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弁護士ブログ

2022/05/28

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5月24日の左眼の白内障手術も無事に終了し,これで同月17日の右眼の手術と併せて白内障手術が完結した訳であります。術後の眼圧検査や視力検査,そして診察結果も比較的良好で推移しており安心しております。

 

もちろん生まれて初めてでしたが,今回は何かと良い経験をさせてもらいました。生体に対する侵襲行為には違いなく,眼のごく一部を切開等する訳ですから不安や恐怖心もありましたが,今となっては良い思い出です(笑)。

 

白内障手術を受けることが決まった時,私はどういう訳か独身時代に観たルイス・ブニュエル(サルバドール・ダリとの共作)の「アンダルシアの犬」という無声短編映画の不気味な1シーンのことを思い出しました。この映画,冒頭に女性の左眼がカミソリで真横に切り裂かれるというショッキングなシーンがあります。私も映画館でこれを観てたまげましたが,実はこのシーンで使用されたのは死んだ子牛の眼だったそうです。この映画はシュルレアリスムの傑作と評されてはおりますが,各シーンの意味や連動性,脈絡,何を表現したかったのか,私は未だに理解できません(笑)。

 

また,白内障手術と言えば,私がその音楽をこよなく愛しているヨハン・セバスティアン・バッハがその最晩年にこの手術を受け,結局はそれが失敗して失明し,約4か月後に亡くなってしまったという痛ましい史実を思い出します(1750年7月28日)。失敗も何も,執刀したイギリス最初の眼科医と言われるジョン・テイラーという人間は稀代のヤブ医者,ニセ眼科医などと言われた男ですし,同時代の大作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルもこの男の手にかかって目の手術失敗という憂き目にあっております。本当に不幸なことです。おそらく麻酔などもされずに,痛かっただろうし・・・。

 

さてさて,手術後には何かと不自由をしました。えっ?と思ったのは,術後1週間は洗髪,洗顔,カミソリによる髭剃りが禁止されます(電動カミソリはOKとのこと)。2週間にわたって左右の眼の手術をする訳ですから,その不自由さは筆舌に尽くしがたいのですが,どうやらこういった措置,指示は眼に細菌が入ったりして感染を防止するためです。でもね・・・,髪が洗えない,髭が剃れないなんて(家には電動カミソリなんかありません)・・・。手術の翌日からは首から下の入浴はできますが,洗髪等ができないというのは本当にイヤですよ。

 

主治医の先生やスタッフはもちろん信頼しておりますし,患者としてその指示には従いたいと思いますが,洗髪とカミソリによる髭剃りだけは,私はこっそりと反旗を翻しました(笑)。細心の注意を払い,眼に水などが入らないように眼をつぶってカミソリで髭を剃りました。敢然と反旗を翻したのです。でも,愕然としたこともありました。2,3日髭を伸ばしていたら,私の髭の約半分は白かったのです(笑)。もう完全にジジイです。

 

次に,洗髪を敢行するぞと決めてから,私はカミさんにお願いして通販でシャンプーハットを購入してもらい,到着した夜に3日ぶりに洗髪したのです。洗髪って,本当に気持ちが良い・・・。それに,シャンプーハットを発明した人は誰なんだろう。凄い発明だと思います。こんなに重宝なものはない。シャワーをジャンジャン浴びても,お湯が顔にかからないんですもの。もちろん自分一人しか見ていないとは言うものの,裸でシャンプーハットを装着した自分の姿を洗面の姿見で見た時は,情けなかったです。エリマキトカゲにしてはエリマキの位置が上過ぎるし,カッパにしては皿が下過ぎるし,ちょっとした珍獣でした(笑)。それでも洗髪の爽快感には代えがたい。

 

後は,当分は眼鏡なしです。術後の視力が安定するまで,1か月は眼鏡の処方ができないということだからです(さすがに1か月は長いような気がしますので,短縮を主治医にお願いしてみようと思いますが)。おかげさまで近く,例えば本や新聞を読むときなどは見違えるほど鮮明に見えますが,遠方はやはり眼鏡で視力の矯正が必要です。当分は眼鏡なしで過ごしておりますので,合う人合う人にいちいち事情を説明するのが面倒です(笑)。

 

これにて白内障手術は無事に完結。あとは一定期間は定期的に通院となります。早く眼鏡を作りたい。麻雀はできますが,眼鏡がないと車の運転やゴルフに支障がありますから。

2022/05/23

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前にもこのブログで触れたことがありますが,昨年末から顕著に特に右眼の視力低下,そして不同視(左右の著しい視力差)を自覚しておりました。こりゃいかん,ということで今年の3月に意を決して眼科を受診したのです。

 

そうしたところ,精密な検査を経て,「白内障」の確定診断を受けました。皆さんご存知のとおり,白内障は目の中のレンズの役割をする水晶体が濁る病気で,主な原因は加齢です。とうとう私もそんな年齢になってしまったのです(笑)。

 

主治医の先生に私が恐る恐る「手術の適応がありますか?」と尋ねたところ,即座に「あります。」との回答。左眼は右眼ほどではないにせよ,どうせ手術をするならば同時期が良いとのことで(左眼もいずれ進行していく),私もためらうことなく手術を受けることを決意したのです。

 

5月17日には右眼,同月24日は左眼の白内障手術を受けることにし,20日間ほどは手術前検査,手術,術後検査,養生などでほとんど仕事になりませんので,万障繰り合わせて日程を設定しました。

 

みなさん,白内障手術ってどんなものだと思います?私が受けた(受ける)のは,「超音波水晶体乳化吸引術」です。目薬で局所麻酔し(要するに意識消失を伴わない麻酔),角膜を切開し,機械で濁った水晶体を細かく砕いて吸い出し,その後に眼内レンズを挿入するのです。15分間くらいの手術で,入院などせず日帰りできるのです。

 

これで眼と視力が蘇るのであれば嬉しい限りです。思い起こせば,確かにこれまで目を酷使してきましたものね(笑)。両親からいただいた愛着のある水晶体さん,よく頑張ってくれましたね。ありがとう(笑)。それと同時に,「ああ,自分もそんな年齢を迎えたのか。」と感慨ひとしおです。

 

手術自体は短時間で済むとはいっても,術前検査は多項目にわたります。眼圧検査,屈折検査,視力検査,角膜検査,眼底検査,OCT(光干渉断層計),視野検査,血液検査,涙道検査,超音波検査などを受ける必要があります。苦痛を伴うものはありません。

 

さて,17日は右眼の手術。その眼科医院は中規模の医院ですが,医師もスタッフも信頼でき,しかも術前・術後は落ち着いた環境の部屋(リカバリールーム)で過ごし,術後には飲み物と軽食が出ますし,タクシーの手配やタクシー料金の補助もされます。

 

17日の右眼の手術前は,やはり生体への侵襲行為でもありますので,内心は非常にビビッておりました(笑)。手術着に着替え(感染防止のために頭もシャワーキャップのように全部覆います。),数度にわたる麻酔薬の点眼,そして待機・・・。スタッフの女性はみんな美人で優しい(笑)。最終的に麻酔薬の点眼をしてくれた女性スタッフは,「このままお待ちください。迎えが来ますから。」と言って去りました。

 

ビビっていた私は「迎えが来る」という言葉に過度に敏感に反応しました。西方極楽浄土から「お迎えが来る」のかと・・・(笑)。

 

いよいよ手術室への入室です。当然のことながら,医師をはじめ全スタッフが完全な手術着で迎えてくれましたが,相当に涼しい環境です。あとは指示に従って全部お任せです。局所麻酔ですから,術中の意識はしっかりとしておりますので,切開されたな,洗浄しているな,レンズが挿入されたななどといった工程は自覚できます。麻酔が効いており痛みはほとんどありませんでした。長く感じましたがやはり15分くらいで終了しました。手術を受ける身ではありましたが,何となく達成感があり,自分にご褒美をあげたくて,その日の晩は眼帯をしながらビールで祝杯です(笑)。

 

おかげさまで術後の経過も順調です。ありがたいことです。右眼の見え方が見違えるようにクリアになっております。さて,明日(24日)は左眼の手術ですが,既に右眼を経験しておりますのでそれほどビビりはありません(笑)。

 

なお,私の場合は書籍(文献)を読んだり,書面を起案したりする時間が多い仕事ですので,近方に焦点の合うレンズを左右に入れてもらい,遠方は眼鏡で矯正する必要があります。眼鏡を作成する場合は,視力や眼の状態が安定した手術後1か月以降に眼鏡合わせの検査を受けることになっており,その結果で眼鏡の処方箋を作ってもらうことになっております。

 

2022/05/09

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今年に入って最初のこのブログにはジャイアント馬場のことを書きました。プロレスにはあまり興味もなく,詳しくもないのにその話題を書いたのは,産経新聞の書評に触発されて「雲上の巨人 ジャイアント馬場」(門馬忠雄著,文藝春秋)という本を読んで感動したからです。そのブログでも書いたのですが,私は「気は優しくて力持ち」の人間に憧れ,尊敬しております。「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」のです。

 

ところで,昨年の12月31日に亡くなった元プロレスラーのストロング小林(本名:小林省三)の記事に遭遇しました。実は新年早々このことは知っており,いつかこのブログでも取り上げようと思っていたのでした。

 

それにしてもストロング小林の訃報記事のどれもこれも,彼の人柄を高く評価しており,それらを読んで私も感動を覚えました。彼こそ「気は優しくて力持ち」なのではないか。

 

プロレスラーとしての現役期間はそれほど長くはなかったし,若い世代にはバラエティー番組「風雲たけし城」にストロング金剛の芸名で出演していた人という記憶が辛うじて残っているくらいでしょう。しかし,ストロング小林も間違いなく昭和のプロレス界の巨人の一人だったと思います。例の「昭和の巌流島」と称されたアントニオ猪木との死闘はファンを熱狂させたようです(元祖「昭和の巌流島」は力道山と木村政彦の闘いですが)。アントニオ猪木とストロング小林の世紀の一戦があったその年の秋には,プロ野球の世界では私が少年時代から憧れていた長嶋茂雄が引退しております(1974年)。

 

さて,ストロング小林はいつも物静かで言葉づかいが丁寧で,職業こそプロレスラーですが決して争いを好まず,本当に心根が優しかったということです。いかつい体でリング上で暴れ回った雄姿からは想像もつかないほど優しい人だったようです。かつて国際プロレスのエースでその実力は折り紙つきでしたが,人間としての性質は優しさと穏やかさにあふれており,それを裏付けるエピソードは枚挙にいとまがありません。

 

本来は試合前には精神的に緊張し,ピリピリしているはずなのに,彼はとても優しくファンサービスを行い,恐る恐るあいさつした少年ファンに「おう,坊や,偉いな!」,リング上で花束を渡してくれる女性には「きれいなお花、ありがとう。」とお礼を言う。ちびっ子ファンには「おじさん、力が強いから、そっと握手するけど痛かったら言ってね」と声をかけていた。東京都の青梅市在住で,家族は本当に仲が良く,青梅線ではお年寄りに席を譲る等の姿も目撃されており,動物好きでいつも猫を数匹飼っており,それらはいずれも野良猫だったそうです(可哀そうだと思ったのでしょう。)。死の約2か月前,彼が妹さんにかけた最後の言葉は「猫の世話を頼むよ。」だった。こんな感じでその優しい人柄をしのばせるエピソードはとても多いのです。

 

改めてご冥福をお祈りたします。

 

話は変わりますが,私の同業者のある女性弁護士に,日本でも有数の総合商社から司法試験を受験して弁護士に転職した人がおります。いつも忙しそうにしておりますが,語弊を怖れずに言いますと費用度外視で依頼者のために一生懸命に法的サービスを提供しているようです。この方もいわば「気は優しくて力持ち」的な弁護活動をしていると思うのです。

 

ある時,私が冗談でその人に「ストロング小林!」と言ってしまったことがありました。彼女は何の事だか分からなかったと思いますが,その後ストロング小林を検索して調べたようです。私は決して外見が似ているという趣旨で言ったのではなく,「気は優しくて力持ち」の意味で述べたのです。誤解が解ければよいのですが(笑)。ただ,よくよく見ると顔もほんの少し似ているような・・・(笑)。

 

2022/05/06

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東京で一人暮らしをしている娘は年に2,3度は我が家に帰省するのですが,うちのカミさんはカミさんで,一人暮らしの娘の様子を見に年に2度ほど上京します。最近では5月の連休に出向くことが多く,今年の連休もそういうことになりました。

 

そうすると私は1週間ほどは独身生活となり,いわば「やりたい放題」となります(笑)。規則正しい私は,三度三度の食事の時間帯がずれることはありませんが,好きなものを食べますし,自宅での仕事,そしてゴルフや麻雀,ピアノの練習に読書などなど自由気ままなもんです。

 

それでも,朝刊を取ってくることやゴミ出し,買い物,食事の支度,洗濯(干したり畳んだりを含む。),食器洗いなどを自分で黙々とやっておりますと,改めてカミさんへの感謝の気持がわき上がってまいります。これらのことだけでなく,毎日毎日このような作業に加え,まめに掃除したりその他の家事を全般的にやってくれているのですから・・・。本当にありがたいことです。ですから年に2度ほどは東京の娘と夫抜きで過ごし,せいぜい羽を伸ばすのも良いと思います。ただ聞くところによりますと,カミさんは娘の部屋も大掃除したり,食事の指導をしたりしているそうですが(笑)。

 

さて,そんな訳で5月3日の祝日も,「独身」の私は早朝に朝刊を取りに行き,朝ごはんを自分で用意してこれをいただき(ごはん,味噌汁,納豆はいつもどおり必要不可欠),朝刊を読んだ後は,食器洗いをし,洗濯をしました。それにしても改めて思いましたが,全自動の洗濯機というのは便利なものですね。ボタン一つで全工程をやってくれます。5月の爽やかな晴天の下,慣れない手つきで洗濯物を干します。

 

その後はピアノの練習と読書・・・。一休みしたらもう昼です。いやー,休日というのは本当に素晴らしい。カミさんが冷蔵庫の野菜室にあるレタス,きゅうり,トマト,春玉ねぎなどを気にしておりましたので,私も昼は健康に良さげな自己流サラダを作ることにしました。

 

しかし,まな板の上で黙々ときゅうりやトマトを切っている時に,にわかに私の耳元で悪魔のささやきが聞こえました。

 

「ビールが美味いよ・・・」

 

せっかく殊勝な心がけでカミさんの常日頃の家事作業に感謝しつつ,野菜サラダを自己流で作っていたのに,その時悪心が起こりました。ビールも冷えているし,いただき物の日本酒も冷えている。「魔がさす」というのはこういうことなんだと思いました(笑)。

 

結局はこの日の昼食は,自己流サラダとともに禁断の昼ビールとなりました(日本酒も少し)。まあいいか,カミさんも娘と一緒に買い物の後,二人で今頃美味いものでも食べているんだろうし・・・。

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