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弁護士ブログ

2015/02/23

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  2月22日は私の結婚記念日なんであります。好きなショパンの誕生日でもあり覚えやすくもあるのでこの日にしました。ありがたいことにうちの娘も2月22日が私たち夫婦の結婚記念日だということを覚えていてくれて,3人分のケーキを買って来てくれました。なお,ショパンの誕生日についてはその後の研究で3月1日という説が有力になっておりますが,私の幼少時代や結婚した当時はまだ2月22日説が有力だったと記憶しております。

 

 さて,2月22日は「竹島の日」でもあります。その記念式典が開かれましたが,案の定韓国は日本政府に抗議をしてきましたし,ソウルの日本大使館前でも抗議行動,そして日本で開催された「竹島の日」記念式典にも韓国人らが乗り込んで抗議しております。竹島を不法占拠しておいて,この人たちに付ける薬はありません。記念式典には日本政府としても内閣府政務官ではなくて首相や閣僚が出席すべきです。

 

 竹島は,歴史的事実に照らしても,かつ国際法上も明らかに日本固有の領土です(外務省のホームページを参照)。

 

 大東亜戦争終結後,サンフランシスコ講和条約を起草中であったアメリカ政府に対し,韓国政府が「独島(竹島の韓国名)を韓国領に加えて欲しい」と要請したところ,アメリカ政府は1951年8月10日にいわゆる「ラスク書簡」を出しこれを断固拒否しました。そのラスク書簡には,「・・・合衆国政府は、1945年8月9日のポツダム宣言受諾が同宣言で取り扱われた地域に対する日本の正式ないし最終的な主権放棄を構成するという理論を(サンフランシスコ平和)条約がとるべきだとは思わない。ドク島、または竹島ないしリアンクール岩として知られる島に関しては、この通常無人である岩島は、われわれの情報によれば朝鮮の一部として取り扱われたことが決してなく、1905年頃から日本の島根県隠岐島支庁の管轄下にある」と明確に書かれています。GHQの占領政策にはかなりの問題がありましたが,さすがに韓国の火事場泥棒的な振る舞いには明確にファクト(事実)を突きつけたのですね。

 

 結局,今も韓国が竹島を不法に実効支配しているきっかけとなったのはいわゆる李承晩ラインが一方的に引かれ,火事場泥棒がなされてしまったことです。1952年1月(日本が主権を回復する直前のこと-「火事場」と述べたのはそのことを意味しています),当時の韓国大統領であった李承晩が「海洋主権宣言」を行い,いわゆる「李承晩ライン」を国際法に反して一方的に設定し,同ラインの内側の広大な水域への漁業管轄権を一方的に主張するとともに,そのライン内に竹島を取り込みました。だから「泥棒」なのです。

 

 日本政府は過去2度にわたってこの竹島問題について国際司法裁判所で解決しようと韓国に付託を提案しましたが,いずれも韓国側が拒否しています。韓国側は国際法上は自国に勝ち目がないことを自覚しているのでしょう。

 

 えっ?なになに・・?戦後のことばかり聞かされても,日本が戦前から竹島を国際法上領有していたというのは本当なのかですって?

 

 知らざあ言って聞かせやしょう(笑)。1618年,鳥取藩伯耆国米子の町人(2つの家)が藩を通じて幕府から竹島への渡海免許を受けました。それ以来,毎年1回,両家が交代であわびの採取,あしかの捕獲,樹木の伐採等に竹島に行きました。これが恒常化していったのです(国際法上の「先占」の開始)。こうして17世紀半ばには日本は竹島の領有権を確立したのです。そして,これはだめ押しというやつでしょうが,1905年,日本国政府は竹島を無主地と判断し,島根県に編入したのです。

 

 国際法は,無主地に対しては,先占の要件を充足することで合法的にその土地を領有することができるとしているのです。

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