「あれから4年」と言いますと,やはり東日本大震災という未曾有の不幸を思い浮かべます。その4年前の2,3月ころは,私は同業者(弁護士仲間)の京都旅行企画のうち「新選組コース」の責任者でした。私はB型でマイペースな性格の割には意外に緻密な方で,3度にわたって下見に行ったものです。あれからもう4年が経ちますか・・・。
その実際の京都旅行の1日目にあの東日本大震災が起こったのです。私は京都にいるその日の夕方にこの不幸を知りました。大震災が起こったのはちょうど私たちが京都御所の蛤御門から壬生の八木邸にバスで移動する最中(午後2時46分)のことでした。その1日目の晩には宴会が予定されていたのですが,一時は旅行中止が真剣に検討されてもいました。今でも思い出しますが,何とも言えない気持ちの宴会ではありました。
「新選組コース」の下見の時にはその行く先々で割と親切な人たちに出会ったのを覚えています。新選組記念館の館長であるとても人なつっこい青木さん,光縁寺(山南敬助ら新選組隊士たちの墓地があります)のご住職,伊東甲子太郎受難の地の油小路にある本光寺の近くの理容店の店主・・・,みんな親切でした。
月日の経つのは本当に早いものです。