パドレスという球団です。サンディエゴを本拠地とするMLBの球団で,ドジャース(ロサンゼルス)と同じナショナルリーグ西地区に属しています。どうしても好きになれません。もっとも,はなから好きになろうとも思っておりませんが(笑)。
ドジャースはこのパドレスというチームと,日本時間6月17日から20日にかけて4連戦を戦ったのですが,その第3戦と第4戦,大谷翔平選手はパドレスの投手から連日故意死球と思われる悪質なプレーでボールを当てられています。第3戦では右膝関節の少し上の部分,そして第4戦ではあろうことか右肩甲骨付近に死球を受けているのです。誠に許しがたい。
第3戦,仮に右膝関節を直撃していたら大怪我ですよ。それに第4戦,この時は時速約160キロの速球(フォーシーム)が上半身めがけて投げられています。頭部や頸部を直撃していたら選手生命にかかわるでしょう。とんでもない話です。極めて悪質で許しがたいのです。これは由々しきことですが,アメリカでは報復死球という文化があるようです。私には到底理解できませんが,仮にそうだとしても頭部に近い上半身を狙うなどは犯罪でしょう。この時のスアレス(ベネズエラ)という投手はMLBから2試合出場停止と罰金処分を受けています。軽すぎると思いますが・・・。
大谷選手がこの2つの故意死球と思われる被害に遭った時の相手チームの捕手はマルドナド(プエルトリコ)という選手で,それ以前,大谷選手がエンゼルス時代の対アストロズ戦で死球を受けた時の捕手もこのマルドナドという捕手であり,その当時大谷選手はヒットを打って一塁に出た際に,カバーに入ったマルドナド捕手から後ろ足で砂をかけられてもいます(動画あり)。この2つの故意死球と思われる被害に遭った後,大谷選手がマルドナドのインスタからフォローを外したという情報もあります。仮にそれが真実だとしたら,さすがの大谷選手も腹に据えかねたのでしょう。
大谷選手がパドレス戦の2つの試合で連日故意と思われる死球を受けた時の黒幕は誰なのか。既に退場処分となっていたシルト監督の指示なのか,このマルドナドという捕手なのか,それともパドレスの事実上のチームリーダーのようなマチャド(三塁手,アメリカとドミニカの二重国籍)という選手なのか真相は明らかではありません。いずれにしてもこのチームは異常なほどにドジャースをライバル視したり,敵視したりしていますし,過去の数々の悪質,乱暴なプレーで処分を食らってきたマチャドを始めとし,タティス・ジュニア(ドミニカ),プロファー(現在はブレーブスに移籍し,薬物規定違反で80試合出場停止処分を受けた)など,品のない選手が散見され,どうしても好きになれないのですよ。8月に予定されているドジャースとの連戦も荒れそうで心配です。
パドレスはドジャースのことを一方的にライバル視していますが,ナショナルリーグ西地区でドジャースと本当の意味でライバル関係にあるのは,ドジャースのマックス・マンシーが言うとおり,ジャイアンツ(サンフランシスコ)なんですよ。両チームの歴史,伝統,実績などを考えれば間違いありません。ドジャースとジャイアンツはともに球団創立が1883年,本拠地はニューヨーク,その後1958年にともに西海岸に本拠地移転,ドジャースはワールドシリーズ優勝8回,リーグ優勝25回,地区優勝22回,対するジャイアンツは,ワールドシリーズ優勝8回,リーグ優勝23回,地区優勝9回なんですから。また文章が長くなりそうですから,今日はこれくらいにしておきます(笑)。