先週の土曜日(9月6日)は,うちのカミさんは三重県の実家に里帰り,そして私は高齢者同士の麻雀に誘われてお出かけの日でした。この日はMLBではドジャースは敵地で対オリオールズ戦があり,ドジャースの先発山本由伸が好投をしていました。
私は山本由伸がアメリカ大リーグでひょっとしてノーヒットノーランの偉業を達成するのではないかと期待しながら,麻雀の会場に足を運びました。そこでは麻雀仲間の3人(高齢女性2人,高齢男性1人)がテレビの前に立ったまま釘付けとなっており,私が到着した時は,9回裏2アウト,最後の打者と思われたその選手のカウントも1ボール2ストライクと追い込んでいました(そこまで山本由伸はノーヒットノーランを継続中)。
と,ところが,最後の打者と思われた選手にフルスイングされ,打球は左中間に飛んで無情にもほんの少しフェンスを越えてしまい,本塁打となってしまいました。あーっ!あとほんの少しでノーヒットノーランの偉業が達成できたのに,そのチャンスが潰えた・・・。誠に残念でした(まあ,打ったジャクソン・ホリデイというオリオールズの選手も弱冠21歳ながら,2022年MLBドラフト1巡目【全体1位】で入団したくらいですから,才能豊かな好打者なんですけどね)。
我々は,山本由伸の偉業をリアルタイムで観ることができず残念だったね,でも3-1になっただけだからドジャースは勝つだろうと言い合いながらテレビを消し,早速お楽しみの麻雀を始めたのです。
流局も多く割と時間がかかってしまった1半荘が終わった後で昼食休憩に入り,手で握ったおにぎりを美味しくいただいておりました。と,ところが,仲間の男性がスマホを見ながら「あ“―――っ!」と悲鳴に近い大声を上げました。な,なんと,3-4でドジャースが逆転サヨナラ負けを喫したというのです。最初は信じられませんでしたが,いやぁ,勝負は下駄をはくまでわからないものです。我々はびっくりしつつも,お楽しみの麻雀を再開したのでした(笑)。
さて,麻雀を終え,高齢女性お二人と一杯やって自宅に戻りますと,実家から帰ってきたカミさんがおりました。聞けば,カミさんの叔母さん(推定年齢75歳)がこの日のドジャースの逆転サヨナラ負けをテレビで観て,山本由伸は本当に可哀そうだと同情し,リリーフ陣(トライネン,スコット)の不甲斐なさを嘆き,返す刀でロバーツ監督の選手起用を批判し,激怒していたそうです(笑)。その他にもカミさんからいろいろと聞かされましたが,義理の叔母さんはMLB(特にドジャース)の試合をよく観るらしく,相当に詳しいようです。あっぱれです。
確かに,最近はドジャースの先発陣は割とよく頑張っていると思います(山本由伸,ブレイク・スネル,クレイトン・カーショー,タイラー・グラスナウ,エメット・シーハン,大谷翔平)。でも,リリーフ陣が脆弱であることは否めません。これまでスコットなどは山本が勝ち投手の権利を得て降板した後,同点に追いつかれたり逆転されたりと,結果として少なくとも3勝分を奪ってしまう不甲斐ない投球をしていますからね。それにドジャースには守護神ともいうべきストッパーが不在です(エンリケスやコペックは球は速いけれど,制球力が今一つ)。
ポストシーズンに不安が残りますが,そこはそれ,ドジャースも昨年度のワールドシリーズチャンピオンなのですから,意地を見せてよい試合をしてもらいたいものです。さもなくば,また義理の叔母さんが激怒しますよ(笑)。