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弁護士ブログ

2013/10/11

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 私はある団体に所属し,毎週火曜日に名古屋市内のあるホテルで開催される例会に出席しています。そうしましたら,何と,その例会場の隣の会場の受付には「中山恭子先生と語る会」という立て看板が立てられているではありませんか!その隣の会場に参議院議員の中山恭子先生が来られるとは・・・,私はびっくりすると同時に,そちらの会場に潜り込めたらなと本当に羨ましく思いました(笑)。

 

 私はこの参議院議員中山恭子先生を,その夫君である参議院議員中山成彬先生ともども,かねてから尊敬しておりました。夫婦揃ってとても立派な議員さんだと思います。何で自由民主党にいないのかと,残念でなりません(笑)。

 

 中山恭子先生は,1999年7月,特命全権大使(在ウズベキスタン及び在タジキスタン)に就任されたのですが,その直後の同年8月23日,隣国キルギスの南西部オシェ州で日本人鉱山技師4人を含む7人がIMU(ウズベキスタン・イスラム運動)と見られるウズベキスタン反政府武装グループに拉致される事件が発生したのです。いつも腰抜けの外務省は,キルギス政府に交渉を一任せよという方針を示しましたが,わが中山恭子先生は,こんな外務省の弱腰な方針に背き,敢然として救出劇の先頭に立たれたのです。そして彼女は,武装グループに対して影響力を持つタジキスタン政府や関係者を通じ,丸腰で,しかも少ないスタッフで交渉・説得を行い,見事人質の解放に成功したのです。勇気と覚悟がなければとてもできる芸当ではありません。

 

 そして拉致被害者の救出です。2002年9月に中山恭子先生は拉致被害者家族担当の内閣官房参与に就任しました。この年,北朝鮮から拉致被害者5名が無事に日本に帰国しました。実はこの段階で日本国政府は一旦はこの5名の方々を北朝鮮に帰す方針でした。違法な拉致からようやく解放したのに,また違法状態に戻すという愚策です。馬鹿げているというしかありません。しかし,ここで中山恭子先生は孤立無援の状況下で,安倍晋三とともに敢然と政府の方針に反対し,北朝鮮に戻すという愚策を思いとどまらせたのです。これも覚悟がなければできません。

 

 国士というのは,国中の人物の中でも特に優れた人のことをいいます。また「やまとなでしこ」とは,日本人女性を可憐で繊細だが心は強いナデシコの花に見立てて使う美称です。中山恭子先生は,国士であり,やまとなでしこであることは間違いありません。

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