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弁護士ブログ

2010/10/12

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 本当によい季節になった。秋が一番好きである。こういう季節を迎えると,理由は全く分からないが,何かしら佳い音楽を聴きたい気持ちになるし,空の雲や月,街路樹,路傍の小さな花などにも目が向くようになる。炎天下の夏では,精神的にもそういう余裕がもてないのであろう。

 

 産経新聞を読んでいたら,あのピアニストのマウリツィオ・ポリーニが高松宮殿下記念世界文化賞を音楽部門で受賞したという記事が載っていた。18歳でショパン国際ピアノコンクールで優勝したこの現代最高のピアニストの一人も,もう68歳だ。僕も今まで二度コンサート会場でポリーニの演奏を聴いたが,もう一度聴いてみたい。10月には東京と京都で公演があるようだが,残念ながら今回は行けそうにない。過去二度のポリーニ体験のうち一度は,東京文化会館での青少年のためのコンサートで,確か20代までという年齢制限がなされていたのだが,どうしても聴きたかった僕は年齢詐称してでも潜り込んでしまった(当時既に30歳を超えていた(笑)。もう時効である)。

 

 思い起こせば,若いころにポリーニの「ショパンの24の練習曲集」のレコード(ケースの帯に「これ以上、何をお望みですか?」というキャッチフレーズの付いたもの)を聴いてからというもの,このピアニストに絶えず注目してきた。今でも世界最高のピアニストの一人であろう。先の産経新聞の記事では,ポリーニのインタビューにおける発言も掲載されていたが,ポリーニは日本の聴衆などについて次のようにコメントしている。

 

 「日本の聴衆は並はずれて丁重で、音楽も演奏家も大切にしてくれます。日本人の民主主義的な国民性や芸術に対する深い尊敬、優れた教育、礼儀が、そういう民主主義的態度を形成していると思えます。武満徹や細川俊夫のような現代作曲家を生み、映画などでも並はずれた芸術的感性を発揮していますね。」

 

 今年2010年は,ショパンの生誕200年に当たる。ポリーニのショパン演奏は誠に素晴らしい。できるだけ最新のポリーニのショパン演奏の録音を物色してこよう。

 

 芸術と言えば,俳句も日本の素晴らしい芸術世界,精神世界の一つである。日曜日の朝に何気なくテレビを見ていたら,江戸年間の尼僧俳人である田上菊舎の生き方とその俳句作品についての紹介がなされていた。得度していること,漂泊の旅を続けていたことなどから,種田山頭火にも一脈通ずるところがある。女性の身でありながら仏道修行と作句しつつの漂泊の旅。何が彼女をそうさせたのであろうか。テレビでは,菊舎の次の句が紹介された。滞在先で菊舎にまとわりつくほどに懐いていた可愛い女の子と,前年の暮れには年が明けて春になったらあちこちに花見をして回ろうとの約束をしていたのに,その女の子は急死し,その約束もかなわなくなった。その時の心境を詠んだ句であり,切々たる無常観にあふれている。

 

 「花に遊ぶ やくそくむなし 野辺送り」

 

  菊舎は,次のような句も残している。

 

 「鐘氷る 夜や父母の おもはるゝ」

 

 芸術めく秋に,少しばかり田上菊舎に関する本でも読んでみようか。

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