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弁護士ブログ

2009/04/08

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 少し前のブログで,ピアニストのグレン・グールドが対位法への憧れの気持ちをもっていたようだと述べた。僕もそうである。対位法というのは,2声部以上の複数の旋律が互いにその独立性を失うことなく共存し,同時に鳴り響いてもバランスを保っている状態を作り出す作曲技法である。

 

 バッハのフーガなどがこの対位法という作曲技法を駆使した典型だろう。主題(テーマ)が提示された後,右手と左手が互いに掛け合って,美しい織物のように展開していく。それがとてもカッコ良いのであるよ。バイエル教則本のように,基本的には右手が主旋律を奏で,左手は「ドミソ,ドミソ」,「ドソミソ,ドソミソ」みたいに伴奏をしていくというのは分かりやすいが,対位法では右手も左手も独立しつつ,美しい調和を保っている。どことなく知的な感じもするのじゃよ。

 

 でも,ピアノのテクニックとしては確かに難しく感じる。子供たちがそれまでは順調に進んで来たのに,バッハのインベンションに入ってからはとたんに練習を嫌がる,ピアノに対する興味を失うことがあると以前聞いたこともある。分かる気もする。でも僕の場合は,対位法への憧れの気持ちから,バッハの平均率クラヴィーア曲集(第1巻,第2巻)のうち,この不才の自分でも何とかなるものだけをごく一部選んで挑戦したい。とりえあず,平均率第1巻の第1番目のフーガと第2巻の第7番目のフーガに挑戦する所存であります。弾けるようになるには,相当に時間がかかるとは思いますが・・・・・・。あたかもトンネル工事のように。

 

 それにしても,対位法という技法により作曲されたものをピアノで弾くには,事前準備としてすごく良い練習本がある。「プレ・インベンション」(日下部憲夫編,全音楽譜出版社)である。その副題は「J.S.バッハ・インベンション-のまえに」とあるように,事前トレーニング用に最適である。ただし,上級者には無用なのかもしれないが・・・。その本の内容としては,その美しいメロディーのせいか僕が子供の頃から頭の中に残っていたJ.クリーガーのメヌエットも含まれている。この本のおわりに「◇複数の旋律を聴き分けられる聴覚の能力 ◇複数の旋律を弾き分けられる技術の能力」を確認しながら練習してくださいとある。正に対位法に慣れるに最適である。

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