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弁護士ブログ

2020/01/22

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中国の武漢発の新型コロナウイルス関連の肺炎の感染は,だんだんと不気味な拡がりをみせていますね。中国の国内だけでなく,タイ,韓国,日本,台湾,さらにはアメリカでも感染者(中国からの旅行者だそうです。)が出ました。恐ろしいことです。

 

何よりも心配なのは,中国という特異な国の情報隠蔽的な体質です。以前のSARS騒ぎの時の中国の対応は酷かったですからね。中国の公式発表では感染者は「41人」だということですが,世界保健機関(WHO)にも助言を行っている英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンの感染症に関する研究センターの研究者らは論文を発表し,武漢市だけでも1月12日時点で既に1723人以上の感染者が存在するとしています。

 

中国の場合,「公式発表」についてはGDP成長率と同様,全く信用できませんからね。何しろ中国共産党や自国に都合の悪い真実の情報を他国の放送局が流し始めるやいなや,停電みたくテレビ画面が突如として真っ暗になってしまうのですから(爆笑)。

 

今回の新型コロナウイルス関連の肺炎の感染については,笑っている場合ではありません。1月24日から30日ころにかけては,この愛すべき日本国にも中国人旅行者が春節休みで大挙して到来します。我が国の検疫は本当に大丈夫なんでしょうか。

 

コロナウイルスで人への感染があるのはこれまで6種類が確認されており,このうち,深刻な呼吸器疾患を引き起こす可能性があるのは,SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)の2つで,それ以外は仮に感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまると言われてはいます。でも,今回の武漢発のものについてはまだ詳しいことは分かっていませんし,現に死者は出ています。

 

ところが,日本政府の検疫体制は本当に大丈夫なんでしょうか。アメリカなどは徹底していて,武漢からの直行便のある空港では,対象となる便については乗客全員を別室に移して熱や咳がないかを厳しくチェックし,発熱を感知するスキャナーなどを使用して検査するということです。

 

ところが,日本はというと,航空会社に対しては機内案内で症状を自己申告するよう呼びかけるとか,空港のポスターなどで自己申告の協力を呼びかけるなどの「ゆるゆる」の対処です。あくまでも「自己申告」がメインなのです。ゴルフと同じです。そもそも,お金を使って旅行に行こうと手ぐすね引いている人たちが,多少の体調不良があったとしてもそのことを正直に自己申告などするでしょうか。日本という国の危機管理の甘さはつとに指摘されているとおりです。憲法9条がありさえすればいつまでも平和は確保できるなどと言って平和ボケているのと少し似ています。

 

くれぐれもパンデミックになったりしないよう,実効性のある検疫の方,よろしくお願いいたします。

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