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弁護士ブログ

2013/07/30

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 私はただただ第二次安倍内閣が,日本を取り戻すための建設的で着実な仕事をしていただければ良いと思っております。選挙互助会みたいになっている野党勢力はどうでもいいです(笑)。社民党にいたっては衆参合わせて僅か5議席で,絶滅危惧種みたいな言われ方をしておりますが,私は全然危惧しておりません(爆笑)。

 

 野党勢力といっても,「勢力」とも評価できないような体たらくです。例えば,みんなの党・・・。渡辺喜美代表と江田憲司幹事長とが党運営をめぐって先鋭な形で対立し,両院議員総会では,この両者が同席していたのでは活発な議論ができないということで,一時両者が席を外させられるという事態まで生じました(笑)。

 

 このいかにも大衆迎合的な名の政党ですが,どうやらこれまでのところは,「みんな」で民主的に党運営をしていくというよりも,渡辺代表の「個人商店」的な体質を払拭できなかったようです。前から感じていたのですが彼には俗物臭もします(笑)。先の東京都議選では渡辺代表は自分の甥に当たる渡辺美知太郎をみんなの党公認として擁立しました。でも落選の憂き目。それではと,渡辺代表は甥が可愛くて仕方なかったのか,今度は先の参議院議員通常選挙において,その甥をみんなの党公認,比例代表候補者として擁立したのです。この選挙は,渡辺代表が遊説等でこの甥を全面的にバックアップし,何とか当選させることができました。みんなの党の両院議員総会では,まさかこの甥の公認のことではないでしょうが,先の参議院議員通常選挙で渡辺代表が一部主導した党の公認手続に瑕疵があったことが問題とされ,一応渡辺代表は陳謝しました。

 

 また,この党の両院議員総会では,党の資金の決裁手続にも改革の必要があると問題提起されているように,党の資金の使い方についても渡辺代表の独断性が問題とされています。政党交付金が国民の血税でまかなわれているのですから,いやしくも政党資金の使途等はガラス張りである必要があり,いくら代表であるからといって恣意に流れて良いはずがありません。

 

 以上のような問題性,そして党改革の必要性について,江田幹事長は「『渡辺個人商店』を株式会社化し,上場していくのが幹事長の使命だ。」と語っておりますが,この言には一理あるでしょうね。

 

 でも,私としてはみんなの党なんでどうでもいいのです(笑)。その政策は,徹底した規制緩和,競争,何が何でも「既得権益」の打破,そして「小さな政府」を指向し,いわゆる新自由主義的思想基盤の上に立っております。そして訳の分からない中央集権打破・道州制の導入・・・。人に人柄があるように,国にも国柄というものがございますが,このみんなの党のような政策が実現した日には,日本の国柄は絶対に変わってしまいますし,日本は,三島由紀夫が「私の中の二十五年」という寄稿文で述べた次の言葉のようになってしまうでしょう。

 

「私はこれから日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行ったら『日本』はなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない,或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。」

 

 ただ,ただですよ。そうならないように,そして少なくともそうならないような布石となるための第一歩を踏み出す最後のチャンスが,第二次安倍内閣なのではないかと思い,期待しているのです。この15年来のデフレ脱却,教育再生,憲法改正の各方向性は間違いではありません。実は私は,三島由紀夫や福田恆存や江藤淳が,戦後の各政治状況や各内閣の仕事ぶりを俯瞰した上で,第二次安倍内閣をどのように評価するかについて,天国で語り合っているのを盗み聞きしたいなと思っています。

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