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弁護士ブログ

2020/09/17

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いやー,凄いですね。このたび新たに衆参合わせて150名からなる立憲民主党なる政党が誕生しました。これほどの数の国会議員の集合体であるにもかかわらず,どうやら国民はあまり注目というものをしておりません(笑)。私もその一人です。

 

国民民主党との合流に際しても「党名」をめぐって相当な悶着があったようですが,私に言わせれば立憲民主党などという名前は烏滸がましく,「しょせん民主党」という名前にしたらどうかと思っております。だって,集まったメンバーを見ますと,代表になった枝野幸男,菅直人元首相,野田佳彦前首相,岡田克也元外相,小沢一郎衆議院議員,蓮舫,福山哲郎などなど,あの「悪夢のような」民主党政権時代のメンバーばっかり顔をそろえているじゃないですか。

 

8月22日の産経新聞のコラム「産経抄」から一部を引用してみましょうか。

 

「『帰ってきた民主党』と言ったが、全く違う。」立憲民主党の福山哲郎幹事長は19日の記者会見で、国民民主党との合流新党について、日本維新の会の松井一郎代表が揶揄(やゆ)した言葉に猛反発した。とはいえ、その顔ぶれを見ると新鮮味は全くない。何が違うのか得心がいかない。・・・(中略)・・・今回の合流の目的が、あと1年ちょっとの間に確実に実施される衆院選対策と、国民民主党がため込んだ50億円の政党交付金の分配目当てであることは、誰の目にも明らかである。そもそも民主党自体が選挙互助会と呼ばれたが、今回はもっと露骨ではないか。

 

「産経抄」も容赦がありませんが,正鵠を射た論説です。そして,「産経抄」はこの新たに立ち上げた政党の党名を「とどのつまりは民主党」と表現しています(笑)。私は旧民主党時代からかねがね思っていたのですが,しょせん彼らは選挙で当選することが目的の選挙互助会であって,日本国のために粉骨砕身といった覚悟も意思も感じられないのです。だからもう国民はそういう本質を見抜いているものですから,あまり関心も示しません。

 

産経新聞の阿比留瑠比記者は,かつて民主党政権時代を称して,「まるで異民族に支配されていたかのような政権」と表現しましたが,これまたうまいことを言います。マニフェストなるものを大上段に振りかざし,蓮舫が金切り声を上げて,まるで文革時代の紅衛兵よろしく,ショー化された「事業仕分け」を仕切っておりましたね。懐かしくもおぞましい。「子ども手当」の支給,高速道路無償化,揮発油税廃止,八ッ場ダムなどなど,全て失敗・・・。

 

あまり軽々なことは言えませんが,近々衆議院解散による総選挙が実施されても,この新政党は党勢を伸ばすことはできないのではないかと思っております。要するに,あの暗黒時代を経験し,辛酸をなめた国民は,「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」状態だからです。

 

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