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弁護士ブログ

2018/07/05

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サッカー・ワールドカップ(FIFA)で展開されるゲーム内容は,グループリーグでのそれはもちろんのこと,決勝トーナメントに至っては本当に我々をワクワクさせますね。残念ながら我が日本代表がベルギーに惜敗した後は,張り合いというものが半減しましたが,本当に素晴らしいイベントです。W杯の他に,サッカー・ヨーロッパ選手権(UEFA)がありますので,サッカーファンにとっては2年に1度はこういった熱狂的な興奮を味わうことができます。いずれも4年に1度のイベントですが,2016年にヨーロッパ選手権が開催されれば,2018年にはW杯が開催され,2020年にヨーロッパ選手権があれば,2022年にはW杯があるという具合なのです。

 

今大会,日本代表はよくやったと思いますよ。本当に。グループリーグ(H組)での対戦相手は,ポーランド(世界ランク8位),コロンビア(同16位),セネガル(27位)であり,日本は世界ランク61位だったのですからね。どうでしょう,我が国のサッカーファンの中で,日本が決勝トーナメントに進出できると予想した人は何パーセントだったのでしょうか。実は私も悲観的でした。そして,恐らく大方の予想に反して(笑),我が日本代表は決勝トーナメントに見事進出し,世界ランク3位のベルギーに善戦,惜敗したのです。本当によく頑張りました。

 

なお,対ポーランド戦では残り約10分間,他力本願的で消極的な時間稼ぎをしたことが外国メディアなどから批判されましたし,スタジアム内でもブーイングを浴びました。実は私も,当初はこのような戦いぶりはサムライらしくない,サムライならば結果はどうあれ最後まで積極的に攻め,仮に失点して決勝トーナメントに進めなかったとしてもその潔さを美徳とするのだ,何もブーイングを浴びてまでそんな消極的な時間稼ぎをすべきではないと思っていました(この戦術は同時進行中の他試合でセネガルが得点しないことを祈る他力本願的なものでもありました)。

 

でも,よくよく考えてみると,批判した外国メディアさんやブーイングをした人たちだって,自分の国の選手やチームが1点のリードを守るためにボールを回して時間稼ぎをすることはよくあることでしょうに。ブラジルだって「マリーシア」という言葉が珍重されるようにずるがしこさは美徳なんでしょう。1982年のW杯ではドイツとオーストリアがわざと無気力な試合(時間稼ぎ)をして共に決勝トーナメントに進出して強い批判を受けたこともあるでしょう。このたび日本代表が行った僅か10分程度のボール回しがそんなに非難されなければならないとも思えません。

 

お隣の韓国のメディアやネットの世界でもやはり鬼の首を取ったように日本代表のこの戦術を批判しまくっておりましたし,韓国のKBSが日本対ベルギー戦を放送した際,公共放送でありながらその解説委員が興奮して日本を破ったベルギーに感謝の言葉を発するということがあったそうですが,本当に面倒な存在です(笑)。こっちを見ないで,日本のことなど放っておいて欲しい(笑)。

 

いずれにしても韓国に批判されたくはありません。というのも,フェアプレーの重要性が叫ばれる中,全参加国(32か国)がグループリーグでの3試合を終了した時点で(全48試合),ファウルを犯した回数が最も多かったのは何と63回の韓国であり(第1位),我が日本は28回で最も少なかったのです(第32位)。

 

さて,これでベスト8が出そろいました。ウルグアイ,フランス,ブラジル,ベルギー,ロシア,クロアチア,スウェーデン,イングランドの8か国です。素晴らしいゲーム,プレーを期待したいです。

 

そして日本代表,次回W杯に向けて早くも周到な準備に入ってもらいたいものです。4年前のW杯のことをこのブログでも書きました(2014年6月16日)。それを読み返してみますと,本田,香川,長谷部,大迫,山口などといった選手の名前が出てきました。もちろんこれらの選手は今回も活躍しましたが,例えば今大会のイングランド代表主将を務めるハリー・ケーンなどは24歳ですし,その他のメンバーもすごく若い選手達ばかりです。経験値も重要ですが,日本も次から次に若い有力選手が輩出するような土壌になって欲しいと思います。それと,もちろんGKの川島選手を批判する訳ではありませんが,日本代表監督を務めた歴代の外国人監督がほぼ口を揃えて指摘してきたのが,日本代表にとって「もっとも遅れているポジション」がゴールキーパーだということです。やはりW杯などで少しでも上に行くには,国際的な水準のゴールキーパーの養成も不可欠でしょう。

2018/05/23

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Jリーグ,J1の名古屋グランパスのサポーター,ファンの方々は(私も含みます),同チームの悲惨な現状について,もはや堪忍袋の緒が切れかかっているのではないでしょうか(笑)。

 

やはり素人のくせに生意気を言うようですが,風間八宏監督には,修正能力と問題解決能力が欠如していると指摘せざるを得ないのです。実はこれは監督としては致命的なものです。

 

名古屋グランパスはJ1のリーグ戦では現在13試合連続で勝ちがありませんし,全18チーム中ダントツの最下位です。そして,毎試合毎試合,大体は3点ずつ満遍なく失点しています。あたかも約束事のように・・・(笑)。

 

グランパスというチームは昨年J2で戦ったのですが,J2でも屈指の失点数を誇っていました。つまり守備に明らかな欠点,難点があったのです。しかしながら,より厳しい戦いが予想されるJ1に上がってもこの欠点,難点が何ら解決されていません。DFの選手補強がされていないし,戦術面でも問題があります。前者はフロントと監督の責任ですが,後者は監督の責任でしょう。

 

風間監督の目指すサッカーは,細かくパスを繋ぎボールを保持して攻撃的なスタイルを貫くというものですが,それは要するにボールを保持し続けている以上は負けや失点はないという理想,架空の出来事を前提としていますが,そんなことはバルセロナやバイエルン・ミュンヘンでも不可能なことです。ザルのような守備で毎試合満遍なく3点も取られていたのでは,勝てませんよ。

 

風間監督は,サッカーにおける守備というものをどのように考えているのか。細かくパスを繋ぎボールを保持して攻撃的なスタイルを貫くということが自己目的化していて,組織的かつ機能的な守備の練習はろくにしておらず,そのような発想すらないのかと思ってしまいます。グランパスの試合ぶりをテレビで観ていても,最終ラインを高くしているにもかかわらず,寄せ(プレス,チェック)は全然甘いし,DFはずるずるペナルティーエリアに下がる一方だし,両サイドからはいとも簡単にクロスを上げさせるし,挙げ句に気のないパスミスで相手にボールを奪われて失点しています。観ているサポーターやファンは相当にストレスを感じているでしょう。それに極めて優秀なゴールキーパーであるランゲラックが不憫でなりません(笑)。

 

相手チームとしてはこんなに与しやすいチームもないと思っているでしょうし,正に「やりたい放題」という状況です。昔から言われているように,「良い守備が良い攻撃を生む」のです。監督としてはこのような問題(脆弱な守備)をしっかりと認識し,ちゃんと修正しなければならないでしょうに。選手補強を含め,戦術的には守備面における選手間の共通理解と約束事を共有し合って,組織的,機能的に守備して欲しいと切に願います。

 

最近特に気になるのは,敗戦後の風間監督のコメント内容です。抽象的な精神論を述べたり,まるで選手のせいにするかのような内容が多くなっています。監督というものは,現有勢力の中で選手の資質・能力を見極めて適材適所で起用し,そして勝つためには何が必要なのかを的確に認識し,これを実行に移さなくてはなりません。プロなのですから,13試合連続勝ちがない,ダントツ最下位に沈んでいるという状況ならば,ヨーロッパや南米では即解任でしょう。

 

今回も散漫な記事となってしまいましたが,とにかくちゃんとした守備をしてください。イタリア代表の伝統的な「カテナチオ」とまではいかなくても,寄せ(プレス,チェック)をもっと厳しくし,両サイドから簡単にクロスを上げさせるようなことはしないで欲しいのです。「良い守備が良い攻撃を生む」のですから,しっかり守っていって本来のパスサッカーをすれば,ジョーやガブリエル・シャビエルの攻撃力,テクニックが活きてくるでしょう。更に欲を言えば,過度にパスサッカーにこだわらず,アーリークロスやミドルシュート,スルーパス(これと連動したスペースへの走り込みがセットです)など,攻撃の多様性も追求して欲しいと思います。

2018/04/20

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ちょっと間が空きましたが,前回の続きです(笑)。

 

素人のくせに生意気を言うようですが,前回述べましたように読売巨人軍の高橋由伸監督と名古屋グランパスの風間八宏監督に共通しているのは,やはり修正能力及び問題解決能力の欠如であると指摘せざるを得ません。実はこれは監督としては致命的なものです。

 

名古屋グランパスはJ1のリーグ戦では現在5連敗中であり(18チーム中の17位),連敗街道から抜け出せないのは,やはりチーム,特に監督の修正能力・問題解決能力に疑問符が付きます。風間監督の目指すサッカーは,細かくパスを繋いでボールを保持して攻撃的なスタイルを貫くというものですが,最近のグランパスのサッカーを詳細に見ていくと,この原理原則が自己目的化しているのではないかと思います。あくまでも目的は勝利することなのに。

 

この自己目的化してしまったかのようなグランパスのプレースタイルを,相手チームは完全に読んで対策し,ハイプレス戦術でボールを奪っては速攻でグランパスの脆弱なディフェンス陣を崩して得点しています。第5節から第7節までの3試合,グランパスはいずれも3失点ずつしています。3試合で9失点。この5連敗というのは第4節から第8節にかけてですが,この5試合で12失点に達しています。

 

昨年はJ2で戦ったのですが,確か失点数はJ2の全チーム中,2番目に多かったと思うのですが,やはり何らその脆弱な守備も改善されていません。狭いスペースで細かくパスを繋ぐのはよいのですが,グランパスの選手は本当にそれだけのボールキープ力があるのでしょうか。少なくとも,相手選手が接近しているのにもかかわらず,原理主義的に最終のディフェンスラインからビルドアップしていくのは止めて欲しい(笑)。恐くて見ていられないのです。しかも,グランパスのDFは,寄せが甘くて相手選手に好きなようにプレーさせてしまう傾向があるのですから・・・。

 

そして攻撃です。グランパスはいつもパスを繋いでゆっくりとビルドアップしていきますので,仮にペナルティーエリア付近に迫ったとしてもその時点では相手選手は当然に万全の守備体制を構築してしまっています。相手チームとしては本当に与しやすいチームだと思っているでしょうね。

 

最終ラインではセーフティーファーストで行きましょうよ。それに時にはサイドチェンジをして局面を打開したり,一閃,鋭い縦パスを繰り出したり,ミドルシュートも果敢に打ったり,左右からえぐってアーリークロスを上げたり,ワン・ツーのパスで相手DFを翻弄したり,時にはゴール前へロングボールを送ってパワープレーを試みたりしても良いではないですか。その方が相手チームとしては守りにくいと思いますよ。いつも最終ラインからビルドアップするだけというのでは勝てません。得点の匂いが全くしない。

 

名古屋グランパスを追いかけている今井雄一朗氏というフリーランスライターの記事を読みましたら,そこにはベテラン佐藤寿人選手のコメントが引用されていました。佐藤選手のコメントを要約すると次のようなものです。

 

とにかく勝ちたい。見栄えなんてどうでもいい。ショーをやっている訳ではないし,10本,20本とパスを繋いで支配率を上げることが目的ではないはずだ。第8節の鹿島アントラーズ戦でも,ボール支配率とシュートの本数は全く比例していない。ボール支配率はグランパスが62%で,アントラーズが38%であるにもかかわらず,シュートはグランパスが僅か4本で,アントラーズは15本くらい。得点の匂いがしていたのは相手であって,グランパスはボールを持たせてもらっていただけだ。

 

そうなんです。全くそのとおりです(笑)。最終ラインからのビルドアップ,細かいパスつなぎ,ボール保持が自己目的化していて本来の目的であるはずの勝利が遠い存在になっているのです。

 

ジャイアンツの高橋監督と同様,グランパスの風間監督も喫緊の課題として,修正そして問題解決が求められているのです。

2018/04/12

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この標題のような件(くだり)が太宰治か芥川龍之介の小説の中にあったような・・。最近どうも寝覚めが悪く,愉快ではない感情が心の底に底流として流れているのです。その原因がようやく分かりました。監督の問題です。監督といっても,ハリルホジッチ監督ではなく,我が栄光の読売巨人軍の高橋由伸監督と名古屋グランパスの風間八宏監督のことなのです(笑)。この両監督に共通しているのは,修正能力及び問題解決能力の欠如です。実はこれは監督としては致命的なものです。ど素人の私が言うのも憚られますが・・・。今日というきょうは言わせてもらいます(笑)。

 

まず,高橋監督。顔がだめ,正確には表情がだめです。いつもベンチであのような浮かない憂鬱そうな表情をしていたのでは,選手の士気に関わりますし,誰がこの監督を胴上げしてやろうと思うでしょうか。選手が本塁に生還したのなら,長嶋監督のように大喜びしたり,原監督のようにグータッチぐらいはしないと。EQが低いのかな。ベンチが相当に暗いんですもの。

 

それに,現在は単独最下位ですが,問題や課題を抽出し,監督ならば有効かつ積極的に修正,改善していかなければならないのに,このままですと昨シーズンのように13連敗してしまうでしょうね。また,大変おこがましいのですが「勝ち方」というものを本当に知っているのかと思ってしまいます。何よりも出塁率の低くて打てない選手を1,2番に据えたり,また例えば,おとといのゲームではせっかく長野が逆転2ランを打って1点リードして8回を迎えたのに,年齢的にも登板過多になっていた上原投手をマウンドに送り,案の定ヒット5本も打たれて3点を献上して負けました。あそこはマシソン,カミネロでしょう。上原投手はストレートでも130キロ台ですし,もう往年のような球威がなくきっと打たれてしまうと思っていました。それに5本も集中打され3点とられてからようやくマシソン投入ですわ。決断が遅いったらありゃしない(笑)。明らかな采配ミスです。

 

また昨日のゲームでも,3対2とリードして8回を迎えたのに,病み上がりでこれまた登板過多になっていた澤村投手をマウンドに送ったのですが,ここは回をまたいだとしてもマシソンか,あるいはカミネロでしょう。何としても勝ちに行かないと・・・。それに,澤村投手は5本も集中打され4点とられてからようやく投手交代ですわ。決断が遅いったらありゃしない(笑)。前日と同じように明らかな采配ミスです。

 

なんかもう,書いていて情けなくなってきましたので,今日はこれくらいにしておきます(笑)。名古屋グランパスの風間八宏監督のことは,後日気が向いたら書くことにいたします。そろそろ仕事に戻らなければなりませんからね(笑)。

2018/02/19

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平昌の冬季オリンピックは盛り上がってきましたね。メダルの色は何色でも良い,日本人選手の健闘を讃えたいと思います。ただ,それでもやはり金メダル獲得というのは誠に天晴れです。素晴らしい。

 

私はこの平昌の冬季オリンピックが始まった頃は,いったいどうなることかと思っていました。ノロウイルス感染者が200人を超えたり,男子ジャンプのノーマルヒルでは強風でたびたび中断し,あろうことか全競技が終了したのは日付が変わった真夜中だったり・・・。スキージャンプというのは真夜中に飛ぶスポーツでしたっけ(笑)。

 

このジャンプ台については,約1年前のプレ競技の段階で既に強風で危険だということが指摘されていたはずですが,ほとんど修正,考慮がされず,案の定,各選手は強風による中断中,極寒の中で待たされていました。それにいくら熟練し,経験値の高い選手だって,中断しなければならないような強風下では,恐怖感を抱きながらのジャンプでしょう。選手が可哀想です。

 

また,スノーボードの女子スロープスタイルの決勝では,やはり強風に煽られ,完走できた選手は僅か数人だったというのですから,これもやはり選手が可哀想というものです。なにしろこの平昌という場所は,近くに風力発電施設が存在するくらいですから,強風で有名なのです(笑)。いや,笑いごとではありませんね。

 

さらに,昔からオリンピックの成功,不成功を決定づける要素は,運営だけでなく,いわゆる輸送の問題だと言われております。交通アクセス,輸送手段の充実などが重要です。男子ジャンプのノーマルヒル終了後は深夜で,バスには乗客が殺到し,それでもバスが足らず,おまけにタクシーは30分に1台程度だったという情報もあり,極寒の中で路頭に迷う観客らも少なくなかったといいます。輸送は大変重要なのですよ。

 

さてそれにしても,男子フィギュアの羽生結弦選手の金メダルは本当に素晴らしかった。逆境にめげない精神力の強さを感じます。素晴らしい。それにショートプログラムの音楽,ショパンのバラード第1番(ト短調)がいいですねぇー。あの演技にピッタリでした。

 

また,女子スピードスケートの小平奈緒選手の金メダル,私は思わず感動で涙腺が緩んでしまいました。これも本当に素晴らしい。あの重圧と緊張の中で,ちゃんと下馬評どおり金メダルを獲得,しかも圧倒的なタイム(記録)で・・。彼女も並大抵の精神力ではありません。私も見習いたい(笑)。それに,小平選手は,自分の快走によって日本人応援団が大歓声を上げているなか,次の走者であった韓国人選手のパフォーマンスに悪い影響が出ないように(静かな環境で走れるように),唇の前に指を立てて静粛にしてあげるようにといった仕草をしていました。彼女は武士道精神,そしてライバル選手へのリスペクトもあります。心技体,そして人間的な総合力が備わっていると感じました。だからこそ,地元長野県の相澤病院も彼女に対して無償の経済的サポートを続けてきたのでしょう。この金メダルも天晴れです。感動しました。

2017/11/14

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今年の7月8日(土)に豊田スタジアムで名古屋グランパスの試合(対徳島ヴォルティス戦)を観戦したのですが,あまりにも酷い試合ぶりだったので思わずこのブログに感想をアップしたことがありました。「名古屋が今シーズン終了後にJ1に昇格することはないだろう。」と・・・。

 

やはりこの悲観的な観測は現実のものになろうとしています。11月11日(土)には名古屋グランパス対ジェフ千葉の非常に重要な試合がテレビで実況,放映されておりましたが,私は前半38分くらいまでは何とか我慢して見ておりましたが(笑),憤怒の余りその段階でテレビのスイッチを「ブチッ!」と切りました。おまけに頭の血管まで切れそうになりました(笑)。本当に情けないほど酷い試合で,あとで結果だけ確認しましたが,案の定0-3の敗北で,惨敗という表現がピッタリの試合でした。

 

この時私は,グランパスの風間監督はひょっとして原理主義者ではないかと思いました。この監督の目指すサッカーは,可能な限りボールを保持し,細かくパスを繋いで組み立てていくサッカーだということは承知しており,それはそれで結構なことですが,そういった「原理」を追求するあまり極めて硬直した,工夫のない,状況に応じて局面を打開していくという柔軟性を全く欠いたサッカーを何度も何度も繰り返しております。ボール支配率がいくら上回っていても,勝てなければ全く意味がないのです。それに現状では,グランパスの個々の選手には,他チーム選手を上回るだけのボールキープ力があるとも思えません。

 

時には視野を広くして気の利いたサイドチェンジをして切り込んだり,ロングボールを敵陣深く放り込んだパワープレーを試みたり,相手ディフェンダーの裏を衝くような長いスルーパスを活用したりなどといった工夫が全く見られません。あたかも原理主義的に,いつもいつも自陣深いところから細かいパスを繋いでいくサッカーにほとんど終始しています。同じパターンですから相手は守りやすいことこの上なく,内心では「本当に与しやすいチームだな。」とほくそ笑んでいるに違いありません(笑)。11日(土)のジェフ千葉戦のように相手がハイプレスを厳しくかけてくるような場合には,すぐにボールを奪われてしまい,カウンターを食らって失点です。あるサイトの記事には,名古屋グランパスの試合の中では今シーズンで最悪の内容であったと評価されていました。お金を払い,ホーム最終戦でこのような「最悪の」試合を見せられたのですから,声をからして応援したサポーターもその他の観客も気の毒です。

 

それと,この試合を我慢しながら前半38分まで観ていて感じたことは,以上の他にさらに2つありました。第1は,守備が全くザルですし,しっかりとした上手いディフェンダーが一人もいません。相手がペナルティーエリア付近に迫って来ても,厳しいチェックをするどころか相手に合わせてジリジリと後退するだけで好きにやらせています。J2は全部で22チームありますが,名古屋の失点数は実は5番目に多いのです。言いたくはありませんが,特にワシントンという選手はミスが多すぎます。10月29日(日)にJ2最下位のザスパクサツ群馬と対戦した時などは,一時は1-2と逆転されたのですが,その2点目は,敵の選手が間近に迫っているにもかかわらず,ワシントンが不用意にも味方ディフェンダーに緩慢なマイナスのパスをしたため,当然にパスカットされて失点するという悪夢のようなシーンを目の当たりにしました(笑)。来季は,守備陣の徹底的な補強が必要でしょう。

 

第2は,風間監督の修正能力等に疑問符がつくということです。このように失点の多いチームですから,監督である以上は失点が多いことについて自らのチームのどこに問題点,課題があるのかを的確に見極め,これを修正していかなければなりません。しかし,もう今シーズンも終わろうとしているのに未だに修正できずにいます。また,11日(土)のジェフ千葉戦では前の試合でもやられてしまったように(0-2),相手チームはハイプレス戦術からの速攻でくることは当然に予想されるはずですから,事前に研究して対策しなければなりませんが,そういった対策の跡は全く見られません。同じ失敗をしています。かつて名古屋グランパスの監督であったアーセン・ヴェンゲルはビデオを何度も何度も再生して,次節に対戦する相手チームを研究して対策を練っていたといいます。監督にはこういった仕事も要求されているのです。

 

経済評論家の上念司さんは,あるラジオ番組で「TBSの『サンデーモーニング』という番組は(反日左翼の左巻きで),見てるとむかついて血圧が上がるから見ません。」と言っておられましたが(爆笑),私も11日(土)のグランパスの試合のテレビ中継は,観ていて絶対に血圧が上がっていたと思います(笑)。

2017/07/15

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最近私,バジルソースというものにはまっております(笑)。これは特に夏場の,冷製のメニューによく合いますね。

 

例えば,あるコンビニで売っているトマト,生ハム,チーズにバジルソースを絡めたサンドウィッチは素晴らしい。最近ではほぼ毎日のランチにと言っていいほど食べております。それに先日ゴルフの昼休みにクラブハウスで食べたトマトスライスにバジルソースをかけたものが大変美味でした。おかげさまでスコアも良かったのです(笑)。さらには,最近食した冷製パスタ(細麺)のバジルソースはこれまた絶品でございました。

 

さてさて,それはそれとして,先日顧問先のご招待で豊田スタジアムでサッカー観戦をいたしました。大変良い席を確保していただき,おまけに飲食物を堪能できるコーナーもありました。本当にありがたいことです。

 

今季初めてJ2に降格となっている名古屋グランパスのこの日の対戦相手は徳島ヴォルティスでした。顧問先の誠にありがたいご配慮で特等席で観戦できたにもかかわらず,そしてビールは美味しかったのに,試合内容は誠に残念なものでした(泣)。0-2のスコアであり,これでグランパスはJ2の順位表で7位になってしまいました。

 

感じたことをいくつか列挙しますと,まず第1にチェック,プレスが甘く,相手選手に好きなようにプレーさせているのはいただけない。相手選手のパスミスを誘うほどに厳しいチェックをし,プレスをかけるべきでしょう。

 

第2に,風間監督の方針はパスを繋いでボールを保持していくものであったと思うのですが,パスが繋がらず,中盤を支配できているとは到底言いがたい状況でありました。

 

第3に,これは痛感したことですが,ストライカー,ゴーラーといえる選手が不在です。ただでさえ少ない決定機なのにもかかわらず(笑),その少ない決定機に決められないのです。

 

第4に,夏場の酷なコンディションではあったのですが,攻守の切り替えが遅く,相手ディフェンダーが慌てるような速攻,最終ラインの裏を衝くような鋭いパス,有効なサイドチェンジ,両サイドバックの攻め上がり,ゴール前のポストプレーなどがほとんど見られませんでした。

 

素人がよくもまあ,これほどの言いたい放題をするものです(笑)。でもね,観戦していて暗い気持ちになったのですよ。そんな中でも,サポーターというのは有り難いものですね。試合内容が悪くても,そして劣勢が続き,終了時間が刻一刻と迫っている中にあっても一生懸命に応援してくれています。偉いと思います。

 

さて,まとめに入りましょう。よほど劇的な変化がない限り,恐らくは名古屋グランパスは来季J1に昇格することは無理でしょう。天皇杯を2度制覇した時や,J1でリーグ優勝を果たした時に比べて,誠に失礼ながら選手の質が低下しています。これは明らかです。世界に冠たるトヨタ自動車株式会社をはじめとする有力なスポンサーが付いているのですから,本気でJ1に昇格したいのならば,監督やコーチを含め,大型補強をしなければならないと痛感した次第です。

2017/06/24

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本日はスポーツに関する雑感です。雑な感想だから「雑感」です(笑)。

 

巨人軍の選手で背番号9の亀井という外野手がいるのですが,少し前の試合(セ・パ交流戦の最終戦となったロッテ戦)で彼が流した涙に感動しました。この試合,亀井選手はスタメンではなく途中出場でした。第1打席は試合も終盤の8回,マギーが敬遠されて迎えた一死一二塁の場面で,あえなくキャッチャーフライに倒れてチャンスをつぶしました。

 

第2打席目は延長となった10回,またもや目の前でマギーが敬遠され,一死二塁の場面で空振り三振に倒れたのです。前の打順の選手が敬遠されるということは,自分との方が勝負しやすいし,与しやすいという意思表示以外の何物でもありません。内心穏やかなはずはなく,にもかかわらず二度にわたってチャンスをつぶしてしまう不甲斐ない自分・・・。

 

さて,亀井選手のこの日の第3打席は延長12回の一死一塁二塁というチャンスの場面が三度めぐってきました。そしたら,何と,またしてもマギーが目の前で敬遠で歩かされ,自分との勝負というシーンです。プロ選手としてはある意味では屈辱的な状況です。私は内心可哀想だなと思いました。でも逆に,これにめげずにタイムリーを打って男を上げろ,意地を見せろと応援していました。そ,そしたら,彼が思い切り打ったボールは,巨人ファンが熱狂的に待つ右翼席に飛び込んだのです。逆転サヨナラ3点本塁打です!

 

亀井,やりました。彼はベースを回る時も,本塁ベースで仲間に手荒い祝福を受ける時も,ヒーローインタビューの時も,男泣きに泣いたのです。分かるなァ,その気持ち・・。「最後打てなかったら命取られると思って・・・。本当にそのくらいの気持ちで行きました。」とコメントしました。本当によくやった・・・。

 

私としてもこのような心地よい感動に浸っていい気分で数日過ごしていたのですが,再開後の昨日の中日戦はいったい何なのでしょうか(怒)。好投のエース菅野を誰も打撃で援護してくれません。散発の4安打では勝てないよ,本当に。牛は草をたくさん食べている,その牛を自分は食べているのだからことさら野菜は食べなくてもよいという,訳の分からない「独自理論」を展開している村田は相変わらず打てないままですし(笑),キャッチャーの小林に至っては相変わらず1割台の低打率であり,下位打線に全く期待がもてない元凶になっております。

 

不満たらたらのブログになってしまいましたが,今日は勝てよ!ジャイアンツ・・・。

2016/11/15

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少し前の話題にはなりますが,名古屋グランパスがとうとうJ2に降格することになりました。ついに来るべきものが来てしまったのです。でも私は,実は大変残念でもあり,その一方でこれで良かったのではないかと思います。

 

というのも,一つのクラブチームが本当の意味で生まれ変わるには一度はこういった試練を経験した方が良いのではないかと思うからです。1993年のJリーグ発足時からの参加チームを「オリジナル10」と呼びますが,この老舗の10チームのうちこれでJ2降格の憂き目を見ていないのは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスの2チームだけになってしまいました。換言すれば,他のチームは少なくとも一度は降格し,例えばその後J1に復帰して年間王者に輝いた浦和レッドダイヤモンズやガンバ大阪のようなチームもあるのです。生まれ変わる良い機会だと思います。

 

私は名古屋の降格が決まった湘南ベルマーレとの試合を食い入るように見ていたのですが,名古屋グランパスはこれほどまでに弱くなったのかとしみじみ思いました。こんな試合をしていたのなら,降格も当然だなと妙に諦めがついたものです。ディフェンスラインの統制は取れていないし,中盤は完全に相手チームに制圧されているし,パスミスは多いし,有機的で連動した,そして共通理解に導かれた攻撃は全く影を潜めているし,結局はたまりかねてロングボールを前線に蹴り込み,こぼれ球を枠外にシュートするといった体たらくだったのです。ゴールの予感はほとんどなく,仮に得点したとしてもあの攻撃では偶然の賜物のようなゲームでした。

 

アーセン・ベンゲルに率いられていた時のようなコンパクトで,よくパスが繋がり,スペクタクルなサッカーをしていた時の対極にあるような状態でした。残念ながら今の名古屋は・・・。

 

これを要するに,グランパスの得点は偶然であり,グランパスの降格は必然だったのです。

 

さてさて,J2降格が決定した後は,本腰を入れてチームを立て直さなければなりません。プロ意識に徹し,目的的に行動のできる機動的なフロント陣,何よりも有能な監督・コーチ陣,そしてスキルの高い選手,これを新たなシーズンが始まるまでに整備していかなければなりません。これができなければ,J2から浮上できないまま時間が経過してしまい,私を含むファンから見放されてしまうでしょう。

 

今でも思い出すのですが,確か平成6年秋頃に読んだ「サッカーマガジン」の「欧州フットボール春秋」というコラム。ジャック・ティベールという評論家が美しい文章で,新たに名古屋グランパスの監督に内定していたアーセン・ベンゲルのことを紹介していました。懐かしい。大いに期待したものです。その時のように,まずはしかるべき新監督を招聘してもらいたいものです。

2016/08/13

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リオデジャネイロ・オリンピックも既に前半のかなりの部分が終了したと言えるのですかね。柔道にしても,水泳にしても,そして体操にしても,そしてその他の競技にしても,日本人選手団の素晴らしい活躍ぶりに,夏バテ気味の私も大いに元気をいただいております。

 

それにしても,柔道の競技を観ていてあらためて思うのは,日本の柔道の美しさです。それは技そのものの美しさだけでなく,礼節の美しさを含めてです。柔道という競技,試合の最近のオリンピックや世界選手権の状況を観ていて,私は実は柔道という競技は本当にこんなものだっかのかしらと疑問をもっていました。日本の柔道が本来持っている美しさが感じられなかったのです。それは外国人選手の中には,組み手争いであたかもボクシングのようなことをやっていたり,戦い方がモンゴル相撲のようであったり,腰を大きく後ろに引いた極端な防禦姿勢や偽装の「投げ」でたびたび指導を受けたり,今では禁止されているようですがやたらに足を取りにいったり(笑),切れ味鋭い技など全く影を潜め,時間稼ぎの明らかな優勢勝ち狙いだったり,さらには試合終了後の派手なガッツポーズなどを見せたり・・・・・などなど。

 

柔道という競技はこんなに美しくないものだったのかという疑問です。ついでに言うと,確かに白と青の柔道着は視覚的にも区別しやすく,外国人には受けが良いのでしょうが,やはり柔道着は白が良い(笑)。帯の色で区別すればよいのではないでしょうか。

 

しかし,このたびのリオデジャネイロ・オリンピックでの日本人柔道家の柔道を観ていまして,あらためて日本の柔道の美しさを感じました。誠に天晴れです。特に,男子73キロ級で金メダルを獲得した大野将平という柔道家には感心しました。内股,巴投げ,小外刈りなど非常に美しい見事な一本勝ちです。日本柔道の面目躍如です。やはりこういう柔道が観たい。彼は試合直後のインタビューでも,「柔道という競技のすばらしさ,強さ,美しさを見ている皆様に伝えられたと思います。」と「コメントしています。

 

それと,この大野将平という柔道家は,試合直後の畳の上では,まるでうれしくはないのかと思われるほど自分の感情を抑え,もちろん派手なガッツポーズなどもしませんでしたが,彼はその理由については次のように語っています。

 

「相手がいる対人競技なので,相手を敬おうと思っていました。冷静に綺麗な礼もできたのではないかと思います。日本の心を見せられる場でもあるので,よく気持ちを抑えられたと思います。」

 

これですよ,これ。これぞ日本柔道の真髄です。

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