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弁護士ブログ

2021/04/18

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「快挙」というタイトルでみなさん既にお察しのことと存じますが,プロゴルファー松山英樹のマスターズ優勝は正に快挙です。本当にあっぱれですし,我々日本人に元気と勇気を与えてくれました。あの極めて美しくも難関であるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのコースを見事攻略し,アジア地域の選手で初めてその覇者となったのですね。

 

松山選手も2017年以降は見るべき実績もなく,このまま米ツアーでは埋もれてしまうのかなと思っていたのですが,黙々と精進を重ねてグリーンジャケットに袖を通す栄誉を手にしました。インタビューなどの際には決して多弁ではなく,言葉を選んでハニカミながら答える姿はむしろ誠実さを感じますし,アメリカのマスコミでは松山選手がグリーンジャケットを大切に扱いながら,プライベートジェットではなく一般の航空機を利用する謙虚さも好意的に報道されています。またキャディーを務めた早藤将太さんは,試合後に黄色い旗のピンをグリーン上のホールに戻した後に,コースに向かって感謝と敬意を表し一礼(お辞儀)をしました。

 

この早藤キャディーの振る舞いについて,CNNテレビは「松山英樹のキャディーがお辞儀をする姿は日本の誇りとなるマスターズの感動的な勝利を象徴している」と伝え,USAトゥデーも「決して忘れられない素晴らしく衝撃的な瞬間だった」と絶賛しています。

 

あまり比較などしたくはないのですが,同じマスターズに出場していた韓国のキム・シウという選手はアプローチがうまくいかなかったことに立腹し,自分の感情をコントロールできずに,手にしたパターを地面に思い切り打ち付けてパターを壊してしまい,挙句にそのホールでのプレーを終えた後にボールを池に放り投げたのです。このような愚行は海外のメディアでも非難されました。また,この選手は,その後に開催された「RBCヘリテージ」という大会においても,カップの縁で止まったボールがカップインするかどうかを55秒も待ち(当然にスロープレーとなります),いわゆる10秒ルールに抵触して1打罰を科せられていますし,同じ大会に出場していたカン・スンという別の韓国人選手は,パーパットが入らなかったことに立腹し,グリーン上でパターを放り投げた後に左足で蹴って遠くに飛ばすという愚行に及んでいます。ダメですわ,こういうことをしていたのでは。非常に見苦しい。

 

さて,松山選手の快挙に話を戻しますが,やはりマスターズというのは球聖ボビー・ジョーンズが創始した伝統ある大会で,4大メジャー(マスターズ,全米オープン,全英オープン,全米プロゴルフ選手権)の中でも別格なのではないでしょうか。ちょうど将棋の世界ではタイトルは8つありますが,「名人」というタイトルが別格なように・・・。確かに「竜王」というタイトルは「名人」と並び称され,賞金も最高額なのですが,私としては「名人」こそが最高位ではないかと思っております。いずれにしても,松山英樹というプロゴルファーはまだまだ米ツアーで活躍できると思います。自信というものは競技者にとって精神的な支柱となるからです。マスターズを制した自信というものは半端なものではないでしょう。


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