中国政府(中国共産党)は,明日9月3日に北京の天安門広場において,戦後80周年を記念して「抗日戦勝記念式典」と軍事パレードを開催するそうな。中国の習近平はもちろんのこと,ロシアのプーチン大統領,北朝鮮の金正恩総書記も続々と参集,出席するそうです。よくもまあ,よりにもよって世界屈指のならず者が見事に一堂に会したものです(笑)。中国が称揚する「抗日戦勝記念」というのは欺瞞に満ちた捏造,プロパガンダに過ぎません。
ちなみに,米国主要研究機関の一つであるハドソン研究所がこのほど発表した報告書においては,「中国の第二次大戦での勝利パレードは究極のフィクション」として,主として次の5点が指摘されています(産経新聞報道による)。
1.中国共産党軍が日本軍の主敵として日本の侵略と戦い,勝ったとする主張は共産党を美化する厚顔なウソだ。
2.1937年から45年まで日本軍と戦ったのは蒋介石麾下の国民党軍で,総計350万人の死傷者を出したが,共産党軍は延安地区に引きこもり日本軍とはほとんど戦わなかった。
3.共産党が日本軍との戦闘として宣伝する「百団大戦」も実際の日本側の犠牲は500人ほどで,共産党発表の4万6千人は根拠がない。
4.共産党の八路軍は日本軍との戦闘が少ないため被害も極めて少なく,戦死した軍幹部は左権将軍1人しか確認されていない。
5.共産党は戦時中に米軍と協力した抗日軍事活動も強調するが,中国での米軍の戦略情報局(OSS)は国民党軍との協力が主体で,むしろ共産党側は米軍工作員を暗殺の標的にさえした。
西欧諸国のアジア・アフリカの植民地政策はもちろん侵略と表現すべきものですし,当時のアメリカだってハワイを併合し,米西戦争を計画してフィリピン,グアム,プエルトリコを割譲させたりしていたのですから,日本の「侵略」なる表現には違和感を覚えます。まあそれはそれとして,日本の子供たちが相変わらず自虐史観,東京裁判史観の色濃い歴史教科書で「日本は悪いことをした」,「アジアの諸国民をはじめとして諸外国に多大の迷惑を働いた」などと教え込まれていて,いつまでたっても自国の歴史に誇りをもてなくなっている実情を私は嘆いているのです。
今日は私の頭の中に残っている外国の要人お二方(東京裁判で無罪判決を書いたインド共和国のパール判事,タイ王国の元首相ククリット・プラモ-ド)の言葉を引用してみます。
「日本のおかげでアジア諸国はすべて独立した。日本というお母さんは、難産して母体を損なったが、生まれた子供はすくすくと育っている。」
「今日、東南アジアの諸国民が、アメリカやイギリスと対等に話しが出来るのは、いったい誰のおかげであるのか。それは『身を殺して仁をなした』日本というお母さんがあったためである。」
「12月8日は、われわれにこの重大な思想を示してくれたお母さんが一身を賭して重大な決心をされた日である。さらに8月15日は、われわれの大切なお母さんが病の床に伏した日である。われわれはこの2つの日を忘れてはならない。」
(ククリット・プラモードの言葉)
「わたくしは1928年から45年までの18年間の歴史を2年8ヵ月かかってしらべた。とても普通では求められないような各方面の貴重な資料をあつめて研究した。この中には、おそらく日本人の知らなかった問題もある。それをわたくしは判決文の中につづった。このわたくしの歴史を読めば、欧米こそ憎むべきアジア侵略の張本人であることがわかるはずだ。しかるに、日本の多くの知識人は、ほとんどそれを読んでいない。そして自分らの子弟に『日本は犯罪を犯したのだ』『日本は侵略の暴挙を敢えてしたのだ』と教えている。満州事変から大東亜戦争勃発にいたる真実の歴史を、どうかわたくしの判決文をとおして充分研究していただきたい。日本の子弟がゆがめられた罪悪感を背負って、卑屈、退廃に流されてゆくのを、わたくしは見過ごして平然たる訳にはゆかない。」
(パール判事の言葉)