名古屋の無料法律相談ならあかね法律事務所


無料法律相談受付電話番号052-223-2101

受付時間(平日)
9:00〜18:00

無料電話
法律相談
無料面談
法律相談
アクセス

MENU

弁護士ブログ

2010/11/18

[カテゴリ]

 

 昨日,2年ぶりに人間ドックを受けた。いろいろな検査種目があるが,ようやく自分の一番苦手な検査種目が何なのか,この日はっきり分かった。腹部エコー検査である。どうしても途中で笑うというか,吹き出してしまうのである。悪気は全くないのだが,検査をしてくれている医師に対しては誠に失礼な話である。前にもこのブログで書いたが,私は,状況的に絶対に笑ってはいけない時にはかえって強迫観念が高じて,結局は笑ってしまう性質の人間なのである。

 

 腹部エコー検査のこの時の担当者は,2年前と同じ年配の男性医師であった。2年前の時も笑ってしまって気まずくなったので,今回も笑ったら嫌だなと思って診察台に横になっていた。いよいよ始まったが,結局は2,3度吹き出してしまった(笑)。私はそういう星の下に生まれてきた人間なのである。笑っちゃいけないと思うと笑っちゃうのである(笑)。だって,どうしてかというと,特にこの腹部エコーの担当医師は,被検者に息を吸い込んで腹部をふくらませる指示をする時に,「はい,おなかポーン」,「おなかポーン」,「ポーン」って言うのだ(笑)。もう少し別の言い方をしてくれたっていいのに(爆笑)。感覚的には分からなくもないが,でも何で「ポーン」なんだ?

 

 まあ,幸い腹部には異常はなかった。それに,胸部X線撮影検査の際も,誠に不謹慎ながら側面撮影の時に笑ってしまった(笑)。だって,この男性レントゲン技師の人は,被検者に指示する時の声と言い方が歌舞伎役者のようなんだもの(爆笑)。正面撮影の時は何とか笑わずに必死で我慢したが,側面の時は「息を止めて」と言われたにもかかわらず,撮影中に2度にわたって笑ってしまった(爆笑)。これは絶対怒られるだろうな,撮り直しだろうなと思ったら,不思議なことに何のおとがめもなく終了した(笑)。

 

 人間ドックの最終的な検査結果は後日突きつけられるが,当日分かった数値を見ると,予想したほど不健康ではなかった。大切な検査中に笑ってしまうという精神状態こそが不健康なのかも・・・。

 

 なお,身体測定の時に機械で計った私の身長は171㎝だった。それで思い出したのは,かつて私が所属していた比較的大人数の事務所の同僚弁護士の面々のことである。私が独立する数年前から,割と小柄な弁護士,たとえばK弁護士,H弁護士などが続々とその事務所に入って来た。それまでは最も小さかったN弁護士が鬼の首をとったようにその後輩の小柄の弁護士との差別化を図り,150㎝台後半と思われる各後輩弁護士を前に自分は「164㎝ある」と声高に主張していた。返す刀で,そのN弁護士は,正真正銘171㎝ある私に対して,「本当に171㎝あるんですか?もう少し小さいんじゃないですか?」などと言いがかりをつけたこともある。要するに,四捨五入しても170㎝台に到達しないうっぷんをはらそうとしていたのかもしれない(爆笑)。大人の私は全く取り合わなかった。一方,同じ事務所にいたY弁護士は,確かに一番背が高いことをいいことに,自分の身長を178㎝と吹聴していた。しかし後日,それが実際には174㎝しかないことが発覚した。こともあろうに,大胆不敵にも4㎝もゲタを履かしていたのである。弁護士は,人権擁護だけでなく「社会正義の実現」という重要な使命を担っているのに,この始末である。まあ,N弁護士の164㎝については実は今でも疑念をもっているが,私の身長が171㎝であるという厳然たる社会的事実は,昨日の人間ドックで改めて証明されたのである。

2010/11/12

[カテゴリ]

 

 他人の食べ物の好みなんか知りたくもないとお思いでしょうが,今日は僕の嫌いな食べ物のことが話題です。彼らに全く罪はないが,僕の嫌いな食べ物は,内臓(ホルモン,レバー,砂肝など),フグの白子,ホワイトアスパラ,なまこ,・・・そしてギンナンです(笑)。

 

 僕はこれまでのところギンナンで失敗したことはない。失敗という意味は,うっかり食べてしまうということである。ギンナンの生息地はたいていの場合は,茶碗蒸しの底の方である。これまではスプーンで首尾良く探し出し,誤食(笑)を未然に回避してきた。自慢じゃないが,これに失敗したことはない。

 

 しかし先日,多くの目上の人たちと夕食と会話を楽しんでいた際,惨事が起こった。こういった料理の名称は知らないのであるが,縦型のスープカップの口をパンで屋根のように覆ってあり,その中に美味しいスープが入っているという料理である。そしてパン製のドーム状の屋根をスプーンで崩し,それと一緒に中のスープを味わうのである。話がはずみ,しかも相手は目上の人が多かったので,このスープに対する注意力が散漫になってはいた。

 

 そう,・・・とうとうやってしまったのである。中にギンナンが生息しているとはつゆ知らず,とうとう誤食(笑)してしまったのである。こうなったら,いったん口に入れた天敵ギンナンをはき出すわけにはいかない。人の目もあるのである。・・・飲み込んだ。ところが,その後がいけない。また油断してしまい,スープカップの底にもう一つのギンナンが生息していることにも気づかず,一度ならず二度までも誤食(笑)し,これまた飲み込まざるを得なかったのである。

 

 ギンナンというものは,何も茶碗蒸しの中だけに生息しているわけではないという冷厳な社会的真実,これを肝に銘じた秋の夜長であった(笑)。

2010/11/09

[カテゴリ]

 

 娘のあかねちゃんと一緒にテレビを見ていても,出てくるタレントさんなどに関する評価は,父と娘とでそれほど大差はない。おおむね好みというものが似通っているのである。無理なくそのように言うことができる。

 

 しかし,娘のあかねちゃんと一緒にいる時,ある人物の評価をめぐってテレビの前で忌憚なく意見を言い合って,気まずくなったこともある。普段は好みが似ているからそんなことはないのだが,わりと先鋭な形で意見が相違することがごくたまにあると,これまた新鮮な感覚というか,父と娘の間に一瞬の緊張が走るときがあるのである。お互いに気まずさを矛に納めながらその場をやり過ごすのである。過去にそういうことがあった事例を3つほど挙げてみたい。

 

 第1は,江頭2:50である。僕は嫌いという訳ではないが,積極的に評価することはとうていできない。僕が否定的な評価をすると,あかねちゃんは気色ばむ。あかねちゃんは,どうやら好きのようである(笑)。こればかりは自分の娘ながら理解に苦しむ。「結構いい人なんだよ。」などと旧知の仲のような物言いをするし,「えがちゃん」などと気易く呼んだりするのである。先日などは,あかねちゃんは友人に誘われたとはいえ,名古屋のある大学祭に招かれた江頭2:50を実際に見に行ったりもした。娘の将来がとても不安である(爆笑)。しかしながら,「じゃ,えがちゃんは,何で『にじごじゅっぷん』ていうの?」と尋ねると,彼女は知らないらしい。まあ,大したファンでもなさそうだ。

 

 第2は,女優の宮崎あおいである。僕はこの女優はあまり好きではない。でも,そういうことを言うと,あかねちゃんは再び気色ばむ。宮崎あおいがNHK大河ドラマ「篤姫」に出ていた時に,父と娘とが実際に気まずくなったことがあった(笑)。あかねちゃんは,かつて,好きな歌手である中島美嘉と宮崎あおいとがダブル主演した映画「NANA-ナナ-」を見てから好きになったようである。

 

 第3は,AKB48である。あかねちゃんは,今どきの若い子たちと同じように,AKB48がそこそこ好きで興味もあるようである。これにはSKE48,SDN48,NMB48などといった姉妹プロジェクトがあるとのこと。僕はどうも・・・(苦笑)。好きにはなれない。素晴らしい日本の歴史と伝統を守り,世界中から尊敬されるべき堂々たる日本を作っていくべき若い人たち(特に男子)が,こういうユニットに熱狂しているような現象は,僕としては決して喜べないのである。

 

 このように,テレビの前では父と娘の間に一瞬の緊張が走るときがあるのだが,次に両者の間で争点になりそうな予感がするのは,マツコ・デラックスである(笑)。

2010/11/01

[カテゴリ]

 

 私は名古屋市の生まれなのだが,4,5歳の頃,熊本県の田舎の村でスクスク,伸び伸びとした生活を送っていたことがある。母方のおじいさんやおばあさん,おばさんやおじさん,近所の子どもたちと仲良く暮らしたり,遊んだりしていたのである。その日の朝の産みたての卵で卵かけごはんをしたり,大自然の中で走り回ったり,川で泳いだり,川エビやメダカをとったり,地元の伝統ある祭りに参加したりしていた。

 

 最近では仕事が忙しくて土日も事務所に出てくることが多くなったが,そういった仕事の合間にボーッとしていた時,ふっと幼少の頃の遊びを思い出した。そのうちの一つが,「あぶり出し」というやつだ。和紙のような白い紙に,絞った蜜柑の汁で絵などを描き,それを火鉢の火であぶると描いた絵が黄色っぽく浮かび上がるのである。これが「あぶり出し」という遊びである。幼いときにこれをやった思い出があり,どういう訳か疲れた頭にふっと思い浮かんだのである。なぜ思い浮かんだのか理由は全くわからない。

 

 最近の政治の話に話題を転じて,幼い頃の懐かしい思い出をぶっこわすようで嫌なのだが,民主党政権にはほとほと愛想が尽きた。愛想が尽きたといっても,私は民主党などには1票たりとも入れてはいない。しかし・・・,民主党のデタラメさは昔からわかっていたつもりだが,これほどまでとは・・・。さすがに有権者もこのことに気づき始めていると思うので,次の総選挙ではまさか308議席も民主党には与えまい(笑)。国家観も戦略もない民主党政権は,沖縄の米軍普天間飛行場移設問題も先送りを続けて同盟の相手方をほとほと困らせ,アメリカ合衆国大統領が横浜で開かれるAPECの首脳会議のために来日するというのに,期待されていた日米共同宣言も見送られる始末である。このような状況に内心ほくそ笑んでいるのは当然かの国である。

 

 でもね,いつかは次の総選挙が来るんですよ(笑)。この日本は外交も,安全保障も,経済もいわば国難ともいうべき悲惨な状況に置かれているにもかかわらず,菅直人をはじめ,民主党の面々は脳天気なままである。それにしてもこの1年数か月の間,いわば消極的な意味での収穫は確かにあった。民主党なる政党を構成する面々にどんな人たちがいるのかがあぶり出されて良かったと思うのです(笑)。とにかく脳天気で恥ずかしさというものを知らない鳩山由紀夫,傲岸不遜で不敬,日本版の人民解放軍野戦司令官の小沢一郎,無為無策で無能,ただ少しでも長く総理大臣でいたいだけの市民運動家菅直人,これまた傲岸不遜で確信的反日左翼の仙谷由人,戦後日本の教育を歪め続けてきた日教組の支持を受け,これまた傲岸不遜な輿石東,およそ日本人のメンタリティーからすればその言動に違和感を感ずる紅衛兵のような村田蓮舫,日の丸にバツ印をつけたプラカードの前で反日デモに参加し,臆面もなく反日のシュプレッヒコールをする岡崎トミ子,などなど,こういった面々があぶり出しのようにあぶり出された訳です。収穫といえば収穫です。とにかく,こういった面々から我が愛すべき日本を守らなければなりません。

2010/10/08

[カテゴリ]

 

 昨日は東京出張であった。僕の東京出張ネタはいつも同じだなと思われるだろうけど,昨日の出来事について書いてみたい。

 

 午前8時10分発の新幹線のぞみで東京へ。10時少し前に東京駅に着いた後は,東京地方裁判所へ向かうために,地下鉄丸の内線で霞ヶ関へ向かおうとしたところ,乗り換え口で外に出られないことに気付いた。新幹線の改札口でチケットを取り忘れていたのだ。外に出してもらおうと,僕は若い駅員さんに事情を話した。少し嫌みな対応ではあったが,何とか外に出してもらえた。

 

 東京地方裁判所での用事は,最終的には午前11時40分ころに終了。その他には東京での用事はない。お昼少し前に解放されるという理想的な時間運びだったため,僕は迷わず当然のように,旭川ラーメン「番外地」に直行し,これまた当然のように塩バターコーンラーメンを注文した。相変わらず美味しい。食べながらつくづく思ったのは,「何とか生きていれば,こういうご褒美があるんだなー。」ということだった。混み合っている店だから当然に「ご相席」となるが,常連客と思しき人ばかりで,どの人も本当に美味しそうに食べている。昔は「へぃ,いらっしゃい,何にしましょう。」との決まり文句で注文を聞いていた特徴のある声のお兄さんは,もう接客はしていないようであったが,厨房の奥からはその懐かしい声が聞こえてきたので,彼はいよいよラーメン作りを任されるまでになったのであろう。

 

 その後は,迷いに迷ったが,結局は魔が差して「鈴本演芸場」の方へ足が向いてしまった。三遊亭歌武蔵という落語家の名前は初めて聞いたが,どうやら昔は相撲取りだったらしく,元横綱武蔵丸の兄弟子だったということである。顔は大リーガーの松井秀喜に似ており,体重は128キログラムで,珍しいことに現役時代より太ったらしい。でも話は非常に面白い。腹を抱えて笑ってしまった。この人は古典落語というより,相撲ネタなどを中心に現代ネタで勝負していくのだろうが,話術が巧みで人を笑わせる才能が豊かであると思った。僕の近くにいたご婦人(かなりの美人)も,思わず声を上げて笑っておられ,美人というのはその笑い声まで美しいなと妙に感心した。漫才のすず風にゃん子・金魚もおもしろかった。彼女らの芸を見るのはこれで2回目であり,金魚の方のゴリラの真似などは,もう完全に女というものを捨てているかのようであるし,名人芸とも呼べるものである。落語の林家しん平の時は,のどが渇いてきたこともあるし,お茶を飲みながら外のイスに腰掛けて聞いていた。彼の甲高い声や語り口は少しばかり苦手である。いずれにしても,最近笑ってないな,笑いたいなと思ったら,たまには落語などもいい。

 

 帰りの新幹線の車中では,いつものとおり崎陽軒のシウマイ弁当とエビスビールであった。返す返すも残念だったのは,3つくらい離れた座席に座っていた外国人の母子が非常にうるさかったことである。もっと近い席にいた人は閉口していたであろう。心中察するに余る。自分の子供に公衆マナーの躾ができていないばかりか,母親自身がうるさかった。この母親も子供の時に躾けられていないのであろう。

2010/10/01

[カテゴリ]

 

 仕事を終えて早く帰宅できる日は(実際にはやらなければいけないことはいっぱいある),夕食の準備ができるまでの夕方のひととき,ボーッとテレビを見ていることが多い。平日のその時間帯は,テレビ東京系列で「ピラメキーノ」という主に小学生向けと思われる番組がやっていて,これが結構面白い。「ピラメキーノ」にはいろいろなコーナーがあり,好きなものとそれほどでもないものがあるが,一日の仕事で疲れた頭を休ませるにはいい。

 

 昨日,「ピラメキーノ」のチャンネルに合わせたら,いきなり「キャラ-1 GP(グランプリ)」がやっていて,この日はピラメキパンダ対ガリ子ちゃん(ガリガリ君の妹)の対決だった。この試合は,ガリ子ちゃんにとっては兄のガリガリ君の敵討ちということだったらしい。ガリ子ちゃんはやる気満々で,いきなりくるっと回って空手チョップを見舞った。序盤はガリ子ちゃんが優勢で,ディフェンディングチャンピオンのピラメキパンダもたじたじであった。ガリ子ちゃんはさすがに兄のガリガリ君の10倍は強いというウワサどおりである。しかしながら,さすがはピラメキパンダ,ギロチンドロップをガリ子ちゃんに炸裂させ,ガリ子ちゃんはあえなく敗退したのである。途中でガリガリ君が加勢して反則したが,これも奏功しなかった。相当に見応えのある一戦だった。

 

 このピラメキーノには「恋する女子&モテたい男子 必見!明日のピラメキーノ占い」というコーナーがある。僕としてはこの時の若干凄みのある女性のナレーションが好きである。これはこの番組に出てくるサキ姉というキャラの声である。占いで残念ながら最下位(第12位)になってしまった星座の男子と女子にはそれぞれラッキーアイテムが示されるが,この時のサキ姉の「○○○を食べなさいっ!」,「△△△△をしなさいっ!」という命令口調がたまらない(笑)。

 

 この番組で一日の疲れが取れるという訳にはとうていいかないが,そこそこ面白い番組ではある。

2010/09/22

[カテゴリ]

 

 僕もとうとう産経新聞の購読者になってしまいました。じゃ,これまで購読していた栄光の巨人軍の読売新聞はどうするのかというと,これも購読を続けたいと存じます。産経新聞は,前から感じていたことだけど,非常に良い仕事をしてきたと思っていますし,今も良い仕事を続けていると思います。唯一と言ったら言い過ぎになるかもしれないけど,まともなメディアです。社会の木鐸です。政治一般,外交,安全保障,経済などに関する記事はとても参考になるし,有権者が是非とも知っておかなければならないものが多いと思います。

 

 でも,読売新聞も捨てがたいのは,産経新聞の中で読みたい記事以外の分野のフォローをしてくれるからです。それにジャイアンツが大好きだし・・・。

 

 繰り返しますが,僕もついに産経新聞購読者になってしまいました!何やら誇らしい気持ちで一杯であります。そういう気持ちで一杯だから,今日は一杯飲もう(笑)。

  18日から20日までの3連休は,遊びほうけて下手なゴルフを2ラウンドもしてしまいました。18日は四日市のグレイスヒルズカントリー倶楽部,20日は知多半島の南愛知カントリークラブ美浜コースでプレイしたのです。南愛知カントリークラブ美浜コースでは,つい前日まで女子プロゴルフのマンシングウェアレディース東海クラシックが開催されており,前日のピンの位置のままだったし,ティーインググラウンドの位置も同じで,ラフもとても深かったです。だからといって,スコアが100を超えてしまっていいことにはなりませんが・・・(笑)。でも,20日のラウンドはアウト8番のパー4で見事にバーディーを取ったのであります。僕の天才性の片鱗が見えた瞬間ではありました。これに喜び過ぎた9番では,オナーになったにもかかわらずドライバーでチョロをし,100ヤードくらいしか飛びませんでした。・・・まぁ,これに懲りずに,次,頑張りますわ。

 

 それにしても,いいなぁ,産経新聞!(笑)

2010/09/17

[カテゴリ]

 

 昨日のお昼は無性にラーメンが食べたくなったのでありました。35度を超えるような暑さの日にはそんな気は起こらないけど,昨日は雨模様で割と涼しかったので,どういう訳かラーメンが恋しくなったのです。

 

 以前このブログでもご紹介したラーメン屋に行きました。午前11時30分ころに行くと,客である僕1人と男の店員さん2人となり,数的優位を作られてしまうあのお店です。このお店の味噌ラーメンは野菜の食感が良く,スープもマイルドで美味しいので,この日も味噌ラーメンを食べようと思いました。

 

 しかしながら,このお店は僕の過去数回の経験から,どうやらチャーシューのトッピングをしない限りはチャーシューを1枚も乗せてくれないのです。チャーシューのトッピングをすると300円。味噌ラーメンそのものが900円ですから,合計1200円になります。まあ,たまにはいいかと思って300円を上乗せしてチャーシューのトッピングをしました。ただ少し気になったのは,300円だからチャーシューが多すぎてもなーということです。

 

 やって来ました,味噌ラーメンが。何と,チャーシューが4枚も乗っておりました。しかもどれもよく煮込まれた,柔らかくもこってりしたチャーシューでした。確かに美味しいチャーシューでしたが,その脂っこさは初老の身にはこたえました。実はこれなら1枚あれば十分でした(笑)。

 

 ここはひとつどうでしょう,総額1000円でもいいからトッピングしなくてもチャーシューを1枚程度付けるか(要するに標準装備にする),あるいはトッピング方式でもいいから150円で2枚程度付けるかというシステムにしたら。貧乏性で昭和生まれの僕は,チャーシューを4枚出されたら,やっぱり残さずに食べてしまいます。数時間後には顔面が脂ぎってしまうことを覚悟しながら・・・。チャーシューが1枚も入っていなければ寂しいし,かといってさらに300円も出してまで脂っこいチャーシュー4枚も付けたくはない。帯に短したすきに長しであります。中庸,中道がいいのではないでしょうか。

 

 「ヒットラー (舞台中央へ進み出て)そうです、政治は中道を行かなければなりません。-幕-」(三島由紀夫著,「わが友ヒットラー」新潮文庫より)

2010/09/15

[カテゴリ]

 

 もう今から30年も前のことになるだろうか,ある音楽雑誌の中で,音楽評論家の宇野功芳さんの評論を読んだことがある。ブルックナーの交響曲に関する指揮者論だった。この当時の僕は指揮者といえば,ヴィルヘルム・フルトヴェングラーが大好きだった。でも,これは僕の記憶違いでなければであるが,この評論で宇野さんは,ブルックナーの交響曲を振らせたらハンス・クナッパーツブッシュの方がスケールがでかいのではないかというようなことを仰っていたと思う。

 

 「ふーん」と思った僕は,ハンス・クナッパーツブッシュがミュンヘン・フィルハーモニーを指揮した交響曲第8番をレコードで実際に聴いてみた。確かに泰然自若として雄大なスケールの音楽だった。どちらの方がスケールがでかいのかは知らないけど,「なるほどな」と感心した記憶がある。

 

 あれから約30年。僕は「正論」という月刊誌を読んでいるが,その10月号で偶然に宇野功芳さんの「戦争直前の世界地図」というタイトルの論稿を読んだ。素晴らしい内容であった。宇野さんは音楽評論だけでなく,立派な保守の論客でもあるなと思った。自分の祖母が疎開先に帰る途中で,米軍機の低空飛行による機銃掃射で亡くなったこと,戦前の世界地図では白人の植民地だらけだったこと,祖母の慰霊碑の前に立っても今は米軍を憎むよりもむしろ今の日本の現状を憂う気持ちの方が強いことなどに触れられ,元駐日フランス大使を務めた詩人のポール・クローデルの有名な言葉の引用がなされていた。そして宇野さんは,「(クローデルの言葉の引用の後で)日本人は世界でも有数の優れた人種だとぼくも思う。一日も早く誇りを取り戻せ。国を愛し、国旗を愛し、国歌を愛せ。自由主義と勝手主義を混同するな。父親は威厳を保て。一家団欒を大切にせよ。目上の人を敬い、老人をいたわるあの昔の日本が一日も早く復活しますように!」と論稿を結んでいる。宇野さんは健在だった。

 

 それにしても,「正論」にはなかなか良いことが書いてある。特にこの10月号は保存版かもしれない。その内容のほとんどが参考になるし,その一方で「コラム『宮嶋の現場』」のうち,あるカンボジアの女性の思い出に関する記事にはジーンときた。

 

 ポール・クローデルが日本についてどんな言葉を遺していたか,一度彼の名前を入力して検索してみてはどうでしょうか。

2010/09/13

[カテゴリ]

 

 僕は月に1回のペースで病院に通い,薬を処方してもらったり,採血などの検査を受けたりしている。いわゆる経過観察というやつである。主治医の先生の担当の曜日が決まっているので,僕の場合はたいていは月に1回,月曜日に行っている。

 

 今日も採血を受けた。今日僕の右腕に注射針を刺してくれた看護師さんは,いつも思うのだが採血が非常にうまい。ちょっとチクッとするだけで全然痛くないのである。採血の担当者がこの看護師さんだと分かっただけで安心する。この看護師さんは決して美人ではない(失礼ながら不美人という表現ができるかもしれない)。しかし,愛想もよく,何しろ採血の技術は抜群である。僕も今まで何度も採血を受けてきたが,すごく痛くて酷い目に遭ったこともあるが,彼女の技術は最高なのではないかと思う。やはりこの業界でも腕の違いが歴然としてある。

 

 マッサージにしても同様である。行きつけのマッサージ店の中でも,担当者によっては腕の違いが確かにある。下手だなと思うのは,力任せであったり,ピンポイントで「鋭角的」で「先端的」な痛みを感じるようなものであったり,まだ経験が浅くて自信がないのかもしれないが,押した後の指先が微妙に揺れ,いかにも「自信がありません」というような感触を体に感じるようなタッチである。やはりこの分野でも腕の違いが歴然として存在する。

 

 武士の切腹の際に,介錯というのがあるが,介錯人は腕の立つ武人でなければ切腹する方もかなわないであろう。新選組で勘定方をやっていた河合という隊士が金銭紛失の咎で切腹(斬首という説もある)することになった時,浅田次郎の「壬生義士伝」では,谷三十郎がその介錯に失敗し,斉藤一がとどめを刺して河合を楽にしてやったという場面がある。これも腕の違いである。新選組局長近藤勇も斬首となったが,この大役を仰せつかったのが岐阜揖斐の岡田家武術師範横倉喜三次であり,二王清綱という名刀を使い,見事に果たしたという。すご腕だったのだろう。

ブログ内検索

カレンダー

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

カテゴリー


PAGE TOP