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弁護士ブログ

2025/02/27

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選手の間に戦術の共通理解というものがない。いや,むしろ戦術そのものがない。だからピッチ上の選手がいわば有機的に機能していない。おたおたしている。したがって,流れの中での得点がない。攻撃の形が作れない。また守備陣もどうやって守ったらいいか分からない。組織的なプレーができないから,その試合結果の良し悪しは,個々の選手のその日の良し悪しのみに左右される・・・。

 

開幕以来3試合の名古屋グランパスの試合ぶりを観ていてそんな印象を持ちました。1分け2敗で勝ち点は僅かに1で,未だ勝利なし。順位は20チーム中の19位。得点は3で,失点は9だから,1試合平均3失点です。

 

サッカーは良い守備から良い攻撃が生まれると言われていますが,初戦の対川崎フロンターレ戦後の長谷川健太監督のコメントを聞いていて唖然としたのは,彼は,攻撃がうまくいかなかったという趣旨の発言をしたのです。それは確かにそうなのですが,なにしろ0-4の4失点ですよ(笑)。まずはザルのような守備を何とかしてくださいよ。

 

前任者のマッシモ・フィッカデンティ監督の頃は,正に「堅守」で失点が少なかった。確かに攻撃面では今一つの側面がありましたが,「堅守」を前提にこれから良くなるような予感はあったのです。後任の長谷川健太監督は今季で4年目というのに,チーム作りや戦いぶり,選手起用などに全く進歩というものがなく,上積みがないように思います。そもそも戦術というものがなく個々の選手任せで,試合をテレビで観ていても得点の予感が全くないのです。対ヴィッセル神戸戦の2点もフリーキックとPKによるもので,流れの中での得点(「ああ,組織的に機能しているな」というやつ)がほとんどないのです。

 

サッカー監督に要求される能力で特に重要だと思われるのは,指導力と修正能力だと思います。まずは何よりも「こういうサッカーがやりたい,そのためには現有の選手の適性を見極めて布陣し,戦術を浸透させて選手個々の間に共通理解をさせてこれを実行する。敗戦や失点などにより課題が見つかったらそれを的確に修正していく。」などといった能力が要求されると思います。

 

かつてのアーセン・ベンゲル監督は最初の頃こそ少し躓きましたが,その後は持ち前の高い能力で名古屋グランパスを強いチームにしました。組織的なチームを作り上げ,ワクワクするようなサッカーを展開していましたね。私もドラガン・ストイコヴィッチの雄姿を観たくもあって,よくカミさんや娘と一緒にグランパスの試合を観に行ったものです。ベンゲル監督はその高い能力が買われ,その後はイングランド・プレミアリーグの名門アーセナルで長期政権となり輝かしい実績を上げています。やはり監督っていうのは重要なのですね。

 

どうやらネット情報,評価ではありますが,現在の名古屋グランパスの選手はそれなりの資質,能力をもった選手が揃っているようですから(ただし,元オーストラリア代表のランゲラックという素晴らしいゴールキーパーが去ったのは痛い。),監督はその選手適性に応じて的確に布陣し,練習等で戦術を深く浸透させるといった指導力を発揮しなければなりません。しかし,誠に申し上げにくいのですが4年目なのに長谷川監督にはもうあまり期待ができないのですよ(笑)。

 

シービリーブス杯ではわが女子日本代表がアメリカを破って見事優勝しましたね。オーストラリアに4-0,コロンビアに4-1,アメリカに2-1でいずれも勝利しました。デンマーク出身のニルス・ニールセン監督は限られた時間で組織的なチームを作りました。監督としての仕事をちゃんとしており,チームをもっと向上させていく予感があります。戦術の共通理解,重要ですね(笑)。

2025/02/13

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インバウンド需要だか何だか知りませんが,いわゆるオーバーツーリズムの現状にはうんざりしています。

 

外国人観光客のうち少なからぬ者らによる看過できないマナー違反が後を絶ちません。道端にゴミをポイ捨てする。トイレの個室にゴミを置き去りにする。トイレ使用後に流さないなど不潔,不衛生な使い方をする。大人数で横に広がって歩き,通行を妨げる。踏切内に侵入する。飲食指定場所以外で立ち食いする。道端や駐車場に集団で座り込んで休憩したり,狭い路地に集まって車や人の通行を妨げる。撮影禁止の文化財等をフラッシュ撮影する。行列のできる店や遊園地のアトラクションでの列の割り込み。温泉の入浴マナーを守らない。宿泊施設の備品などを無断で持ち帰る。バイキング・ビュッフェ会場で傍若無人に振る舞い(順番を守らず,料理の前で大声で喋りまくる等),食い散らかすなどなど・・・もうたくさんだ。

 

つい先日も,中国人男性が札幌のホテルの朝食会場で「川が見える席がいい」と要望し,自分の思い通りにならなかったことに立腹して従業員を殴りつけるという事件がありましたし,同じく札幌の路線バス内で観光の韓国人女性がバスの運転手を殴りつけ,運賃を払わずに出るといった事件もありました。京都や札幌,小樽などの観光地でも,路線バスなどは超満員で,路線バス等を利用したい地元の人々が事実上これを利用できず相当に困っているということです。

 

動画で見ましたが,今の京都はもう私が知っている京都ではありません。とてもじゃないが,古代,中世など往時をしみじみと偲び,心の安らぎを得て,内省的になれるような雰囲気は全くなく,喧騒と猥雑さの世界に堕してしまっています。やはりとてもじゃないが「陰翳礼賛」の雰囲気などではない。

 

私も小樽は3,4回旅行しましたが,運河など風情のある街だなと思っていましたが,ある有名な映画のロケ地だったこともあって今は外国人観光客でごった返しています。私のカミさんの友人も先日山形県の銀山温泉を旅行したそうですが,本来は大正ロマンを感じさせる風情のある温泉街なのに,ジブリ映画か何かの影響もあって今では外国人旅行者が押しかけていたとのこと。

 

私も昨年6月でしたか,カミさんと一緒に(その後娘も東京から合流)河口湖温泉に行き,霊峰富士の雄姿と温泉を堪能しましたが,バス内や道路は外国人でいっぱいでした。すごいことになっていました。ホテルの露天風呂でマナーの悪い外国人と一緒になったら嫌だなと思い,時間をずらして露天風呂に行きました。その時間帯に入浴客はほとんどいませんでしたが,中国人か韓国人風の40歳代と思われる男性が,脱衣ロッカーの列に並行して設置されている革張りの長椅子に生まれたままの姿(下着も何も身に着けず)で腰掛けていました(笑)。日本人でそんなことする人は見たことはありません。

 

旅館やホテル,その他の施設,地元住民の方々は現在のような状況を歓迎しているのでしょうか。ホテルなどは儲かるし,地元自治体などは税収が増えるからいいのでしょうね。でも,本来暇を見つけては旅行したい私たちなどは現在のオーバーツーリズムの弊害状況に辟易として,とても旅行を楽しむ気分になれませんし,戦々恐々としています。軋轢やストレスを感じてしまうのではせっかくの旅行気分も台無しですからね。

 

それなのに,観光庁によるとインバウンドは令和6年11月の推計値で3337万9900人と過去最高を更新しました。そして政府は,外国人観光客を令和12年までに何と6000万人に引き上げる目標を掲げております(笑)。

 

本当にそれでいいのですかね。日本人が昔のように国内旅行を心から楽しめなくなっているし,旅行を控えている実情には一顧だにしないのですか。

 

もっと日本人旅行者を大切にしろ!

2025/02/03

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我が家の夕餉の時,カミさんと二人並んでテレビを見ながら(地上波などはくだらないバラエティー番組ばかりなので,YouTubeの保守層向けサイト),今の石破政権の体たらくぶりに対してブツブツ文句を言いながら食事しております。私の場合は晩酌しながら不満たらたらという感じ(笑)。

 

石破首相は先の通常国会の施政方針演説で,目指すべき国家像として「楽しい日本」と述べたとか・・・。38年間も代議士をやってきて結局それかい(笑)。首相をはじめ閣僚の面々の顔を見ても日本や日本国民が楽しくなる要素などこれっぽっちもないじゃないか。

 

顔のことは決して言うまいと思っていても,カミさんと私,夫婦そろってどうしてもこれに言及してしまうんです。井川意高さんなんかはXで「失敗した福笑い」などと正鵠を射た発言をされていますが(笑),私に言わせればアンパンマンを極度に劣化させたお顔と表現するしかありません。2月7日にはトランプ大統領と初めての日米首脳会談を実施するそうですね。何かしら不安ですし,やはり恥ずかしい気がします。

 

昨夜,ちょっと時間はかかりましたが,「西尾幹二全集第21巻A『現代日本の政治と政治家』」(図書刊行会)という本を読了しました。二段組の903ページという大著ですが,大変に読みごたえがありました。西尾幹二さんは昨年11月1日に惜しまれて亡くなりました(享年89歳)。保守の論客という表現では言葉足らずであり,保守の論客,知的巨人,そして何よりも愛国者でした。私も心から尊敬しておりました。

 

西尾幹二さんはもう遅くとも小泉純一郎内閣の時点で,自由民主党というのはもはや保守政党ではないことを見抜いておられましたね。保守の立場から自由民主党の議員の駄目さをもどかしく思い,筆致そして舌鋒鋭く叱咤しておられました。西尾幹二全集を一巻通して読了したのはこれが初めてですが,次はどの著作(巻)にしようかなと楽しみにしながら迷っております。西尾先生の謦咳に接することができた人は本当に貴重な体験をされましたね。羨ましい限りです。

 

話は変わりますが,私は小学校6年生のころからずっとショパンの曲が好きで(もちろんバッハは別格ですが),今でもバラード第4番や舟歌(バルカローレ)などを聴くと,本当に凄い作曲家だなと思います。2月22日は私たち夫婦の結婚記念日ですが,その日に決めたのは私で,ショパンの誕生日だったからです。ところが,前にもこのブログで書いたことですが,最近では3月1日だというのが通説的見解のようですね。でも,私たち夫婦の入籍日は新婚旅行から帰って来た3月1日ですから,どちらにしても私たち夫婦の結婚披露宴あるいは入籍日がショパンの誕生日であることは間違いありません(笑)。

 

ショパンは結局肺結核でわずか39年の生涯を閉じたのですが,亡くなる4か月前にはパリのシャイヨの丘の小さな二階建ての家で療養していたようです。ショパンは衰弱状態が続いていたにもかかわらず,馬車でブーローニュの森に出かけたりしていたようです。その頃のパリは今とは違って(現在は移民が多く,不潔で猥雑な場所になっているエリアも多い。),華やかさの中にも落ち着いた風情の街だったのでしょうね。

 

私も今から33年前にパリを訪れたことはありました。あちこち観光し,リュクサンブール公園にタクシーで出かけた記憶は確かにありますが(有名な大理石のショパン像を目指したのですが私の勘違いでそれはモンソー公園だったことに後で気づいた苦い記憶があります。),ブーローニュの森(パリ市の西の外れにある森林公園)には行ったことがなく,そのブーローニュの森,毎日新聞の記事によればこの森には日中から多くの女性たちが立ち,「路上売春」が行われているようで(森の中にテントを設置),森に入って100メートルほどを歩けば数人から声を掛けられるようです。もうそんな時代になってしまったのですね。

 

衰弱したショパンが馬車を駆ってまで癒しを求めて訪れたブーローニュの森。そこでこのようなことが行われているとは,泉下のショパンも予想だにしなかったことでしょう。

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