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弁護士ブログ

2010/11/19

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 本当に度し難い連中である。柳田法相の国会軽視発言といい,仙谷なる確信的反日左翼の「暴力装置」発言といい,本当に腹に据えかねる。

 

 この仙谷なる男は,参議院予算委員会で,国を守るべき職責を有する自衛隊を「暴力装置」と表現したのである。産経新聞でも指摘されているように,「暴力装置」という言葉はもともとドイツの社会学者マックス・ウェーバーが警察や軍隊を指して用い「政治は暴力装置を独占する権力」などと表現した。それをロシアの革命家レーニンが「国家の本質は暴力装置」などと,暴力革命の理論付けに使用した。このようなことから,かつて日本の全共闘運動などでは主に左翼用語として流行した。もともとこの仙谷なる男は,あろうことか現在ではこの国の官房長官の座を占めているが,その学生時代は日韓基本条約反対デモなどに参加し,「フロント」と呼ばれる社会主義学生運動組織で活動していたのだから,「暴力装置」なる左翼用語は体の随まで浸透していたのであろう。民主党政権というのは,所詮そんな連中の集まりなのである。

 

 でも,官房長官という立場は,有事の際には自衛隊への出動命令などに関与する重要なポストである。現在の自衛隊が,実態としてウェーバーの指す「暴力装置」に当たるのかもしれないが,だからといって,国会という場で,あたかも否定的な価値判断を含むかのような文脈で「暴力装置」なる表現をすることは極めて不当であり,自衛隊員に失礼である。宮崎の口蹄疫問題が発生した時,自衛隊員は炎天下で隊服の上にさらに防疫服を着て汗水たらして黙々と家畜の処分に従事していた。震災の時などの自衛隊員のがんばりは被災地の住民からも高く評価されている。インド洋沖の給油活動も諸外国から高く評価されていたのである。こんな仙谷なる反日左翼に「暴力装置」呼ばわりされたからといって自衛隊員の士気が低下するとは思いたくないが,彼らに対する敬意を欠く不当な言説である。

 

 柳田法相や仙谷なる男は,国会内での暴言を指摘されて,形ばかりの謝罪と撤回をしたが,こういった問題は実はその者の有する体質,資質の問題なのであり,資質そのものは謝罪や撤回したところでどうしようもないのである。


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