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弁護士ブログ

2010/09/27

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 このたびの尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件では,民主党政権は取り返しのつかない失態を演じた。一体全体この政権は,この日本という国をどこまで貶めたら気が済むのであろうか。僕は一介の弁護士に過ぎず,僕ごときが何を述べても詮無いことだが,一日本国民として黙ってはいられないのだ。今回の民主党政権のあまりにも無定見,場当たり的,無為無策,不覚悟ぶりには暗澹たる気持ちになる。とうてい怒りが収まらないので,僕のこのブログも当分の間はこの話題が続くと思う。

 

 ことは日本固有の領土が侵されつつあるという大問題なのである。この尖閣諸島が日本固有の領土であることは明らかであり,この点を確認するのであれば,取りあえずは「外務省 尖閣諸島 基本見解」とキーワードを入れて検索してみるといい。また国際法上,ある土地について自国の領土であると主張できる根拠を領域権原というが,この領域権原のいくつかの類型のうち,日本は「先占」(無人の地を最初に占拠すること)を主張することができ,現に日本政府は明治28年に領土的編入の閣議決定を行ったのである。翌明治29年には古賀辰四郎という人が日本政府から尖閣諸島貸与の許可を得て,鰹節工場や珊瑚の加工場を操業させていたのである。さらに,大正9年には,中国漁民が遭難して尖閣諸島の魚釣島に流れ着いた際に,日本の石垣島の住民が助けたことがあり,中国の駐長崎領事はこのことについての感謝状を石垣島の人々に感謝状を贈っているのだが,その感謝状には「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と記載されている。中国も尖閣列島は日本に帰属していることを認めていたのである。にもかかわらず中国が,1971年12月に突如として尖閣諸島の領有権を主張しだしたのは,前にもこのブログで述べたように,この海域に膨大な量の石油が埋蔵されている可能性が国連調査により明らかにされたからであり,資源目当てと領海拡大の野望があるからに他ならない。こんな中国の身勝手な行動については,国際法上は,以前に黙認し,許容していた関係に反する主張を後になって行うことは許されないという禁反言の法理に抵触する可能性も指摘されている。

 

 したがって,「尖閣諸島は中国固有の領土であり,船長の身柄拘束は違法かつ無効で即時釈放を求める」との中国の主張は明らかに根拠がないのである。ところがあろうことか民主党政権は,延長された勾留期限まで数日を残し,中国共産党政府の恫喝,威迫,チャイナハラスメントとも表現される数々の嫌がらせ(閣僚級以上の人的交流の停止,レアアースの禁輸措置,邦人4名の不当な身柄拘束,対日輸出品の通関業務の遅滞などなど)に膝を屈し,処分保留のまま船長(被疑者)を釈放してしまったのである。

 

 中国漁船が2度にわたって海上保安庁の巡視船2隻に船体を故意に衝突させたことは明らかに公務執行妨害であり,その証拠も十分であったはずである。したがって,今回の件では,主権(裁判権)の行使として公務執行妨害罪で起訴し,懲役刑ないし罰金刑を宣告した上で早期に国外退去処分にするのが最も妥当な解決だったのだ。それなのに,無定見,場当たり的,無為無策,不覚悟の民主党政権は,処分保留のまま船長(被疑者)を釈放してしまった。処分保留だから起訴,不起訴の最終的な判断はしていないというのかもしれないが,被疑者自身をあの本国に帰してしまったのだから,もうどう考えても起訴も処罰もできないだろう。要するにこれは,日本の主権(裁判権)を事実上放棄してしまったに等しい。これによって結果的にはどういうことになったのか。それは日本が,領有する尖閣諸島の海域で発生した事件に関する主権(裁判権)を事実上放棄したというメッセージを発してしまったがために,結局は中国の不当な思惑どおりに,尖閣諸島については「領土問題」にまで格上げさせてしまったことを意味するのである。
(とうてい怒りが収まらないので,続く)

2010/09/21

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ひみ子「あなたって,もう・・・いくらバジリコが好きだからって,山盛りにして持って来なくったって・・・」
さくら「いいじゃないの・・・今は山盛りだけど,あっという間に平らげてみせるわ。ハッハッハッ,それより何よあなた,お口のまわりがすごいことになってるわよ,パルメザンチーズのかけ過ぎなのよ,ハッハッハッ・・・」
ひみ子「えっ,何?どうなってるの?」
さくら「お口のまわりが粉だらけで,サンタさんのヒゲみたい。」
ひみ子「えっ,あらやだ。もっと早く教えてよ!」
さくら「・・・それにしても,菅首相とか仙石官房長官という人たちには呆れかえるわ。いったいどういうつもりなんでしょう。この人たちはホントに日本という国が嫌いなんだわ。それこそパルメザンチーズでもぶっかけてやりたいくらい。」
ひみ子「・・・あっ,分かった。トミ子のことでしょ,トミ子。」
さくら「えっ,すごい。大当たり!」
ひみ子「岡崎トミ子みたいな人を,よりによって国家公安委員長にですってよ。何それ?しかも消費者行政と少子化対策担当もですって。」
さくら「ホントよねぇ,岡崎トミ子っていう人は,通常国会の会期中だった平成15年の2月に,わざわざソウルまで行ったのよ。で,日本大使館前で韓国の慰安婦問題支援団体主催の反日デモに参加して,韓国人と一緒になって日本大使館に向かってこぶしを振り上げたんですってよ。この人はどこの国の議員なんざんしょ。」
ひみ子「あたしもそれ知ってる。そのデモの時のトミ子の写真を見たんだけど,その後ろには日の丸の赤い部分に「×」印が付けられたボードのようなものがあったわ。外国の国旗を平気で侮辱するような人と一緒になって日本政府を非難する。・・・・・国を売ってるわね。」
さくら「・・・・・あなた,私がミートローフ持ってきたら軽蔑する?」
ひみ子「・・・まだ食べるの?・・・じゃ,私が鯛のカルパッチョ持って来ても非難めいた表情はしないと約束してくれる?」
さくら「うん,分かったわ,約束する。」
ひみ子「(カルパッチョを持ってきて着席して独りごちる)これがホントに美味しいのよね。」
さくら「(ミートローフを持ってきて着席)あー,どうしてもバイキングだと食べ過ぎちゃうわね。・・・でもせっかくだから食べちゃう。」
ひみ子「岡崎トミ子っていう人の政治団体はね,平成13年には,外国人からの寄付を禁止した政治資金規正法に違反して,北朝鮮籍で朝鮮学校理事長の男性と,韓国籍のパチンコ店経営者からそれぞれ2万円ずつ寄付を受け取ってたのよ。」
さくら「あら,あなた詳しいのね。」
ひみ子「土曜日の産経新聞にちゃんと書いてあったんだから間違いないわよ。さっき言ったソウルでの反日デモの一件も書いてあったわ。」
さくら「それにしても国家公安委員会っていうのは,実は重要な仕事をする機関なのよね。」

ひみ子「そうよ。でもトミ子は,平成16年3月に,女性国会議員のメールマガジンで『外国人犯罪が増えているというが、日本人が犯した場合には立件もされないような軽微な犯罪が多い』なんて,独特の見解も披露しているような人なの。犯罪統計上の真実を全く認識してないのよ。」
さくら「今回,内閣改造はされたけど,旧社会党だった人が5人も入閣してるし,何だかなー,だわね。・・・・・あなた,私がチョコレートケーキ持ってきたら軽蔑する?」
ひみ子「ふふっ・・・もう,そういう神経戦みたいなことやめましょうよ。私もデザートはまだだし,ティラミスかなんか持ってくるわ。日本という国と日本人,この伝統と文化を護っていかなきゃならないのに,本当に心配でたまらないわ。ティラミス食べよっと。」
さくら「ホントだわね。じゃ,私もチョコレートケーキでも食べよっと・・。」

2010/09/16

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大久保「ねぇ,西郷ちゃん。ようやく涼しくなり始めたね。それはそれでまた酒が美味しいね。」
西 郷「うん,何がどうなったって酒は美味いね。それにしてもねぇ,民主党が究極の選択みたいな,全く不毛な代表選挙をやっている間に,尖閣諸島の海域でまた中国が問題を起こしてるぞ。日本の領海内に中国漁船が勝手に入り込んで来て,わが日本の海上保安庁の巡視船に二度も体当たりを食らわせやがった。明らかに公務執行妨害の犯罪だ。」
大久保「ところがどっこい,中国のマスメディアは不法にぶつけてきたのは海上保安庁の巡視船の方だなんていう,明らかなウソの報道をしているんだろう。しかも中国政府は,自国には全く非はない,即時に船長を含む船員全員と漁船を返せとメチャクチャなことは言うは,日本の大使を5回も呼び出し,呼び出しが深夜という非常識な時間帯の時もあったというじゃないか。外交上は全く考えられない非礼な行為だよ。」
西 郷「うーん,中国の日本大使館周辺ではデモなんかの不穏な動きがあるらしいし,実際に広州市の日本総領事館じゃ外壁にビール瓶が投げつけられたようだ。天津市の日本人学校には金属球が投げつけられたりしている。産経新聞を読んでたら,こういう日本人への嫌がらせが既に30件発生している。」
大久保「中国のネット上じゃ,『原爆を落としてやれ』とか『ミサイルを打ち込め』なんていうコメントもあるらしい。」
西 郷「1994年ころから始まった愛国教育,反日教育の成果が確実に出てるな。こういう状況を見聞きしてつくづく思うんだよ・・・」
大久保「何を?」
西 郷「もう21世紀になったんだけど,今の中国人はやはり義和団事変の時の義和団やこれに付和雷同した民衆,あとは魯迅の小説に出てくる『阿Q』のメンタリティーとあまり変わらないなと思うんだよ。」
大久保「・・・つまみがなくなった。俺は得意のじゃこおろしとだし巻き玉子注文するけど,お前は何食べる?」
西 郷「(店員さんに対し)すいませぇーん!・・・・・じゃこおろしとぉ,だし巻き玉子とぉ,コーンバターとぉ,串カツ2人前とぉ,生中2つお願いします!」
大久保「俺まだ生ビール残ってるし・・」
西 郷「つべこべ言うな。もっと飲め。」
大久保「それにしても,つまみはカロリー的にはお前の方が高いな。」
西 郷「お前だって,結局はいつも俺の串カツ盗み食いするだろ。だから最終的には同じくらいの摂取カロリーに行き着くのだ。はっはっは。・・・それよりな,尖閣諸島領有権問題については日本人はこの際もっとよく勉強しなきゃならんだろ。」
大久保「おぅ,俺もそう思う。インターネットのウィキペディアで『尖閣諸島領有権問題』ってキーワードを入れて検索すると,この問題の要点がよくまとまってるようだ。俺はまだじっくりとは読んでないが。」
西 郷「尖閣諸島はわが国の沖縄県石垣市の一部なんだ。国際法上も日本が領有権をもっていることは間違いのないことだ。そもそも台湾や中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのはいつだか知ってるか?」
大久保「・・・さあ・・・」
西 郷「じゃこおろし食ってるヒマがあったら,もっとよく勉強しろ。台湾は1971年6月,中国は同じ年の12月になってはじめて領有権を言い出したんだ。お前,なぜだかわかる?」
大久保「・・・何となく思うんだけど,本日のお前は性格悪い・・。早く言え!」
西 郷「1969年と70年に国連の海洋調査が行われたんだけど,その調査の結果,推定で1095億バレルくらいの大量の石油,これはイラクの石油埋蔵量に匹敵するんだが,これがこの海域に存在することが確実という報告だったんだ。これからだよ,彼らが領有権を言い出したのは。」
大久保「今回の問題では日本は毅然とした態度を示さにゃならんが,その前提として,こういう歴史的な,政治的な背景事情をよく理解してないといけないんですね,西郷先生。」
西 郷「うん,分かればよろしい。・・・生徒,もう一杯飲むぞ。」
大久保「はい,先生。」

2010/09/10

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 いつもこのブログを読んでいただき,誠にありがとうございます。今,何をしておられます?コーヒーを飲みながら読んでるんだったらそれほど問題はありませんが,何か食べながらだったら・・・

 

 もしもお食事中だったら,もうこの辺で読むのをお止めになった方が良いかと存じます。大丈夫ですか?・・・本当に大丈夫ですか?(笑) それでは唐突ですが,皆さんにご質問いたします。

 

 もしもどうしてもそういう目に遭わなければならない運命だとしたら,皆さんはどちらの方をお選びになりますか?「下痢」になるのと,「便秘」になるのと,どちらですか?(爆笑)

 

 たとえ数日間だったとしても,どちらもイヤですよね。それが数か月か数年間だったら,なおさらどちらも選びたくないですよね。でも,どうしても選ばなければならないとしたら,皆さん,「下痢」と「便秘」のどちらを選びます?

 

 ある政治ブログを読んでいたら,民主党代表選を評して,「下痢」と「便秘」の選択にたとえた人がいるんですって。お食事中の人には申し訳ありませんが,本当に絶妙の表現ですよね。うまいもんだなぁ・・・。数日前のこのブログで目くそと鼻くそにたとえたんですが,このたとえの方が遙かにインパクトと説得力がありますよね。

 

 いずれにしても,どちらが代表,そして首相に選ばれるにしても,日本国及び日本人のためにならないことだけは間違いないと存じます。私はふだんあまり確信を持てないタイプなんですが,この結論だけは確信をもっております(笑)。アメリカのクリントン国務長官の最近の演説の中で,同盟国に言及する常套句(順)になっていた「日本,韓国,オーストラリア」が「韓国,日本,オーストラリア」に変更されました。これはオバマ政権の外交指針を示す演説として注目されていたものであり,日本に対する何らかのシグナルなのではないでしょうか。また,ASEAN諸国も最近の日本の外交・内政の状況には失望を隠しておりません。本当にそれはそのとおりだと思います。米軍海兵隊普天間基地移設問題などではあのルーピー鳩山が対外的には全く恥ずかしいほどの醜態をさらし,菅政権の下でも遅々として進まず,小沢元幹事長はそれまでの日米合意をひっくり返さんばかりの発言を繰り返しております。

 

 少しばかり言葉が過ぎましたかしら。でも,くどいようですが皆さん,「下痢」と「便秘」,どちらを選びます?

2010/09/06

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 民主党代表選挙も宴たけなわである。小沢元幹事長の出馬で本当に面白くなってきたと思う。僕自身は何か裏付けがあって言っている訳ではないが,今度の代表選挙はどちらが勝っても,悪夢の民主党政権の終焉の時期が早まったと思うからである。

 

 それにしてもここへ来て,菅内閣の支持率がアップしているという。菅内閣が最近国家,国民にとって何か見直されるようなことをしただろうか。否である。菅直人が首相になって何かやったとしたら,参議院選挙に負けたくらいである。またせいぜい歴史に汚点を重ねる「菅談話」というものを発表したくらいであり,何も国家,国民のためになっていない。どちらが首相にふさわしいかという世論調査では圧倒的に菅直人がリードしているが,その最大の理由が「短期間で首相が替わるのはよくないから」という極めて消極的なものである。また,さる新聞記者の伝によると,菅直人という人は「もぐらたたきの政治家」と呼ばれているらしい。政治家としてのしっかりとした国家観や中長期的ビジョンはなく,ただ単に目の前に現れた政治マターを反射的に「もぐらたたき」のように叩いて過ごしていくということのたとえである。また,評論家(元警察官僚)の佐々淳行氏によれば,菅直人という人は彼が学生運動をやっていた時代から公安当局から「第4列目の男」と呼ばれていたそうだ。警察に検挙等されるのはだいたいデモ隊の3列目くらいまでなので,自分は比較的安全な第4列目でデモ隊をアジるだけアジってコソコソしていたということのようである(笑)。しょせんこの人は市民運動家出身である。市民運動家がダメだと言っているのではない。日本国の首相という立場にありながら今も「市民運動家」の域を出ないというのがダメなのである。この人が幕末の志士高杉晋作などに言及して欲しくない。覚悟というのものが全然違うのである。

 

 じゃ,それならばということで小沢一郎でもないでしょう。街頭の演説会に集まっている人がインタビューを受けて,「もうこの閉塞状況を打開するのは豪腕の小沢さんしかいない!」などと述べている人が結構多い。おいおい,小沢一郎という人が豪腕なのはいいけど,その標榜する政策の一つ一つを勉強したことがあるのか。拙速かつ裏付けなしに作成したマニフェスト至上主義。「子ども手当ては満額支給します」だと(笑)。その他のバラマキにも積極的であり,財政規律はガタガタになります。またこの人は韓国訪問の際に永住外国人地方参政権実現を約束している人ですよ。それと空虚なまでの国連至上主義。ツッコミどころは満載なのであります。

 

 この代表選は要するに目くそ鼻くそを笑うのたぐいでしょう。

 

 あとは昨日の読売新聞の社説でも取り上げられていたけど,この代表選の票(ポイント数)は民主党員・サポーターの票(ポイント数)が約4分の1を占めるにもかかわらず,民主党員やサポーターになるための資格としてはいわゆる国籍条項というものがない。僅かなお金さえ払えば外国人でもなれるのである。この政党の衆議院議員が300を超えている以上,「総・代分離」ということでもない限り,この政党の代表を選ぶということはこの愛すべき日本国の首相を選ぶということに帰着する。とても重要な選挙ではある。これに簡単に外国人が関与し,その政治的意思を反映させることができるというシステムには危機感を覚える。この政党の支持団体を見わたせばなおさらその感を強くする。さらには,自分は民主党の党員・サポーターになった覚えはないのに投票用紙が送られてきたという苦情が相当数に上るとの新聞報道もある。名義借りなど簡単にできるような杜撰でいい加減なシステムである。

2010/08/31

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 昨年の8月30日に第45回衆議院議員選挙(総選挙)が実施され,あろうことか民主党が308議席も確保し,政権交代となった。僕はこのブログで,慚愧にたえない思いをぶちまけた。あれからもう1年が経つのである。その後ほどなくして,自由民主党の中川昭一というかけがえのない国士を失った。本当に涙がでた。民主党が政権の座についてからのこの1年,みなさんどうでしたかしら?・・・・・

 

  「民主党 やらせてみれば この始末」(爆笑)

 

 名句である。鳩山という人の羽毛よりも軽い言動と噴飯物の考え方,国際社会から一身に浴びた軽蔑のまなざし,みなさん覚えてますよね。小沢一郎という人は,この鳩山という人と共に,約3か月ほど前に政治とカネの問題,支持率低下,参議院選挙乗り切りのために引責的に辞任したばかりです。3か月前と何か事情が変わったでしょうか。民主党参議院議員会長の輿石東という人も,日教組及びその傘下の山梨県教職員組合を支持基盤とする組織内候補だから自ずとその反日的思想は推して知るべしだし,容貌的にはネズミですよね。昨日のニュースを見ていたら,議員会館内の一室で中央に輿石東,向かって左に小沢一郎,向かって右に鳩山由紀夫が座っておりました。こういうシーンを見せられてこの国の将来に希望が持てるでしょうか。民主党という政党は,相変わらずこういった面々が牛耳っているのです。

 

 他方,菅直人という人は首相になって国家,国民のためになることを何かやりましたか(得意の反語的表現)?着任早々に内閣支持率がアップしたことに乗じて,宮崎の口蹄疫問題対策もそこそこに「今だ!」とばかりに参議院議員選挙の方を優先しました。円高・株安対策も後手後手です。「最小不幸社会」を目指すとして,何ら有効かつ実現可能な成長戦略もありません。何よりこの人は,松下圭一の「市民自治の憲法理論」(岩波新書)で展開された論を信奉していることからもわかるように,「プロ市民」による政治活動を積極的に展開し,徐々に国という形をなくす方向性を目指しています。これ加えて,仙石由人や枝野幸男らの学生運動時代から思考そのものが停止してしまった反日左翼が跋扈している状況も背筋が凍ります。

 

 この1年どうでしたかしら?・・・衆愚政治に堕することがないよう,もうこの辺りで国民の一人一人が,民主党というのはどういう政党なのか,どんなメンバー(セクト)で構成されているのか,どんな力学で動いているのか,どんな政策を実行しようとしているのか,民主党が推進する政策を実現していくと国や家族,地域社会がどんな形になるのか,などを真剣に勉強すべき時期に来ているのではないでしょうか。

 

 それにしても,あっという間の1年でした。昨年の総選挙ショックからもう1年が経ってしまいました。本当に月日が経つのは早いものです。今日はもうこの辺で仕事に戻ることにします(笑)。

2010/08/27

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 僕が心からその音楽を愛するヨハン・セバスティアン・バッハの教会カンタータの中に「目覚めよと呼ぶ声あり」(別名「目を覚ませと呼ぶ声あり」)というのがある(第140番)。バッハの教会カンタータの中でも最も有名な曲の一つであり,とても佳い曲である。今朝は,朝ご飯の時にこの曲をしんみりと聴いてきた。

 

 政治の世界では,民主党代表選に小沢元幹事長が出馬することを決めたようだ。もはや日本の政治も絶望的な状況になっている。誤解のないように言うが,小沢元幹事長が勝った後のことを悲観しているのではない。菅首相が勝ったとしても,どちらにしても,民主党という国家観なき,綱領なき,定見なき存在が政権を担っている限り,日本という国の将来は危うい。

 

 それにしても鳩山元首相の顔や存在は,国民にとってはトラウマになっていたはずなのに,最近ではやたらメディアに露出している。恐らくこの人には,恥ずべきことを恥じるというメンタリティー,そもそも「恥ずかしい」という心情そのものがないのではないか。あれほど無知・無能ぶりを満天下にさらしたのなら,普通ならば穴があったら入りたいと思うべきなのに,再び脚光を浴びるべくできもしない「仲介役」をかって出ている。挙げ句,つい先頃までは菅首相続投を支えると述べておきながら,その舌の根も乾かないうちに,今度は自分の一存で旧自由党から小沢氏を民主党に招き入れたのだから,小沢氏を支持するのが「大義」だと述べた。もはやこの鳩山という人にはつける薬がない。この程度の理由が「大義」になってしまうのだと(笑)。それにわずか3か月ほど前,この2人は政治とカネの問題,支持率低下,参議院選挙乗り切りのため,揃って首相(代表)と幹事長を辞任したんじゃなかったのか。3か月ほど前と今とでは一体全体どんな事情の変更があったというのだろうか。引責的に揃って辞めた連中が,格別の事情の変更もないのに,今度は揃って現政権を倒そうとしているこのような行動にどんな「大義」があるというのだろうか。それと,「小沢首相?」。僕も国民の一人であるが,彼らの意識と国民の意識との間には相当に乖離があるのではないか。政権交代後の小沢という人の言動を振り返ってみて欲しい。政策調査会の廃止,陳情窓口の幹事長室一本化,140人を超える議員を引き連れての中国への卑屈な訪問,「人民解放軍野戦司令官」発言,習近平の天皇陛下引見時の不敬な発言などなど。「小沢首相」など誰が望んでいるのだ?G8のサミットに臨む各国首脳の中ではダントツの悪党面ではないか。

 

 では菅直人という人やその取り巻きの仙石由人,枝野幸男,その他の反日左翼の連中がますます政権を牛耳ることになったらどうなるか。その行く末を思うと,背筋が凍るのである。そのことについては,また気が向いたら不満を述べてみたい(笑)。どちらにしても民主党政権ではもうだめなのだと思っている。

 

 「目覚めよと呼ぶ声あり」

 

 もうどうやらジャイアンツは目覚めたようだ。でも政治の世界は・・・。このような政治状況の中では,天は誰に対して「目覚めよ」と言っているのか。それは国民,有権者に対してであろう。

2010/08/23

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 少しばかり仕事がたまってしまい,きのうの日曜日も事務所で仕事となってしまった。自宅から歩いて事務所に向かう途中,春には見事な花を咲かせる,ある小学校の桜の木のそばを通りかかった。僕は木の前で立ち止まり,蝉はどうしているかその姿を探した。

 

 よーく見ると,蝉が何本かの木に止まっていたが,それらの蝉はもう鳴いておらず,じっとして動かないか,少し動いても今にも木から落ちそうで,全く力のない動きをしていた。この世に生を受け,地中で長時間を過ごし,最後の数週間で思い残すことはないほど力一杯鳴き,その最期を迎えようとしているのであろう。何かしら厳粛な雰囲気がそれらの蝉を支配しており,蝉からは「今日という日はもう二度と還ってはこない。悔いのないように過ごせ。」とでも言われているような気がした。晩夏である。田舎の高原では赤とんぼが飛び交っているのだろうか。

 

 先日テレビを見ていたら,軽井沢かどこかで,鳩山由紀夫,小沢一郎,輿石東,山岡賢次などといった面々が集まって乾杯し,何やら気勢を上げていた。9月の民主党代表選で小沢一郎という人の出馬が取りざたされており,茶坊主のような顔の山岡という人が小沢という人の出馬に向けて積極的に動いているらしい。あれほどまでに首相としての資質・能力の無さを満天下にさらした鳩山という人らとの連携も目指しているようだ。小沢氏が代表になったら,彼が首相になるということなんですか?国民が本当にそれを望んでいると思っているのだろうか。彼が鳩山氏と同時に引責的に代表を辞任した時と現在とで,状況的に何が変わったというのだろうか。一方,菅直人という首相は,これはこれで本来の仕事そっちのけで代表選ばかりを心配している。この人は首相に就任以来,この国のために一体全体どんな仕事をしたというのだろうか。百害あって一利なしの「談話」を出したことだけが記憶に残っている。

 

 こういう人たちは,党内の権力闘争のみに血道を上げ,国家や国民の現在及び将来のことは何も考えていない。国家観も将来のビジョンも全くない。民主党など唾棄すべき存在ではなかろうか。こういった政治状況は,晩夏というか,政治の閉塞というか,日本沈没というか,何とも言いようのない段階に来ている。最終的には,日本の良き伝統,文化を堅持すべく,国民一人一人がよく勉強をして,よく考えて,本当の意味での選良を生み出すしかない。

2010/08/18

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 今どき,外を出歩くときは日傘を差している。毎度くどいようだが,日傘は本当に助かる。何でみんなはあんなに良い物を利用しないのだろうか。あー,それにしても今年は秋に旬をむかえるサンマが不漁のようだ。どうやら海水温の上昇が原因らしい。秋のサンマは毎年楽しみにしているのに・・・。一尾580円で売られているとの情報もある。それは高すぎるよ(苦笑)。

 

 「いじめとは何か-教室の問題、社会の問題」(森田洋司著,中公新書)という本を読んだ。意識的にこの本を買おうとして本屋を訪れたのではなく,別のお目当ての本を買った際,たまたま新刊のコーナーにこの本が置いてあったので,これも買ってしまったのだ。何となくこの本に指が伸びたのは,「いじめ」という卑怯を憎む心があったからかもしれない。

 

 この本の著者は,学者らしく諸外国におけるものも含めた学術的な研究の成果を比較的分かりやすく説明してくれていた。いじめ問題の研究には,社会学的な考察が不可欠であるということもよくわかった。いじめの社会的背景の一つに,社会の「私事化」があると指摘されている。「私事化」とは,人間関係のしがらみに振り回され,他人が私事に土足で踏み込んでくる煩わしさから逃れようとする動きであり,自分を犠牲にしてまで企業や集団に尽くすことはほどほどにし,私生活の隅々まで丸ごと呑み込まれることがないように人間関係や組織に対して適度な距離を置きつつ,自分の私的な領域(ワタクシゴトの世界)を確保したいという欲求の現れである(同書147~148頁)。しかしこの「私事化」にはネガティブな側面もあり,人々は私生活への関心を高める一方で社会や集団への関わりを弱め,公共性や他者に対して無関心になる傾向,さらには私益が突出して公益が軽視される傾向が強まるのである(同書150頁)。大人の社会がこうならば,その縮図である子供の社会でもこうなる傾向は否定できないであろう。

 

 そこでこの筆者は,いじめ問題の解決の一つの要素として,「私事化のポジティブな側面を最大化しつつ,共同性に開かれた個人を育成することによってネガティブな側面を最小化し,日本社会を成熟させていくことである。」(同書155頁)とし,さらに,「家庭でのコミュニケーションの問題だけでなく,いじめが人間として許せない行為であるという倫理観の欠如が見られ,家庭教育に問題があるといわざるをえない。社会的な責任倫理の醸成が,家庭教育のなかでも,また,社会全体としても必要なときに来ている。」(同書106~107頁)と指摘する。

 

 そうなのだ。僕もそう思うよ。ただ僕が残念だったのは,最後の指摘,特に「社会的な責任倫理の醸成」の具体的方策についてもっともっと深く言及して欲しかった。時の為政者に対して説得力ある具体論を献策して欲しかった。

 

 卑怯にも複数の人間が一人の弱い子をいじめているのを目の当たりにして,「あぁ,かわいそうだな。」,「(あの子)つらいだろうな。」,「自分がそういう立場になったらいやだな。」,「何とかしてあげたいな。」,「いじめるなんて,卑怯だな。」という感情をもつことを共感力というのであろう。あるいは卑怯を憎む心というのであろう。これなのだ。どの人にも要求されるのは。共感力,卑怯を憎む心を醸成するためには,やはり小・中学校における道徳教育の充実は欠かせないのだ。本当は現在の家庭教育が一番大切なのだが,将来十分な家庭教育を施すことのできる将来の親は現在の小・中学生なのだから,彼らに対する道徳教育が重要なのだと思う。日教組が反対しようが何しようが,この分野の充実が求められている。会津藩の「什の掟」のうち,「四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ」と「五、弱い者をいぢめてはなりませぬ」という規範はいじめ問題にあっては特に重要である。理屈抜きである。「什の掟」の最後にあるように「ならぬことはならぬものです」。

2010/08/06

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 宮崎の口蹄疫問題は猖獗を極めたが,幸いにしてようやく非常事態宣言が解除された。民主党政権の極めて杜撰な初期対応には本当に呆れかえるが,とにかく非常事態宣言が解除され本当によかったと思う。

 

 それにしても,この問題で現地に派遣された自衛隊員の奮闘,努力,甚大な貢献ぶりをマスコミはなぜ大きくは報道しないのであろうか。法律上獣医師にしかできない殺処分以外の作業は,彼ら自衛隊員はほぼ全てをやってくれたのだ。埋却用の穴掘り,死んだ家畜の運搬,処分場への家畜の追い込みなどである。休憩や食事なども農場内で防護服を着たままだったそうだ。本来の迷彩服の上に防護服である。この炎天下である。その暑さは想像を絶するであろう。そして土砂降りの中でも黙々と作業に従事した。本当に頭の下がる思いである。感謝である。

 

 自衛隊員の献身的な作業振りは,阪神・淡路大震災の際も語り継がれているし,平成19年の新潟県中越沖地震の際の自衛隊の奮闘努力もすごかった。その撤収式における模様はユーチューブなどにアップされているが,その地元民からの感謝の言葉を聞くにつけても感動的なものがある。どうしてマスコミはそのような報道に消極的なのであろうか。もっと素直に感謝の気持ちを表し,彼らには絶えず高いモチベーションと世界に誇る練度の高さを維持してもらいたいのである。

 

 もっと言いたいことは山ほどあるが,今日はこれから出かけなければならないのでこれくらいにしておく(笑)。

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