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弁護士ブログ

2015/12/30

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 年の瀬も押し迫った昨日,あるノンフクション本を読み終え,大変に感動いたしました。「日本、遙かなり」(門田隆将著,PHP研究所)という新刊本です。産経新聞の書評を読んですぐに買い求めたのですが,読んでいて思わず泣けてくる箇所もありました。

 

 「エルトゥールルの『奇跡』と邦人救出の『迷走』」という副題が付けられているように,この本は2部構成になっておりまして,第1部は1890年にあったトルコの艦船エルトゥールル号の遭難に際して,紀伊大島や紀伊半島沿岸の漁民達が必死かつ献身的な救援活動,介護を行い,69名のトルコ人船員の命を取りとめ,日本の軍艦2隻に乗船させて当時のオスマントルコ帝国に送り届けてあげた史実を扱っています。

 

 そして第2部は,イラン・イラク戦争でのテヘラン脱出(1985年),湾岸戦争の「人間の盾」(1990年),イエメン内戦からの脱出(1994年),リビア動乱からの脱出(2011年)という4つの大きな「邦人救出」の問題を扱い,残念ながら日本という国が他の先進主要国とは全く異なり,有事の際には海外で活動している邦人の救出には全く無力で,政府専用機すら投ずることなく,他国の温情に依存せざるを得なかった情けない実情をえぐり出しています。

 

 前後しますが,エルトゥールル号遭難時の日本人の救援活動のことは,今でもトルコ共和国の小学校5年生の教科書に紹介されています。このエルトゥールル号遭難事件の後,日露戦争での日本の勝利(長年トルコはロシアの横暴に悩まされ続けてきました),それらはトルコの人々に日本への尊敬と感謝の気持ちを長く抱かせる大きな契機となりました。間違いなくトルコは親日国のひとつです。

 

 この本を読んでいていくつか泣けてくる箇所があるのですが,イラン・イラク戦争でのテヘラン脱出(1985年)の際,時のトルコ政府は,危険を顧みず,自国民に対するものと同等,いやそれ以上の配慮を日本人に示し,あの危険極まりない状況下でトルコ航空機をテヘランに派遣し,進退窮まった邦人を救出してくれたのです。その時の機長であったオルハン・スヨルジュの勇気と信義,そして彼の名前は現在,下関市にある「オルハン・スヨルジュ記念園」という形で残っています(下関市とイスタンブール市は姉妹都市)。そして何よりも,その時のキャビンアテンダントであったミュゲ・チェレビさんという女性のことが何よりも感動的でした。当時彼女は妊娠中でしたが,あの危険なミッションのことは夫にも告げず(言ってしまうと反対されるから),また会社(トルコ航空)にも妊娠中であることを敢えて告げず,邦人救出の専用機に搭乗したのです。その動機についての彼女の言葉は次のようなものでした。

 

「あの時、〝日本人を助けるために(戦下の)テヘランに行ってくれるか〟と、上司に聞かれたんです。私は、日本人を助けることができるチャンスだと思いました。私は、どうしても日本人を助けたかったんです。そして、大昔の恩を返したかったんです。日本人を助けにいけることを誇りに思いました。」

 

 泣けてきましたよ。大昔の恩というのは,あのエルトゥールル号遭難事件のことです。

 

 一方,第2部でえぐり出された問題点こそが,残念ながら日本という国が他の先進主要国とは全く異なり,有事の際には海外で活動している邦人の救出には全く無力で,政府専用機すら投ずることなく,他国の温情に依存せざるを得なかった情けない実情です。詳しくはこの本を読んでください(笑)。

 

 前にもこのブログで書いたことがありましたが,私が現在,ノンフクション作家で最も気に入っているのが関岡英之さんと門田隆将さんです。一度読んでみてください。この2人に共通していることが3点ほどあります。第1点目は,日本語が正確で美しく,読みやすいこと。第2点目は,取材力が旺盛で,かつ,その取材内容も確かなこと。第3点目は,何よりも愛国心が感じられることです。

 

 さて,本年も終わりに近づいております。明日からうちのカミさんと娘の3人で(全部で3人ということです。娘は1人しかおりません),長野県の山奥の温泉宿に行って参ります。大晦日と元旦,温泉に浸かりながら,そして読書や雪中散策しながら,骨休めをしたいと思います。

 

 みなさん,今年一年,大変にありがとうございました。多くの読者のためにも(笑),このブログは続けてまいります。来年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさん,良いお年を!

2015/12/26

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  もうすぐ今年も終わりですね。年の瀬を迎えてはおりますが,今,私は大変辛い歯科治療を受けております。元はと言えば,全ては私が悪いんですが・・・。自業自得というやつです(苦笑)。

 

 思い起こせば,今から約2年前,右上の奥歯のかぶせ物が取れてしまいました。すぐに歯医者さんへ行けば良かったのですが,食事の時に左側で噛めますし,もともと歯科治療に漠然とした恐怖感があり(キーンと歯を削られるあの嫌な感じ),億劫にもなっておりました。そうこうしているうちに,取れてしまったそのかぶせ物もいつの間にか紛失してしまい,いつもの歯医者さんに会わせる顔もなくなり,そのまま何と2年もの間,左側ばかりで噛んでいました。

 

 そうしたらその左側の下の奥歯の部分が痛みだしたのです。そりゃそうですよね。左側ばかりで噛んでいたら,左側の奥歯も疲弊してしまいますよね(笑)。そんな訳で,右でも左でも噛むのに不自由となり,進退窮まり,織田信長みたく「是非に及ばず」という感じで,あの右上の奥歯のかぶせ物が取れて約2年後にようやくいつもの歯医者さんを訪れたのです。

 

 視診とレントゲン検査の結果,左側の下の奥歯の痛みの原因は,むし歯であることが分かりました。とても非情な宣告でした(笑)。子供の時,そして最高裁判所勤務の時に味わった,あの恐怖のむし歯の治療(神経処置など)を受けなければならないのです。

 

 年内にこれまで3回歯医者さんに通い,現在は右上の奥歯のかぶせ物は新しいものを作ってもらい,食事の時に右側で噛めるようになりました。約2年ぶりに右側で噛む感触,幸せを味わいました(笑)。問題は,これと並行して行って来た恐怖のむし歯治療(神経処置)です。私はその歯医者さんを全面的に信頼しており,平成7年の初診以来,歯医者で「浮気」をしたことはありません。それに現在では麻酔もしてくれます。でも,歯の神経処置を受ける際には,恐怖のあまり体が硬直してしまいます。そうです,私は痛みというものに弱いのです(笑)。「ああ,今日は歯の神経処置だ。」などと思うと,朝から憂鬱で,まるで断頭台に引きずられていくような気分なのです。ですから,仕事を終えて夕方歯医者に向かうときには,自ら気合いを入れるためベルリオーズの幻想交響曲の第4楽章(断頭台への行進)の有名なさわりのテーマを口ずさみながら歩くのです。

 

 ああ,この一連の歯の治療も越年となりました。新年早々の第4回目の治療では終わりそうもなく,全部で5,6回の治療で全て終了ということになるでしょう。やはり,これも元はと言えば,全て私が悪いのです。2年もの長い間,片方(左側)だけでかみ続ければ,その部分がダメージを受けてしまうのは当たり前ですし,何しろバランスが悪く,体のその他の部分にも悪影響があるはずなのです。それを2年間も続けるとは・・・。

 

 でも,一連のこの治療が終われば,約2年ぶりに両側の歯で咀嚼,噛むことのできる幸せを感じることができます。あと少しの辛抱。

2015/12/22

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 ヒロシは舌好調,いや絶好調です。そう,数日前に購入したヒロシの日めくり「まいにち、ネガティブ」のことです(笑)。

 

 例えば,昨日は21日でしたが,21日の「お言葉」もなかなかに面白いのです。この日めくりの21日のタイトルは「いつも土台」となっています。ちょっと紹介してみましょうか。

 

「騎馬戦では、いつも騎馬役でした。花形の騎手役に憧れていましたが、一度もやらせてもらったことがありません。『僕は、一生土台なんだ・・・・・』と気づいたのは、中2の夏のこと。でも、土台の人は落ちることはありません。社長、セレブ、売れている芸人・・・・うらやましく思う頂点の人たちよりも、穏やかな人生が送れることも確かです。」

 

 うーん,なかなかに面白い。一面の真理を突いておりますね(笑)。さあ,みなさんも肩の力を抜いて!できるだけ穏やかな人生を送りましょう(笑)。土台だって良いではありませんか。あんまり頑張り過ぎると,疲弊してしまいますよ(笑)。本日は多少二日酔い気味でもあり,ブログの行数も少なめです。

2015/12/18

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 昨日あたりから相当に寒くなってきましたね。やっと冬らしくなりました。

 

 ただ私は,寒いからといって,気分的にネガティブになってしまうことはありません(笑)。むしろ私は,夏の暑さよりも,冬の寒さの方が好きなのです。冬の日の朝,晴天の清々しい,そしてピンと張り詰めたような空気が好きですし,気分的にはその方が前向きになれるのです。

 

 先日の産経新聞の書評欄の一隅に,「まいにち、ネガティブ」という日めくりのことが掲載されていました。一昔前に自虐ネタで一世を風靡したヒロシという芸人を覚えておいででしょうか(笑)。ほら,あの,場末の安ホストクラブにいそうな出で立ちの芸人ですよ。そのヒロシの日めくりのタイトルが「まいにち、ネガティブ」なのです(笑)。

 

 世の中には本や商品を巧みな表現,文章力で面白く紹介してくれる人がいるものです。このヒロシの日めくり「まいにち、ネガティブ」を,その産経新聞紙上で紹介してくれたのが自由国民社取締役編集部長・竹内尚志さんです。その一部をちょっと引用してみましょう・・・。

 

 「・・・かつてアメリカの黒人が日常からとめどなく生まれる『哀(かな)しみ』をうたったブルースは、国境や人種を超え、同じような心情の持ち主を数多く癒やし、救ってきた。ヒロシのつぶやきは、ともすれば愚痴や弱音を吐くことすら許さない、少々息苦しいこの国で心が疲れてしまった者に響く『ブルース』としての意味があるのではないか。」

 

 「読者諸賢におかれては、ぜひともこの風変わりな暦を、毎朝日付に合わせて1枚ずつめくり、ヒロシが厳選したネガティブな31の言葉を眺めては、くれぐれも頑張りすぎないように、まずはひと息ついていただければ幸いだ。」

 

 「真面目な人ほど持て余してしまう『熱くなりすぎた心』をクールダウンする薬として、また周囲の疲弊したご家族、ご友人へのギフトにも謹んでお薦めしたい。」

 

 面白いことを言う人がいるもんです。「疲弊」ですって(笑)。皆さんのご家族,ご友人の中には「疲弊」した人はおられませんか(笑)。かくいう私も少し「疲弊」しておりますが・・・(笑)。

 

 この書評というかお薦めの文句に憑かれたように,私は即日,この「まいにち、ネガティブ」を注文しました。

 

 数日前に商品が届きました。この商品,すなわち「まいにち、ネガティブ」というヒロシの日めくりには,用法が記載されておりました。これもまた面白い。「ヒロシが厳選したネガティブな31の言葉をながめて、まいにちがんばりすぎないようにひと息つきましょう。」,「熱くなり過ぎた心をクールダウンする清涼剤として、疲弊したご友人などへのプレゼントにも最適です。」ですって(笑)。

 

 この日めくりの表紙にはヒロシのキャッチフレーズとして「消えそうな芸人ランキングからも消えました」ですって(笑)。でも私はこのヒロシというピン芸人は昔から好きでしたよ。

 

 さてさて,そんな訳で私もこの「まいにち、ネガティブ」という日めくりを購入しました。どこに飾っているかって?・・・もちろん,トイレです(笑)

2015/12/16

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 あー,今日のカレーうどんは本当に美味しかった。ランチどきに食べたカレーうどん・・・。実に良かった。カレーのルゥといいますか,つゆが絶品だったのに加え,桜エビのかきあげ入りですよ(笑)。これが本当に合うのです。カリカリの天ぷらの部分が徐々につゆに溶け込むのですよ・・・。これならば一週間に一回は是非行きたい(笑)。実に良い店を見つけたものです。

 

 さてさて,「獅子身中の虫(その1)」をアップしてから大分経ちます。もう止めようかなと思ったのですが,「その1」と銘打った以上,どうしても「その2」で完結したい。そういう性分なんです,私は(笑)。

 

 前回述べましたように,あの沖縄県知事の翁長という人間は,米軍普天間飛行場の辺野古移設に徹底的に反対し,いろいろな工作をしていますが,やはりこの安全保障,軍事の問題は国の根幹にかかわるものであり,あくまでも国の政策の問題なのです。

 

 さて,以下の記述も,私が東京出張の際に新幹線の中で読んだ「Wedge(ウエッジ)」という雑誌の中に掲載されていた,拓殖大学海外事情研究所長の川上高司さんという方の論考(稿)の引用,受け売りになってしまいますが,大変に説得力のある意見です。そもそもですが,米軍の在沖海兵隊の抑止力とはどのようなもので,なぜ沖縄にいなければならないのか・・・。地政学的,戦略的意味が十分過ぎるくらいにあるのです。

 

 つまり,海兵隊が沖縄にいて中国に対して睨みをきかせているからこそ,尖閣諸島をはじめとする離島への抑止力は機能するのであり,海兵隊は陸海空三軍の機能を兼ね備えた即応性の高い独特の部隊なのです。このことから海兵隊は,地上部隊の基地,航空部隊の飛行場,演習場,港湾施設,補給施設の5つの施設とともに200マイル(約322キロ)圏内に集中配備されていなければならないのです。

 

 そのニーズをみたし,さらに米軍の有事の作戦計画(OPAN)に間に合うように展開できる場所は,沖縄をおいて他にはない。というのも,沖縄は海兵隊が尖閣諸島,朝鮮半島,台湾へ展開できる最適な戦略上の要地に位置し,MV22(オスプレイ)だと普天間基地から空中給油なしで尖閣諸島まで約1時間,台湾まで約1時間半で飛来可能です。

 

 沖縄本島や先島諸島などいわゆる南西諸島は,日本の国防の最前線です。今でも中国が傲岸不遜な態度で領海侵犯を繰り返しているように,国内の構造的矛盾や人民の不満を外国との紛争で紛らわす目的で,知らぬ間に,あるいは公然と,日本のご先祖様がこれまでずっと守ってきた島嶼部の一部を侵略されたらどうしますか。抑止力は「能力」と「意思」,それに抑止を受ける側の「認知力」の3つの要素によって成り立ちます。海兵隊の沖縄からの撤退は(これに代わる日本独自の海兵隊組織を創設,維持しない限り),「認知力」の意味で中国に間違ったメッセージを与えてしまいます。

 

 つまり,海兵隊が沖縄にいて自衛隊との一体化を深化させればさせるほど,中国の軍事的脅威は低減します。逆に,南シナ海の例を見ても分かるように,海兵隊がいなくなった場合の沖縄周辺の海は,あの南シナ海と同じ状況になるのは明らかです。沖縄から米軍が県外・国外へ移転した場合,中国が「力の真空」に乗じて勢力を伸ばすのは間違いないからです。

 

 これまで述べてきたように,沖縄の翁長という県知事がやっていることは,あたかも尖閣諸島や,さらにこれを含む沖縄の海を南シナ海と同じ状況にしようとしているかのようです。正に獅子身中の虫と言わざるを得ないのですよ。

 

 「獅子身中の虫(その1)」をもう一度お読みいただき,その上で今回のブログをお読みいただければ分かりやすいと思います(笑)。

2015/12/10

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  もうずいぶん昔の話になりますが,娘がまだ3,4歳のころ,家族三人でサイパン島に旅行したことがあります。写真を見ても懐かしく,今では楽しい思い出になっております。

 

 でも先日の産経新聞によれば,サイパン島には平成9年ごろまでは多くの日本人観光客が訪れていましたが,平成17年以降は日本航空の定期便が撤退したり,日系ホテルの閉鎖などがあり,日本人観光客が激減したようです。

 

 その一方で,平成21年から米領で唯一,中国人がビザなしで渡航できるようになり,中国人観光客が急増しました。しかし,既にご存じのとおり中国人観光客のマナーの悪さは世界的なもので,実際にはサイパン島の人たちも内心では中国人観光客を歓迎はしておらず,日本人観光客のカムバックを心から期待しているようです(笑)。

 

 例えば,先日のその産経新聞にも記事が掲載されておりましたが,中国人観光客の一部によるサイパン島内の日本の慰霊関係施設への嫌がらせが激化しています。島北部の「バンザイクリフ」でも近年,日本人遺族や戦友会などが建立した二十数基の慰霊碑の碑文の溝にかみ終えたガムを貼り付ける行為が多発したり・・・。地元の政府観光局は監視を強化していますが,大勢の中国人観光客らが連日訪れ,同様の嫌がらせを行うなど手が付けられない状態だといいます。本当に困った連中です。

 

 私は仕事の合間に,『三橋貴明の「新」日本経済新聞』というメールマガジンを読んでいるのですが,その中で「チャンネル桜」のキャスターでもある浅野久美さんの面白い記事がありましたので,その一部をご紹介します(12月5日配信分)。文章が面白い人というのは世の中にはたくさんいるものですね(笑)。

 

「先日、日帰りで京都に行く機会がありました。はんなり京都弁やお寺巡りに紅葉も楽しみな季節です。しかし、予想していたとはいえ、彼らの旅の『爆』度合いも、これまた凄まじかった。丸一日滞在して、京都弁がきちんと耳に入ったのは、湯豆腐屋さんとおみやげ屋の売り子さんのみ。古都京都で聴こえる晩秋の音は、寺の鐘や川のせせらぎ、嵐山の樹々の葉擦れなどではなく、くまなく中国語メインの外国語ばかり。そして、中国人観光客のマナーも確かに聞いていた通りの悪さでした。」

 

「おい、天下の金閣寺で肉まんをボロボロこぼしながら食べ歩くな!!それを包んだ袋を『あ、落としちゃった。てへへ』みたいなテイでさりげなく捨て散らかすな!!こら、コイに餌をやるな!池に『きのこの山』を投げるんじゃない!柵を乗り越えるな!トイレットペーパーを持ち帰るな!とまあ、いちいち気になって、なかなか穏やかに寺院の散策など出来ませんでした。」

 

「普段は眉などしかめたことのない、温和でアルカイックなスマイルの私ですが、彼らの自撮り棒が、こちらの頭をかすって交錯するたびに、舌打ちとため息のボリュームは明らかに上がり、さすがに眉間のシワは深まって、堪忍袋はじわじわと膨らんだものです。そしてとうとう、最悪のタイミングで、私はそれを目の当たりにしました。あるお寺の美しい苔の緑の中、静かに流れる湧泉からの清流を、小さな石の橋で跨ぐ瞬間、なんと中国人のおじさんが続けて二回もタンを吐いた!!いいですか、、、清流の中に痰・・喀痰ですよ、カッタン!もうね。こっちは清流を跨ぐどころじゃないの。『君よ憤怒の河を渡れ!』状態。・・・」

 

 本当に困った連中ですね。それにしても「アルカイックなスマイルの私」・・・。とても素敵な表現ですね(笑)。私も仕事柄,ストレスは相当に感じますが,「アルカイックなスマイル」を心がけようと存じます(笑)。

2015/12/04

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 ほんとに,あの沖縄県知事の翁長という人間は一体全体どういう料簡なんでしょうか。何か頭にかぶっているかのようなヘアースタイルはともかくとして,とても好きにはなれません。

 

 5月27日から6月5日まで,この人は米軍普天間飛行場の辺野古移設を断念させる目的で,県外・国外移設に切り替えることをアメリカ政府関係者に直接求めるために訪米しております。しかしながら,よく考えてみてほしい。安全保障,軍事の問題は国の根幹にかかわる国の政策の問題なのです。一県知事が何の権限でこんなことをするのか・・・。

 

 しかもこの人は,あろうことか9月21日,スイス・ジュネーブの国連人権理事会で演説し,米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設で「人権侵害が行われている」などと発言しています。とんだ恥さらしです。

 

 そもそも仲井眞前県知事の辺野古沖の埋め立て承認は行政的手続としては何らの瑕疵もありません。それに翁長という人はあたかも沖縄県民の全意志を代表しているかのような振る舞いをしていますが,前回の県知事選挙の得票率には選挙で敗れた仲井眞氏のそれとはそれほど違いはありません。

 

 本当にこの翁長という人は,日本にとっては獅子身中の虫のような存在ですし,あたかも沖縄独立を考えているような,そして結果として中国共産党に迎合するかのような存在としか見えません。

 

 今年の夏頃でしたかね,東京出張の際に新幹線の中で読んだ「Wedge(ウエッジ)」という雑誌の中に,拓殖大学海外事情研究所長の川上高司さんという方の論考が掲載されていました。大変に説得力のある意見でした。それによると,やはり現実問題として,今,南シナ海は中国の海になりつつあります。近い将来,日本へ物資や資源を運ぶシーレーンの確保が危ぶまれているのです。新聞でも報道されているように,中国の主張は国際海洋法に合致せず,これに反した「九段線」なるものを勝手に引き,その大部分が自国の領海であると傍若無人の主張をしています。主張だけではありません。島嶼の浅瀬を埋め立てて人工島を建設し,軍事施設を着々と整備しているのです。そもそも中国のこのような勝手な振る舞いは,米軍が南シナ海から撤退し「力の真空」ができたことに原因があります。

 

 米軍が1992年にフィリピンから撤退した後,中国はまず米軍がいなくなったフィリピンのミスチーフ礁を占拠して風力発電やヘリポートを作りました。その後中国は,「力の真空」ができたことをいいことに,南シナ海のヒューズ(東門)礁,ジョンソン南(赤瓜)礁,ガベン(南薫)礁,ファイアリークロス(永暑)礁,クアテロン(華陽)礁などに次々と軍事施設の建設を開始したのです。このようなことから,将来,ここにレーダー網が構築され,中国の艦船や軍用機が駐留し,さらには防空識別圏(ADIZ))が「九段線」なるものに沿って設定されるのは時間の問題なのです。

 

 何が「九段線」だ?中国政府は現在に至るも,この「九段線」なるものの法的根拠を明確には示しておりません。この「九段線」,「赤い舌」なるものは極めていい加減な主張と言わざるを得ませんね(続く)。

2015/12/01

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  その世界から引退されたのが昭和38年ですから,私がまだ小学校に上がる前のことです。私はまだ幼く,原節子という女優の現役時代を知りませんから,まさに「伝説の大女優」だったのです。その原節子さんが今年の9月5日に95歳で亡くなられました。

 

 新聞などでその現役時代のお姿に接しますと,本当に美しい女優さんだったのだなとつくづく思います。11月27日の産経新聞の「産経抄」には,作家の片岡義男さんの思い出が紹介されていました。片岡さんが中学3年生のとき,東京都内の私鉄車内で現役時代の原節子さんに遭遇したそうです。原さんはつり革につかまって文庫本を読んでいた。座っていた片岡さんは,ポスターで知る大女優に席を譲ろうとしたところ,原さんは「私はいいから、あちらのかたにすわっていただきましょうね。」と,少し離れたところにいた老婦人に声をかけた。並んで立つことになった片岡さんは,笑顔とともに,こんな言葉をかけられたといいます。「坊やはお利口なのね」(「原節子のすべて」,新潮社)。

 

 こういうやり取りもそうですが,原さんの使う日本語は本当に美しかったと言われています。大変な読書家だったようで,好きな作家はドストエフスキーとトルストイだとインタビューに答えてもおり,ご親族などそれまで接してきた方々の影響だけでなく,このような読書もその美しい日本語の源泉になっていたのではないでしょうか。

 

 それにしても42歳の若さで,しかもトップスターの座から突如として潔く引退し,その後はあたかも隠遁者のように世間からも完全に身を引く・・・。スウェーデン出身のあのグレタ・ガルボという美貌の大女優もこれと似たような潔い身の引き方でした。いずれの女優も,あれだけの美貌と演技力,人気があった訳ですから,年齢を重ねたら重ねたで,それこそ味わい深い演技ができたでしょうに。なぜなのか。極めて浅薄な見方かもしれませんが,ほんの少しは老醜に対する怖れがあったのか・・・。釈迦(ブッダ)が出家した動機を説明するものとして「四門出遊」の故事があり,そのうち東門から出た時に遭遇した老人の姿を見て人間誰しも老いは避けられないと悟ったという場面がありますが,そんなことを思い浮かべてみたりもしました。

 

 原節子さんは小津安二郎監督が亡くなってほどなくして引退されていますが,その小津監督は原節子という女優を評して「原さんほど役柄に対する理解が深く、知性や教養があらわれる演技ができる人はいない。彼女が〝大根〟のような演技をしたとすれば、それは監督の方が悪いのだ」との言葉を残しています。

 

 どこかの映画館で「東京物語」など原節子さんの映画の追悼上演がやっていないかしら。すぐにでも観に行きたいと思いますし,「新潮45特別編集 原節子のすべて」(新潮社)を買って読んでみようと思います。合掌。

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