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弁護士ブログ

2016/09/25

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愛読している産経新聞(笑)。その産経新聞にはいろいろと興味深い記事のコーナーがあるのですが,このうち「聴きたい!」というクラシック音楽の名盤をも紹介するコーナーがあります。曲の簡単な紹介と,お薦めの名盤が記されております。

 

それにしても,あのブラームスの交響曲第4番・・・。もちろん押しも押されぬ傑作だと思われますが,この曲が初演されたころは,特殊な音階を使う教会旋法やバロック時代の変奏形式,パッサカリアを曲中に採用したことに対して,マーラーやヴォルフらが「古めかしく無内容」,「時代に後ろ向き」などと酷評したようなのです。

 

それはとても意外でした。その一方で,リヒャルト・シュトラウスは「形式の扱いや構造が天才的」と絶賛したため,当時の音楽界では大論争に発展したようです。でも,この交響曲第4番第1楽章の冒頭のあの哀愁を帯びた美しい旋律,絶対に傑作でしょう。大好きです。

 

ブラームスという作曲家は,前から思っていたのですが素晴らしいメロディーメーカーの一人です。これは間違いない。例えば,その交響曲第4番第1楽章の冒頭の旋律を実際に聴けば合点がいくでしょうし,弦楽六重奏曲第1番第2楽章を聴いてごらんなさいよ。その旋律の美しさに涙が出てきますよ。その美しさ故に,あのルイ・マル監督の「恋人たち」という映画にも採用されていましたね。名女優ジャンヌ・モローが好演していました。

 

それから,交響曲第3番の第3楽章のこれまた思わず涙がこぼれるほどの憂愁を帯びた美しい旋律・・・。これを聴いて泣かない人は,人間ではないと結論づけてもよい!(笑)その美しさ故に,「さよならをもう一度」という映画に採用されていましたね。

 

それと私が子どもの頃から大好きだったピアノ曲のワルツ変イ長調,これも大変に美しい旋律なのです。

 

ブラームスは確かに出色のメロディーメーカーの一人です。

2016/09/10

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広島東洋カープの優勝は25年ぶりなのですか。もうそんなになりますかね・・・。今年のセ・リーグのペナントレースについては,確かに広島は優勝に値する立派な戦いぶりでしたし,強かったと思います。巨人ファンの私としても全く異論はありません。私ごときが異論を差し挟んだところで,どうなる訳でもありませんし(笑)。

 

今年巨人戦のテレビ中継を観ていていつも思っていたのですが,高橋由伸監督は顔が悪い。あれではいけません。恐らく世間一般の見方では彼はハンサムの部類に入るのでしょうが,私が「顔が悪い」と言ったのは,実は表情のことなのです。この前なんか,たまに村田選手がセンターバックスクリーンへ豪快な3ランホームランを打った時でも,彼の表情はほとんど変わりませんでした。要するにいつも「浮かない」表情をしているのです。これではいけません。いろいろな意味でね。性格,性分なのでしょうが,監督たるもの選手の士気を鼓舞する何かがなければならないのです。長嶋茂雄のようにね(笑)。

 

さて,顔の話になりましたが,「昭和芸人 七人の最期」(笹山敬輔著,文春文庫)という本の中に出て来る昭和を代表する芸人七人は,いずれもいい顔をしております。この本に登場する芸人とは,榎本健一(エノケン),古川ロッパ(ロッパ),横山エンタツ(エンタツ),石田一松,清水金一(シミキン),柳家金語楼,トニー谷の七人です。

 

先日,「バカ田大学講義録なのだ!」(文藝春秋)という本をこのブログで紹介しましたが,この「昭和芸人 七人の最期」という本も産経新聞の書評を読んで思わず衝動買いしてしまいました(笑)。読んでいて感動しました。巻末にある伊東四朗の特別インタビューの内容もとても良かった。

 

それにしても,昭和を代表する七人の芸人さんたち,後世に名を残したのですからそれこそ一世を風靡し,絶頂期を過ごしたのは勿論ですが,最期はいずれもしんみりとさせるものがあります。「『老い』は、すべての喜劇人の前に平等に立ちはだかる。それは、『喜劇王』エノケンをして晩年を大いに苦しませた。喜劇人が理想的に年を重ねることが、いかに難しいかと思わずにはいられない。」(234頁)の記載はそのことを端的に表しております。

 

この七人の芸人さんの生き様やその最期はいずれも感動させますが,昭和62年7月17日に昭和の大スター石原裕次郎が急逝し,これについてはマスコミでも大々的に報道されましたが,実はその前日の16日,肝臓ガンで闘病していたトニー谷もひっそりと亡くなっていたのです。晩年は不遇だった彼がいよいよという時に最後の力を振り絞って,妻にあててテープに吹き込んだ肉声のメッセージにも感動しました。次のようなものでした。

 

「・・・俺の青い鳥、たか子 こんな素晴らしい鳥が、結婚して俺のそばにいたのに、気がつかないで、バカなことしてたが、本当の俺を幸せにしてくれた 青い鳥たか子、俺のそばにいた ありがとう、ありがとう、たか子、ありがとう」(213頁)

 

不遇だったと言いましたが,こういう連れ合いが今際の時にそばにいてくれたのですから,彼は幸せだったというべきでしょう。それにしても芸人の引き際というのは大変に難しいようですね。この本の巻末にある伊東四朗の特別インタビューでは,このことについて次のように述べております。

 

「私もそろそろそういう時期になってきてるから、自分で決めなきゃいけないんだけども、私の理想はフェードアウト。引退します、なんて発表しない。『最近出ないね、あの人』『ああ、なんか辞めたみたいだよ』っていうのが一番いいね。カッコいい引き際は、スポンと死んじゃうことじゃないの?うじうじやってるのが、一番カッコ悪いだろうね。みっともないとか、可哀そうとか言われるのは嫌だね。」(238頁)

 

あのベンジャミン伊東はこのように述べておられます(笑)。この本も一読をお勧めします。

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