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弁護士ブログ

2014/01/23

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 先の名護市長選挙については誠に残念な結果でした。稲嶺進(現職の名護市長)という当選者が,勝ち誇ったように踊りまくっている姿を見て,胸が悪くなりました。彼は絶対に辺野古移設は認めない,「県外移設だ」と言っておりますが,私は普天間飛行場の移設はこれまで長時間をかけて何とか結実した計画どおり,そして先の沖縄県知事の承認どおり着実に進めるべきだと思っております。

 

 読売新聞や産経新聞の社説のとおり,名護市長には代替施設の建設工事に伴う資材置き場の設置などの許可権限があり,工事をある程度遅らせることは可能でしょうが,その権限は限定的なもので,辺野古移設中止にまでは及びません。普天間飛行場は確かに今のままでは危険です。だからこそその危険性を除去するために,これまで長時間をかけて案を策定し,折衝を重ね,何とか辺野古沖への移設という計画が計画としてやっと結実したのではありませんか。このように移設してまで,従来からの普天間飛行場が果たしてきた役割,つまり在沖縄海兵隊の輸送任務という役割の重要性を今後も維持していくことは,日米同盟や日本全体の安全保障にかかわる問題であって,一地方選の結果で左右されるべきものでは決してありません。それに,当選者の約1万9000票に対し,辺野古移設容認の対立候補は約1万5000票を獲得しているのです。決して大差だとは思いません。

 

 「日本列島は日本人だけのものではない」と迷言を述べた,あの少し頭がおかしいと思われる鳩山由紀夫という人でさえ,学べば学ぶほど抑止力というものの重要性を知ったと告白したではありませんか(笑)。本当は,日本国の首相になる前に,そして「最低でも県外へ」と大風呂敷を広げる前の段階で抑止力というものの何たるかを学んで欲しかったのですが(笑)。抑止力と言えば,かつてフィリピンがクラーク空軍基地,スービック海軍基地から米軍を追い出した後の1995年に,フィリピンが領有権を主張していたミスチーフ礁に,それまで虎視眈々と狙っていた中国が突如として建造物を造ったことは歴史上の教訓です。それが現実なのであり,平和ボケをしている場合ではないのです。

 

 理想論だけを述べ,平和ボケをしている人は確かに存在します。「平和憲法さえ死守していれば日本が戦争に巻き込まれることはない」といった空想論を展開している人もいます。もちろん私だって,戦争は最大限の努力をして回避すべきものだと思っております。でも空想的平和主義の人たちの平和論が,平和=戦争のない状態を意味するだけだとしたら,例えば中国人民解放軍が日本が領有する島嶼部に上陸し,実効支配を始めた場合どうするのでしょうか。平和=戦争のない状態だから,それでもいいと言うのでしょうか(笑)。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」するといいますが,今のような状況,つまり日本固有の領土を不法に占拠している国もあり,領空・領海侵犯だけでなく,日本に夥しい数のミサイルを向けている国もある中で,「平和を愛する諸国民」とは,この極東の辺りでは一体どこの国のことを指しているのでしょうか。

 

 日本国憲法を墨守し,絶対視し,空想的な平和論を展開している人に対する揶揄として,哲学者で京都大学名誉教授の田中美知太郎は,次のように述べました(「今日の政治的関心(二)」248頁)。

 

「・・・平和というものは、われわれが平和の歌を歌っていれば、それで守られるというようなものではない。いわゆる平和憲法だけで平和が保証されるなら、ついでに台風の襲来も、憲法で禁止しておいた方がよかったかも知れない。・・・」

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