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弁護士ブログ

2009/05/14

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 数年間,ブルックナーとマーラーの音楽にうなされていた後,恐らく平成4年頃から数年間の間に,相次いで当代一流のピアニストの生演奏を聴く機会に恵まれた。ヴラディーミル・アシュケナージとマウリツィオ・ポリーニの2人である。テクニックも,音色も,音楽に対する真摯さも,どれをとっても全く素晴らしいピアニスト。大げさかもしれないが,同時代に生まれ合わせたこと,生でその演奏を聴く機会を得たことを本当に光栄に思っている。

 

 アシュケナージの演奏は,確か,金山の名古屋市民会館(旧名称)で聴くことができたと思う。今となってはそのプログラムは思い出せないが,見たところは小柄でひょうひょうとしていて,すごくシャイな感じだった。プログラムの中には,ベートーヴェンのピアノソナタが1曲含まれていたと思うが,本当に素晴らしい演奏で感動した。音色に独特の響きと暖かみを感じた。アシュケナージは,1955年のショパン国際ピアノコンクールで第2位に輝いているのだが,この時彼こそが優勝者だとの評価をしていたアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが審査員を辞するという,いわくつきの大会だった。第2位ではあったが,その後のアシュケナージのピアニストとしての活躍,評価,名声は改めて言うまでもない。また,彼の指揮者としての実績も素晴らしい。実はピアニストとしてのアシュケナージに心酔していた僕は,アシュケナージ指揮のレコードを購入することを躊躇していた。でも,彼がアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(現在のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)を指揮したラフマニノフの交響曲第2番を聴いたとき,「ああ,やっぱりこの人もラフマニノフと同様,ロシアの大地が心象風景として存在しているのだな。」と思った。これも実に素晴らしい演奏なのである。

 

 ポリーニのピアニストとしての凄さは今さら言うまでもない。世界屈指。ポリーニは,18歳の時,1960年のショパン国際ピアノコンクールで優勝し,その後充電期間を経て,国際的な活躍をしてきた。彼の生の演奏は,確か,上野の東京文化会館で2度聴く機会を得た。これも今となっては,プログラム内容を思い出せないが,やはりベートーヴェンのピアノソナタが含まれていたと思う。それまでにポリーニが録音したショパンの「練習曲集」,「前奏曲集」などを聴いて憧れの存在だったのだ。実物を見たときは胸が高鳴った。正確無比なテクニック,音色の美しさが際だっていた。僕は前衛音楽は苦手だが,もう一度,ベートーヴェンかショパンの曲をポリーニの生演奏で聴いてみたい。

 

 あっ,そうそう。思い出した。同時代に生まれ合わせたこと,生でその演奏を聴く機会を得たことを本当に光栄に思えるピアニストとして,タチアナ・ニコラーエワがいる。平成3年か4年に,やはり上野の東京文化会館で,J.Sバッハの「平均率クラヴィーア曲集」を聴く機会に恵まれたのである。第1巻だったか,第2巻だったかは思い出せないが,いずれにしてもどちらかの全曲であった。バッハ弾きとして世界的に高い評価を得ていたピアニストであり,その素晴らしい演奏の,歴史の証人になったような感じがした。ニコラーエワはその当時既に67,8歳だったと思うが,全く衰えを感じさせなかった。アンコールにはスクリャービンか何かの曲を目の覚めるようなテクニックで弾いていたことを今も覚えている。残念なことに,彼女はこの演奏の1,2,年後に急逝してしまった。この演奏に巡り会えたのは貴重な体験だった。

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