いよいよ明日からドジャース対ヤンキースの3連戦です(日本時間)。非常に楽しみなことです。今回は東海岸のヤンキースが西海岸のドジャースタジアムに乗り込んでまいります。ご存知のとおり,この両チームは昨シーズンのワールド・シリーズを戦い,大谷翔平選手を擁するドジャースが制しました。MLBの長い歴史の中で,頂点となるワールド・シリーズではこれまでこの両チームは全部で11回対戦しておりますが,ヤンキース8勝,ドジャース3勝となっております。
ワールド・シリーズまで進出するには,数々の難関を潜り抜けなければならないのですから,まずはこの3連戦の重みも大きいのです。総じて,打力はドジャースが上回り,投手力はヤンキースが上回っているのでしょうね。それにしてもインタビューなどでのアーロン・ジャッジの誠実そうな受け答えなどを見ますと,ジャッジという選手は人格者だと思います。大谷翔平とジャッジは互いにアスリートとしてリスペクトし合っている関係なのでしょう。
ジャッジ選手,打率.391,本塁打18,打点47・・・。一方,大谷選手,打率.292,本塁打20,打点35・・・。所属リーグは違いますが,とにかくジャッジの打率が光っております。大谷の本塁打数は素晴らしいですが,ジャッジも肉薄しています。打点については打順の問題もありますから,単純比較は大谷にとって酷でしょう。特にドジャースの下位打線の打率はしょぼいですから(笑),ランナーを置いた状態で1番打者の大谷に打順が回ってくる確率は相対的に低いからです。
ただちょっと最近気になるのは,大谷選手,三振か本塁打か四球か,その他は凡退というシーンが多く,シングルヒット,二塁打,三塁打というシーンがいくぶん少なくなっているようです。確かに彼の本塁打を私も期待しますし,彼の本塁打を見る都度なにやら誇らしい気分になり,仕事もやる気になります(笑)。士気を鼓舞される感じです。
でも,大振りだけではいけません。状況に応じて単打でもいいのです。それと,左打者の大谷選手は,左投手の時にはスタンスを少しオープンに構えています。これは素人目にも顕著です。そうすると,外角へ落ちる変化球(スライダーなど)には腰が引けて泳ぐような恰好になり,空振りするシーンを多く見ます。今度のヤンキースとの3連戦の第1戦と第3戦はいずれも左投手が先発予定ですから,その点は少し心配なのです。これと対照的なのは,チームメイトであり同じ左打者のフレディ・フリーマンです。フリーマンは相手が左投手であろうが全くスタンスを変えません(オープン気味にしません)。見事なほどです。これですと,外角へ落ちる変化球でもヒットできます。
とにかく楽しみですね,この3連戦。第1戦については日本時間の土曜日午前11時10分試合開始ですが,この日は午後から麻雀なので少ししかテレビ観戦ができません(笑)。でも第2戦(日本時間の日曜日)はじっくり試合を観ることができます。第3戦(日本時間の午前8時10分試合開始)は山本由伸投手が先発予定なのですが,さすがの私も仕事です。
とうとう,うちのカミさん,地元の比較的大きな合唱団に入団しました(笑)。自分で申し込んでオーディションを受け,入団が決定し,割とハードな練習に参加しています。混声のうちアルトのパートのようですし,秋にはその練習の成果を世に問うべく,ベートーヴェンとコダーイのミサ曲を披露するとのこと。
触発という言葉を国語辞典で引いてみますと,「(それがきっかけとなって)急に衝動・感情などを誘発すること。」とあります。カミさんがオーディションを受けてまで入団し,合唱団で歌おうとしたのは,私たち夫婦の東京勤務時代にカミさんが知己を得た,正にそのOさんという女性に触発されたのだと思います。
カミさんは年に2,3回は娘の様子を見に東京まで出かけるのですが,今年の4月上旬に出かけた時,久しぶりにそのOさんとご自宅で会い,その際にピアノ伴奏でOさんがソプラノの美声を披露していた発表会か何かの映像を見せてもらったそうです。しかもその曲目がヘンデルの「オン・ブラ・マイフ」ときたもんだ。名曲中の名曲です。我が家ではバロック音楽といえばバッハ一辺倒ですが,ヘンデルの曲も素晴らしいので,「オン・ブラ・マイフ」や「私を泣かせてください」などといった名曲をYouTubeで夫婦で聴いていたので,その時のOさんの独唱を聴いていたく感動したようです。「よしっ,私もこのまま馬齢を重ねていくわけにはいかないわ!」ってなもんで,カミさんも触発されたのでしょうね。その心意気やよし!ぜひ頑張って欲しいものです。
実はその合唱団,今から約15年前に私も1年間だけ入団し,恥を忍んでオーディションを受けて練習に参加し,2010年の秋,バッハの「マタイ受難曲」の演目で第2コーラスのバスのパートでひのき舞台に立ったことがありました。バッハの「マタイ受難曲」だけがお目当てだったのです(1年間だけの時限的な入団)。私がどうしようか逡巡していた際,カミさんが自分は参加しないのに私だけのオーディションの申込みのハガキを出してしまったのです(笑)。カミさんが私の背中を押してくれたのです。その演奏の際の映像がDVDとして我が家にも残っておりますが,今となっては良い思い出です。
どうですか,今日のブログも短くまとめてみました。えっ?まだ文章が長すぎる?
川崎でまたストーカー殺人事件が発生しましたね。本当にやりきれない卑劣で残酷な事件です。平成11年10月に発生した桶川ストーカー殺人事件を契機として,いわゆるストーカー規制法が制定され,平成12年11月に施行されて以来,この種の事件発生を未然に防止するための警察組織の整備,実効性ある実務運用が期待されてきたというのに,極めて残念です。川崎のこの事件ではいろいろな経緯はあったようですが,結果的に命を救えなかったというのがやはり残念です。
それにしてもこんな事件を起こす自己中心的で卑劣な人間の動機は全く理解ができません。端的に言えば,人としての最低限のモラル,遵法精神は勿論,そもそも男としての誇り(プライド)というものが皆無なのでしょう。
ここでふざけるつもりは全くありませんが,私などは女性からフラれたり,冷たくあしらわれたりしたら,「ご縁がなかったんですね。左様なら。」ということで金輪際接触などしようとは思いませんけどね。金輪際です。これを男の誇り(プライド)というかどうかはともかくとして,それが私の性分です。あっさりしていて,ある意味では清々しいではありませんか。「つきまとい」など見苦しいことこの上ない。
先日の産経新聞のコラム「産経抄」にもそんなことが書かれていました。そうだね,なるほどと思いましたので一部引用してみます。
「『女にふられたときは、じっと耐えてひと言も口をきかず、黙って背中を見せて去っていくのが、男というものじゃないか』。映画『男はつらいよ』シリーズで失恋を繰り返す、寅さんの名言が懐かしい。」
今日はこれくらいにしておきます。「あんたのブログはちょっと長すぎるよ。」とのお叱りをいただきましたので,あっさりと身を引きます。