川崎でまたストーカー殺人事件が発生しましたね。本当にやりきれない卑劣で残酷な事件です。平成11年10月に発生した桶川ストーカー殺人事件を契機として,いわゆるストーカー規制法が制定され,平成12年11月に施行されて以来,この種の事件発生を未然に防止するための警察組織の整備,実効性ある実務運用が期待されてきたというのに,極めて残念です。川崎のこの事件ではいろいろな経緯はあったようですが,結果的に命を救えなかったというのがやはり残念です。
それにしてもこんな事件を起こす自己中心的で卑劣な人間の動機は全く理解ができません。端的に言えば,人としての最低限のモラル,遵法精神は勿論,そもそも男としての誇り(プライド)というものが皆無なのでしょう。
ここでふざけるつもりは全くありませんが,私などは女性からフラれたり,冷たくあしらわれたりしたら,「ご縁がなかったんですね。左様なら。」ということで金輪際接触などしようとは思いませんけどね。金輪際です。これを男の誇り(プライド)というかどうかはともかくとして,それが私の性分です。あっさりしていて,ある意味では清々しいではありませんか。「つきまとい」など見苦しいことこの上ない。
先日の産経新聞のコラム「産経抄」にもそんなことが書かれていました。そうだね,なるほどと思いましたので一部引用してみます。
「『女にふられたときは、じっと耐えてひと言も口をきかず、黙って背中を見せて去っていくのが、男というものじゃないか』。映画『男はつらいよ』シリーズで失恋を繰り返す、寅さんの名言が懐かしい。」
今日はこれくらいにしておきます。「あんたのブログはちょっと長すぎるよ。」とのお叱りをいただきましたので,あっさりと身を引きます。