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弁護士ブログ

2022/03/31

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この季節,そしてちょうどこの頃,徒歩通勤途上の私の楽しみといえば,満開の桜を観ることです。もう毎年のことですから,通勤経路上にある3,4か所の「桜の名所」を知っていて,少し遠回りになってもはしごするのです。小学校や公園などなど・・・。

 

今更ながら桜の美しさは譬えようもありません。思わず通勤の足を止めて見とれてしまいます。前にも書きましたが,桜(特にソメイヨシノ)は,日本人にとっては特別な存在で,その美しさと儚さが心に響くのです。儚さというのは潔さと言い換えてもいいでしょう。要するに,自然の呼び声(風)に応じていつでもこの世を去る覚悟と潔さが,そのたとえようもない美しさに加え,我々日本人の心にぐっとくるのです。

 

桜と言えば,西行法師の次の歌が有名です。

「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの望月のころ」

 

そして私が高く評価する俳人井上井月の次の句が,心に響きます。

「翌日(あす)しらぬ 身の楽しみや 花に酒」

この句について,井上井月研究者の竹入弘元さんは次のように評釈しております。

「花に酒が楽しみというのは誰しもだが、酒好きの井月は別格。そんな当然のせりふも『翌日(あす)しらぬ身』という自覚がわさびを利かせる。思えば人間誰しも明日の運命は分からない。頼るべき妻も子もなく、さらに老いを加えて、今の一瞬一瞬を愛おしむ井月である。」

 

さらに,井伏鱒二は,「勧酒」(漢詩)の一節を次のように訳しております。その「花」が桜かどうかは知りませんが・・・。

「ハナニアラシノタトヘモアルゾ 『サヨナラ』ダケガ人生ダ」(花が咲くと 雨が降ったり風が吹いたりするものだ 人生に別離はつきものだよ)

 

さて,新型コロナウイルス感染防止のためのまん延防止重点措置も解除されました。私の徒歩通勤経路には,とても小規模の旅行代理店があります。コロナ禍以前にはいつも道路わきにいっぱいの旅行パンフレットを設置していたのですが,最近ではまったく見かけなくなっておりました。でも,本日,久しぶりにその店の前には多くの旅行パンフレットが設置され,何だか嬉しくなりました。その旅行代理店は冬眠から目覚めて,穴から出てきたようです(笑)。

 

ちょっと前に,私はうちのカミさんに依頼して,別の旅行代理店に旅行のツアーの申し込みをしておりました。ちょっとカミさんと一緒に道後温泉まで2泊3日の旅に出ることにします(笑)。

 


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