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弁護士ブログ

2012/01/20

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 私は日本人です→日本が誇る古典文学といえば「源氏物語」です→でも私は「源氏物語」の全体的なあらすじすら理解していません→それでは日本人として少し恥ずかしいような気もします→でも全部を読むには時間が・・・→そうだ!取り敢えずは漫画か何かで,せめてあらすじだけでも理解しよう・・・

 

 そんな訳で,前にもこのブログで触れましたが,とうとう漫画「あさきゆめみし」完全版(大和和紀著,講談社)の第1巻から読み始めました。なかなかいいですね。取り敢えず第1巻を読み終えたところですが,興味を持ち続けて読むことが出来ましたし,これならば大まかなあらすじは理解できます。ここまでの主な登場人物は,光源氏,桐壺の更衣,藤壺の宮,頭の中将,弘徽殿の女御,葵の上,六条の御息所,夕顔,惟光,紫の上,末摘花などが出てきました。そういえば,高校の古文の時間に少しばかり習ったなぁ,懐かしいなぁ,と僅かに思い出すようなシーンもあります。

 

 それにしても,こういう女流文学が平安時代中期に成立していたなどとは,本当に日本の文化は奥深いと思います。愛に対する渇望,老若男女を問わずどうしても払拭できない嫉妬という感情,人生のはかなさ・無常観などなど,この紫式部という人物の観察力,洞察力,表現力は類い希だと思います。六条の御息所が生霊を放つ場面,情念といいますか,これには凄みがあります。

 

 この「あさきゆめみし」という漫画のタイトルは,「いろは歌」の一部から採用されているのですが,その「いろは歌」のことが今朝の産経新聞の「産経抄」に書かれていました。四十七文字で無常の世界を表現したのですね。これも日本人ならではの素晴らしい世界です。

 

 そういえば,日本文学に魅せられ,現在でもその研究に勤しんでおられる碩学ドナルド・キーンさんは,この2月11日に名古屋大学に講演でお越しになるそうです。私は行くことができませんが,何とかその講演録でも入手できたらなと思っております。

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