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弁護士ブログ

2021/10/18

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土曜日(10月16日)には,巨人と広島のゲームがありました。3位巨人と4位広島とのゲーム差は4・・・。CS(クライマックス・シリーズ)進出をかけた重要な試合で,9連敗中の巨人がこの試合に負ければゲーム差は3に縮まりますし,引き分けをはさんで10連敗となります。

 

私はテレビでこのゲームを見ていました。私は長嶋茂雄さんが現役時代からずっと熱烈な巨人ファンであり,当然のことながらどの試合も巨人の勝利を願ってきましたが,正直に告白しますとこの時は巨人の敗北を願っておりました。こんなことは初めてのことです。

 

その理由は,新聞報道では今年で3年契約の最終年である原監督が来年度も巨人の指揮を執るということであり,1ファンとして失望したからです。つまり,この監督では来年度も期待できないので,いっそのことCS進出を逃すなどして球団が覚醒し,人事面での刷新を望んだからです。

 

読売ジャイアンツにあって,現状では原監督は全権を任され,好き放題の独裁者であるとの噂が絶えません。中4日(実質的には中3.5日の時もある),中5日のローテーションで投手を酷使して疲弊させ,「マシンガン継投」などと揶揄されているような中継ぎ投手の酷使,好悪の感情つまり好き嫌いによる選手起用,特に原監督が所望した中田翔選手の獲得と重用などなど・・・。選手の士気が低下しているのは明らかであり,結局私がひそかに望んだとおり,土曜日の広島戦にも負けて10連敗と相成りました。

 

実は8月のある時期まで,コーチとして極めて評価の高かった石井琢朗1軍野手総合コーチが突如としてベンチから外され,3軍コーチに追いやられました。石井琢朗コーチは広島やヤクルトでもその的確なコーチとしての仕事振りで実績を重ね,とても評価が高かったのであり,巨人の中にあっては唯一まともなコーチだったと思うのですが(笑),原監督がフロントの了解も取らずにこのような独断の不当人事を実行してしまったという報道もあります。

 

石井コーチは選手からの信頼も厚いため,このような「左遷」が選手の士気にも大いに影響したことは否定できないのではないでしょうか。そうすると,原監督の周りにいるのはイエスマンのコーチばかり。ヘッドコーチの元木さんなどは,以前バラエティー番組ではお馬鹿キャラで売っていましたし,投手総合コーチの宮本さんなどは,BSの通販番組に出ていますので,いわば両者ともタレントに毛が生えた程度です。V9時代の牧野茂ヘッドコーチのような実力ある知恵者でなければ,ヘッドコーチは務まりませんし,本来であれば投手出身の宮本コーチなどは,中4日,中5日のローテーションで投手を酷使して疲弊させている現状にはちゃんと異議を唱え,監督に諫言してしかるべきでしょう。

 

ある報道によりますと,コーチとしての良心に基づき,そしてチームのために敢えて監督に意見を述べた石井琢朗コーチは,原監督の逆鱗に触れて左遷されたということが言われております。もはや原監督は,天上天下唯我独尊の状態なのであり,自分の周りにはイエスマンしか置こうとしません。

 

一昨年,昨年の日本シリーズでの屈辱を私は忘れてはおりません。ソフトバンクに2年連続で0勝4敗,0勝4敗と1勝もできずに敗退したのですし,現在の10連敗を含め,ひょっとしたらCS進出も危ないなどといったチーム状態にした責任を,監督として潔く取るべきではないかと思うのです。

 

2021/08/05

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河村たかし名古屋市長は,とても気さくな方です。ある訴訟事件を他の代理人弁護士と一緒に処理していた折には大変お世話になり,各回の期日が終了したり,午後の法廷までの昼休みに入った際には,10回ほど一緒にランチをしたこともありました。

 

河村市長は確か一橋大学商学部を卒業した後は,割と長い間司法試験を目指されていた時期もあり,我々弁護士の仕事についてもとても理解があります。

 

ただね,オリンピックの金メダルを嚙んだりしてはダメです。これはどう考えてもダメでしょう。あの女子ソフトボールで金メダルを見事獲得した日本代表の後藤希友選手(名古屋市出身)が報告のために名古屋市役所を訪れた際,河村さんはあろうことか後藤選手の金メダルを噛んでしまったのです。

 

「最大限の愛情表現のつもりだった。」みたいな弁解をしておりますが,凱旋して報告に来た後藤選手としてもそんな「愛情表現」をされたくはなかったでしょうし,また,されなければならない義理もありません(笑)。いや本当に笑い事ではありません。その金メダルは後藤選手にとってはアスリートとしての不滅の金字塔ともいうべきものであり,正に何物にも代えがたい人生の宝物なのです。その至宝がたとえ一瞬であったとしても他人の唾液で汚されたとあっては,泣きたくなるでしょう。現に柔道でこれまた見事金メダルを獲得した髙藤直寿選手は「俺だったら泣く」と言って非難しております。

 

河村市長は,例の「あいちトリエンナーレ」におけるおよそ芸術とは評価できない,訳の分からない不遜な物の展示等に対しては,見事な反対の論陣を張り,大村知事のバカげた主張と対立し,私としても大いに評価していたのですが,今回の金メダル噛みという暴挙は謝罪しなければなりませんね。ちょっとした想像力さえあれば自制できたはずなのに,返す返すも残念な出来事でした。

 

後藤選手は偉大な上野選手の後継者たりうる立派な投手ですから,これにめげずに是非頑張って欲しいものです。

2021/07/28

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東京オリンピックでの日本人選手のメダル獲得ラッシュが続いております。金メダルだけでも柔道の高藤,阿部一二三,阿部詩,大野,永瀬各選手,水泳の大橋選手,卓球ダブルスの水谷,伊藤各選手,スケートボードの堀米,西矢各選手,女子ソフトボールチーム,その他銀及び銅メダリストの皆さんも本当に立派です。本当によくやってくれました。

 

水泳の大橋選手はかつての貧血の症状を克服し,誠に見事な泳ぎっぷりでしたし(おまけに美人),各柔道家も礼節というものを弁え,いずれも誠に立派な態度であり,武士道というものを感じます。女子ソフトボールチームもアメリカチームとしのぎを削った末の栄冠を勝ち取り,卓球ダブルスの2人も卓球をお家芸とする中国チームとの息詰まる熱戦の末に逆転して金メダルを獲得しました。

 

彼らの活躍が我々を熱狂させ,奮い立たせ,勇気を与えてくれたことは間違いありません。私も年齢のせいか最近涙腺というものが緩くなってしまい(笑),悠々と上っていく「日の丸」を目にし,吹奏楽で奏でられる「君が代」を耳にしますと,思わず目頭が熱くなってしまうのです。改めて思いますに,「君が代」というのは本当に良い曲です。世界に誇ることができます。

 

ただ,開会式におけるIOCのバッハ会長のスピーチは長過ぎます。また何よりも,何でバッハ会長が天皇陛下と並ぶ位置にいるのか・・・。頭(ず)が高いし,やはり天皇陛下の位置,席は特別にしつらえるべきでした。昭和39年の東京オリンピックにおける昭和天皇のように。

 

バッハ会長を擁するIOCの収入の約7割は放映権料であるのですが,このバッハという人物は自国のドイツではあまり評判がよくなく,よくいえば「やり手のビジネスマン」,悪くいえば「ぼったくり男爵」などとも呼ばれております。産業機械大手のシーメンスと彼が結んだ顧問契約の顧問料は極めて高額だったことが明らかとなっており,さらに高額な「日当」までその都度追加で支給され,当時のシーメンスの監査役会はこれを問題視し,最終的には顧問契約を解除されております。

 

東京オリンピックの日本人メダルラッシュの嬉しい話題が急にバッハの話で暗くなりましたが,IOCのバッハ会長とは比較するも極めて不謹慎,雲泥の差,次元が違うというべきは,われらのヨハン・セバスティアン・バッハです。このバッハの音楽に心酔しているのがこの私です。バッハの音楽を聴かない日はありません。あれ?普段にもましてブログの内容が支離滅裂となってまいりましたが(笑),本日7月28日はヨハン・セバスティアン・バッハの命日なのです。

 

ですから本日は,一杯やりながら東京オリンピックのテレビ中継を観た後で,心ゆくまでバッハの音楽を改めて味わいたいと思います。

 

2021/04/18

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「快挙」というタイトルでみなさん既にお察しのことと存じますが,プロゴルファー松山英樹のマスターズ優勝は正に快挙です。本当にあっぱれですし,我々日本人に元気と勇気を与えてくれました。あの極めて美しくも難関であるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのコースを見事攻略し,アジア地域の選手で初めてその覇者となったのですね。

 

松山選手も2017年以降は見るべき実績もなく,このまま米ツアーでは埋もれてしまうのかなと思っていたのですが,黙々と精進を重ねてグリーンジャケットに袖を通す栄誉を手にしました。インタビューなどの際には決して多弁ではなく,言葉を選んでハニカミながら答える姿はむしろ誠実さを感じますし,アメリカのマスコミでは松山選手がグリーンジャケットを大切に扱いながら,プライベートジェットではなく一般の航空機を利用する謙虚さも好意的に報道されています。またキャディーを務めた早藤将太さんは,試合後に黄色い旗のピンをグリーン上のホールに戻した後に,コースに向かって感謝と敬意を表し一礼(お辞儀)をしました。

 

この早藤キャディーの振る舞いについて,CNNテレビは「松山英樹のキャディーがお辞儀をする姿は日本の誇りとなるマスターズの感動的な勝利を象徴している」と伝え,USAトゥデーも「決して忘れられない素晴らしく衝撃的な瞬間だった」と絶賛しています。

 

あまり比較などしたくはないのですが,同じマスターズに出場していた韓国のキム・シウという選手はアプローチがうまくいかなかったことに立腹し,自分の感情をコントロールできずに,手にしたパターを地面に思い切り打ち付けてパターを壊してしまい,挙句にそのホールでのプレーを終えた後にボールを池に放り投げたのです。このような愚行は海外のメディアでも非難されました。また,この選手は,その後に開催された「RBCヘリテージ」という大会においても,カップの縁で止まったボールがカップインするかどうかを55秒も待ち(当然にスロープレーとなります),いわゆる10秒ルールに抵触して1打罰を科せられていますし,同じ大会に出場していたカン・スンという別の韓国人選手は,パーパットが入らなかったことに立腹し,グリーン上でパターを放り投げた後に左足で蹴って遠くに飛ばすという愚行に及んでいます。ダメですわ,こういうことをしていたのでは。非常に見苦しい。

 

さて,松山選手の快挙に話を戻しますが,やはりマスターズというのは球聖ボビー・ジョーンズが創始した伝統ある大会で,4大メジャー(マスターズ,全米オープン,全英オープン,全米プロゴルフ選手権)の中でも別格なのではないでしょうか。ちょうど将棋の世界ではタイトルは8つありますが,「名人」というタイトルが別格なように・・・。確かに「竜王」というタイトルは「名人」と並び称され,賞金も最高額なのですが,私としては「名人」こそが最高位ではないかと思っております。いずれにしても,松山英樹というプロゴルファーはまだまだ米ツアーで活躍できると思います。自信というものは競技者にとって精神的な支柱となるからです。マスターズを制した自信というものは半端なものではないでしょう。

2020/12/21

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土曜日はカミさんと一緒に豊田スタジアムに行きました。本年度J1リーグ最終節の名古屋グランパス対サンフレッチェ広島戦を観るためです。寒い一日でしたが,ありがたいことに特別室でお弁当と温かい豚汁をいただき,体を温めてから観戦です。

 

さて,試合はというと・・・。気温と一緒でお寒い内容でした。前半はスコアレス,そして後半も40分まで無得点であり,攻撃の形はむしろアウェーの広島の方が出来ていましたし,得点の予感がありました。コーナーキックの数が4対14という数字にも表れています。寒い中,名古屋の拙い攻撃を見せられ,冷たいビールをくらいながら何度ため息をついたことか。でも,後半少し経ってから投入されたFWの前田直輝選手の鋭いゴールが見事に決まり,土壇場に近い時間帯の得点で名古屋が1-0で辛うじて勝利しました。

 

これで今シーズンのグランパスは19勝6分け9敗という結果であり,18チーム中3位ですから,マッシモ・フィッカデンティ監督も立派な結果を残したということになりますし,グランパスがこれほど上位に食い込んだのは久しぶりなんじゃないでしょうか。

 

前任の風間監督の時は,J2時代でもJ1時代でもリーグ屈指の失点数を誇ったものですが(笑),フィッカデンティ監督の戦術にもよるのでしょうが,今シーズンは年間を通して総失点数は28であり,リーグで最も少ないのです。私はこの方が良いと思います。同監督はイタリア出身ですが,かつては(1950年代から60年ころ)イタリア代表は「カテナチオ」(閂という意味)と言われたように堅守,速攻を武器にしておりましたので,大昔のその影響でもあるのでしょうか。

 

あとは,攻撃が課題です。堅守は勿論良いのですが,速攻とは程遠いし,土曜日の試合でも攻撃面では全く面白みというものがありませんでした。私は確信しました。現在のグランパスには,(1)ストライカーがいない,(2)敵陣を鋭く切り裂くドリブラーがいない,(3)サイドを素早く抉るウインガーがいないということです。補強をしましょうよ。そうすれば,もちろん優勝です(笑)。

 

ハーフタイムになって特別室で他のお客さんも,そして私もカミさんと一緒にコーヒーを飲んでいましたら,大村秀章愛知県知事が取り巻きと一緒に入って来ましたが,うちのカミさんはその存在に全く気付かなかったほど,オーラというものが全くない(笑)。それに私は,例のあいちトリエンナーレの件でこの知事の感覚,思想に呆れかえっておりましたので,全く目を合わせませんでしたし,他の方を向いておりました。昭和天皇のご真影をバーナーで燃やし,その灰を靴で踏みにじる映像や訳のわからない少女像(慰安婦を連想させるもの),特攻隊員を侮辱する展示物などのどこが「芸術」なのでしょうか,それらは政治的プロパガンダに過ぎず,あんなものに税金を使うなど言語道断です。

 

不愉快になりましたが,後半の土壇場の時間帯に鋭いシュートが決まったこと,そして今シーズン名古屋グランパスがそれなりの結果を出したことで気分が晴れました。補強さえすれば,来シーズンも期待できるのではないでしょうか。

2020/11/24

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いい加減にして欲しいわ,ジャイアンツ!日本シリーズにおける巨人の戦いぶりを見ていると,ファンとして非常に情けないし,怒りが収まりません。怒髪天を衝くというやつです。

 

しかしね,冷静に考えてみれば,やはり彼我の戦力の差は歴然としています。悲しいかな,昨年と同様ソフトバンクには4タテを食らいそうです。選手層の厚さにはかなりの開きがあるのです。ファンとしては誠に残念なことですが,妥当な結果かもしれません。

 

想えば,昨年の日本シリーズでの屈辱を晴らすために巨人は一体全体どんな準備をしてきたのでしょうか(「臥薪嘗胆」)。戦力が補強できたとは到底思えません。端的に言いますと,ソフトバンクは1軍で十分に通用する選手がベンチ内にあふれ返っているのに,巨人はというと一部を除いて1軍半の選手がスタメンですし,投手陣は何とか勝利を計算できるのは菅野くらいです。第1戦を落とした後の第2戦,とても重要な試合なのに先発が今村というのでは・・・。そして出る投手が次々に打たれまくって13失点(満塁ホームランの被弾もあり。)です。ホントに泣けてきますわ(笑)。酒もまずくなる。

 

おまけに,キャプテンの坂本はボテボテのピッチャーゴロとはいえ1塁への全力疾走はおろか,途中で走るのをやめて引き返すという有様であり,こんな気の抜けた怠慢プレー,ふて腐れた表情は他の選手の士気にかかわります。まあ,ソフトバンクの選手の生き生きとしたプレーぶりに引きかえ,巨人の選手の覇気のなさといったらありません。プロ選手としての心構えの問題でもありましょう。

 

この日本シリーズで活躍しているソフトバンクの選手は育成で頭角を現した選手が極めて多いので(千賀,モイネロ,甲斐,牧原,周東など),王さんの計画的,実効的な育成方針の下で続々と有力な選手層が形成されつつあるのでしょう。こういった点は読売ジャイアンツも謙虚に見習うべきでしょう。王さんなんかは,人格的にも優れており,子供がサインを欲しがっていると車から降りて来て丁寧にサインしてあげるような人です。

 

今年の日本シリーズの戦前は,「セパ両リーグの両雄」なんて表現がなされていましたが,恥ずかしい・・・。私は確信しました。実力的にはパ・リーグが圧倒しています。そして,巨人は決して強いのではなく,セ・リーグの他の5球団が弱すぎるのです。

 

それにしても,2000年の日本シリーズにおける「ON対決」で,長嶋巨人が王ダイエーを4勝2敗で制して日本一に輝いた頃が懐かしいし,川上監督のV9時代が懐かしい。V9時代にはあの優秀な牧野ヘッドコーチがいたのです。やはり監督はもちろんのこと,コーチ陣が優秀でなければなりません。BSの通販番組に出たり,クイズ番組で不正解を繰り返すタレントのようなコーチ,本格的にコーチ業を学んだとは思えないコーチ陣を揃え,自分の周りにイエスマンばかりにしているようじゃ,ダメなのです。

 

素人のくせに言葉が過ぎたようですが,やはりファンとしてはジャイアンツの戦いぶりや育成方針,人事,フロント,スカウトの有り方などを考えますと,「怒髪天を衝く」のです。

 

2019/08/19

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暑いですね。体調管理の難しい季節ですが,みなさまご自愛をお祈りいたします。

 

さて,あれだけ2位以下に大差をつけていた我が栄光の読売巨人軍がDeNA(横浜)に0.5差まで迫られた時には,私としてはまたまた今年のジャイアンツを諦めようとしておりました。でも,再び盛り返してきましたね(笑)。5年ぶりのペナント制覇に向けて,もう寄り道などしてはいけません。

 

それにしても最近思うのは,若い頃に比べ,巨人の勝敗に対する私の感情面での振幅が激しくなっていることです。会合や会食の最中でも,こっそりスマホを覗いては巨人戦の途中経過を気にしますし,巨人が負けるととても気分が悪い(笑)。巨人が勝つと料理も酒も美味い。若い頃はそうでもなかったのですが,最近では,巨人の勝敗結果が私の感情面に及ぼす影響というものが大きくなっております(笑)。セ・リーグについては,4年前がヤクルト,ここ3年はいずれも広島が制覇しておりますので,やはりもうそろそろ巨人が優勝しなくてはならないのです。そうでなければ日本国が元気になりません(笑)。

 

暑い夏といえば,1998年の夏,巨人軍の長嶋茂雄監督が男としてのケジメをつけて丸坊主になった事件を覚えておいででしょうか。そう,当時巨人の主力として活躍していたバルビーノ・ガルベスという投手が,7月31日の巨人阪神戦でタイガースに打ち崩され,そして主審のボール判定にブチ切れてしまい,主審に向かってボールを投げ付けて退場になった事件がきっかけでした。

 

0-5とリードを許していた巨人のピッチャーはガルベス。もうこの時点で相当イライラしていたのでしょうね。6回裏の阪神の攻撃,先頭打者のルーキー坪井智哉を2ストライクまで追い込み,決めにいった内角ギリギリの球を橘高主審はボール判定。ガルベス,超不満そう。結局,5球目のチェンジアップを坪井にホームランされ,ノックアウトを食らいました(0-6)。

 

投手交代を告げられた後も,ガルベスは主審に対してスペイン語で悪態をつき(彼はドミニカ共和国出身),清原や元木といったチームメイトや長嶋監督が彼を宥めて一旦は落ち着いたように見えたのですが,彼は何と自軍ベンチ前で振り返ると手にしていたボールを主審に対して投げ付けたのです。その後も,あの長嶋さんが現場で体を張ってもみくちゃになりながら必死で止めておりました(笑)。勿論,ガルベスは即刻退場処分。

 

この対阪神3連戦の3戦目は8月2日でしたが,この試合も両チームの死球合戦があり警告試合になり,翌3日には巨人・阪神連名でファンあての謝罪文が出され,あの長嶋さんが坊主頭になって男のケジメをつけたという訳です(笑)。

 

それにしても,「平成プロ野球死亡遊技」(中溝康隆著,筑摩書房)という本はメチャクチャ面白いですよ。この本は絶対に買って損はありません。「ああ,そんなことがあったなぁ。」という感じで,とても懐かしいし,内容も正確でとてもディープです(笑)。340ページくらいの本ですが,面白すぎてすぐに読めちゃいます。

 

ガルベスという投手も巨人入団の初年度は16勝を挙げ,翌年も12勝しており,長嶋さんを丸坊主にしたことを差し引いても,ジャイアンツに貢献したことは間違いありません。在籍中46勝しておりますから。

 

それにしても,日本酪農乳業協会というのもなかなかのくせ者ですね。カルシウム不足なのか,すぐにイライラするガルベスを皮肉り,彼を牛乳の宣伝(CM)に登場させ,牛乳を飲ませた上で,「カルシウム フソクシテイマセンカ」と言わせ,ちゃっかり牛乳の宣伝をしているのですから(笑)。また,ガルベスという投手はとてもバッティングが良かったのです。在籍中彼は,投手でありながら本塁打を10本も打っていますし,その中には満塁ホームランもあり,横浜では何と場外ホームランまで打っております(笑)。冗談じゃないけど,巨人の小林捕手よりもよっぽどバッティングセンスがあります。

 

2018/10/30

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スーツを着て歩いていても,もうそれほど汗ばむこともない季節になりました。事務所内で起案をしていても,エアコンを付けなければ少し肌寒いほどです。あれほど暑かった夏・・・,季節の移り変わりがとても早く感じられます。

 

さて,少し前のことになりますが,元横綱輪島大士さんが亡くなられましたね。まだお若いのに,残念です。現役時代は「黄金の左」などと言われ,私も割と好きな力士でした。幕内最高優勝14回です。本当に立派なものです。「昭和の大横綱」と言われた北の湖関との対戦成績は,23勝21敗というものです。すごい!

 

輪島さんは相撲の現役を引退し,親方時代を経て,プロレスの世界に身を転じました。このように格闘技の世界からプロレスに転身するという例はよくあるのですが,その昔は日本柔道史上最強の柔道家(全日本選手権13連覇)といわれた木村政彦さんもプロレスラーになりました。

 

でも,プロレスに携わっている人,プロレスファンの人には申し訳ないのですが,私は子供のころからどうもプロレスはあまり好きにはなれませんでした。これは結局は興行,ショウビジネスだというイメージがあるのです。

輪島さんでも,木村政彦さんでも,相撲や柔道という世界で名を成した人ですから,そのまま相撲や柔道の世界で後進の指導,育成に当たられればよかったのに,彼らのプロレスラー姿を見ると,何となく悲哀というものを感じてしまうのです(彼らは本当はやりたくてやってはいないのではないかと)。ただ,木村政彦さんの場合,プロレスラーとして国内は勿論,アメリカでも活躍されたのですが,例の力道山との屈辱的な対戦(敗戦)の後,裏切った力道山と和解した理由は,最愛の妻のためだったようです。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也著,新潮社)という本の記述によりますと,木村政彦さんとしては,当時肺結核に冒されていた最愛の妻のために,高額であったストレプトマイシンという薬を手に入れるためにやむなく力道山との和解を受け入れたということです。その辺りの記述を読んだ時には感動しましたし,尊敬もしました。

 

さてさて,それにしても名古屋グランパスはやはり弱い(笑)。それに風間監督には学習能力,修正能力というものがないと言わざるを得ません。このチームは相変わらずダメな形で失点を繰り返しております。現時点で,失点は52点に達し,J1の全18チーム中,最多なのです(笑)。

 

失点の多さ,そして守備の意識の重要性という点は,グランパスがJ2にいた時から指摘されていたのに,相変わらず寄せ,チェックが甘く,相手選手に好きなようにクロスを上げられたり,有効なパスを出されたりしているのです。このままですと,再びJ2に逆戻りするリスクがあります。一体全体,風間監督には「守備」という概念そのものがないのでしょうか。いい加減にして欲しいものです。そろそろこの辺りで,チコちゃんにご登場願いましょう!

 

「ボーっと生きてんじゃねえよ!」

2018/10/01

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私がジャイアンツのファンになった時期は,小学校に上がる前の5歳頃だったのではないかと思います。その当時は約2年間,熊本県の片田舎で過ごし,叔母さんなどから「長嶋のマネをしてよ。」と囃し立てられては調子に乗って長嶋茂雄選手の顔やスイングのマネをして,好評を博していましたからね。そのことは今でもよく覚えております。私としては,現役時代の長嶋選手の勇姿に憧れてジャイアンツのファンになったのでした。

 

そうすると,私のジャイアンツファンの歴史もべらぼうに長い訳です。でも,その長い歴史の中で,ここ数試合,内心でジャイアンツの敗北を期待するかのような異常な心理が生じていることを告白せざるを得ません。このようなことは今までに一度もなかったことです。巨人が負けた翌日には少し不機嫌になるほどの私ですから,これは異常事態であると言わざるを得ません。

 

今年は,確か高橋由伸監督の3年契約の最終年でしょうから,栄光の読売巨人軍の監督を勇退させるには絶好のチャンスだと思っておりました。はっきり申し上げて,監督の彼や村田ヘッドをはじめとしたコーチ陣では優勝は絶対と言ってよいほど無理なのです。それなのに,先日,巨人軍の現オーナーがあろうことか高橋監督の続投宣言をしたというではありませんか。我が耳を疑いました。初年度こそ2位でしたが,昨年度は4位(Bクラス),そして今年度も3位か4位(Bクラス)でしょう。私としては,下手に3位(Aクラス)になるよりも,昨年と同様Bクラスになって,いよいよ能力と意欲不足の高橋監督以下の現首脳陣を完全に一新して,有能な監督,コーチ陣を招聘し,来シーズンこそは優勝できるチームになって欲しかったのです。中途半端にAクラスになどなるなよと・・・(笑)。

 

昨日の東京ドームでの広島戦をテレビで観ておりました。広島というチームは勝つために各人が有機的に結合している良いチームだと思いました。例えば,緒方監督は,ベンチ内で,投球数が130球近くになった大瀬良投手に交代を告げる際,彼に握手を求めて労を労うような言葉をかけておりました。完全に選手の心を掴もうとしているのです。また,他の選手が凡退してベンチに帰ってくれば,その選手は他の選手に何やら有効な情報を伝達しております。また,緒方監督とヘッドコーチはいつも近くにいて,何か勝利のため,あるいはチームのために有効な,意味ありげな会話をしております。チーム全員が勝利に向かって合目的的に行動している様子がテレビ画面を通じて窺えるのです。

 

こういうチームだからこそ,たとえ年俸総額約21億円でも,年棒総額約39億円のジャイアンツに15ゲーム差ほど引き離してぶっちぎりの優勝ができるのです。我が栄光の読売巨人軍も,川上監督や牧野ヘッドコーチとまではいかないまでも,これに準ずるような有能な監督,コーチ陣を招聘して是非とも球界の盟主に返り咲いて欲しいものです。

 

さてさて,それにしてもやはり巨人が負けるのも辛いです。昨日のゲームは9回裏のジャイアンツの攻撃が始まる前の時点で3-4とリードされ,来季に向けてのチーム刷新のためむしろ敗北の方が良いという気持ちがありました。でも,やはり負けというのは嫌だな,長嶋さんも悲しむだろうなという気持ちもあり,私の心も相当に揺れるのでありました・・・(笑)。そうしたら,結局5-4の劇的なサヨナラ勝ちを収めたのです。それはそれで痛快ではありました。一方,この勝利によっても今シーズンの対広島戦の戦績は6勝17敗1分という悲惨なものです。同じプロとして恥を知れとも思いました。

 

あくまでも私の心は揺れております。

2018/09/14

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すごいですね,大坂なおみさんというテニス選手は・・。全米オープンの決勝戦で日本人初のグランドスラム優勝を果たしました。あの女王セリーナ・ウィリアムズ選手を見事破っての優勝なのです。

 

しかし,動画で見たのですが表彰式の始め頃は異様な雰囲気でした。何と,心ない人々からのブーイングが続いたのです。このブーイングの意図は,主審の判断に対する抗議なのか,あるいは結果に対する不服なのかは分かりません。しかしながら,どうあれ,勝者に対するリスペクトを欠き,極めて失礼です。

 

表彰式で本来は祝福を受けるべき大坂選手は,期待された結果でなくてごめんなさいと言って謝罪し,涙を流したのでした。残念ながらうれし涙とはほど遠い涙であり,動画を見ていた私もとても残念でした。彼女が謝罪する必要など全くないのです。

 

それにしても,テニスコートにおけるウィリアムズ選手の振る舞いはとても見苦しかったと言わざるを得ません。主審から受けた第1回目の警告はスタンドのコーチ席に座っていた自分のコーチからコーチングを受けたというものです。

 

これに対してウィリアムズ選手は「私はコーチングなど受けていない。不正などしていない。なのに,このペナルティはおかしい。」として主審に猛抗議です。本人はコーチングには気付いていなかったのかもしれませんが,コーチングをしたこと自体は当該コーチ自身が認めています。

 

怒りが収まらないウィリアムズ選手は,自分のラケットを思いっきり地面に叩き付け,ラケットはぐにゃりと壊れました。余りにも見苦しい行為であり,見ている者に不快感を与えます。この行為で主審からは2回目の警告を受けます。

 

ウィリアムズ選手は怒りと興奮が収まらず,主審に対し,「私は生まれてから一度も嘘をついたことがないのに、この嘘つき!」,「私のポイントを奪った泥棒!」,「謝りなさい!」と言いたい放題。この暴言にラモス主審は3回目の警告を発し,1ゲームの重いペナルティを科しました。審判としては当然の判断,措置だったと思います。

 

こういった振る舞いに直面し,しかもウィリアムズ選手を支持するファンの声援もあるといった異様な雰囲気の中,大坂選手はきっちりと実力を発揮し,勝利という結果を出しました。相当に強い精神力を備えていると思います。

 

それにしても,プロテニスプレーヤーにとって,ラケットは商売道具であり,本来は大切に扱うべきものでしょう。いつも思うのですが,ゴルフでも,テニスでも,野球でも,感情を抑制できずに物(道具)に当たって乱暴に扱う姿を見ると,不快感を覚えます。くどいようですが,とても見苦しい。

 

アーノルド・パーマーというゴルフの名選手は,マナーに関し,自分の父親から受けた諫めのことを述べております。パーマーが17歳のジュニア大会に出場した際,短いパットを外した悔しさで感情をコントロールできず,パターをギャラリーの方に投げたことがあったそうです。結局その試合は優勝したのですが,家に帰る車の中で両親からは何の祝福もなく,父親からは,「もしまたクラブを投げるのを目撃したら,他のゴルフトーナメントには絶対に出させない。」と叱られ,諫められて目が覚め,それ以来パーマーは一度もクラブを投げたことはないそうです。

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