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弁護士ブログ

2011/06/08

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 自分の部屋には姿見がないので,毎朝ネクタイを締める際には,わざわざ廊下にある鏡の所まで行きます。私は娘のあかねちゃんの部屋に入ったりすることはめったにないのですが,今朝はネクタイを締め終わった後に自分の部屋に戻ろうとしましたら,たまたまあかねちゃんの部屋のドアがドバッと開いていたので何気なく入って見ると,少しショッキングな事象を目の当たりにしました。何と,勉強机の真ん前の壁に,江頭2:50のサイン入りの小さなポスターが貼ってあったのです。小さい物だとはいえ,こともあろうにエガちゃんかよ。お父さんは,お父さんは・・・そ,そんな子に育てた覚えはないのに(笑)。

 

 あかねちゃんは,かねてから江頭2:50のことを,「お父さんが言うほど悪い人じゃないよ。」と述べ,いくつかのエピソードを交えながら私に講釈をたれます。まあ,確かに彼は,この東日本大震災の後に自らトラックを運転して,お忍びで福島まで物資を被災地に届けたといいます。きっとシャイで男気があって,良い人なんだと思います。でも,あかねちゃん,ほどほどにね,人間節度をわきまえることも重要だよー。あまり深入りしないでねー(笑)。そういえば,うちのカミさんの友人のあるお母さんが,「マンモグラフィー検査の時は,黒のレギンスなんかは絶対厳禁だよ。エガちゃん状態になっちゃからね。」などと,妙なアドバイスをされていたような・・(笑)。

 

 今朝は,少しばかり二日酔い気味ですが,こういう時は決まってカレーが食べたくなるのです。しかも無性にです。それがどうしてなのか,いかに博覧強記の私でも分かりません(笑)。カレーに含まれている多くのスパイスが肝機能の回復に良いからでしょうか。それとも,あまり食欲のない二日酔いの時でも,カレーならばその辛さとスパイシーな香りとで,勢いで食べることができるからでしょうか。

 

 いずれにしても,今日のお昼は,どんなに卑怯な手を使ってでも,絶対にカレーを食べることに決めていますし,実行します。しかも,むちゃくちゃに辛いやつを。

2011/06/07

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 きのう,最高裁の第1小法廷であまりにも当然で妥当な判決がありました。本当に安心しました。この裁判では,都立高の元教職員13人が,国旗に向かっての起立や国歌斉唱をしなかったことを理由として,退職後に嘱託職員として再雇用しなかったのは違法だとして損害賠償請求をしていた事件ですが,最高裁の第1小法廷はこのような措置は合憲であるとして,元教職員らの上告を棄却し,彼らの敗訴が確定しました。

 

 この判断は極めて妥当であり,その要旨は次の2点に集約されると思います。
① 起立斉唱行為は慣例上の儀礼的な所作としての性質を有し,職務命令は個人の歴史観や世界観を否定するものではなく,個人の思想と良心の自由を直ちに制約するものとは認められない。
② ただし,国歌国旗に敬意を表明することは応じがたいと考える人にとっては思想と良心の自由に間接的な制約となる面があることは否定し難いが,式典を円滑に遂行するという職務命令の目的や公務員の職務の公共性を踏まえ,(職務命令には)許容しうる程度の必要性,合理性が認められる。

 

 なお,実は5月30日にも,国旗に向かっての起立や国歌斉唱に関する職務命令の合憲性が争われた同種の事案で,最高裁第2小法廷はやはり前記と同様の理由で合憲と判断しており,この判断も全くもって正当です。

 

 世界中どこの国を見ても,自分の国の国旗には敬意を表しますし,国歌は起立して斉唱するのが常識になっているでしょうに。それにしても,こういった職務命令の合憲性を争う教職員(以下「この手合い」といいます。)は,教職員,公務員としての職務の公共性,児童・生徒らに対する影響力を一顧だにしておりません。児童・生徒にとって,入学式や卒業式のような人生の一ページとなる厳粛な式典の最中に,ふてくされて起立もせず,国歌斉唱もしないような教職員の姿を目にして,児童・生徒はどう感じるでしょうか。その悪影響は看過できません。この手合いが一般市民である場面で起立や国歌斉唱を強要されたというのならば憲法19条(思想・良心の自由)の問題が生じますが,訴訟で争われている場面は,教育という公共性の高い場面なのであり,人権もその職務の公共性に応じて一定の制約があるのはやむを得ないのです。この手合いがその歴史観,価値観に基づいて国旗や国歌に対してどんな認識,感情を有しているのかは知りませんが(恐らく,当時のGHQが徹底して推し進めていた史観,「眞相はかうだ」,「眞相箱」,「質問箱」のようなプロパガンダ,その後の「閉された言語空間」の中での反日的な思考などに立脚するものでしょう。),教育現場や式典の場面で,これは自分の気にくわない情況だ,思想信条に反するからといって,勝手気ままに振る舞わせていたら,秩序が保てませんし,児童・生徒への悪影響は計り知れません。はっきりと言いますが,卒業式などの場面で,この手合いがふてくされたまま起立も国歌斉唱もしないという行動をとるのは,一つのデモンストレーション(示威行動)だと思います。厳粛な式典の場面でそんな権利はありません。そもそも職務命令まで出させる状況自体がおかしいのです。ましてや,そうしたからといって再雇用しないのはけしからんなどと裁判で争うというのは,恥を知る人のすることではありません。

 

 産経新聞によりますと,最高裁の第3小法廷でも,今月の14日と21日にやはりこの種の事案に対する判決が予定されているとのことです。第3小法廷もさきほどのような極めて妥当な判断をすることを期待したいと思います。そうなれば,この争点については,第1小法廷,第2小法廷,第3小法廷のそろい踏みとなりますね。

2011/06/03

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 今日は梅雨の合間の上天気ですが,私の心の中はどんよりとした黒っぽい曇り空です。昨日の菅内閣不信任案の否決はひどかったですね。全くお話しになりませんし,「実際のところ、民主制は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた、他のあらゆる政治形態を除けば、だが。」という,ウィンストン・チャーチルの言葉が至言と思えるほどです。

 

 不信任案に賛成と息巻いていた数十名に上るといわれていた民主党議員は,結局は次のように考えたのでしょう。

 

 すなわち,「仮に内閣不信任案が可決されたら,菅内閣は10日以内に総辞職するか,そうでなければ解散・総選挙に打って出なければならない。でも菅直人という権力欲と名誉欲の塊は,絶対に総辞職などはしない。これは間違いない。だとすると,解散・総選挙ということになってしまう。そうなると,政権交代以来の民主党の体たらくに愛想を尽かせている有権者は自分たちに票を入れてくれない。現有勢力の3分の1でも生き残れば御の字というような惨憺たる状況だ。やっぱり議員の身分を失いたくない。怖いなあ・・・。アレッ?何だかしらないが,鳩ポッポが『確認事項』なんていう訳の分からない曖昧なことをして,我々が振り上げた拳を一応は下ろす口実を作ってくれた。それじゃあ,党から除名されても困るから,否決に回ろう。これで議員の身分を失わなくて済む。ああ,ホッとした。」・・・てなもんでしょう。

 

 採決前に行われた民主党の代議士会では,「一応のメド」とは一体いつのことなのか極めて曖昧ですし,「確認事項」の中には辞職や辞任のじの字もなく,菅という俗物自身も確定的な時期を明言せず,「確認事項」の中には明記されていなかった福島第一原発の事故処理が一応の収束を見るまで,のような口吻までもらしていました。鳩ポッポは,震災復興基本法案と本年度2次補正予算編成のメドが立ったらという認識なのに,その認識と,言質を取らせない菅という人間の発言,認識との間には明らかに齟齬があります。ですから,その代議士会においては突っ込みどころ満載だったのに,不信任案に賛成と息巻いていた数十名に上るといわれていた民主党議員は,その点を質すこともせず,一応のメドが立った後の辞職をほのめかす発言を引き出したからなどという曖昧な理由で,今度は否決に回ってしまっています。

 

 結局は御身大事なのです。もう仕事があるから,今日はもうやめときます(怒)。

2011/06/02

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 またバッハのことか,と言わないで読んでいただきたいと思います。私がクラシック音楽を聴くとき,最近ではもうバッハの曲が90パーセント以上になってしまっているのではないでしょうか。自分の中ではバッハは神様のような存在ですし,癒しの源泉なのです。そのバッハの曲の中でも,かねてから「凄み」というものを感じている曲があります。

 

 「凄み」とひとことで言っても分かりにくいでしょうが,この場合の「凄み」の意味というのは,魂の深部に語りかけるような内省的な音楽であること,バッハと同時代の音楽家でも後生の音楽家でもまねが出来ないような独創性があること,今聴いてもちっとも古さを感じない斬新さがあることなどでしょうか。最近でも繰り返して聴いているバッハの曲の中で,特に「凄み」を感じている曲を3つほど挙げてみたいと思います。

 

 第1は,ミサ曲ロ短調の終わりから2番目の曲,「アニュス・デイ(神の子羊)」です。アルト独唱で,低音域が中心の沈鬱なメロディーで,ためいきの動機が繰り返されます。魂の深部に語りかけるような内省的な音楽で,こういう旋律は誰にもまねが出来ないでしょう。その後に続く終曲の「ドナ・ノヴィス・パーチェム(平和を我らに)」の平和的で安らかな旋律とは好対照ですが,この曲の旋律も何故かずっと頭に残る素晴らしいものです。本当に凄みというものがあります。

 

 第2は,平均率クラヴィーア曲集第1巻の第24番のフーガです。この曲集の最後を締めくくるのに似つかわしい雄大な構想のフーガで,その半音階的進行には斬新さがあり,これもバッハならではです。やはり凄みを感じます。

 

 第3は,無伴奏チェロ組曲第5番のサラバンドです。最初に聴いた時は,何と不気味な曲だろうと思ったのですが,何度も聴いていると,これも魂の深部に語りかけて内省的ですし,独創性,斬新さが半端ではありません。あのムスティスラフ・ロストロポーヴィッチがこの曲をこよなく愛していたそうです。

 

 この3曲などは特に頭の中に残っているのですが,いずれにしてもバッハは凄いのです(笑)。

2011/06/01

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 いよいよ菅内閣に対する不信任案が提出される運びになりましたね。この未曾有の国難に対して,敢然と,有効かつ適切に対処すべき政権担当者が,あろうことか菅内閣であるとは・・・。正にそれこそ国難です。私はそう言ってきました。この国難を乗り越えるには,そしてこの国を守り,見事な復興を果たすためには,しかるべき能力とスタッフと覚悟を備えた方々でなければならないと思います。だから菅内閣は一刻も早く退場していただかなければなりません。それが国のためです。

 

 でも,自分の胸に手を当ててよくよく考えてみますと,今述べたような結論を導き出す理由は本当にそれだけなのか,実は他にも理由があるのではないかということです。そして冷静になって考えてみますと,国のためという理由があるのはもちろんですが,実は菅直人という人間そのものが心底嫌いなのではないか,ということに思い至ったのであります。うん,そうだ,心底嫌いなのだ,嫌悪感があるということに気づきました。

 

 以下,菅直人という人のことを彼と呼びますが,私は新聞か何かで読んだのですが,彼の周辺の人の話によると,彼は「歴史に名を残したい。」というのが口癖だというのです。そういえば彼はよく,「歴史的」という言葉を口にします。市民運動家として身を起こし,ついにはこの日本国の首相にまで上りつめた。あとは一度手にした政権は衆議院議員の任期満了まで絶対に手放さず,何とかカッコよいこと,歴史に自分の名を刻めるようなことをやりたい一心なのでしょう。自己愛が強い単なる俗物なのではないかと思います。児玉源太郎や後藤新平のような方々は,彼のように「歴史に名を残したい」などといったケチな了見ではなく,心底から国家・国民のために邁進されたものと認識しております。

 

 鳩山由紀夫元首相の政権末期,いよいよ自分の順番が回ってくるぞという時に,彼はあれだけ迷走していた米軍海兵隊普天間基地移設問題について,「自分は関与していなかったから」などと一線を画すかのような発言をしていました。本当にいやらしい人間だなと思いました。少し前の国会の審議中に,彼は,野党議員から,「あなたには心がない。」と言われていました。確かにそうです。被災地の避難所ではごく短時間の滞在に止め,被災者には当たり障りのないことを言い,形を作っただけです。そもそも気持ちがないのだから気持ちが伝わる訳もありません。答弁の際にもイライラしたり,自分に対する一切の批判を許さないかのような狭量な態度を示したりもします。

 

 浜岡原発停止については,経済産業省と中部電力の下交渉,その苦労も知らず,脚光を浴びる記者会見は「自分がやる」と言って横取りし,ヒーロー気分です。震災直後の計画停電に関する記者会見についても,「俺がやる」といって会見時間を遅らせた結果,JRも準備等ができず,帰宅を急ぐ首都圏の勤め人は突如として徒歩による帰宅を余儀なくされました。諫早湾干拓事業に関する開門禁止問題での上告断念にしても,関係各所に対する根回しも,それが招来する結果についても十分な検討をせず,自分こそが「上告断念」の記者会見をして,あたかもリーダーシップをいかんなく発揮したのだというポーズを取りました。全ては自分の権力欲,名誉欲,保身の為なのです。以上述べたことなどは,ごく一部のエピソードであり,こういった類の彼のエピソードは枚挙にいとまがありません。

 

 人間性だけでなく,政治家としての方向性にも多大の疑問符がつきます。その最たるものは,国旗国歌法に反対したり,「菅談話」なるものを発表したり,北朝鮮の拉致実行犯の釈放嘆願署名欄に署名したり,などなどです。

 

 こういったこれまでの彼の言動を知るにつけ,私の頭の中では本当に嫌いになってしまったのだと思います。

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