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弁護士ブログ

2010/04/30

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 きのう,4月29日は昭和の日であった。午前中は雨が残ったが,午後からはとても良い天気で,僕はゴルフを楽しんだ。スコアは相変わらずダメだったが,文句なしのニアピン賞を取るなど,随所に良いショットもあった。それに自分の欠点として自覚していた点は,やはりキャディーさんの指摘でも裏付けられたので,負け惜しみではないが収穫はあったのである(笑)。・・・だったらその欠点をちゃんと直せよってか(笑)。夜は,うちのカミさんの誕生日祝いを自宅で行った。僕もそうだが,誕生日を祝ってくれること自体は嬉しいようだが,歳を一つとることは嬉しくないらしい。

 

 昭和の日というのは,もちろん,昭和天皇の誕生日であり,昭和の日が国民の祝日として定められた趣旨は,「激動の日々を経て,復興を遂げた昭和の時代を顧み,国の将来に思いをいたす」ということである。僕はもちろん昭和生まれだから,昭和天皇のことは今上天皇と同じく親しみを感じる。

 

 昭和天皇が崩御された時のことは,今でも覚えている。当時僕は,名古屋地方裁判所事務局人事課の係長をしていた。人事課の係長というのは結構ストレスがたまり,係長仲間でよく居酒屋で酒を飲んでいたものだ。昭和64年1月6日の金曜日の晩も,行きつけの居酒屋で係長仲間,係員数名といつものようにお酒と料理,カラオケを楽しんでいた。こんなことを続けていたら,司法試験なんて受かる訳ないわねぇ(笑)。僕たちが居酒屋を後にして別れる時は,いつも,「じゃ,またあした。」ではなくて,「じゃ,また今日。」であった。その晩も遅くなり,飲んだ仲間に別れを告げた時には1月7日になっていた。翌日が土曜日で休みだったのでいつもよりも派手に飲み,歌ってしまったのだ。ところが,昭和天皇は,1月7日に崩御された。土曜日だったけど,緊急に職場に招集されたことを覚えている。僕は二日酔いだった。

 

 先日,「昭和天皇論」(小林よしのり著,幻冬舎刊)を読んだ。昭和天皇の終戦時のご聖断の経緯,戦後処理の中で果たされた重大なお役目,国民を勇気づけようとしてなされた「期間にして前後8年半,総日数165日,全行程3万3千キロに及んだ壮絶な」巡幸,「御文庫」に住まわれ質素・倹約に徹された日々,南方熊楠との間の微笑ましい親交などが記述されている。一読に値する本である。昭和天皇は多くの歌を詠まれたが,僕は次に紹介する御製が心に響く。これは終戦後間もなくして詠まれたもので,その大意は,「深い雪の中でも,松が緑を失わないように,日本人もこの敗戦の試練に耐え,日本人の節操を曲げないで,雄々しく生き抜いてほしいという祈りの歌である。」(前掲天皇論172頁)。

 

 「ふりつもる み雪にたへて いろかへぬ 松ぞをゝしき 人もかくあれ」

 

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