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弁護士ブログ

2023/08/08

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サッカー女子W杯(オーストラリア・ニュージーランド共催)もいよいよ決勝トーナメント,佳境に入って来ましたね。わが日本代表(なでしこジャパン)はこれまで快進撃を続けており,その活躍ぶりはエンゼルスの大谷翔平選手と同様,私を励ましてくれています。

 

これまでの彼女らの戦いぶりなどを見ておりますと,何よりもチームとしての一体感,そして監督と選手との信頼関係の存在を窺わせます。また,対スペイン戦ではボールポゼッション(保持率)は譲り,隙あらばカウンター攻撃で少ないチャンスをものにするという戦術。そして5バックで守備的ながら高さを誇る対ノルウェー戦では,サイド攻撃や細かいパスをつないで(相手のミスも誘う),決定機をものにし,相手のパワープレー(ロングボールをゴール前に上げて身長の高さを生かす)に対しては,できるだけ厳しいチェックをしてクロスを上げさせない・・・。本当にうまく戦っており,それも戦術の共通理解が選手間で徹底しているからでしょう。

 

次は,世界ランキング3位で,あのアメリカを破ったスウェーデンが相手です。これまでの対戦成績では日本は1つだけ負け越しておりますが,8月11日のこの対戦も何とか頑張ってラウンド8(準々決勝)に勝ち進んで欲しいと思います。

 

先日の産経新聞の「産経抄」に書いてあったのですが,この日本女子サッカーの歴史も決して平たんな道ではなかったのですね。2011年のW杯優勝の偉業を達成した時には日本中が盛り上がりましたけど,女子サッカーの人気はやはり浮き沈みを経験し,国内リーグの観客動員については不入りに泣いています。

 

今から20年前のサッカー女子W杯アメリカ大会のさなかでのエピソードが「産経抄」で紹介されていました。当時,川渕三郎さんが日本協会会長として女子日本代表選手の激励に訪れた際,「問題や課題があれば言って欲しい。」と彼女らに声をかけた。そうしたら選手の一人が遠慮がちに,「合宿に行く時、交通費の前借りができないでしょうか。」とささやかで切実な願いを口にしたそうです。それくらい当時はまだ女子サッカー日本代表選手といえども冷遇されており,経済的にも窮状を訴えざるを得なかった。「胸が締め付けられる思い」をした川渕会長は彼女らに経費の先払いを約束してその場を去ったそうです。

 

国内女子サッカーについても,「なでしこジャパン」と連呼して4年に1度だけ注目するというのではなく,常日頃のサポート体制の充実,そしてたまには国内リーグの観客として球場に足を運んでもよいのではないでしょうか。

 

「なでしこ」の語釈の一つとして,「撫(な)でるようにして大切に扱う子供」というのがあります。今回大活躍している代表選手をはじめ,女子サッカーで頑張っている各選手たちに対しても,「撫(な)でるようにして大切に扱う子供」のように暖かく見守る必要がありましょう。

 

それにしても,次の難関は対スウェーデン戦ですが,これを突破すれば優勝も夢ではありません。イングランド,オランダ,スペインなどもやはり強敵ですが,何とか2011年以来の2度目の優勝を果たし,再び我々を熱狂させて欲しいものです。

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