかっさらっております(韓国人選手6名,中国人選手1名)。実力の世界なのだから仕方ないとはいえ,日本人として屈辱感を覚えますし,最近の私自身のスコアが悪いのも,こういうことが多分に影響しているのだと確信しております(爆笑)。・・・責任転嫁は民主党に任せておけばいいですね(笑)。

 

 私もゴルフが好きですし,プロの選手のプレーを見ているといろいろと参考にもなりますので,最近ではよくテレビ中継を見ます。そして,何とか今週こそはという気持ちで女子日本人選手の優勝を心から祈念していたのです。やってくれました!名古屋市出身の服部真夕選手。最終ホールのパー5で2オンに成功し,7メートルの長い距離のパットを見事に沈め,イーグルをとってのド派手で見事な優勝でした。よくやったーっ!これで,小市民の私がこだわっていたことの一つが達成されました。

 

 二つ目は,ジャイアンツです。今でも覚えているのです。開幕3連戦は対ヤクルトでした。ジャイアンツはいきなりヤクルトに2連敗し,1勝2敗で負け越してスタートしたことを。しかも東京ドームでです。この開幕ダッシュに失敗したジャイアンツは,その後も低迷を続け,一時は6勝13敗となりました。

 

 セパ交流戦も終わり,この週末の3連戦の相手はヤクルトでした。セパ交流戦での成績は,巨人が優勝し,ヤクルトは最下位(12位)でしたから,この際ジャイアンツは勢いに乗ってヤクルトに借りを返しておくべきなのです。というのも,金曜日のナイトゲームの前の段階では,ジャイアンツはヤクルトに対し,2勝5敗1分けという情けない成績だったので,私のこの週末でのこだわりは,最低でもこの3連戦は「勝ち越し」というものでした。

 

 結果は,1勝1敗1分けに終わりました。誠に残念です。このこだわり部分は達成されませんでした。悔し紛れに2つほど指摘させてもらいます。巨人の沢村投手は,若いながら堂々としており,ストレートの速いものでは150キロに達するものもあります。テンポも良いし,なかなかの投手だと思います。でも,ふっと思うのですが,彼はチームメイトの共感を得ているか,人の声に耳を傾けているか,と思ってしまうことがあるのです。うまく表現はできませんが,彼の場合,独り相撲をとっている嫌いはないかという疑問が払拭できないのです。次に,4番,サード,村田選手です。4番,サードといえば敬愛する長嶋茂雄選手ですが,長嶋さんと彼を比較するのは彼にはとても酷な話です。でも,村田選手に巨人の4番は無理なのではないかと思います。北京オリンピックの時も思ったのですが,ハートの弱さがあるのではないでしょうか。凡退に終わった後の彼の情けない表情を見ている方も情けなくなってしまいます。ヤクルトのバレンティン選手は18本もホームランを打っているのに,村田選手はわずか4本です。巨人の首脳陣としては彼を4番として迎えたのでしょうが,もうそれにこだわる必要はないと思います。今の4番は阿部慎之助でしょう(本塁打10本)。

2012/06/21

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 サッカーの欧州選手権がいよいよ佳境に入り,決勝トーナメントが始まります。ワールドカップと欧州選手権は4年に1度ですが,開催年が2年ずれておりますから,世界のサッカーファンは,2年に1度は熱狂できる訳です。

 

 ワールドカップと欧州選手権の出場国の世界ランキングの平均値を見てみますと,概して欧州選手権のそれの方が上位で,ある意味では欧州選手権の方がレベルが高いとも言われております。それにしても,どうですか・・・決勝トーナメントの組み合わせは!本当に豪華ですよ。チェコ対ポルトガル,スペイン対フランス,ドイツ対ギリシャ,イングランド対イタリア。凄いことになってますね。

 

 ドイツ対ギリシャですか(笑)。ユーロ圏の経済強者と緊縮財政を余儀なくされているギリシャ。この「因縁」対決のパフォーマンスは,経済のとおりドイツがギリシャを凌駕するのでしょうか。でも,ギリシャという国は,2004年の欧州選手権で何と優勝しているのですよ。国内にはパナシナイコスとかオリンピアコスとかの実績ある名門クラブチームもあって,決して侮れないのです。

 

 話題には事欠かず,対クロアチア戦で決勝トーナメント進出を決めたイングランドは,ルーニー選手が決勝点を挙げております。植毛した頭を使ったヘディングで(笑)。

 

 欧州選手権で今も思い出しますのは,1996年の大会で,当時はまだ3歳に満たなかった娘のあかねちゃんと一緒に,室内でボールを蹴り合いながら熱狂したものです。この大会はドイツが優勝し,マティアス・ザマーが最優秀選手,あとはユルゲン・クリンスマンやローター・マテウスらが大活躍しておりました。ドイツのシンプルなユニフォームも含め,カッコ良かったのですよ。

 

 熱狂しながらボールを蹴っていたあかねちゃんは,妙に脚力がついたのかしら,寝ているときも足の動きが良く,しょっちゅう私のお腹の上に足が乗っていました(笑)。何度夜中に起こされたことか。先日,彼女が言うには,大学の体育の授業でサッカーを選択し,ハットトリックを達成したそうです(笑)。学問の方もちゃんとやっているのでしょうか。

 

 さてさて,今年の欧州選手権はどうなりますかね。私の予想では,ドイツかスペインといったところでしょう。

2012/05/30

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 もう,ストイコビッチ監督の下では限界があるのだと思います。昨日のACLにおける対アデレード戦は0-1で敗れ,その前のJ1のリーグ戦でもホームでありながらセレッソ大阪に0-1で,そしてアウェーでしたがベガルタ仙台には0-4の完敗を喫しています。ベガルタ仙台戦の終了後は,怒ったグランパスサポーターが選手らを乗せたバスの前に立ちはだかって抗議したそうです。

 

 名古屋グランパスはJ1の順位表を見ても現在は13位に低迷していますが,これは故無きことではありません。それ以前からの試合内容の悪さからして当然の結果とも言えるでしょう。順位どおりの試合内容です。そして一言で表現しますと,今のグランパスはどんなサッカーがやりたいのか全く分からず,個人技頼みの場当たり的なサッカーをしているということに尽きるでしょう。

 

 ストイコビッチ監督は,チームを託されてもう4年半も経ちますが,はっきり申し上げて,J1屈指の選手を多く擁しながら,有機的な結合を窺わせるような組織的なチーム戦術が未だに確立できずにいます。特に目立つのは中盤を構成できていないことで,試合全体のボール支配率では相手チームと遜色はなくても,少なくとも中盤のエリア内でのボール支配率はリーグでも最低に近いのではないでしょうか。中盤でのパスがつながらないのです。

 

 さきほど,どんなサッカーがやりたいのか全く分からないとは申しましたが,ただ一つだけ明確に分かっているのは,不用意なプレーで失点してリードを許し,残り時間が切迫してくるとDFの闘莉王を最前線に上げ,やたらペナルティーエリアに向けてボールを放り込んでパワープレーをするという点だけです(笑)。

 

 監督としては未知数でも,その人気と名声でグランパスの監督に招聘したのですが,今のグランパスではストイコビッチ監督に意見できる人はいないのでしょうね。実際にはストイコビッチさんは,監督としての仕事よりも,「もっと頑張れ!」と叱咤する先輩のような役割しか果たしていないのではないでしょうか。でも,プロの「監督」ですから結果が出なければ責任を取るべき時はあります。

 

 昭和58年当時は私は公務員として東京で勤務し,安月給でしたので,この年に初来日した世界的名ピアニスト,ウラディーミル・ホロヴィッツのピアノリサイタルのチケットには手が届きませんでした(定かではありませんがS席で5万円くらいしたのではないでしょうか)。でも,後の評論で知ったのですが,この時のホロヴィッツの演奏はミスタッチも多くて精彩を欠いていたようです。その当時,私もそんな評論を目にして行かなくて良かったかなと思ったくらいです。先ごろお亡くなりになった音楽評論家の吉田秀和さんは,新聞などによりますとこの時のホロヴィッツの演奏について「骨董、ひびが入っている。」と忌憚なく評論したそうです。ただ,その数年後にホロヴィッツが再来日した際には,吉田秀和さんもその演奏の素晴らしさを讃えています。

 

 全然分野の違う話になりましたが,名古屋グランパスの監督に誰か忌憚のない意見をしてくださいよ。もっとスペクタクルな,見応えのある,強いなと思わせるようなサッカーをしてください。

2012/05/08

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 本日のこのタイトルのことは,サッカーJ1の名古屋グランパスのことです。大型連休最終日は,昨日のブログでもご報告しましたように,連続ゴルフの二日目でヘトヘトになって自宅で療養しておりましたんですが(笑),午後4時キックオフの名古屋グランパス対川崎フロンターレの試合をテレビで観ていて,ますますヘトヘトになってしまったのです(笑)。

 

 今の名古屋グランパスのサッカーは全然よくありませんし,強さも面白さもないのです。生意気であることは重々承知の上で,敢えて内心の怒りを若干込めて,思いつくままに言いましょうかね。ホイッスルが鳴ったと思ったら,前半僅か2分でフロンターレに先制点を許してしまいました。この試合に限らず,最近のグランパスは気分が乗らないままに不用意なプレーをし,いきなり先制点を奪われて追いかける立場になって,徐々に焦っていくという試合が多いように思います。最初からもっともっと緊張感をもってプレーをすべきです。

 

 次に,このことは前々から気付いていたことですが,中盤が機能しておらず,中盤のエリアは概ね相手チームが制圧し,このエリアでのグランパスのボール支配率は相当に低いと言わざるを得ません。ですから,グランパスとしては,中盤を省略したロングボールを前線に放り込むプレーが目立つのです。こんな単調な攻撃ですと,相手のディフェンダーも守りやすく,しかもロングボールですから,味方選手に上手くつながる確度は高くなく,概ね約半分は相手チームの選手に奪われ,あとは鋭いカウンター攻撃を喰らってしまう羽目になります(笑)。これではいけません。

 

 調子に乗ってさらに言わせてもらいますと,相手選手に対するチェックやプレッシャーが甘く,好きにプレーさせてしまっております。体を寄せて寄せて相手選手を少しは焦らせないといけないのです。焦らせてパスミスを誘ってボールを奪い,攻撃に転ずることもできるのです。チェックやプレッシャーが甘いために,好きにパスをつなげられたり,簡単に自陣のペナルティーエリア内にアーリークロスを入れられたりしております。・・・・・ダメです。

 

 いよいよ調子と図に乗って言わせてもらいますと,ルーズボールやセカンドボールを奪う意欲に欠けるような場面が多く,かなりの割合で相手選手がボールを拾っております。観ていて歯がゆいくらいです。

 

 ストイコヴィッチ監督は,もうチームを託されて相当期間が経過するのに,チームを有機的に機能させているとは思えませんし,選手の間に戦術の共通理解を徹底させ,素人の目にも明らかなような,チームの意図が明確に分かるような試合運びができておりません。アーセン・ヴェンゲル監督の頃は意図が明確でしたし,チームの完成度が高かったと思います。今の名古屋グランパスは,不用意な失点からリードを奪われ,終了時間がそろそろ迫ってくると,決まってDFの闘莉王選手をトップに上げてパワープレーに終始するという一つ覚えの状態です。ケネディ,玉田,金崎,藤本,永井,小川,中村,ダニルソン,闘莉王など,選手はJリーグ屈指であるだけにとても残念です。

 

 ホームゲームであるにもかかわらず,その川崎フロンターレ戦は2-3の敗北を喫しましたが,内容が悪すぎ,私自身は1-2になった時点でテレビのチャンネルを変えてしまい,ふて寝することになったのです(笑)。今のグランパスは強くないのです。強くなければ優勝などできない筋合いです。素人のくせに偉そうなことを言っておりますが,グランパスにはもっと強くなって欲しいのですよ。野球はジャイアンツ,サッカーはグランパスと相場が決まっているのですから(笑)。

2012/04/09

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 新幹線の指定券・乗車券(1枚になったやつ)をパジャマの胸ポケットに入れたままで洗濯機に放り込んでしまい,水浸し・クシャクシャにしてしまいました。やってしまいました・・・。4月11日(水)に仕事で東京出張なので,うちのカミさんに名古屋駅まで行って事前購入してもらったのですが,昨日の日曜日にそれをパジャマの胸ポケットに入れたままで一日中家の中で過ごし(どちらかというと,寝たきり老人状態でした),夜お風呂に入った時にそのまま洗濯物として放り込んでしまったのです。カミさんとしては何も知らずに洗濯をしますわね。当然です。明らかに私が悪いのです(笑)。

 

 くだんの新幹線の指定券・乗車券は見るも無惨な水浸し・クシャクシャの状態にはなりましたが,幸い,日付,時間,号車番号,座席番号等は十分に特定できます。再発行が可能なのかどうか,あるいはそのままクシャクシャの指定券・乗車券を使用する形になるのか(自動改札機は到底通過しそうもありません),カミさんには誠に申し訳ないのですが,駅に問い合わせしてもらうことにしました。「そのまま使ってください。」ということであれば,改札の都度私が恥をかけば済むことです(笑)。

 

 やってしまったといえば,わが巨人軍は完全に開幕のスタートダッシュで躓きました。昨日は何とか勝ったものの,これまで2勝7敗という惨憺たる成績で,カラ元気の中畑監督率いる球団と最下位争いをしております。とにかく打てません。これじゃダメです。助っ人としてアメリカ大リーグから来たボウカーという選手は,31打数2安打で,ピッチャーなみの打率です。昔の山倉捕手だって最低でも1割8分は打っていたと思います(笑)。何とか奮起を期待したい。

 

 はっきりとした理由は分からないんですが,プロゴルフの4大メジャー大会の中でマスターズに一番の興味がありますし,好きです。自分がもしプロゴルファーで,神様から「お前はプロとして鳴かず飛ばずだが,死ぬまでに4大メジャーのうちたった1つだけ優勝させてやるよ」と言われたら,迷わず「マスターズでお願いします(笑)」と言ってしまうと思います。とにかく,会場となるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの美しさが際だっております。それにしても,わが日本の松山選手は,今年のベストアマは惜しくも逃してしまいましたが,素晴らしい活躍でした。あっぱれです。昨年は見事にベストアマに輝いてグリーンジャケットを着ましたし,今年も3ラウンド目まではベストアマでした。素晴らしい。

 

 でも残念だったのは,タイガー・ウッズです。スキャンダルを乗り越え,ひとまわり成長し,マナーも良くなったかなと思ったのですが,やってしまいました・・・。2ラウンド目の16番ホール(パー3)のティーショットをミスし,クラブを放ってしまい,挙げ句に足で蹴飛ばしておりました。本当に見苦しい。こういうことをやってはダメです。またタイガー・ウッズはミスショットの後にクラブから手を離して地面に落とすシーンがよく見受けられますし,グリーンを離れる際にパターを捨てるように落とすこともあります。今シーズンも目にしました。そういう面では変わってはおりませんね。マナーについては,アーノルド・パーマーやトム・ワトソン,元松 茂(笑)などを見習って欲しいと思います。

2012/03/19

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 今朝なんかも風は冷たくて強いですね。でも,何となくですが確実に春が近づいているような気がします。私の徒歩通勤途上には,そのシーズンになると本当に見事な桜が咲き誇る公園があるのですが,その桜の枝をよく見ますと,蕾がふくらんでおりますし,木の枝全体が何となく暖色めいてきたのです。

 

 さてさて,表題の「どうなんでしょうかね・・・」というのは,先日行われたサッカーの試合に対する不満の気持ちの表現です。「日韓女子リーグチャンピオンシップ」とやらの試合で,わがなでしこジャパンが誇るDF近賀ゆかり選手が,ゴール前で韓国人選手に容赦なく顔面を蹴られ,ケガをしたという情報があり,ユーチューブの動画にもアップされています。近賀選手の鼻の上部は象さんの鼻のように腫れ上がり,動画を見ても本当に痛々しいし,韓国人選手のラフなプレー振りに呆れてしまいます。いくら彼女らがボールを目がけていたと主張したとしても,あの危険な状況で,普通のメンタリティーがあったならば蹴ったりはしません。顔面を蹴ってしまうことになるという予見が十分にできたという意味では,少なくとも「未必の故意」はあったと評価されても仕方ありません。

 

 この試合は「日韓女子リーグチャンピオンシップ」とやらで,日本のINAC神戸と韓国の高陽大教というチームの対戦です。はっきり申し上げて,日本人選手が無意味なケガをしないように,こんな試合はしないにこしたことはありません。日本人選手の身体のことが心配でならないからです。以前にこのブログで,ACL(アジアチャンピオンズリーグ)のことについて話題にしたことがありますが,朝鮮半島の国々,そして中国の各チームによるラフプレーの頻度は高く,日本人選手のケガ人が出る事例も枚挙にいとまがないほどなのです。そして,このたびの近賀選手のケガなどからすると,この傾向は男女を問わないものだと思います。「日韓女子リーグチャンピオンシップ」とありますが,両国のチャンピオン同士が戦って勝者を決めても,私としては全然ワクワクしませんし,格別名誉なことだとも思えません。それよりも日本人選手にはどうぞ相手選手のラフプレーでケガなどをすることがないように,という気持ちの方が強いのです。

 

 日本人選手は,いわゆる武士道精神でフェアプレーを行い,そのことは世界的にも評価されております。フェアプレー賞に何度も輝いておりますし,2011年の国際サッカー連盟(FIFA)の年間表彰式で,日本サッカー協会はフェアプレー賞を受賞しております。近賀選手がケガをしたこの試合においても,日本のINAC神戸がフェアなプレーぶりで韓国の高陽大教を3-0で下したことは言うまでもありません。

2012/03/12

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 「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也著,新潮社)という本は,各頁上下二段組みなのに701頁もある大著です。大変に読みごたえがありました。読後の率直な感想はというと,史上最強の柔道家木村政彦という人物が好きになったということです。この本はノンフィクションで,相当綿密かつ広汎な取材に基づいて書かれたもので,柔道(柔術)を心から愛する著者としては,木村政彦と柔道の名誉回復を図りたいと一心に思い,打撃(当て身)を伴う柔道こそが最強だということを著したかったのではないでしょうか。ただ,内容は素晴らしいのですから,せめてタイトルは「木村政彦の真実」くらいにしておけばよかったのに,と思いました。

 

 昭和29年12月22日といえば,まだ私もこの世に生まれておりませんが,プロレスは戦後,庶民の人気を徐々に集め,日本プロレス協会の力道山がスターとしてその頂点を極めようとしておりました。そしてその日,その力道山と,史上最強の柔道家木村政彦との巌流島決戦が行われたのです。でも,考えてみればプロレスというのはブック(台本)のあるフェイク(八百長),いわばショーですよね。この巌流島決戦についても,事前に力道山と木村政彦との間で,61分3本勝負のうち,1本目は力道山,2本目は木村政彦,3本目は時間切れ引き分けというブック(台本)になっていたのです。

 

 ところが,途中までは確かにプロレスだったのですが,突如として力道山がブック(台本)破りを行って,木村政彦を騙し討ちし,強烈な右のパンチを繰り出し,掌底で危険な箇所をメッタ打ちし,さらにマットに座り込んだ木村の顔面をそれこそサッカーボールを蹴るような態様で二度にわたって蹴り,そして木村をマット中央部に引きずった後にその頸椎部を蹴りつけ,狙い澄ましたように掌底でこめかみ部分を打ち,立ち上がった木村をさらにメッタ打ちにして,彼をマットに沈めて血の海にしたのです。凄惨なシーンであり,極めて残酷でした。力道山というのは一体どんな人間だったのか,その人間性を疑わざるを得ません。ユーチューブでもその動画はアップされておりますが,これはもはやプロレスなどではなく,力道山が仕掛けた一方的な喧嘩であって,極めて危険かつ卑怯な振る舞いだったのです。

 

 力道山は,実はこういったブック(台本)に沿った念書を木村にだけ事前に出させ,自分は要求されてもそのうちに出すと言って約束を果たさず,当て身(打撃技)は木村のみ禁止とし,挙げ句に試合後には「試合中に木村が引き分けにしようと言ってきた」と記者に述べたり,木村に差し入れさせた念書を公表したりもしました。彼にとって史上最強の柔道家木村政彦の存在は目の上のたんこぶだったのでしょう。結局,木村は力道山から,リングサイドの観衆,そして多くのテレビ視聴者らの前で恥をかかされ,敗れたことになってしまいましたが,これはプロレスのブック(台本)破りの騙し討ちに過ぎず,勝ち負けを論ずるのは本来間違っております。実際問題として,木村政彦の柔道の抜きんでた強さは別格,史上最強であり,プラジリアン柔術のメッカであるブラジルでも,あのマラカナンスタジアムにおいてエリオ・グレイシーを一蹴し,その圧倒的な強さを示しています。最初から真剣勝負ということであれば,木村は事前に体をつくり,コンディションを整えた上で,力道山を寝技に持ち込み,得意の腕がらみで一気に仕留める強さをもっていたでしょう。・・・でも,ブック(台本)があったものですから,木村政彦はこの巌流島決戦の前日においても,日本酒1升4合と瓶ビール6本を飲んでしまっておりました(笑)。この巌流島決戦の後,木村は師匠の牛島辰熊の「勝負の世界だ。言い訳するな。」の言葉どおり,その後も男らしく多くを語りませんでした。

 

 この巌流島決戦の後,木村政彦は「力道山に敗れた男」としての屈辱を味わい続け,そのうち世間からも忘れ去られていく存在になります。木村は75歳で天寿を全うしますが,巌流島決戦の時は37歳でしたから,ちょうどその後半生は後悔に苛まれる人生を送らざるを得なかったのです。しかしその人格は人から愛され,柔道家をはじめとして多くの人の尊敬を集める存在でした。どうでしょうか,私は素人ですから分かりませんが,仮にしかるべき人達を対象にして,史上最強の柔道家は誰かというアンケートをとった場合,間違いなく木村政彦がトップになるような気がします。

 

 もし木村政彦がアマチュア柔道の世界にずっと身を置いていたならば,その現役時代,指導者としての時代を通して,木村政彦の名がプロレスや力道山によって貶められることもなかったのでしょうが,いまさら何を言ってもはじまりません。本当はプロレスの世界になど入らなければ良かったのです。戦後のどさくさの最中,よほどの基盤がない限り,アマチュア柔道だけでは食べていくことはできなかったのでしょうし,木村政彦は妻の病気の薬代も稼ぐ必要がありました。

 

 木村政彦は,最愛の妻である斗美(とみ)さんが結核に罹り,ストレプトマイシンの値段が高くて日本では手に入らず,アメリカに渡ってプロレスでお金を稼ぎ,そのお金で薬を買って日本に送り,妻の結核を治そうとしていたのです。木村はその辺りのことについて,「愛する者が病気で死にかかっている。自分が嫌なことを我慢すれば治せるとわかっていたら,君ならどうする?」と述べています(同著681頁)。また彼は,その最晩年に病床に伏してから,長女の友子に「斗美は俺の太陽だったんだよ」と述べております(同著673頁)。

 

 木村政彦は,愛妻や子供たちのために,終戦直後は闇屋などをやって稼ぎ,家族の生活費を稼いだりしておりました。きれい事を言っているような状況ではなかったのでしょう。木村政彦は男の中の男だったと思います。師匠の牛島辰熊とともに,木村政彦のその波瀾万丈の生き方は,私にも多くの示唆を与えてくれます。

2012/02/22

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 今日は,サッカーのACLのことについてお話したいと思います。ACLというのは,アジアチャンピオンズリーグのことで,正式名称はAFCチャンピオンズリーグです。これは要するに,前年度のアジア各国の優勝又はこれに準ずる成績をおさめたクラブチーム同士でリーグ戦を行い,アジアのクラブチームNo1を決めるというものです。日本では,前年度のJリーグ1位から3位までのチームと天皇杯優勝チームが出場します。

 

 でも私は,はっきり申し上げて,こんなリーグに出場してどれほどの意味があるのかと思います。もっとはっきりと申し上げましょう,出場している韓国リーグや中国リーグの選手によるラフプレーがとても酷く,日本人選手のケガが後を絶たないのです。昨年はセレッソ大阪の選手が韓国の全北というチームとの試合で右目の上を5針縫うというケガをさせられましたし,その前には川崎フロンターレの中村憲剛選手がやはり韓国の城南一和というチームとの試合で,あごを骨折させられました。そのセレッソ大阪と韓国の全北というチームとの試合では,全北のサポーターによる「日本の大地震をお祝い(し)ます」という横断幕が問題になったことも指摘しておきます。今年も,清水エスパルスは韓国の城南一和というチームと練習試合をしていたのですが,小野選手が左膝内側側副靱帯損傷のケガを負い,結局この練習試合では韓国の城南一和の選手のラフプレーが酷かったため,監督同士で協議して途中で中止になりました。また,サガン鳥栖の豊田選手が,韓国の水原というチームとの練習試合で,全くボールとは関係のない場所で韓国人選手から殴られています。もうこれはサッカーではありません。明らかな暴力です。そして中国サッカーはご存じ,「カンフーサッカー」で世界的にも有名です。跳び蹴りは当たり前・・・。

 

 日本の4チームは,Jリーグの年間リーグ戦を戦うとともに,このACLでの戦いも余儀なくされ,絶えず疲労困憊と相手選手のラフプレーによるケガのリスクも背負っております。もう本当にやめたらいいのに,と思います。鹿島アントラーズのオリヴェイラ監督のACLでの試合後の記者会見では,いつも相手選手のラフプレーに関するコメントからスタートしていましたよね。

 

 わが名古屋グランパスのストイコヴィッチ監督は,今年はACLよりも国内のJリーグを優先すると明言しております。彼もたまにはいいことを言いますね(笑)。正解だと思います。勝負に「たられば」は禁物でしょうが,名古屋グランパスは昨年わずか勝ち点1の差でリーグ連覇を逃しました。実のところは,昨年のACLを戦っていた当時の移動や過密日程による疲労困憊とラフプレーで,その頃は大切な勝ち点を落としていたという事情もありました。

 

 UEFAのヨーロッパチャンピオンズリーグにはサッカーファンとして大いなる憧れがありますが,ACLで優勝に輝くことにあまり魅力は感じません。それよりも,ラフプレーによるケガの方を恐れるのです。

2011/10/25

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 土曜日のことでしたかね,巨人が今年の最終戦で劇的なサヨナラ勝ちをおさめたのは・・・。対横浜戦で9回裏まで1-2でリードされていたんですが,満塁で長野が代打逆転満塁サヨナラホームランを放ち,ドラマか漫画のようなド派手な勝利でした。巨人ファンの私としては嬉しい限りです。この調子でクライマックスシリーズを戦って欲しいものです。

 

 ただ,この最終戦で長野はスタメンから外れておりました。原監督とすれば,栄誉ある首位打者というタイトルを長野に取らせてやりたいという「親心」だったのでしょう。確かに,きら星のように輝く天才集団の中で首位打者を獲得するというチャンスはあまり巡ってこないでしょう。しかし,私はどうしても「そうまでして」という疑問を払拭できません。いつもどおりスタメンで正々堂々と出場し,一生懸命打席で奮闘した上で獲得するからこそ,そのタイトルも燦然と輝くのです。長野と首位打者を争っていた阪神のマートンは,以前から可能であれば全打席に立ちたいと述べておりました。日本人ではないマートンの方に武士道というものを感じます。

 

 男子プロゴルフの石川遼選手はこのところ思い通りのプレーができていないようですね。報道によれば,彼はミスショットをした直後には,ドライバーのヘッド部分を蹴り上げたり,バンカーショットをミスしてはサンドウェッジを放り投げたり,キャディーバッグをアイアンで叩いたり,セカンドショットが上手くいかなかった際にはクラブを2回にわたって地面に叩き付けたり,叫ぶなど大声をあげたり,聞き苦しい言葉を英語で口にするなどといった行為に及んでいるそうです。端から見ていて見苦しい行為ですし,同伴者やギャラリーを不愉快にさせるでしょう。余計なお世話かもしれませんが,こんなことは,彼の公式戦出場や練習,ビジネス(CM出演など)のマネジメント一切を取り仕切っているであろう父親が,父親として躾けなければならないことなのだろうと思います。

 

 前にもこのブログで述べたことがありますが,名プレーヤーのアーノルド・パーマーは,若い頃に父親と一緒にラウンドしていた際,やはりミスショットでイライラしてクラブを乱暴に扱ったことがあったそうです。それを見た彼の父親は,烈火のごとく「(そんな振る舞いをするのであれば)もうゴルフなどやめてしまえ!」と言って彼を叱ったということです。それ以来,パーマーはクラブを乱暴に扱ったり,見苦しい振る舞いだけはすまいと心に決めたそうです。パーマー自身が回顧談でそう述べているのですから,間違いないでしょう。私はゴルフ番組で古い映像を見ることもあるのですが,そういえば確かに,パーマーも,ゲイリー・プレーヤーも,ジャック・ニクラウスも,トム・ワトソンも,そんな見苦しい振る舞いをしているところを見たことがありません。

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