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弁護士ブログ

2022/01/19

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いま,トンガ王国ではひどいことになっています。海底火山の巨大噴火による津波,火山灰などの被害が発生していますが,なにしろ海底ケーブルが切断されていて通信手段,通信網が途絶し,正確な被害状況に関する情報が少ないのです。

 

トンガは昔から親日的な国として有名ですね。例えば東日本大震災の時などは,トンガ政府から義援金20万パ・アンガ(約900万円)の寄付がありました(当時の外務省の報道発表)。それだけでなく,トンガ国王陛下の弔意メッセージもあり,さらに現地の子ども達からコインや手紙が送られてきたそうですし,「トンガより愛をこめて」とのメッセージとともに現地の生産者から里芋も送られてきました。

 

私はオーストラリアやサイパンは旅行で訪れたことはありますが,今までトンガに行ったことはありません。でも,同国を旅行した経験のある人は口々にとても親日的な対応を受けたと感想を述べておりますね。国民一人当たりのGDPは日本の8分の1程度ですから,東日本大震災の際に同国から日本に送られた義援金は,人口約10万人のトンガ国民にとっては相当の額であったことになります。ありがたいことです。

 

トンガは最近では中国の「一帯一路」とやらの経済的侵略を受けつつあり,同国にとっては中国に対して加重な債務を負っており,中国によるいわゆる「債務の罠」に陥っているといってもよいでしょう。もともとは非常に親日的な国でもあり,「債務の罠」により同国が中国の軍事的拠点の一つになってしまうことが懸念されます。実はトンガ国民も苦悩しているのでしょう。産経新聞の記事にも同じような記述がありました。

 

いずれにしても,このたびの海底火山の巨大噴火による津波,火山灰などの甚大な被害に対しては,日本国政府としても可能な限りの支援をすべきでしょうし,私も何らかの形で義援金をお送りしたいと思っております。

 


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