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弁護士ブログ

2016/04/19

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前の晩飲み過ぎたにもかかわらず,先週土曜日も急ぎの仕事で三重県四日市市まで参りました。仕事が山積みになっているので,優先順位を見極めながら一つ一つこなしていくしかないのです。土曜日ではありましたが,自分にしては軽いフットワークで出張し,足を使った甲斐があって少し懸案だった仕事も無事に終わりました。

 

四日市までの往復の間,車の中で「癒やし」を求めてバッハの音楽を聴きました。この日はどういう訳かバッハのオルガン曲を聴きたいと思い,多くのCDの中から「トリオ・ソナタ第1番」から「トリオ・ソナタ第6番」まで(BWV525~530)を取り出し,じっくりと味わったのです。

 

くどいようですが,みなさん,やっぱりバッハはいいですよ。誠に素晴らしい。特に私の心の中にしみこんできたのは,トリオ・ソナタ第4番ホ短調(BWV528)の第2楽章の旋律です。何と表現したら良いのか,哀れみ,愛情,優しさといった人間の本質的な感情が,あたかも泉のようにこんこんと湧き出るような美しい旋律です。本当に感動しました。

 

この「トリオ・ソナタ」集は,オルガンの二つの手鍵盤とペダルを使って演奏される三声の多楽章曲です。当時著名なオルガニストでもあったバッハのオルガン演奏でもっとも印象的なのは,そのペダル演奏であったらしく,考えてみれば二つの手でミスタッチなく鍵盤を弾くだけでなく,さらには独立の声部を足(ペダル)で奏でる訳ですから,これはすごいことです。

 

音楽評論家の礒山雅さんはその論稿で次のように語っておられます。

 

「だが聴き慣れるに従ってこの作品(トリオ・ソナタ)は、私のかけがえのない宝となっていった。今では、六曲のトリオ・ソナタほど美しいオルガン作品はほかにない、と掛け値なしに思うようになっている。だが文献をひもといてみると、さすがというべきか、その美しさは、同時代においてすでに充分に認識されていたことがわかる。エマーヌエル・バッハは一七七四年にフォルケルに宛てた手紙で、次のように書いている。『この作品集は、いまは亡き父のもっともすぐれた仕事に属するものです。それらは生まれてすでに五十年以上にもなるのに、いまだにすばらしく、私を大いに楽しませてくれます。そのなかの二、三のアダージョ曲は、こんにちでもこれほど旋律的には書けまいとさえ思えるものです。なにぶんにもさんざん傷めつけられてきた作品ですので、どうかかわいがってやってください。』そしてフォルケルもまた、『これらの曲の美しさは筆舌に尽くし難い。これらは作者の円熟期に創られたもので、この種の曲として彼の主要な作品とみなすことができる』と述べているのである。」(バッハ全集9オルガン曲[1]37頁,小学館)。

 

改めてバッハの凄さを思いましたし,音楽の世界でも足が使われているのですね。

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