名古屋の無料法律相談ならあかね法律事務所


無料法律相談受付電話番号052-223-2101

受付時間(平日)
9:00〜18:00

無料電話
法律相談
無料面談
法律相談
アクセス

MENU

弁護士ブログ

2021/07/28

[カテゴリ]

 

東京オリンピックでの日本人選手のメダル獲得ラッシュが続いております。金メダルだけでも柔道の高藤,阿部一二三,阿部詩,大野,永瀬各選手,水泳の大橋選手,卓球ダブルスの水谷,伊藤各選手,スケートボードの堀米,西矢各選手,女子ソフトボールチーム,その他銀及び銅メダリストの皆さんも本当に立派です。本当によくやってくれました。

 

水泳の大橋選手はかつての貧血の症状を克服し,誠に見事な泳ぎっぷりでしたし(おまけに美人),各柔道家も礼節というものを弁え,いずれも誠に立派な態度であり,武士道というものを感じます。女子ソフトボールチームもアメリカチームとしのぎを削った末の栄冠を勝ち取り,卓球ダブルスの2人も卓球をお家芸とする中国チームとの息詰まる熱戦の末に逆転して金メダルを獲得しました。

 

彼らの活躍が我々を熱狂させ,奮い立たせ,勇気を与えてくれたことは間違いありません。私も年齢のせいか最近涙腺というものが緩くなってしまい(笑),悠々と上っていく「日の丸」を目にし,吹奏楽で奏でられる「君が代」を耳にしますと,思わず目頭が熱くなってしまうのです。改めて思いますに,「君が代」というのは本当に良い曲です。世界に誇ることができます。

 

ただ,開会式におけるIOCのバッハ会長のスピーチは長過ぎます。また何よりも,何でバッハ会長が天皇陛下と並ぶ位置にいるのか・・・。頭(ず)が高いし,やはり天皇陛下の位置,席は特別にしつらえるべきでした。昭和39年の東京オリンピックにおける昭和天皇のように。

 

バッハ会長を擁するIOCの収入の約7割は放映権料であるのですが,このバッハという人物は自国のドイツではあまり評判がよくなく,よくいえば「やり手のビジネスマン」,悪くいえば「ぼったくり男爵」などとも呼ばれております。産業機械大手のシーメンスと彼が結んだ顧問契約の顧問料は極めて高額だったことが明らかとなっており,さらに高額な「日当」までその都度追加で支給され,当時のシーメンスの監査役会はこれを問題視し,最終的には顧問契約を解除されております。

 

東京オリンピックの日本人メダルラッシュの嬉しい話題が急にバッハの話で暗くなりましたが,IOCのバッハ会長とは比較するも極めて不謹慎,雲泥の差,次元が違うというべきは,われらのヨハン・セバスティアン・バッハです。このバッハの音楽に心酔しているのがこの私です。バッハの音楽を聴かない日はありません。あれ?普段にもましてブログの内容が支離滅裂となってまいりましたが(笑),本日7月28日はヨハン・セバスティアン・バッハの命日なのです。

 

ですから本日は,一杯やりながら東京オリンピックのテレビ中継を観た後で,心ゆくまでバッハの音楽を改めて味わいたいと思います。

 

2021/07/19

[カテゴリ]

 

麻雀って,すごく面白いゲームですよね。ある仲間内で,私は将棋の強さでは帝王のように君臨し,他の追随を許さないのですが,仲間から「麻雀を覚えろよ。絶対に強くなるよ。」などとそそのかされ,麻雀の世界に誘われました。この年齢になって初めて麻雀の世界に足を踏み入れた訳です。

 

実戦経験はまだ1年経つか経たないかといったところですから,麻雀の醍醐味などはまだ知る由もないのですが,やはり麻雀ってすごくよくできたゲームだと思います。とても面白い・・・。私は中国共産党という存在を蛇蝎のごとく嫌っており,本当に嫌いで嫌いで仕方ないのですが(笑),麻雀というゲームを創造し,発展させた中国人はすごいなと思います。

 

でも,一口に麻雀といっても日本と中国とではそのルールは全然違うそうですね。もちろん私は日本のルールしか知らないのですが,この世界では若輩ながら麻雀の面白さというものを徐々に感じておりますし,ボケ防止にも良いようですね。

 

将棋の世界は厳しい。将棋というものはそれこそ実力,棋力が勝敗を決しますが,麻雀は配牌の良し悪しやその後のツモなど,運に左右される面が大きいので,初心者の私でも半荘でトップに立ったこともあります(笑)。有頂天というやつです。

 

将棋にも棋風というものがあるように,麻雀にも雀風,打風というようなものがあるようです。初心者の私は,誰かに先制リーチをかけられたり,2フーロ,3フーロと鳴かれると途端にビビッてしまい,ベタオリ状態になってしまいます(笑)。でも,高得点が望めそうな状況だったら,積極果敢に勝負することも必要でしょうし,実戦経験をこれから積んでいけば,押し引きの判断や,相手の捨て牌などからいっぱしの読みもできるようになるでしょう。

 

話は全く変わりますが,大嫌いといえば横綱白鵬は嫌いですわ(笑)。張り手,エルボー攻撃,とにかく横綱としての品格のない取り口,懸賞金の取り方,ダメ押し,敗者に対する配慮を欠くガッツポーズ,数日前の大関正代との対戦で見せた奇襲と相変わらずの張り手などなど・・・,嫌いだな(笑)。優勝回数の記録はもう誰も抜けないと思いますが,これほど品格の備わっていない横綱もいない。要するに,これまで横綱が長い歴史の中で積み上げてきた横綱としての権威,栄誉,リスペクトに値する価値を一気に瓦解させてしまったと言ったら言い過ぎでしょうか。

2021/07/06

[カテゴリ]

 

その人から「ご挨拶」のお手紙をいただいたのは昨年の12月11日。近況を知らせてくれるにはやや唐突だなと思ったのですが,自分の病状のこと,そして令和3年3月末をめどに弁護士を廃業し,事務所も閉鎖する由。

 

その人は私より3歳年長で,司法修習の同期で同じクラスでした。その手紙は誠実さがにじみ出ている文面でした。9年ほど前に診断された糖尿病は小康状態だったのに,昨年6月に体調不良で諸検査を受けたところ,膵臓に癌が見つかっただけでなく,既に他の臓器への転移もはっきりと分かる状態であったとのこと。

 

そして,化学療法(抗がん剤治療)のみが考えられるものの,これが効くかどうかわからない,仮に効いたとしても余命が数か月延びる程度とのことで,熟慮の結果,抗がん剤治療は受けずにこのまま過ごすという内容でした。

 

自分が彼のような立場だったとして,このような誠実で冷静で丁寧な「ご挨拶」ができたかというと,とても自信がありません。この手紙は司法修習同期の同クラスの面々には全て出されたようです。辞世を覚悟の文面だったと思います。

 

その人は笑うと目がなくなるほど優しそうであり,いつも依頼者には法律家として誠実に対応されてきたと確信していますし,毎年年賀状のやり取りもしておりました。弁護士として同世代の人が事務所を閉鎖し,弁護士を廃業するといった報に接するととても寂しいです。

 

その人の訃報が届いたのはそれから間もなくであり,今年の2月9日に鬼籍に入られたとのことです。合掌。やる瀬がありません。

 

以前から,ある文豪が「さよならだけが人生だ」という言葉を残したということは知っていたのですが,誰だったか思い出せず,調べてみましたら井伏鱒二でした。この文句は,唐代の詩人于武陵の詩「勧酒」を井伏鱒二が自分なりの訳を行った末尾行の表現です。

 

「勧酒」の一般的な和訳(直訳)は次のようなものです。

 

「君に この金色の大きな杯を勧める なみなみと注いだこの酒 遠慮はしないでくれ 花が咲くと雨が降ったり風が吹いたりするものだ 人生に別離はつきものだよ」

 

それを井伏鱒二は次のように表現しました。

 

「コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトヘモアルゾ 『サヨナラ』ダケガ人生ダ」

 

せっかく花が咲いたと思ったら,嵐がきてすぐに散ってしまう。人も同じで出会いがあれば別れは必ずある。「さよなら」だけが人生だね,といった感じの訳です。名訳だと思います。あるサイトの紹介によると,井伏がこのような訳をしたのは,実は作家の林芙美子が関係しているそうです。井伏は昭和6年4月に講演のため林とともに尾道に行き,因島(現尾道市)に寄ったことがあったが,その帰り,港で船を見送る人との別れを悲しんだ林が「人生は左様ならだけね。」と言ったことがあり,井伏の頭の中にこの言葉が残っていたのではないか,ということです。

 

「さよならだけが人生だ」

 

深酒はもちろんしませんが,今日も少しお酒をいただくことにいたします。

ブログ内検索

カレンダー

2021年7月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

カテゴリー


PAGE TOP