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弁護士ブログ

2020/07/06

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毎年,そしていつ見ても思うのですが,紫陽花(あじさい)という花は本当に美しいですね。思わず立ち止まって見入ってしまいます。しかもこの花は,晴れの日よりも雨の日が特に美しい。しっとりと雨に濡れますと,その色合いの鮮やかさがさらに増すのです。

 

「紫陽花に佇んで胸濡らしけり」 黛まどか

 

そうです。たとえ雨が降っていても,道すがら思わず見入って,思わずその場に佇んでしまうほどの美しさなのです。ただこの句では,「胸濡らしけり」には雨で濡れるという他に,失恋か何か悲しいことが含意されているのかもしれませんが・・・。

 

「紫陽花やきのふの誠けふの嘘」 正岡子規

 

これは子規の句です。花言葉というのがあり,紫陽花の花言葉は「移り気」,「浮気」,「無常」などです。紫陽花という花は,その花の色が時期によって変化するのでこのような花言葉になったようです。

 

「無常」といえば,盛者必衰の理,常なるものは決して存在しないのです。最終的には中国共産党もしかり。それにしても香港は悲惨なことになっております。香港国家安全維持法の施行により,早くも約370名もの逮捕者が出ました。「一国二制度」なるものは,中国共産党の悪行でもはや画餅となりました。

 

考えてみれば,中華人民共和国という国には,民主主義はおろか「法の支配」や「三権分立」という概念は実質的には全くありません。というのも,この国には建前上は立法,行政,司法を一応つかさどる機関は存在するものの,何しろその「三権」の上位に中国共産党が傲然と君臨しているからです。そんな国になど住みたくもありませんよね。

 

チベットやウイグルにおける人権弾圧などをとっても,正におぞましい限りです。仮に日本人が日本語の使用を禁止されて中国語の使用を強要されたり,日本の文学・芸術・伝統を否定され,誤った歴史認識で洗脳され,固有の領土にどんどん漢民族に入植されなどしたらどうしますか。なぜ日本のマスコミはチベットやウイグルにおける人権弾圧や民族的ジェノサイドとも評価できる実態を報道しないのですかね。それに日本の左翼政党はなぜこのことに口を噤むのでしょうか。アメリカのシンクタンク「ジェームスタウン財団」が公表した新疆ウイグル自治区における人権弾圧に関する報告書の内容は戦慄すべきものであり,アメリカのポンペオ国務長官もショッキングとの感想を漏らしています。

 

でも,「無常」ということで仮に中国共産党政権が瓦解したとしても,「中国の大盗賊・完全版」(高島俊男著,講談社現代新書)という名著によると,新たな「盗賊」がこの大陸を支配するだけのような気もしますが・・・。

 


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