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弁護士ブログ

2013/11/29

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 ボサーッとしながら自宅のテレビを見ておりましたところ,あるケーブルテレビ局の番組で地元映画館の上映映画の案内がされておりました。「もうひとりの息子」というフランス映画が紹介されていて,これは東京国際映画祭でグランプリと監督賞を受賞した作品のようです。病院での赤ちゃんの取り違えという悲劇を題材にしており,取り違えられた赤ちゃんがそれぞれイスラエル人とパレスチナ人・・・。極めてシリアスな展開のようです。

 

 幸い,私なんかは生まれた娘を我が家に迎えた時,自分の娘であることを瞬間に確信しましたし(病院でも抱っこしておりますが),その後の成長に従って娘の容貌の中に自分の幼い頃のそれを見い出し,その確信は揺るぎのないものになりました(笑)。

 

 毎朝読んでいる産経新聞のコラム「産経抄」の本日の記事には感じるものがありましたので,ほとんどコピペ状態でご紹介します。

 

 この裁判は新聞でも報道され,皆さんもよくご存じだと思いますが,産院の赤ちゃん取り違えによって人生を狂わされた男性が,産院を経営する社会福祉法人を相手取って損害賠償請求訴訟を提起し,このたび東京地方裁判所がこの男性の請求を一部認め,3800万円をこの男性に支払うよう社会福祉法人に命じる判決を下しました。東京都墨田区の産院で60年前,新生児の取り違えがあったことがDNA鑑定で判明したのですが,そのことを知ったこの男性の精神的ショックはいかばかりかと察するに余りあります。この男性は2歳の時に養父に先立たれ,養母は女手ひとつで生活保護を受けながら3人の子供を育てた。男性は中学卒業後は町工場に働きに出る。一方,本当の家族は裕福で,子供4人はいずれも大学や大学院に進み,安定した職業に就いた。親の経済力や生活環境だけで人生が左右されるわけではないというのも真実だが,それは分かっていても「生まれた日に時間を戻してほしい」と願うのは当然で,3800万円の損害賠償金の受領で取り返しのつくものではない。この男性の育った6畳一間のアパートにはテレビがなく,ラジオで養母と聴く落語が楽しみだった。

 

 また,産経抄のこの記事には,医師で作家の鎌田實さんのことにも触れられておりました。「がんばらない」,「あきらめない」などの著作で有名な方です。鎌田さんは戸籍上は鎌田實という氏名ですが,子供のころからずっと簡単に書ける「実」という字で通してきました。でも自分が37歳の時,それまで育ててくれた両親の実の子ではない事実を知らされてからは,「實」と書くようになったそうです。鎌田さんは,それ以来,育ててくれた両親の鎌田という名字を大切にしながら,実の両親がつけてくれた「實」の名にこだわったのです。鎌田さんが人前で初めて涙を流したのは,育ての母が息を引きとった瞬間でした。病弱だった母親は入院するたびにベッドにもぐり込む實少年をいつも力いっぱいに抱きしめてくれた。鎌田さんの場合は赤ちゃんの取り違えのケースではないでしょうが,真実を知らされた37歳のその日に受けた精神的な衝撃は想像もできません。

 

 赤ちゃんという日本語は本当に良いですね。日本人の本来の優しさがよく表れている言葉です。でも,赤ちゃんの取り違えというのは,本当に罪なことです。

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