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弁護士ブログ

2013/12/27

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 第二次安倍政権が発足して1年,第一次政権の際にこれができなかったことを「痛恨の極み」と表現された靖国神社参拝を,このたびようやく安倍首相が実行されました。私自身,大変うれしいことだと思っています。首相談話の中の次のくだりを耳にするにつけ,その思いを深くします。

 

「本日、靖国神社に参拝し、国のために戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対して、哀悼の誠を捧げるとともに、尊崇の念を表し、御霊安らかなれとご冥福をお祈りしました。」

 

「今の日本の平和と繁栄は、今を生きる人だけで成り立っているわけではありません。愛する妻や子供たちの幸せを祈り、育ててくれた父や母を思いながら、戦場に倒れたたくさんの方々、その尊い犠牲の上に、私たちの平和と繁栄があります。」

 

 そうですね。物事を考える時は,平面的な思考だけでなく,こういった時間的,歴史的,垂直的な思考が大切です。でも,中国や韓国,反日左翼的なマスコミや政党などからは判で押したような猛批判が繰り返されています。つける薬がない状態(笑)。

 

 よく「アジアの国々」の諸国民の心情を踏みにじり,などと批判しますが,その「アジアの国々」というのはいったいどこの国のことを指しているのでしょうか。結局,外交カードにすべく恫喝に近い非難を繰り返しているのは中国と韓国だけではありませんか。それにこの中国と韓国に配慮して最近の歴代首相が靖国神社参拝を控えてきたことで関係が良くなったりしたでしょうか。靖国神社参拝がもはや外交カードになんかならないということを毅然とした態度で示すことができるのは,今は安倍晋三しかおりません。そしてこれを定着させるために靖国神社参拝は粛々と続けるべきです。

 

 また反日左翼的なマスコミは,アメリカが「失望した」との見解を示したことを鬼の首を取ったように報道していますが,確かにアメリカは重要な同盟国ではあっても,是々非々でいけばよいのです。中国や韓国の批判が全く的外れであることは勿論ですが,極東国際軍事裁判(「東京裁判」)を主導的に行ったアメリカに対しても,東京裁判の欺瞞性を主張し(アメリカは明らかに国際法違反の原爆投下や東京大空襲などで民間人の大量虐殺を行いましたが,これを裁く人は誰もいません。),そもそも「国のために戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対して、哀悼の誠を捧げるとともに、尊崇の念を表し、御霊安らかなれとご冥福をお祈り」することのどこが悪いのか,これは完全に心の問題であり,そんな批判は内政干渉だとごく当たり前の対応をすれば良いのです。

 

 靖国神社にいわゆるA級戦犯が合祀されていることが問題なのでしょうか。それも全く理由がない。そもそも「A級戦犯」を生んだ東京裁判は国際法上の法的根拠はありません。一応の根拠とされた「極東国際軍事裁判所条例」も「事後法」ですから根拠たり得ません。「A級」とは「平和に対する罪」に関係した者という分類ですが,それまで「平和に対する罪」などは国際法上存在せず,これも「事後法」でした。「裁判」とはいうもののその欺瞞性は明らかです。「事後法の禁止」,「法の不遡及の禁止」というのは近代法の大原則です。国際法に通暁しているインドのラダ・ビノード・パール判事は事後法で裁くことはできないとして被告全員無罪の意見を述べましたし,やはり国際法に通暁しているオランダのベルト・レーリンク判事も「多数派の判事たちによる判決はどんな人にも想像できないくらい酷い内容であり、私はそこに自分の名を連ねることに嫌悪の念の抱いた」とさえ述べております。

 

 そして,サンフランシスコ講和条約第11条で「日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国犯罪法廷の諸判決を受諾」したため,日本国政府は「裁判所に代表者を出した政府の過半数の決定および日本国の勧告」を忠実に行い,国会決議を経て関係11か国の同意を得,A級戦犯とされた人たちを釈放し,手続的にも名誉回復されたのです。もうA級戦犯などはいないし,「A級戦犯」だった重光葵は,1956年の日本の国連加盟の際,外相として演説し満場の拍手を浴びております。

 

 もともと「A級戦犯」が合祀された後も何ら問題なく歴代の首相が靖国神社を参拝していたにもかかわらず,1985年に中国に「ご注進」に及び,靖国神社参拝を政治問題化,外交問題に発展させた張本人は朝日新聞ですからね(加藤千洋記者の8月7日付け記事ほか一連のもの)。いわゆる「従軍慰安婦問題」の捏造記事も朝日新聞です。一体全体どこの国の新聞社なんでしょうか(笑)。

 

 いずれにしても,中国や韓国にこれを外交カードにさせてはなりません。

 

 今年一年も暮れようとしております。早いものです。私も何とか普通に年を越すことができそうです。ありがたいことです。来年はますます良い年になるよう期待しております。みなさんも良いお年をお迎えください。

 

 今年最後に,私が普段から心より愛してやまない昭和天皇の御製をご紹介します。この歌に接するたびに,勇気が湧いてくるのです。

 

「ふりつもる み雪にたへて いろかへぬ 松ぞををしき 人もかくあれ」

2013/12/26

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 日本のものづくりの素晴らしさ,凄さはつい先日のこのブログでも書いたとおりですが,中東の民族衣装も「日本製」が大人気で,日本製品は世界中で信用されております。

 

 産経新聞の記事によると,サウジアラビアやドバイなど中東諸国の男性が全身にまとう真っ白な民族衣装に「カンドゥーラ」がありますが,この衣装の生地「トーブ」のほとんどが実は日本製で,その高い品質は他国製品を完全に圧倒しています。

 

 現在のところ中東諸国で消費されている日本製トーブは約40~45%程度ですが,このうち高級品とされる消費量のほぼ100%が日本製です。このうち約7割のトップシェアが東洋紡,その後をシキボウなどが追っているようです。韓国製やインドネシア製に比べて日本製は価格で2倍ほどするにもかかわらず,この状況です。何でこんなに日本製が評価されるのでしょうか。

 

 日本製トーブは合繊を使いつつも,柔らかな風合いを実現しているのが日本製の特徴で,ハリを保ちながら適度なドレーブ性があり,美しいシルエットを作ることができる。白一色ながら,国や流行によって微妙に異なる色調を出せる表現力,安定した品質を保つ技術力も日本製が圧倒的な支持を得る理由だそうです。

 

 しかし,例によってパクリをお家芸とする国による日本ブランド製品のコピーも出回っています。韓国など他国企業の日本製コピー商品です。本当は「TOYOBO」なのに「TOBOYO」だったり(笑),本当は「Shikibo」なのに「Shekibo」だったり(爆笑)・・・。全く笑い事ではありませんが,いくら韓国企業などが日本製をコピーしたとしても,全く相手にされず,「品質を確かめれば一目瞭然。現地では本物とコピー品が混同されることはない」そうです。韓国の製菓会社が日本の「かっぱえびせん」や「ポッキー」や「きのこの山」などをパクっている事実は有名な話です。

 

 ものづくりというのは丹精込めて,職人としての誠実さをもって,職業倫理に基づいて正々堂々と行うべきで,卑怯なマネをしても結局は見破られてしまうのです。韓国の現代自動車とその傘下の起亜自動車は2010年から2012年に販売したモデルの多くの燃費性能を水増し表示していたとして顧客に訴訟を提起されていました。ウォール・ストリート・ジャーナルの記事では,現代自動車らはこのたび原告団との和解に合意したとのことで総額約2億1000万ドル(約219億円)の支払を余儀なくされるようです(ただし,原告団の受領の仕方によっては【一括払いか分割払いかなど】,金額に変動あり。)。

 

 日本でも最近食品偽装の問題が頻繁に報道されていましたが,「嘘」はいけません。

2013/12/25

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 最近はどういう訳か残業続きです。事務所内で午前様のことも少なくありません。この3連休の真ん中の日曜日などはやはり深夜まで仕事をしていました。侘びしい感じもします。確かに辛いことは辛いのですが,その一方で気晴らしにゴルフをやったり,気が置けない人たちと語らいながらお酒を飲んでいます。うまくストレスを発散する必要があるのです。今年も押し迫った12月21日(土)のゴルフは,今年2番目の好スコアでした。特にアイアンの切れが良く,キャディーさんもびっくりのショットもありました(6番アイアン)。思わずプロテストを受けようと思ったくらいです(笑)。それにしても気持ちよかった-。それに,誠にありがたくも,顧問先の社長さんから先日56度のクラブをプレゼントしてもらいました。従前はバンカーショットは当然のようにサンドウェッジで打っていたのですが,この56度のクラブもバンカーではなかなか使い勝手が良いことが分かりました。

 

 さて,経済評論家の三橋貴明さんのメルマガを見ていましたら,なるほどなーという記事がありましたので,以下にご紹介します。本当にそのとおりだなと思いました。

 

 日本経済は確かに長年の宿痾のようだったデフレの脱却に向かいつつあるようですが,三橋さんが講演などで各地を回った折りに,中小企業の社長さんたちと懇談すると「デフレマインド」に基づく深刻な問題が発生していると痛感されたそうです。確かにアベノミクスによって株価も上昇し,円安にはなったのですが,その円安で原材料や燃料などの輸入価格が上昇しています。さらに一部の業界では人手不足が顕在化し,人件費が上昇しています。結果的に中小企業はコスト増の圧力を受けている訳ですが,そのコスト上昇分を販売価格等に転嫁できていない。つまり,売上はあまり変わらない中で,費用(人件費等の経費)だけが上昇し,利益が圧迫される事態になっているのです。

 

 生産コストが上昇した以上は販売価格等も上げなければならないはずですが,一部の業界を除いては「値上げ」に踏み切る企業は少なく,結局は,中小企業の多くは販売価格等を上げず,費用上昇分を自社で「吞みこんで」しまい,利益を減らして赤字化してしまいます。昨今の営業担当者の方々は,よくよく考えてみれば「値上げの交渉」をしたことが皆無のようで,お客さんに値上げをお願いしようにもそのやり方が分からないという人もいます。完全に「デフレマインド」に支配されてしまっているのです。デフレ経済に慣れきってしまっているのでしょうね。

 

 とにかく財政規律を言うのであれば,名目GDPを増やして税収を増やさなければなりません。そして国民も企業もインフレ予想マインドにならなければなりません。

 

 そのような中で来春消費税率をアップするというのですから,デフレ脱却の機運と実態がどうなってしまうのか不安もあります。景気の腰折れも心配です。先日,顧問先の社長さんと久しぶりに一献傾けました。建設業界の会社ですが,率直に言って消費税率直前の「駆け込み需要」の後の反動が「怖い」とおっしゃっていました。私の自宅周辺でも,最近やたら外部足場が組まれたり,養生ネットが掛けられたりして建築ラッシュです。それ自体は良いことですが,駆け込みではなくて継続的なインフレ予想マインドの定着と実体経済もその趨勢になることを祈っております。規制緩和だか何だか知りませんが,無軌道な弁護士大量増員で「価格破壊」も少なからずあり,弁護士費用の低額化など,最近では私自身のマインドも「デフレマインド」に支配されてもいます(笑)。

2013/12/20

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 昨日は東京家庭裁判所で仕事があり,名古屋駅から新幹線で出かけました。あいにく天気が悪く,霊峰富士の雄姿を見ることは諦めておりました。それでも新富士駅を過ぎた頃から,事件記録から目を離し,ずっと目を凝らしていたのですが,やはり富士山は見えませんでした。残念です。

 

 裁判所での期日は午後1時30分からでしたから,不詳私めは当然のように八重洲地下中央の旭川ラーメン「番外地」へ行き,行列で待つこと約10分,いつもの「塩バターコーンラーメン」にありつきました(笑)。年を取った私の味覚の問題なのかもしれませんが,昔よりスープが少ししょっぱくなったような感じはするものの,魚介のダシがよく利いていて美味しいのです。それに,チケットを売ったり席作りのマネジメントをしている女性も相変わらず割と美人です。

 

 裁判所での仕事を終えた後は,いつもならば銀座の山野楽器に寄るか,上野の鈴本演芸場に寄るところですが,あいにくの荒天でしたし仕事も山積みでしたので,午後4時40分の新幹線「のぞみ」で帰路につきました。それにしても改めて思いましたのは,日本の新幹線というのは時間に正確ですし,安全性はやはり世界一だということです。日本の技術力と「ものづくり」の精神(底流には日本人の心が流れております)の凄さを思います。

 

 これは私自身も以前から知っていたことですが,一昨日の読売新聞のあるコラムでは「中央アジアの親日国」という標題でウズベキスタンの首都タシュケントにあるナヴォイ劇場のことが紹介されておりました。終戦後旧ソ連の捕虜として日本人がこの劇場の建築にかり出されました。かり出されたというよりも,劣悪な環境での強制労働です。長時間労働を強いられ,食事にも腐った物が提供されるなど,劣悪な環境でした。このナヴォイ劇場の建設に携わった日本人捕虜500人のうち79人は亡くなっております。それでも日本人捕虜は「もう一度日本に帰って桜を見よう」との合い言葉の下,技術的には妥協を許さず,3年かかるところを2年で完成しました。1966年にはタシュケント地震が起こり,7万8000棟もの建物が倒壊したにもかかわらず,このナヴォイ劇場は無傷であり市民の避難場所としても機能し,日本人の技術力の高さが称賛されております。

 

 ウズベキスタンのカリモフ大統領の幼少期のエピソードですが,母親と一緒に日本人捕虜の収容所を見学した時,母親から「日本の兵隊はロシアの兵隊が見ていなくても働く。大きくなったら、人が見ていなくてもよく働く人間になりなさい。」と言われたそうです。日本人の勤勉さは今も語り継がれているのです。日本人捕虜は劣悪な労働環境でも頑張り,懸命に作業する日本人に地元の子供たちは食べ物を差し入れてくれたのですが,日本人捕虜は彼らに対して木のおもちゃをお返しするなど,劣悪な環境でも礼儀を忘れなかったのです。

 

 このナヴォイ劇場のプレートには以前は「日本人捕虜」と書かれていましたが,カリモフ大統領は「日本と戦ったことはない。彼らは恩人だ、間違っても『捕虜』と書くな。」と述べて「日本国民」と改めさせたのです。

 

 東京出張のことから話が随分とそれてしまいましたが,新幹線に乗っていて,日本の技術力と「ものづくり」の精神(底流には日本人の心が流れております)の凄さを改めて思った次第です。

2013/12/17

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 このたび中国は,無人月探査機を打ち上げ,月面への軟着陸に成功したようですね。約3か月間,月面での探査活動をするそうです。中国は,これを大々的に報道し,旧ソ連,アメリカに次ぐ三か国目の「偉業」として「どや顔」で宣伝しております。中国がこのような活動を行う理由については,何よりも国威高揚,示威の目的であり,また実際に資源探査の目的もあるということが指摘されています。でも,中国の国内の状態があれだけ酷いにもかかわらず,月面探査などといった活動は,どう見ても「偉業」なんかではなく「異形」なんですけどね。

 

 これはひがみなんかで言っているのでは全くないのだけれども,国威高揚,示威という中国の目的にもかかわらず,私たちはそれだからといって中国という異形の国に尊敬の念を抱き,憧憬を覚えるでしょうか。今の中国共産党のあり様を見ていますと,警戒こそすれ,尊敬や憧憬を集めるような国とはとても思えません。次に生まれ変わる時,中国に生まれるなんて死んでも嫌ですから(笑)。

 

 一言で言えば,この異形の国は優先順位というものを全く分かっていないということに尽きます。換言すれば,自国の民を幸せにできないような政権(中国共産党)には正統性はなく,中国という国自体も,月面探査や防空識別圏の設定なんかよりも,例の大気汚染,水質汚濁(重金属汚染等),貧富の格差,年間20万件を超える各地での暴動,そして最近のテロなどなど,国民を不幸せにしているこのような絶望的な状況の改善こそが喫緊の課題なのだということです。全く優先順位が違う。

 

 中国の江蘇省南京市政府は12月4日,大気汚染物質PM2.5の濃度が最悪のレベルに達したとして,市内の全ての小中学校,幼稚園に対し,臨時休校・休園の通知を出しました。一般市民にも外出を控えるように呼びかけました。この日の夕方,PM2.5の濃度が12時間連続して300を超え,重度汚染の状態になったのを受け,南京市政府は初めて最高レベルの「赤色警報」を発令したのです。画像で見てもとても人の住むような所ではない状態であり,正に「暗黒大陸」です(ラルフ・タウンゼント)。そして12月に入ってからの大規模なスモッグは,31ある省・市・自治区のうち25に及び,100以上の都市で観測されています。一般市民にとっては,空気清浄機とマスクだけが頼みの綱で,杭州市など多くの都市ではマスクが売り切れ,各家庭では数台もの空気清浄機がフル回転しているということです。また,週末を利用して山や森に出かける「肺清浄ツアー」も人気だといいます(笑)。

 

 でも本当は同じ人間としてこれは決して笑い事では済まされない事態でしょう。それに中国共産党の高官は,多くは「裸官」として既に家族や多額の資産を海外に移転させ,何かあればすぐに自分も高飛びできる手配をしているといいます(外国の国籍を取得済みの者も多い)。要するに彼ら自身も,中国という国に未来はないと悟っているのでしょう。

 

 日本国籍を取得している石平さんは次のように述べております。

 

 「現在の中国の農耕地は、化学肥料や農薬まみれです。そもそも農民からすれば、農地は一時的に国から借りているもので、自分のものではないのです。だから借りている間に、できるだけ生産量を増やそうということで、無制限で化学肥料や農薬を使う。そのために土地が劣化して、水も汚染されてしまう。役人も企業も民衆も、みんなが金儲けに奔走して、その結果、環境汚染が加速度的に進んでしまいました。中国が現在直面している問題は、もはや経済成長といったレベルではなくて、人間としてどうやって生きていくのかという問題になっています。」(「中国はもう終わっている」192頁,黄文雄・石平共著,徳間書店)

 

 このたび軟着陸した中国の無人月面探査機の姿を見るにつけ,何か哀れな感じがいたします。繰り返しますが,そして余計なお世話かも知れませんが,月面探査なんかよりも自国の民を幸せにしたらどうか,少なくとも綺麗な空気と美味しい水を味わうことができるようにすべきでしょう。主席の習近平は「中国の夢」と称して膨張的で挑戦的でやたら勇ましいことばかり主張しておりますが,首相の李克強はそれよりも「人々がきれいな空気を吸い,安全な水を飲み,安全な食品を食べることが」重要だと述べております。外見も,言っていることも,少なくとも李克強の方が習近平よりも頭が良さそうです。

2013/12/13

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 今朝,明け方に見た夢はホントに嫌な夢でした。

 

 その夢というのは,大切な車を盗まれた夢でした。それにその車のトランクには今年の1月に購入したまだ新しい大切なゴルフセットが入っており,楽しみにしていた翌日のゴルフにも参加できない。所轄の警察署に被害届を出そうとしてまずは電話をしてみても,すごく電話口で待たされ思わず激して苦情を述べるというリアルさでした(笑)。いや,ホントに悪い夢でした。

 

 ハッと目が覚めると,暖かい布団の中に私はいました。「あー,良かった,夢だったんだ-。」と気付いたのです。ホントに夢で良かったと思いました。今朝は午前4時頃に一度手洗いに立って,そしてまた眠りについたのですが,私がこのような悪夢(笑)を見るのは,はたいていの場合このように二度寝するような時です。

 

 幸い夢だったので,明日のゴルフは頑張りたいと存じます。

 

 さて,このたびの特定秘密保護法案の可決について,例の民主党の議員などが「強行採決だ!」などと自由民主党を批判しておりますが全くもって笑止千万でございます(笑)。産経新聞の「花田紀凱の週刊誌ウォッチング」という記事の中で,花田さんは「週刊文春」(12月12日号)「飯島勲の激辛インテリジェンス」のコーナーでの飯島さんの次のような発言を引用しておりました。

 

 「(海江田万里代表が)『暴挙に怒りを禁じ得ない』とコメントしていたけど、とんでもないのは民主党の方だぜ。特別委から出てきた民主党議員が『これで民主主義も終わりだ』なんて悲愴感漂わせていたけど、チャンチャラおかしいよ。強行採決を憲政史上、稀に見る勢いで連発して唖然とさせたのは当の民主党。あの鳩山由紀夫内閣だったんだから。二〇〇九年の臨時国会では最大野党の自民党欠席のままでの強行採決が六回もあったのよ。一〇年の通常国会では野党の制止を押し切っての強行が六回に、自民党欠席のままが三回。(中略)まだ衆参ねじれでもなかったから、ゴリ押しの連続だよ。忘れたとは言わせないぜ。」

 

 悪夢と言えば,あの3年3か月も続いた民主党政権でしたね。日本ががたがたになり,外交・安全保障面で国民が屈辱感を味わうことが多かったこの民主党政権の時代は,実際にも「夢」などではなく,現象面で正夢となってしまいました。もうあのような悪夢(正夢)はご免こうむりたいと思います。

 

 それにしても今朝の明け方の私の夢は,夢で本当によかった(笑)。

2013/12/12

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 東国原英夫という人がこのたび日本維新の会に離党届を提出するとともに,議員辞職する考えを明らかにしましたね。世間では,また東京都知事選に出るのではないかとか,みんなの党を渡辺代表とケンカ別れして割って出た江田新党に合流するのではないかとか,いろいろと憶測を呼んでおります。ただね,私はこの人(東国原氏)のこれまでの言動を見ておりますと,定見がない,節操がない,浮薄だという印象で,「一体全体,この人は何がやりたいんだろう。」と思ってしまいます。この人の顔のことについては最後に触れることにします(笑)。

 

 この人の離党届提出の理由については本人がいろいろと言っております。今年7月の参議院議員選挙で維新の会が伸び悩んだ責任を取れとでも言わんばかりに,この人は国会議員団代表選を実施する両院議員総会の開催を求める署名活動をしましたが,結局これが実現しなかったことも離党の理由の一つに挙げております。要するにこの人のこの署名活動は,「平沼(赳夫国会議員団代表)降ろし」に他ならないと言われております。産経新聞の報道では,平沼先生は,12月11日,同紙の取材に対し,「衆院議員では自己顕示欲を満足できないのだろう。猪瀬直樹都知事が失脚して都知事選になった場合には勝算があるとみたのではないか」と突き放した,そうです。誠に仰るとおりです。東国原という人の言動を見たりしていると,どうやら,自己顕示欲と勘違いとの相乗(シナジー)効果がそうさせているのではないかと思われます。

 

 平沼赳夫先生という代議士のこれまでの議員としての活動を見ていれば分かるとおりですが,大変見識のある立派な方だと思いますし,国士の一人ではないかと私は思っております。中山成彬先生や中山恭子先生などと並んで,何故自由民主党に戻られないのかと残念でならないのです。この東国原という人と平沼赳夫先生とを比較するのも全くどうかと思いますが,公人,政治家としては明らかに次元が違いすぎます。雲泥の差というやつです。

 

 私は,この東国原という人について,もう今から4年も前の平成21年7月6日(あの悪夢のような民主党政権が成立する少し前)のこのブログで次のように書いてしまいました。

 

 「・・・高千穂町で開いた県民との対話集会で,自分が行けば自民党は負けないし,負けさせないなどといった発言をし,さらにその数日後には,大阪府庁で橋下大阪府知事と記者会見をした際,自分が総理になったら橋下知事には地方分権で手伝ってもらいたいという趣旨の発言もしている。気分が悪くなった。明治維新の時代,大久保利通の死後に事実上明治政府を支え,内閣制度を確立し,初代内閣総理大臣になった伊藤博文と,あの東国原知事とが,内閣総理大臣としての肩書きが一時的にでも同じというのでは,少なくとも僕の納得性が得られない。まぁ,人間,自分の値踏みもできなくなったら終わりなんじゃないでしょうかしら。・・・」

 

 それでも,その後東国原という人は,東京都知事選に出馬し,何と約169万票も集めてしまいました。それより約90万票多かった石原慎太郎さんが当選したのはいいのですが,169万票も入れてしまうとは・・・(笑)。東京都民の「民意」がとても恐ろしい(笑)。しかも今年の参議院議員選挙では,あの山本太郎まで当選させています。やはり東京都民の「民意」というものがとても恐ろしい(爆笑)。

 

 さて,人の批判もたいがいにしなければとは思っておりますが,東国原英夫という人の顔のことです。大変申し訳ないのですが,私はこの人の顔が大嫌いなのです。失礼ながら卑しさというものが出てしまっております。テレビ画面に出て来ると,パブロフの条件反射のようにチャンネルを変えてしまっている今日この頃です。

2013/12/10

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 サンフレッチェ広島のJリーグ連覇は見事でしたね。集中力があるし,森保一監督はチームを作ることができています。それにひきかえ,名古屋グランパスは・・・(笑)。サンフレッチェ広島は,名古屋グランパスと同じくJリーグ元年からのJ1チームですが,実は2度にわたってJ2に降格したことがあり,広島は2003年と2008年はJ2で戦っております。修羅場をくぐったわけですね。そして再びよみがえり,2012年と2013年,連覇を果たしたのです。立派なものです。

 

 さてさて,名古屋グランパスもようやく私の再三の建言を受け入れ(笑),監督交代を決断しました。公式にはまだ発表されておりませんが,元ガンバ大阪の監督であった西野朗氏が名古屋グランパスの新監督に就任するようです。監督というのは,何よりもチームというものを作り上げ,戦術を確立し,これを選手間に浸透させ,合目的的かつ有効な練習をさせなければなりませんし,課題や問題点の修正など学習能力も高くなければなりません。また,確立した戦術に基本的には依拠しつつも,次の対戦相手をビデオで十分に研究し,その特徴をつかみ,対戦相手ごとに勝つための綿密な作戦を立てるなどマメな努力をしなければなりません。アーセナルのアーセン・ベンゲル監督のように。

 

 西野朗氏は,監督としてある程度実績はありますし,今述べたような監督が本来なすべき仕事を,ストイコビッチ監督よりはしてくれると期待しております(笑)。ただ気になるのは,コストカットもいいのですが,名古屋グランパスはディフェンダー陣をかなり放出するようですね。今シーズンの総失点数でいうと,広島の29点に比して,名古屋は48点であり,守備の破綻が顕著です。攻撃もいまいちでしたが,守備にも大きな問題がありました。ディフェンダー陣の補強をしなくても良いのでしょうか。もう一つ不安なのは,闘莉王の発言力が強すぎることです。つい先ごろも,彼はザッケローニ監督の日本代表選出にも異議を唱えております(笑)。闘莉王さん,西野新監督の言うことはちゃんと聞きなさいよ(笑)。

 

 いずれにしても,名古屋グランパスの最近の試合内容は不甲斐なく,情けなく,面白くもありませんでした。組織的で,意図がよく分かる,そしてスペクタクルなサッカーを来シーズンは是非見せて欲しいものです。

2013/12/05

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 もうすぐ日本に帰国されますが,このたびの53年ぶりの天皇皇后両陛下のインドご訪問はとても意義があり,大成功だったのではないでしょうか。両陛下は行く先々でインド国民から大歓迎を受け,尊敬を集めておられます。シン首相が空港まで直々に出迎えになるのはとても珍しいことのようです。

 

 さて,インドといえば私はとても親日的な国であると思っております。インド議会では1985年以降,毎年,広島,長崎の原爆の日のどちらかで,議長が審議冒頭に犠牲者を追悼する発言をし,議員が起立して黙祷しているという事実をご存じでしょうか。このたびのご訪問でも,天皇陛下はこのことについて「国を代表し,とりわけ犠牲者の遺族の心を酌み,心から感謝の意を表します。」と挨拶されました。

 

 それに昭和天皇崩御の際,インドという国は何と三日間も喪に服してくれたのです。

 

 思い起こされるのは東京裁判の時のインドのパール判事の判決書です。そのパール判事は東京裁判が終わった4年後,再来日したのですが,日本の教科書が東京裁判史観にそって「日本は侵略の暴挙を犯した」と教えていることを大いに憂い,「日本の子弟が歪められた罪悪感を背負って卑屈,退廃に流されて行くのを私は平然と見過ごすわけにはいかない」と嘆きました。

 

 12月1日の産経新聞の「産経抄」にはやはりこのたびの天皇皇后両陛下のインドご訪問のことについて書かれており,53年前に皇太子・同妃殿下として同国を訪問された際,時のネール首相は「日本の政策には同意できたもの,できなかったものもあったが,つねにわれわれは日本と日本国民,その美徳を尊敬してきた。日本は偉大である。」と演説したそうです。東京裁判史観に対し,本当にそれで良いのか,いや歴史の本当の見方をより深く正しく勉強しようという向きには,「世界がさばく東京裁判」(佐藤和男監修,明成社)という本が絶対に,絶対にお薦めです(笑)。あたかも前頭葉にロボトミー手術を施されたかのように(若狭和朋氏の表現),さらには「閉された言語空間」(江藤淳氏の著作)の中で生きることを余儀なくされてきたように,日本国民は東京裁判史観から脱却できないまま時を重ねてきました。このような状態についてドイツ文学者の西尾幹二さんも「戦後の戦争に負けた」と含蓄に富む発言をされています。

 

 さてさてそれにしても,皇后陛下はもちろん今も高い気品と優しさに溢れておいでであり,今上天皇ともども我々の誇りですが,53年前の若かりし時のインドご訪問の際のお美しさといったら全く例えようもありません。

2013/12/03

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 中学生から大学生時代にかけて,私は将棋に熱中していた時期があります。将棋の月刊誌を購入して自宅の将棋盤で棋譜を並べたり,新聞棋戦の棋譜を切り抜いて保存したり,テレビのNHK杯トーナメント戦を見たり,友人と戦ったりしたものです。日本の将棋は本当に面白いと思います。

 

 この歳になって再び将棋に興味を示すようになりました。今の将棋界というのは結構面白く,戦法,定跡も進歩し続けています。私は新聞は産経新聞と読売新聞を購読しているのですが,産経新聞は棋聖戦,読売新聞は竜王戦をそれぞれ主催し,私も毎朝掲載されている棋譜と観戦記を読んで楽しんでおります。

 

 それにしても現在の将棋界,いわゆる羽生世代と言われている棋士達,そしてそれより少し若い世代の活躍ぶりは凄いですね。人間,何をするにしても年齢と共に能力が低下していく傾向にあるのは避けられず,私もいい歳なのでそれを痛感しています。でも,羽生善治,森内俊之といった一流棋士は,40歳代に入っても大活躍しており,敬服します。もっと上の世代の谷川浩司という棋士の棋風も好きなのですが(「光速の寄せ」),日本将棋連盟の会長に就任されたので,対局に集中できないであろう状況に同情いたします。

 

 さてさて,第26期竜王戦は森内俊之名人が渡辺明竜王の10連覇を阻み,見事竜王に返り咲き,名人と竜王という将棋界の二大タイトルを占めることになりました。実は私は密かに森内名人の竜王奪取を応援していたのです(笑)。この第26期竜王戦は4勝1敗で森内名人が勝利したのですが,どの局も内容が素晴らしかった。森内名人の受けの的確性と重厚さ,それでいて攻めの鋭さもあって,攻守のバランスの良さと充実ぶりは現在のところ棋界随一ではないでしょうか。羽生善治さんが脚光を浴びることが多いのですが,実は第18世永世名人を襲位できる資格を有するのは森内俊之で,羽生善治は第19世永世名人襲位予定者なのです。それに,この第26期竜王戦に臨む前の時点で,森内名人は第71期名人戦において羽生さんの挑戦を4勝1敗で退けております。その充実ぶりは半端ではありません。

 

 それに森内名人はとても謙虚な人柄と言われており,髪の毛がフサフサな点についてはすごく嫉妬心を感じますが(笑),とても好感が持てます。

 

 名人と竜王の二大タイトル取得ですか。誠に素晴らしい。なお,賞金額の高さからか,竜王は棋界最高のタイトルとも言われますが,私としては名人というタイトルの方に憧れを感じます。お前にどっちかやると言われれば,私は迷わず名人位の方をもらうでしょう(笑)。

 

 いずれにしても,現在の将棋界は,森内俊之名人・竜王,羽生善治王位・王座・棋聖,渡辺明王将・棋王というタイトル保持状況です。目が離せません。それにしても,この日曜日に必死で将棋盤と駒を探したのですが,全然見つかりません。どこに隠したのかカミさんに聞いてみなければなりません。

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