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弁護士ブログ

2014/12/27

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 業種にもよると思いますが,26日(金)が御用納めだった方も多いのではないでしょうか。うちの事務所はたまたま29日(月)も臨時で事務所を開けますが,表向きは昨日が御用納めでした。

 

 その本年の御用納めの日は東京出張で,私にしては割と大きな仕事を完了してきました。午前8時12分の新幹線(のぞみ)で出かけましたので,自宅を出たのはまだ外が薄暗い時でした。

 

 でも,この御用納めは幸先の良いスタートを切りました。何と言っても,その日発売の月刊誌「正論」を早朝から手に入れることができ,車中で読み始めることができたのです。車中で美味しい駅弁を食べ,上天気のその日は富士川に差し掛かった時には誠に美しい富士山の姿を車窓から眺める幸運にも恵まれました。「正論」を片手に霊峰富士の偉容を堪能・・・。正に絶好調です(笑)。

 

 そして午前11時からのお仕事。思ったより時間はかかりましたが,交渉等が無事に完了しました。本当に良かった。達成感もあって寒風の中の散歩も良かろうと思い,学芸大学駅から祐天寺駅まで高架を頼りにブラブラ歩きました。

 

 そしていつもの行きつけのラーメン店(八重洲中央口地下)で「塩バターコーンラーメン」を,これまた堪能いたしました。絶好調です(笑)。返す刀で鈴本演芸場で落語でもと思ったのですが,さすがに年内にやらなければいけない仕事も多く残されていますので,それは断念しました。

 

 でも秋葉原のある店で,とうとう「グレン・グールド・プレイズ・バッハ~ブルーノ・モンサンジョン監督三部作」(DVD)を手に入れました。ますます絶好調です(笑)。これは1979年から81年にかけてグールドが精力を傾注した「バッハ・シリーズ(グレン・グールド・プレイズ・バッハ)」三部作の映像をまとめてDVD化したものです。グールドが亡くなったのが82年10月ですから,その最晩年の仕事,映像ということになります。商品の説明にもあるとおり,「細部にいたるまで緻密に脚本が吟味された密度の濃い対話部分の充実度の高さのみならず、演奏部分で示されるグールドの解釈の深遠さは言語を絶するほど」なのです。改めてバッハのフーガの構造の緻密さ,完成度の高さを認識することができます。

 

 さて,このように絶好調のまま御用納めを迎えることができました。これもひとえに大勢のこのブログ愛読者の皆様のおかげであります。感謝いたします。今年はプロ野球で言えば1000本安打,つまり1000回更新(ブログ)をやっちゃいました。何とかこれも続けていきたいと存じます。

 

 それでは皆様良いお年を。そして来年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう,心よりお祈りいたします。

2014/12/25

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  ぽっぽっぽ はとぽっぽ 豆がほしいか そらやるぞ みんなでなかよく 食べに来い。

 

 道を歩いておりましたら,鳩が何やら啄んでおりました。可愛いもんです。

 

 ふっと,私が11年間お世話になった先生のことを思い出しました。我々の業界では雇用主側の弁護士をボス弁とかボスとか呼んでおりますが,大恩のあるこのボス弁のことを,以下M先生といいます。

 

 このM先生は勿論今でも元気でご活躍ですし,当時から弁護士会内では人脈も,実力も,影響力もある方でした。しかしこんなM先生でも,どうしようもない弱点がありました。それは歌やカラオケです。自他共に認める音痴だったのです。

 

 ですからM先生は絶対に人前では歌は歌わないと公言されていました。私もM先生に連れられて顧問先会社の忘年会などに行きましたが,歌やカラオケとなると,M先生は恥も外聞もなく私を楯にして,自分の名代として私に歌わせました。それほど歌を歌うのが嫌だったのでしょう。私も悪い男です。時にはM先生に「給料を上げてくれたら代わりに歌ってあげます。」などと意地悪を言ったものでした(笑)。

 

 私がお世話になった11年間,そんなM先生がたった一度だけ歌われるのを聞いたことがありました。正に世紀の一瞬でした。その時にM先生が歌われたのが,冒頭に挙げた「鳩」という童謡です。M先生はお酒が進み,興が乗ったのか,意を決して「ぽっ、ぽっ、ぽっー」と始められたのです。M先生の言では,この曲だけは何とかなるんだそうです(爆笑)。

 

 人間誰しも弱点というものがあるのですよ。私も敢えて弱点を挙げるとすると,「痛みに弱い」という点でしょうか(笑)。歯医者さんで歯垢を取られるのも痛くて絶対にダメです。思わず拒否したので歯科助手さんがビックリしていたほどです。そういえば,以前このブログでも紹介しましたが,「幼獣マメシバ」の主人公役の佐藤二朗という役者さんは,自分の特徴として「痛みに弱い」点を挙げています(笑)。みなさんは痛みに強いですか?

2014/12/24

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 「だまつて今日の草鞋穿く」

 

 種田山頭火の句の中でも,何かしらこの句は好きな句の一つなのです。この漂泊の俳人は,木賃宿から毎朝草鞋を穿いて行乞の旅に出立しなければなりません。生きていくために。旅人,特に山頭火のように行乞の旅に出る人にとって,この朝の草鞋を穿く瞬間は精神的に辛い時間なのかもしれません。この句が作られた季節は分かりませんが,寒い寒い冬の旅ならなおさらでしょう。

 

 さて冬至が過ぎました。私は毎年思うんですけど,冬至が過ぎてこれからだんだんと日が長くなってゆくこの感じが好きなのです。日本経済もこうだと良いのですが・・・。

 

 ところで,実は私の部屋は本だらけ・・・。確かにうちのカミさんが言うように掃除がしにくいし,ホコリが溜まりやすいのです。それに,大きな本棚が2つあって,地震対策は十分とは言えません。カミさんは常日頃,本棚が倒れて私が下敷きになるのが心配などと言ってくれておりました。

 

 そして最近ではカミさんは,「断捨離!」などと連呼して私を洗脳し(笑),徐々にその2つの大きな本棚と多くの本を何らかの形で移動するか,処分するかをソフトに,それでいて事実上抵抗を許さないような説得力をもって,私に迫って来ていたのです。何とか私を説得しつつ,私が不在の時に徐々に本を袋に詰めて廊下に出したり,粗大ゴミの処分券を購入したり,本の移動や本棚及び本の処分を次第に既定路線化していったのです。ちょうど徳川家康が,秀吉亡き後の豊臣家に対し,関ヶ原の合戦を経て,大阪冬の陣で大阪城の外堀を埋め,大阪夏の陣で最終目的を果たすかのように(笑)。

 

 そしてとうとう,昨日の天皇誕生日の祝日がその日となりました。私の部屋は見違えるようにきれいさっぱりとなったのです。私も感慨にふけりながら,処分する本をビニールテープで括る作業をし,カミさんは掃除機をかけてくれました。

 

 本当にさっぱりしました。確かに普段から,もうそろそろ大掃除をしなければならないなと思いながら過ごしてはいたのですが,うまいことカミさんにしてやられつつも,一足早い懸案の大掃除ができました。

 

 それにしても処分すべき本が大量に出てしまいました。名残惜しいような気もしますが,結局は私もいずれあの世に逝く訳ですし,残された私のそのような「蔵書」を私の子や孫が繙くことがあるのかどうかは極めて疑問ですから,結果的にはこれで良かったのかもしれません。というのも,私の読書傾向は相当に偏っていますから(爆笑)。

2014/12/22

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 かにすき鍋の締めのかに雑炊は本当に美味しいですね。温まりますし,とてもよい出汁が出ています。また,カニしゃぶやカニの味噌汁も格別です。我が家でも是非とも年内にかにすき鍋をやりたいと思います。

 

 安心の日本産も勿論結構ですが,今年はロシア産のカニが狙い目なのをご存じですか。ロシア通貨のルーブルが相当に下落し,今ではひところの半分の価値しかなく,相当のルーブル安なのです。・・・ということは,ロシア産のカニが相当に安くなっており,市場関係者のコメントによるとこの傾向は年明けにはさらに顕著になってくるそうです。カニに限らず,サケ,イクラ,数の子も同様の傾向のようです。

 

 何とかうちのカミさんを説得して,今年中に,かに三昧の夕食の機会を確保することにいたします(笑)。そして締めはもちろん,かに雑炊・・・。

 

 経済制裁もあったり,原油安の影響もあったりで,ロシア経済は相当に参っているようですね。ロシアは確かに大国ではありますが,GDPが資源の輸出に相当依存しているため,原油安もロシア経済に打撃を与えることになります。経済構造がいびつで,しかもプーチンの独裁が鼻につきます。最近,新聞の書評につられて,「毒殺-暗殺国家ロシアの真実」(アルカディ・ワクスベルク著,松宮克昌訳,柏書房)という本を買ってしまったのですが,本格的に読み出す前にチラチラ斜め読みしているだけでも気が滅入り,とても恐ろしい内容になっています。権力構造の深い闇が浮き彫りになります。ちゃんと読み始めるべきかどうか実は迷ってしまっています(笑)。

 

 ロシア出身の作曲家は申し分なく素晴らしいのに・・・。セルゲイ・ラフマニノフなんかはとても好きですし,イーゴリ・ストラヴィンスキーなども本当に素晴らしい。たまたま今日は自動車で移動していたのですが,車中のラジオでストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」の終曲を聴きました。素晴らしい曲でしたし,ふだんバッハばかり聴いている私も,たまにはロシア音楽もいいなと思いました。

2014/12/19

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  調子に乗って深夜までカラオケで歌いまくっていましたら,外は一面の銀世界(笑)。名古屋でも久々のドカ雪が降りました。「爆弾低気圧」の威力は凄まじいものがありました。

 

 大学での学問というものをちゃんとしているのかどうか分かりませんが,うちの娘はある企業で単発的なアルバイトをしています。今朝の朝食の時,娘が感動した面持ちでアルバイト先での昨日の出来事を語ってくれました。

 

 名古屋のバスレーンがある道路に面したそのアルバイト先で仕事をしていた午前中,Kさんという割と美しい40代の女性が「雪かき班」のリーダーに指名され,娘はそのKさん(その後のKさんの目覚ましい活躍ぶりから,この女性を「K大将」と呼ぶことにします)と一緒に,店先や駐車場の「雪かき」作業にせっせと従事しておりました。

 

 するとK大将は,バスレーンで雪のためにタイヤを空回りさせながら立ち往生している市バスを目ざとく見つけ,「あっ,これはいかん!あかねちゃん,いくよっ!」と娘に声をかけ,店内にいた他のスタッフを手際よく差配し,段ボールを相当数用意させ,走って現場に直行したのです。

 

 確かにその時,立ち往生しているその市バスの後ろにはかなりの台数のバスが数珠つなぎになっていたのです。K大将は,タイヤの下に段ボールを敷き詰めさせ,他の従業員数名にはバスの車体を後ろから押させ,自らは「せいのー!」などと大声を掛け,立ち往生していた先頭のバスを走行させることに見事成功したのです。バスの運転手や乗客からは口々に感謝の言葉を掛けられたそうです。

 

 朝食の時,その昨日の出来事を娘は顔を上気させながら語っておりました(笑)。K大将は,状況把握力,正義感,勇気,的確な判断と行動,統率力の全てが備わっており,移動時には「あかねちゃんっ!転ばないように気をつけなさいよっ!」と部下を思いやる細やかさも備わっております。軍隊でいえば正に大将の器です(笑)。

 

 Kといえば,菅直人という市民運動家上がりの人物が何とか比例復活で475番目の衆議院議員に滑り込みましたね(笑)。お陰で代表であった海江田万里という人が落選の憂き目をみました(笑)。菅直人という人はその首相時代,前任者の鳩山由紀夫という人と甲乙付けがたいほど無能な対応に終始しましたね。どうにも我慢がならなかった私は,このブログで,「バカな大将,敵よりこわい。」などと言ってやったものです(笑)。

 

 こういう人物が首相になるんだったら,昨日バスを立ち往生から救ったK大将のような人物(女傑)の方が適任でしょう。

2014/12/17

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 「爆弾低気圧」だなんで表現されておりますが,本当に寒くなりましたし,北海道やその他の日本海側の降雪量が心配です。また,年末にかけて私もやることがいっぱいで,とても忙しい状態です。風邪などひかずに何とか乗り切りたいと思います。

 

 さて,第47回衆議院議員選挙が終わりましたね。公示から投票までの間,私もこのブログでは完全に沈黙し,大人しくしておりました。めったなことを書いて,公職選挙法違反で逮捕されてもいけませんからね(笑)。

 

 マスコミの事前の予測結果があまりにもすごいので,私も自民党が317を超えるのではないか,ようやく公明党と縁を切ることができるのか,懸案の憲法改正についてはとにかく手続規定の96条だけでも改正できるんじゃないかなどと密かに期待していたのですが,さすがにそれはかないませんでした。

 

 毎日新聞やその他の反日マスコミなどは,投票率が低いから安倍内閣は決して信任された訳ではないなどと負け惜しみを言っておりますが,本気で今の政治がダメだと思っているのなら,投票しますもの。基本的には安倍内閣の仕事は有権者から一応の評価を受けているのではないでしょうか。

 

 少なくとも例の3年3か月にわたった民主党の失政,閉塞状況,政権担当能力のなさについて,有権者は今でも決して許してはいなかったということだけは言えますね(笑)。本当に「まるで異民族に支配されていたかのような」悪夢の時代でしたからね(産経新聞の阿比留記者の言葉)。

 

 また,維新の党の共同代表をやっている江田という人の演説には「(自民党の)一党独裁を許してはいけない」という表現がありました。本当にバカなことを言っています。思わず食べていたミカンの汁が口からこぼれてしまいました(笑)。一党独裁というのは中国共産党のような存在,政治システムのことを言うのです。中国人民には選挙権というものがありませんから,いつまでたっても制度的に中国共産党という悪の存在が蔓延り,一党独裁となっているのです。

 

 一方,日本は表現の自由も,選挙権もあります。時の政権を倒そうと思えば投票行動でいつでも倒せるのです。江田という人が「一党独裁」などとバカなことを言ってはいますが,制度的に政権を担う機会が保障されているのに,自分たちが不甲斐ないからそれができないでいるだけで,制度に問題がある訳ではありません。要するに自分たちの能力不足の結果を「一党独裁」と言っているだけなのです。

 

 さて,次世代の党の立候補者には本当に政治家として高い識見と,確たる国家観と愛国心を有している立派な方々が多くいらしたのに,2議席しか獲得できなかったのは非常に残念です。次世代の党の政策は多くの部分で自民党のそれと一致しているのですが,私がふと感じましたのは,少なからぬ有権者が内心では次世代の党の政策に共鳴しつつも,自分が投ずる票が結果として「死票」となってしまうことを恐れ,結局は自民党に投票してしまう傾向があるのではないかということです。いっそのこと,平沼赳夫先生も,そして今回落選した立派な候補者(中山成彬,三宅博,山田宏などなど)も自民党に入って政治活動をすればよいのにと思います。

2014/12/12

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 先日の刑事事件の公判は,結審(すべての審理を終えること)予定の日でありまして,私は被告人のために予め用意した弁論要旨を法廷でしっかりと読み上げました。その声はいつもと違い,相当にドスのきいた声でした。いつもとは違ってドスはきいておりましたが,我ながらよくできたと思いました(笑)。

 

 何でいつもの声質とは違ってドスがきいていたのかというと,前日に宴会の4次会でカラオケを10曲くらい歌いまくってしまったのです(笑)。その約10曲の中には我が栄光の読売巨人軍応援歌の「闘魂込めて」も当然に入っておりました。

 

 さてさて,翌日の自分の声の質が変わった体験から痛感しましたのは,プロの歌手というのは自分の喉や声の状態の管理に細心の注意を払っているのだろうなということです。彼らにとっては声はそれこそ本業の出来,不出来に直結する訳ですから,私のような不摂生は絶対にしていないのだろうと思います。

 

 歌手のこと,声のことを漠然と考えておりましたら,ふっとエリーザベト・シュヴァルツコップという往年の名ソプラノのことが頭に浮かびました。話頭を転じる手法にやや強引さがあるよと読者から指摘を受けたことがありますが(笑),本日これからはなぜかシュヴァルツコップなのです。二十世紀中にも様々な名歌手が登場しましたが,シュヴァルツコップはマリア・カラスと並んで名ソプラノとの評価が高かったのです。12月と言えば「第九」の季節ですが,昔は私もフルトヴェングラーが指揮したバイロイト音楽祭でのベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」をよく聴き,シュヴァルツコップの歌唱に聴き惚れていたものです。

 

 それより何より,シュヴァルツコップの美貌・・・。本当に美しい人でありました。そのシュヴァルツコップも2006年に90歳で亡くなっております。彼女は特にヴォルフやR・シュトラウスの歌曲での評価が高かったのですが,よく調べて見ますと彼女は,私が師と仰ぐ(笑),あのヨハン・セバスティアン・バッハの曲の演奏にも登場しているのです。オットー・クレンペラー指揮,フィルハーモニア管弦楽団等による「マタイ受難曲」,カラヤン指揮,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団等による「ミサ曲ロ短調」,やはりカラヤン指揮,RAIローマ交響楽団等による「マニフィカト」などです。CDを入手できるかどうか見当もつきませんが,何とかやってみることにします。

2014/12/09

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  毎年12月8日になりますと,旧日本軍による真珠湾攻撃の話題が出されることがあります。今の小学生から高校生までのほとんどは,やはり旧日本軍は暴走して卑怯な真似をし,正義の味方であるアメリカが日本を懲らしめたのだというふうに漠然と思ってしまっているのでしょうか。そうだとすると,やはりとても悲しい気がします。せめて次代を担う若い世代には,真実の歴史を学んでもらわないといつまで経っても自国に誇りが持てないままになってしまいます。

 

 いわゆる東京裁判史観からはもういい加減に目を覚ますべきでしょう。世界各国の公文書が一定の保存期間を経て,次から次に公開されるようになり,真珠湾攻撃直前の真実,換言すればコミンテルンに廻りを固められていたルーズベルト(FDR)らによる陰謀の実態が明らかになりつつあります。

 

 お前は何を言っているのだ,お前のような者を修正主義者と言うのだ,と詰られそうですが,私は修正主義者と呼ばれようが何しようが,マッカーサーが戦後にアメリカ議会上院の軍事外交合同委員会で証言したように,大東亜戦争は「日本の自衛のための戦争だった」と認識しておりますし,ドイツがどんな挑発にも乗らなかったため,何としても裏口から参戦したくて仕方がなかったルーズベルトが,ハル・ノートという日本に対する最後通牒を突きつけて故意に「最初の一撃」を打たせたというのが真実であろうと思います。この「最初の一撃」さえ打たせてしまえば,参戦には反対だったアメリカ議会の承認が得られることになりますからね。

 

 手始めに,次の3つの本をお読みいただくのが分かりやすいと思います。

 

 「アメリカはいかにして日本を追い詰めたか-「米国陸軍戦略研究所レポート」から読み解く日米開戦」(ジェフリー・レコード著,渡辺惣樹訳・解説,草思社)
 「真珠湾の真実-ルーズベルト欺瞞の日々」(ロバート・B・スティネット著,妹尾作太男訳,文藝春秋)
 「ルーズベルトの開戦責任-大統領が最も恐れた男の証言」(ハミルトン・フィッシュ著,渡辺惣樹訳,草思社)

 

 小林よしのりという漫画家の言動には時に首を傾げざるを得ない面もありますが,彼はいわゆる東京裁判史観べったりの歴史家や作家を評して「蛸壺史観」とネーミングしました。この「蛸壺史観」というのは「戦争の原因を自国の中でのみ探り、外国の視点がまったく抜け落ちているため、狭い蛸壺に入ってしまったような歴史観」を意味します。言い得て妙だと思います。

 

 私も,東京裁判史観べったりの人に対し,「たこつぼ」から出でよ!と言いたいのです。

 

 先に挙げました「アメリカはいかにして日本を追い詰めたか・・・」という本のカバーに記載されていた本の紹介文に次のような記載がありましたが,正鵠を射ていると思います。

 

「4年にわたる日中戦争のさなか、彼我の工業力格差を承知しながら、日本はなぜ真珠湾攻撃を決断したのか。なおも議論が尽きないこのテーマを、米国の国防政策専門家ジェフリー・レコード氏が分析。過重な経済制裁を加えて日本を『戦争か、米国への隷属か』の二者択一へと追い詰めたF・D・ルーズベルト大統領の外交政策に開戦原因の一半があったと結論づける。」

 

 第二次世界大戦の後,冷戦の一方の巨魁であるソヴィエトがのさばり,中国大陸には今世界に害悪をまき散らしている赤化した国家が誕生してしまいました。アメリカは明らかに戦う相手を間違えてしまったのです。

2014/12/05

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 皆さんは将棋には興味はないですか。このブログでもたまに将棋の話題を出しますが,それは私が中学生から高校生の時代にかけて将棋に熱中したことがあり,今でも割と興味を持っているからです。当然のことながら勝負事ですから非情な面がありますが,ゲームとして将棋はとても面白いと思います。チェスと違って日本の将棋は得た駒を使うことができるという特徴もありますし,棋士の対局を見ていても礼儀が重んじられ,日本の良き伝統が今も生きていると思います。

 

 実は昨日は急いで書き上げなければならない準備書面作成の仕事があったのですが,思いのほか時間がかかってしまい,仕上がりが午後7時ころになってしまいました。それもそのはず,昨日は第27期竜王戦の第5局(第2日)がネットで中継されており,それをたまに覗きながらやっていたからです(笑)。特に終盤は釘付けになってしまいました。

 

 というのも,森内俊之竜王に対して,糸谷哲郎七段が挑戦し,ここまで糸谷七段が3勝1敗とし,この第5局に勝てば新竜王の誕生,森内竜王が失冠してしまうという大一番だったのです。私の場合は特に贔屓の棋士はおりませんが,羽生善治名人と並んで森内俊之竜王は40代半ばでよく頑張っているなと感心しておりましたので,内心は森内竜王を応援しておりました。

 

 しかしながら,この第5局も終盤まで森内竜王が優勢であったにもかかわらず,時間配分のミスという面もあったでしょうが,緩手が出てしまい,森内竜王の逆転負けとなったのです。糸谷新竜王の誕生と相成りました。

 

 思えば,名人と竜王というのは将棋界の双璧というべき二大タイトルです。森内俊之九段はついこの間まで名人と竜王の二大タイトルを保持しておりました。これは実は凄いことなのです。でもこの一年の間に名人と竜王のタイトルを相次いで失ってしまいました。勝負の世界の決まり事とはいえ,非情な世界です。男子プロゴルフの世界では藤田寛之プロが「中年の星」などと言われて活躍されているのは喜ばしいことで,将棋界でも何かしら中年を応援したくなるのです。私の場合は年齢的にはもう中年の域を過ぎてはおりますが・・・。ですから,このたびの森内俊之九段の失冠は少し残念です。

 

 実はもう一つ残念だなと思うことがあるのです。確かに今回の竜王戦においては糸谷七段は強かったのでしょう。そして最近の森内九段の戦績からすれば不調だったのでしょう。そういう意味では現時点での実力の反映であり,妥当な結果だったとも言えます。でも,糸谷七段の対局マナーについては従前から問題視されていたようであり,その問題の対局マナーが相手対局者である森内九段になにがしかの影響を与えてしまったことは否定できないのではないかと思います。

 

 糸谷七段はとにかく対局中に頻繁に離席します。この第5局の最中もその離席の回数はとてつもなく多く,時には僅かの時間に3回も離席を繰り返し,全く落ち着きというものがありません。こんなに頻繁に離席を繰り返すようですと,相手対局者に思考の中断を余儀なくさせるような面があるでしょう。

 

 以前の対局では糸谷七段が離席したまま昼食休憩の時間を迎えてしまったということもあったようです。また,これは読売新聞でも記事になっていたのですが,対局室が屏風で仕切られ,その屏風の向こう側で手を考えながら歩き回り,その衣擦れの音が屏風のこちら側にも聞こえてしまうそうです。たまりかねた森内九段は耳栓をしていたとのことです。相手対局者が指してその手が元に戻る前に即座に自分の手を指すということもあったようです。

 

 はたまたこれは第5局で起こった出来事ですが,糸谷七段が2二角成とした時に,その指が2三の地点にあった森内竜王の歩に触れて歪んだ状態にしてしまったにもかかわらず,それを直さずに放置したという「事件」もありました。対局マナーの悪さに森内竜王も内心では辟易していたのではないでしょうか。勝負師なのですからそんな逆境を跳ね返すくらいの精神力がなければダメだという意見もありましょうが,森内九段に少し気の毒な今回の竜王戦ではありました。

2014/12/02

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 そうか,今はやっぱり冬だったんだ・・・。厚手のコートに身を包みながら冷気,いや寒気に触れていると,改めて本格的な冬の到来を感じました。ここ数日は冷たいお湿りがありましが,これからは空気が乾燥して風邪をひきやすくなりますので,皆さん御身大切に。私も年末にかけてやらなければならない仕事がいっぱいありますので,風邪などひいていられません。

 

 さてさて,うちの娘にはほとほと困ったものです。先日も述べましたが,娘は現在,宝塚歌劇団,とりわけ宙組の緒月遠麻さんのファンであり続けています。正にファナティックなほどです(笑)。去る週末も宝塚へ出かけて,緒月さんの「入り待ち」,「出待ち」を敢行したそうです(笑)。・・・・・どうしてこんな子に育ってしまったのでしょうか。親の顔が見てみたい(笑)。

 

 緒月さんの「入り待ち」に成功した際には会話を交わすことができたそうです。また,「出待ち」の際にはちょっとしたイベント,つまり緒月さんは来年2月15日付けでの退団が決定していますので,ファンクラブ(抜け目なく娘もその一員)のうちの約30人で「赤い糸で結ばれる」くじ引きのような催しがあり,約30人の中から見事一本の糸で結ばれてツーショット写真の権利を手に入れたのは,何とうちの娘でした。いやー,この娘は何かを持っていますね(笑)。まあ,それはともかく,大学生なんだからちゃんと学問というものをしてよ。

 

 「雑感」というタイトルの時は本当にとりとめのない話になりますが,日曜日のNHK杯将棋トーナメントをテレビで見ていましたら,何と羽生善治名人と森内俊之竜王の黄金カードでした。昨年の森内竜王はとてつもなく強く,名人と竜王の二冠に輝いていたのですが,今年に入ってからの名人戦,棋聖戦という2つのタイトル戦では森内竜王は羽生名人に勝てていません。私はテレビを見ていて内心では判官贔屓ではありませんが森内竜王を応援していました。見ていて面白く,好局だったと思いますが森内竜王が勝利しました。それにしても対局態度,局後の感想戦などを見ておりますとこの二人は40代ですが風格というものがありますね。さすがに第十八世名人(森内)と第十九世名人(羽生)だけあります。

 

 日曜日の番組と言えば相変わらずTBSの「サンデーモーニング」という番組はこの私を不愉快にさせますね。この番組に出て来る人たちは,関口宏をはじめ日本という国が嫌いで嫌いで仕方がないと思っているのではないでしょうか。コメントを聞いているといかにもそんな人たちばかりです。なぜ朝っぱらからこんなに暗く,よどんだ空気が漂う番組が長く続いているのでしょうか。私はこの番組はとても「正視」できず,むしろ今週はどんなバカな事を言っているのだろうかと,批判的観点からチョット覗いているだけです。

 

 この「サンデーモーニング」に出て来るコメンテーターは,ほぼ判で押したように日本という国を愛せないかのような,反保守的な,日本に仇をなす中国や韓国をどちらかというと擁護するような,そういった趣旨のコメントをすることが多いと思います。時には河野洋平という売国的な人物が臆面もなく登場しますし,コメンテーターのかなりの部分は関口宏が代表を務める株式会社三桂(芸能事務所)所属の人間です。また,先々週でしたか,ジャーナリストの大宅映子という人がこの番組に出て,相変わらず頓珍漢なコメントを出していました。

 

 私は「正論」という月刊誌を愛読しておりますが(笑),実は今この本の中で真っ先に読むほど面白いなという連載記事は「メディア裏通信簿-「左」も「右」もメッタ斬り!」です。これは本当に面白い。「編集者」「教授」「先生」「女史」が登場してどんどん軽妙な会話がはずんでいくのですが,サブタイトルにもかかわらず内容面では圧倒的に「左」をメッタ斬りにしていると思います(笑)。今年の8月号からそのうちのごく一部を引用して本日の「雑感」を終えたいと存じます。

 

女史「基本的に、あの番組(「サンデーモーニング」のこと)のコメンテーターは関口さんの事務所に所属している人が多いけど、ときどき違う人もいる。養老孟司さんもそうだったけど、番組的に空気読めない発言を連発していたら、いなくなっちゃった。(笑)」
教授「ほかにも一時、ペマ・ギャルポさんが出ていましたね。いまは大宅映子氏が出ていますけど、何言っているか、よく分からないですね。あの人のお父さんは、有名な昭和のジャーナリスト、大宅壮一です。テレビの出現による日本人の思考力低下を『一億総白痴化』と評した彼も、まさか、自分の娘まで、その仲間入りをするとは思わなかったでしょうね。」

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