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弁護士ブログ

2017/09/26

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9月28日にはいよいよ衆議院が解散されますね。衆議院議員総選挙については,日程的には10月10日に公示,同22日に投開票のようです。諸般の事情を総合的に考慮すれば,解散の時期は今が絶好ではないでしょうか。

 

こんな私でも,日本国民の一人としていろいろなことを一応は考えますよ(笑)。安全保障,外交の問題にしても(もちろん憲法改正は不可欠です。),経済の問題にしても(経世済民),社会保障,少子化,科学技術の振興,エネルギーの確保などなど,山積する諸問題を解決し,乗り切っていくには誰かが,そしてその指導力の下で有機的に結合したある組織が日本国の政権をちゃんと担っていかなければなりません。そうした観点からごくごく普通に考えますと,自由民主党という政党が核にならなければならないことは自明でしょう。他に何かございますでしょうか(笑)。

 

野党などは今回の解散については,「大義がない」とか「憲法違反だ」などと言い出す始末です。今回の衆議院の解散について,一体全体憲法のどの条文に抵触するのでしょうか(笑)。また「大義」がなければ解散してはいけないのでしょうか(笑)。

 

過去の歴史を振り返ってみても,衆議院の解散には必ずしも「大義」があったとはいえません。昭和27年4月28日にはサンフランシスコ講和条約が発効し,わが日本国はようやく主権を回復したのですが,それまでの公職追放やらなにやらで政界は混乱を極め,時の第3次吉田茂内閣もその政権基盤が脆弱で,私が尊敬する岸信介という政治家らも有志を募って日本再建連盟を発足させるなどの動きをしていました。政権維持にこだわり,安定させたい吉田茂は焦っていました。

 

そこで「ズル平」の異名を持つ吉田側近の策士・松野鶴平が吉田に知恵を授け,他の保守勢力や野党勢力の体制や準備が整わないうちに,何の前触れもなくいきなり衆議院を解散したのです(笑)。いわゆる「抜き打ち解散」です(昭和27年8月28日)。「大義」も何もあったものではありません(笑)。

 

それから,ほら,あの有名な「バカヤロー解散」です(笑)。当時の右派社会党の西村栄一議員の衆議院予算委員会での質問に対し,挑発を受けた吉田茂首相が「馬鹿野郎!」と,やや押し殺した声で思わず言ってしまったのですが,マイクの性能がよくなっていたため運悪く音声が拾われてしまったのです(笑)。このバカヤロー発言が契機となって最終的には衆議院が解散されてしまいました(平成28年3月14日)。何と,「バカヤロー」という発言が衆議院解散に至った訳ですから,「大義」も何もあったものではありません(爆笑)。

 

いいんですよ,解散に「大義」なんかなくっても。それよりも,ちゃんとした存在が政権を担ってくれれば・・・。もちろん,現在の自由民主党や安倍晋三という存在については,私は諸手を挙げて賛成などはしておらず,むしろ少なからず不満もあります。でも,浮ついた「民意」やブーム,そして軽佻浮薄なマスコミに乗せられ,またこれを利用した「小池新党」なるものと比較した場合,自由民主党が勝ってしっかりした政権運営をしてくれなければならないのは当然でしょう。「小池新党」,何やら「希望の党」というのですかね,当選したいばかりの自己保身に走った議員が駆け込み寺のように駆け込み,これから政党としての綱領や政策のすり合わせをしていくというのですから,有権者も本当にナメられたもんです。主催する政治塾から突貫工事で人選し,150人ほどの候補者を立てるというのです。まだ政党としての綱領も,政策の基本も確立していないというのに。

 

これから出張に出かけますので,今日はこれくらいにします(笑)。「叛骨の宰相 岸信介」(北康利著,中経出版)という本を読み終えたばかりなのですが,とても良い本です。この岸信介という政治家は,その抜群の頭脳,能力,識見,そして実績は誠に素晴らしいものであり,戦後最大の政治家なのではないかと心服しております。今の時代にもこういった素晴らしい政治家が待望されます。

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